2020.06.05
気にしいな私は、ときどき自分の性格に辛くなってしまうんだ。
本当はそこまで気にしなくていいのだろうけど、些細なことが気になって仕方ない。
どんな言い方をすれば、相手に嫌な思いをさせないかな?
ちょっと冷たくされた気がしたけど、私に何か悪いところがあった?
あまり気遣いすぎると、逆に「うっとうしい」って思われるかも…。
どれもこれも、私の気にしすぎだってことはわかってる。
でも、相手の気持ちを考えようとすると、どうしたってやめられないんだ。
「気にしすぎだよ」って言われるたび、「何も気にならなければ苦労しないのに」と思ってしまう。
気にしすぎる性格を治すことってできるの? ほんの少しでもいいから、楽になりたい…。
どうして自分は、あれこれ気にしすぎてしまうのだろう?
気にしすぎる性格の人には、その性格を形成している原因があります。
もともとの性格であったり、育った環境・人間関係における過去の経験が影響していることも。
なぜ気にしすぎてしまうのか知ることで、自分の性格を責める気持ちが和らぎます。
「気にしすぎる性格になったのは、必然ともいえるものだったんだ。」そう感じて、自分の性格を受け入れることも大切です。
他人から否定される・傷つけられる出来事があった。
自分の意見を伝えたことで、他人から酷い仕打ちを受けた。
このような過去の人間関係によるトラウマから、気にしすぎる性格になるケースがあります。
心が深く傷つくと、「自分の発言や行動によって同じ目に遭いたくない」と、他人の顔色を伺うようになるのです。
自分を守るために”気にしすぎ”になっているともいえ、無理をしてまで性格を治す必要はありません。
他人に嫌われたくない気持ちが強いと、気にしすぎる性格になることも。
全く同じ言動でも、「好き」と感じる人もいれば「嫌い」と感じる人もいます。
つまり誰にも嫌われないためには、相手によって言動を合わせる必要が出てくるのです。
嫌われたくないと考える人には、「嫌われるのは自分に非があるから」と捉える傾向があります。
そのため、他人の気持ちを優先して自分を抑えてしまいがちです。
もともと持っている性格に加えて、育った家庭環境も性格の形成に影響します。
そのため神経質な親に育てられた人は、気にしいな性格になりやすいです。
些細なことで怒られたり、きちんとするようにと厳しくされていたり…。
親の目を気にして自分自身も神経質な行動をとるため、気にしすぎることが当たり前になります。
周囲からは「真面目な人」として見られますが、自分の性格を「めんどくさい」と感じることも。
身近な人間関係である職場や学校の環境が、気にしすぎる性格の原因になることも。
先生や上司から、自分の言動やミスを叱責され続けていた。
クラスメイトから、欠点や失敗をバカにされていた。
このような経験から、自分の言動や他人からの反応が気になりやすくなるのです。
職場や学校は基本的に毎日通うものなので、「気にしたくなくても気になりやすい」環境でもあります。
心配性や完璧主義などの性格を持つ人は、同時に気にしすぎる性格であるともいえます。
もともと細かな点に気がつきやすいため、人間関係においても些細なことが気になるのです。
相手に不快な思いをさせないように、何ができるかな。
自分の振る舞いに、どこか至らない点はないかな。
気にしすぎるくらいの方が安心できますが、そんな自分に時々疲れてしまうことも。
気にしいな性格から卒業したい。
もっと図太く、小さなことを気にせずに生きていきたい。
気にしすぎる性格が嫌い。気にしすぎるのはいけないこと。
そんなふうに自分を責める必要はまったくありません。
気がつきにくいことでも敏感に察知できる。他人の気持ちを考えた行動がとれる。
“気にしい”なのは、あなたが繊細で気遣いのできる性格だからなんだ。
気にしすぎる性格は、実は立派な“長所”と呼べるもの。
だけど、そんな自分の性格を「めんどくさい」と感じたり、疲れたりすることもある。
それはきっと、他人を気遣うあまりに自分のことを後回しにしてしまっているから。
だから時には、他人の気持ちと同じように、自分の気持ちも大切にしてあげよう。
気にしすぎる性格だからこそ、できることがあるのはわかる。
でも、他人の目を気にしすぎて自分らしくいられないのが辛い。
繊細で思いやりのある性格を持つ人は、時に自分の性格に苦しさを感じることも。
本当は言いたいことがある・やりたいことがあっても、人の気持ちを考えたら動けない。
言い回しや相手の反応を気にしすぎて、コミュニケーションをとるだけでも気疲れする。
こんな性格じゃなければ、人間関係の悩みも精神的な疲れも、もっと少なかったはず。
