2020.06.09
仕事中、ふと気が付くと、ユサユサとヒザを揺らしている。
全く話がまとまらない会議にイライラして、なぜかヒザを上下させる。
イライラを感じた時、貧乏ゆすりをしてしまう。
意識的にやっているわけじゃない。
気がついたら、なぜだか勝手に足が動いてしまう。
「健康に害があるわけではないから」と、今まで放っておいたけど、できれば治したい。
でも、貧乏ゆすりって治せるのかな?
そもそも、貧乏ゆすりとはどういった意味なのでしょうか?
「貧乏ゆすりはみっともないからやめなさい!」子供の頃に両親から注意されたことがあるから知っている。
でも、貧乏ゆすりって何?と聞かれても詳しいことはよく知らない。
貧乏ゆすりとは、座っている時に、身体の一部、特にヒザを揺らし続ける行為です。
諸説ありますが、「貧乏人が寒さに震える様子に似ている」ことからこの名前が付いたと言われています。
たまに、地震かと思うほど、激しい貧乏ゆすりをする人も居ますよね。
それも含め、貧乏ゆすりはただの「癖」と考えられていますが、発生する原因があります。
なぜ貧乏ゆすりをしてしまうのか。そんな疑問に答えます。
なぜ、貧乏ゆすりをしてしまうのか。
実は、貧乏ゆすりの原因は明確にされているわけではありません。
しかし、大きく分けて次の4つが原因と考えられています。
・ストレスを感じている
・運動不足
・大脳の働き
・ストレスレッグス症候群
貧乏ゆすりを日常的にしてしまう場合は、自分がどの原因に当てはまるかを良く考えてみましょう。
原因が明らかになれば、貧乏ゆすりを治すことや、回数を減らす等、症状の改善につながります。
何かに不安を感じていたり、ストレスが溜まっていると、それが引き金となり貧乏ゆすりを引き起こします。
大切な商談の前、恋人と喧嘩をした後など、心に負担がかかった時になぜか貧乏ゆすりをしてしまった経験がある人も多いはず。
実は、貧乏ゆすりにはストレスを解消したり、イライラを抑える効果があると言われています。
逆に言えば、なぜか貧乏ゆすりをしている時は、心に負担がかかっているということ。
貧乏ゆすりを引き起こす原因そのものが無くなれば、自然と収まるのです。
したがって、ストレスが明確な場合は、早めに解決してしまうのが良いでしょう。
長い時間デスクワークを続けていると、下半身の血流が悪くなり、貧乏ゆすりに繋がることも。
運動不足解消のため、脳が身体に命令を出し、貧乏ゆすりを引き起こします。
実は、貧乏ゆすりにはちゃんと運動効果があると言われています。
3分間の貧乏ゆすりには、なんと数十分のウォーキングと同じ運動効果があると言われています。
とは言っても、見た目はあまり良くないので、周囲の状況を考慮しましょう。
人間の脳はある程度、身体の動きを抑制する働きを持っています。
しかし、脳が他のことに集中した際、細かい身体の動きに目が行かなくなり貧乏ゆすりを引き起こすのです。
なぜか無意識のうちに貧乏ゆすりが起こる、という場合は脳が他のことに集中しているから。
勉強や仕事などに集中している時に、なぜか貧乏ゆすりをする人が多いのも脳の働きのせいと考えられます。
貧乏ゆすりの癖がひどい場合は、ストレスレッグス症候群(=むずむず足症候群)の可能性も考えてみましょう。
ストレスレッグス症候群とは、足の内部に「虫が這うような」不快な感覚が生じる疾患です。
ストレスレッグス症候群は重症になると、足を動かさずには居られないほどの不快感が出てきます。
自覚症状がある場合は、重症化する前に医師の診察を受けてみましょう。
「ねえ、貧乏ゆすりやめなよ…。」
友達から教えられて、自分が無意識に貧乏ゆすりをしていることに気付く。
ほとんどの人は無意識的に貧乏ゆすりをしてしまっています。
自分ではなかなか気付くことができず、人から指摘されるとすごく恥ずかしい。
つまり、自分の中に抱えているストレスや不安のタネを消せば、貧乏ゆすりを改善できる。
なぜか貧乏ゆすりをしてしまう癖を治したい場合は、まずはストレス解消を試してみるのもいいでしょう。
なぜ、貧乏ゆすりが止まらないんだろう。
治したいと思っても、なかなか意識的に治すのは難しいし、治し方もよく分からない。
しかも、大きな病気というわけではないし、貧乏ゆすりの癖を何となくそのままにしている。
でも、貧乏ゆすりの癖は時間をかければ治すことができます。
ここからは、貧乏ゆすりの治し方を具体的にご紹介。
ただし、「この治し方を実践すればすぐに治る!」というわけではないので、気長に貧乏ゆすりと向き合いましょう。
貧乏ゆすりは、イライラやストレスを感じた時に起こりやすい。
貧乏ゆすりを誘発しやすいシチュエーションの時は、自分の足に意識を集中してみましょう。
足に意識を持っていくことで、貧乏ゆすりをしていると認識した瞬間、それを止めることができます。
非常にシンプルな方法ですが、これが意外と効果的。
貧乏ゆすりが始まったら、すぐに足に意識を持っていって、貧乏ゆすりを止めましょう。
仕事や作業などで集中している時は、無意識に貧乏ゆすりをしてしまいがち。
なぜかと言うと、物事に集中している時は、脳が身体の細かい動きを制御できなくなるからです。
そんな時役に立つのが、ルーティンを取り入れること。
例えば、コーヒーを淹れたり、ストレッチなどを定期的に行うことなどが挙げられます。
「集中している時には、コレ!」というルーティンを用意しておくと、無意識の貧乏ゆすりを減らせます。
貧乏ゆすりは、なぜか無意識のうちにしてしまっていることが多く、自分ではなかなか気が付かないもの。
自分で気付くことが難しいなら、周りの人に注意してもらうのも良いでしょう。
貧乏ゆすりを不快と思う人も多いので、自分から癖を注意するようにお願いすれば、協力してくれる人も多いはず。
あまり仲が良くない人は注意しづらいので、できれば、親しい人にお願いしてみましょう。
長時間のデスクワークは下半身の血流が悪くなり、貧乏ゆすりを誘発します。
そこで、長い時間座る場合は、定期的に席を立ってストレッチをしてみましょう。
座っている時の貧乏ゆすりには、下半身の運動不足を解消する効果があると言われています。
つまり、「貧乏ゆすりが始まる前に、自分で運動不足を解消してしまおう。」ということ。
普段から、足を使ったトレーニングを心がけると、貧乏ゆすりを改善することができます。
特に、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動は、より健康的です。
そういったトレーニングに時間を割くことが難しい場合は、自宅でもできるスクワットなどのトレーニングがおすすめ。
「貧乏ゆすりの治し方」を実践しても、その日から貧乏ゆすりがピッタリと止むことはありません。
貧乏ゆすりは、様々な原因で起こるため、貧乏ゆすりの原因になっている大元の理由を考える必要もあるでしょう。
例えば、ストレスが原因ならストレス解消をしてみる。
運動不足が原因なら、定期的に身体を動かすことを意識してみる、など。
早く治したいからといって、無理に治そうとする必要はありません。
自分のペースでゆっくりと、貧乏ゆすりに向き合えばいいのです。
貧乏ゆすりを治すためには、貧乏ゆすりの原因を解明すること、原因に合った適切な対処をすることが重要。
そして、適切な対処をしたからと言って、すぐにでも貧乏ゆすりが治るわけではありません。
時間がかかる治し方しかできないので、人によっては嫌気がさしてしまうこともあるでしょう。
しかし、嫌気がさしたとしても、貧乏ゆすりを治す時にしてはいけないこともある。
ここからは、貧乏ゆすりを治す際に「してはいけないこと」をご紹介していきます。
他の人からの指摘に反応しないこと。
他の人が注意をするということは、それがあなたのためにならないからであって、自分のエゴを満たすためではありません。
「ああ、この人は今、私のことをちゃんと考えてくれているんだな。」
そんな意識を持ち、他の人に貧乏ゆすりを指摘されたら、しっかりと受け止めましょう。
注意されているうちが花、ということもあります。
貧乏ゆすりを治すには、長い時間がかかります。
治し方をいくつかご紹介しましたが、継続していくのはなかなか難しいこと。
しかし、途中で諦めて貧乏ゆすりを放置することはしないようにしましょう。
途中で諦めて放置しても、自然と治ることはありません。
加えて、貧乏ゆすりの原因を放置するということにも繋がり、健康に悪影響を与えます。
諦めないで、少しずつ努力を重ねていきましょう。
貧乏ゆすり=悪、と捉えられがちですが、実はメリットも多い。
例えば、運動不足の解消になったり、ストレスを解消する効果があります。
しかし、メリットを後ろ盾に、貧乏ゆすりを正当化することはやめておきましょう。
特に、会社や電車の中などパブリックな場所での貧乏ゆすりは、見ている人が不快になることも。
他の人に迷惑がかからないように、きちんと配慮の心を持つことが大切です。
なぜ、知らず知らず貧乏ゆすりをしてしまうんだろう。
それは、現代社会がストレスに溢れているから。
人間関係のイライラ、将来に対する不安。
それに加え、現代特有のストレッサーとして、「SNS疲れ」などが挙げられます。
ストレスを感じて、貧乏ゆすりをしていると、なぜだか心の余裕すら無くなっていくような感覚。
人によって、ストレス発散方法は違います。
カラオケに行く、美味しいご飯を食べる、好きな人達とコミュニケーションを取るなど。
もし、貧乏ゆすりが止まらなくなったら、自分だけのストレス発散方法を見つけて、貧乏ゆすりと置き換えてみましょう。
それだけでも、貧乏ゆすりは少しずつ改善されていきます。
貧乏ゆすりが続くと、「自分の感情をコントロールできていないんじゃないか。」という嫌な気持ちになる。
貧乏ゆすりは、なぜか無意識にやってしまいがちですが、意識を集中すれば制御できます。
現代のストレス社会では、貧乏ゆすりは誰にでも起こり得る現象。
そして、諦めずに時間をかければ、誰でも改善できるものです。
「貧乏ゆすりをする自分が嫌だ。どうにかしたい。」
今までそんな風に、貧乏ゆすりと向き合ってきたし、貧乏ゆすりのせいで辛い時もあった。
貧乏ゆすりを意識的にコントロールして、自分自身も楽になろう。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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