気にしすぎる性格を少しでも治して、気楽に毎日を過ごしてみたい。
他人を気遣うことはできても、自分に優しくすることはどうも苦手なんだ。
気にしいな私が楽になるための方法を、誰か教えて。
ほんの少しでもいいから、気にしすぎる性格を治したい。
ここからは、気にしすぎる性格に悩む人のために“性格を無理なく改善する方法”をご紹介。
「気がつきやすい」「繊細さがある」など、気にしいな人には良いところもたくさんあります。
そしてその長所を活かすためには、自分を犠牲にしない工夫も必要です。
だからこそ、無理に性格を変えるのではなく、あなたが楽になれる方法を取り入れてみましょう。
気にしすぎる性格の人が楽になるためには、関わる人全員に好かれようとしないこと。
世の中には、全く同じ人間は一人もいません。人の数だけ好き嫌いがあり、考え方も違うもの。
そのため、関わる人全員に気遣いをしても、それでも好かれないという可能性はあるのです。
そんな時に「自分が悪い」「好かれるためにはどうしたら…」と、悩みすぎなくても大丈夫。
無理に好かれようとして消耗すると、自分を大切にする余裕がなくなってしまいます。
気にしすぎる性格の人は、「一度気になると延々と気になる」ことも多いもの。
「こうした方がいいかな」「ああした方がいいかな」と考えすぎると、止まらなくなります。
そのため、時には”意識的に”適当になることを心がけてみましょう。
少しだけ気を抜くということを、選択肢の一つとして持っておくと役立ちます。
普段気にしすぎているなら、たまには適当になってもバランスがとれるから大丈夫。
自分ばかり相手を気遣っていて、対等な関係を築けていない。
顔を合わせるたびに傷つけられているけど、仕方なく我慢している。
気にしすぎる性格の人は、付き合う相手によっては心が疲弊してしまうことも。
ストレスに耐え続けていると、自分の性格に悩まされる原因になります。
そのため自分を守る方法として、あまりに疲れる人間関係からは距離を置くようにしましょう。
自分の性格を理解してくれるコミュニティを持つと、気にしすぎる性格が長所になります。
自分で自分の性格を受け入れることも大切ですが、気にしすぎる人は「こんな自分に自信を持つなんて」と遠慮しがちです。
そのため、自分を理解してもらえる居場所を持つことがとても有効的。
理解してもらいながら自信をつけていけると、気遣いを喜んでもらえる・あなたらしい魅力が活きるなど、性格が良い方向に働き始めます。
気にしすぎる性格を改善するには、無理に治そうとせず受け入れることが何よりも大切。
自分の性格に否定的になったり、性格を丸ごと変えようとすると逆効果です。
まずは性格を受け入れて、どうしたら楽になれるか・気にしすぎで悩まない場所はどこか、自分に合った方法を見つけること。
「自分は気にしすぎる性格なんだ」「この性格でここが辛い」「楽になれる方法は何?」
順番にステップを踏んでいくと、あなたらしさを封印せずに性格を改善できるのです。
気にしいな人が目指すのは、「完璧」や「絶対に喜んでもらわなくちゃ」という高いゴール。
自分に厳しくて、よく気がつくあなただからこそ。
時には気にしすぎるのを休んで、あえて手を抜くくらいがちょうどいいんだ。
あなたが守ろうとする「完璧」が、あなたを強く苦しめてしまうこともある。
あくまでも、今生きているのは”自分の人生”だってことを忘れないで。
他人に気遣いができる繊細な性格は、とても魅力的でかけがえのないもの。
その良さを大切にするためには、あなた自身が少し楽をすることも必要なんだ。
完璧な人間なんてどこにもいないのだから、完璧を目指して自分を責める必要なんてない。
まずはほんの少しだけ、自分を苦しめるものを手放してみよう。
誰にでも好かれる人こそが、素晴らしい人間。
人から嫌われるのは、自分に何かしらの非があるから。
そんな考えは、一見正しいようにも思えるけれど、実は正解ともいえないもの。
人間関係には完璧なんて存在しなくて、人それぞれに「良し」とするものは違うんだ。
たとえあなたが笑顔で挨拶をしても、「挨拶をされるのは苦手」と感じる人だっている。
だからいっそのこと、みんなに好かれることはやめてしまってもいいんだ。
何をしても好かれるとは限らないのなら、本当に大切にしたいものをとことん大切にしよう。
他人を気遣う前に、まずは自分を一番に気遣って。
そうすることで、あなたの気遣いを喜んでくれる人の元にも届けられるから。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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