2020.06.03
学生時代は、休日になると「また寝てたの?」なんて叱られていた私。
どうしても睡眠時間が足りなくて、学業とアルバイトの両立なんてとてもできなかった。
朝早く起きて読書タイム? 深夜まで友達と飲み会?
みんなが当たり前にやっているようなことが、私にとってはあまりにもキツすぎる。
最低でも10時間は寝ないと、日中は眠気で何も考えられなくなってしまうほど。
半日寝てやっと、みんなと同じように普通に生活ができるんだ。
こんな私は、典型的なロングスリーパー。
もっと睡眠時間を減らせたら、どれだけできることの幅が広がるのだろう。
寝る時間が多い分だけ、人より人生損してる気がする。
私みたいなロングスリーパーでも、睡眠時間を短くすることなんてできるの?
ロングスリーパーとは、長時間睡眠をとる傾向がある人を意味します。
目安は、一日10時間以上の睡眠ですっきりできること。
絶対的な定義はありませんが、平均よりも長い睡眠を必要とする人を指しています。
「寝ても寝ても眠い」わけではなく、しっかり長時間眠れば問題ないことが特徴。
例えば12時間の睡眠を必要とするロングスリーパーは、12時間眠れば普通の日常生活を送れますが、10時間に減らすと睡眠不足を感じます。
対極的なのが、一日6時間未満の睡眠でも「充分」と感じられるショートスリーパーです。
必要な睡眠時間は体質によっても異なるため、極端に改善することは難しいといえます。
少しだけでもいいから、睡眠時間を減らしたい…。
ロングスリーパーの人は、平均よりも長い睡眠時間が理由で「日常生活で困る」「デメリットがある」と感じることがあります。
平均的には6〜8時間程度の睡眠で足りる人が多いため、その差が主な悩みの原因です。
ロングスリーパーを改善したいと思う原因には、具体的にどのようなものがあるのかご紹介します。
ロングスリーパーの人もそうでない人も、体質への理解を深めるために知っておきましょう。
家に帰ってきて、お風呂に入って晩ご飯を作って…。
そんなことをしていたら、もう明日の起床までの睡眠時間が足りない。
ロングスリーパーは、周りの人と同じような生活をしていると睡眠時間が不足する場合があります。
そのため、睡眠不足が積み重なると「朝起きたいのに起きられない」「仕事や学校に間に合わない」といったことが起こるのです。
寝坊や遅刻は一般的に「ルール違反」として扱われるため、本人にとっては悩みの種になります。
友達は「8時間たっぷり眠る」なんて言っているけど、私より3時間も短い。
その3時間があったら趣味に充てられるし、好きなドラマだって3本観れる。
ロングスリーパーは、平均的な睡眠時間の人より時間を無駄にしていると思うことがあります。
特にショートスリーパーと比較すると、余計にその気持ちが強くなってしまう場合も。
「寝てばかりで、その分何もしていない時間が多い」と感じると、ロングスリーパーを改善して時間を有効活用できたらと考えるのです。
ロングスリーパーは、旅行やお泊まりの際に不便を感じることが多くあります。
友達や恋人に就寝・起床の時間を合わせると、睡眠不足で楽しめない。
朝なかなか起きられなくて、同行者を待たせてしまう。
ホテルのチェックアウトの時間が早すぎて、毎回追加料金がかかる。
必要な睡眠時間の長さが原因となり、せっかくの楽しみが半減してしまうケースも。
自分に合ったペースで動ければ良いですが、そうでないとどうしても不便を感じやすいのです。
睡眠に多く時間を費やしているうえ、仕事や人間関係にも支障が出る。
日常生活でロングスリーパーとしてのメリットを感じられない。
「ロングスリーパーにはメリットがなく、むしろ損してばかりだ」と感じると、睡眠時間の長さを改善したくなります。
睡眠時間は毎日必要なものだけに、日常生活への影響は大きいです。
メリットを作ることは難しいですが、デメリットを感じない環境を選べば楽になることも。
世間一般の常識では「少しの睡眠不足は我慢できるもの」「朝起きられないのは自己管理がなっていない」とされることがほとんどです。
「ロングスリーパーなので…」と説明しても、病気ではないため理解されないことも。
そのため、睡眠が日常生活に影響を及ぼすロングスリーパーは“だらしない人”認定されがちです。
本人も不便を感じているうえに、周りからも受け入れてもらえないことが、ロングスリーパーを改善したいと思う原因になります。
睡眠時間が長すぎるのが、私にとっては一番の悩み。
半日眠ればすっきりする私は、きっと人生の半分を睡眠に費やしている。
あと30分でも睡眠時間を減らせたら、1週間で3時間半も自分の時間が増えるのに。
もっと時間を有効に使いたくて、そんな計算ばかり繰り返している。
もしこの願いが実現できたら、私の日常生活はどう変わるのだろう?
きっと、何かできることが一つ増える。そして、みんなとのズレた時間を少しだけ取り戻せる。
「ショートスリーパーに生まれ変わりたい」とまでは言わない。
ほんの少しでもロングスリーパーを改善して、今より快適な日常生活を手に入れてみたいんだ。
ロングスリーパーでも睡眠時間は減らせるの?
もし少しでも改善できる方法があるなら、試してみたい。
そんな悩めるあなたに贈る、ロングスリーパーを無理なく改善する方法をご紹介します。
睡眠時間を減らしたいときは、無理に早起きしたり我慢したりすると逆効果に。
まずは生活習慣を整えて、眠りの質を上げることが大切です。
そうすることで、睡眠時間を少し減らしても気持ちよく起きられる可能性があります。
睡眠の質を上げるために、日光浴を意識的に取り入れてみましょう。
夜になると眠たくなるのは、メラトニンというホルモンが分泌されるから。
そして、この”メラトニン”を多く分泌させるためには、昼間に光を浴びて”セロトニン”を分泌させる必要があります。
太陽の光をたっぷりと浴びることは、夜の良い眠りにも影響しているのです。
直接日光浴するのはもちろん、外出が難しければベランダに出る・カーテンを開けるのもおすすめ。
ロングスリーパーを改善したいと思っても、急速に睡眠時間を減らすのはNG。
単純に睡眠不足を引き起こし、日常生活に支障を来たす・生活のリズムが崩れる原因になります。
そのため、睡眠時間を減らす場合は徐々に減らすことを心がけましょう。
体が慣れないと負担がかかってしまうので、ほんの少し時間を減らしたら、しばらくは同じ睡眠時間を継続するのがコツです。
ロングスリーパーだからといって頑張りすぎない方が、無理なく改善できます。
質の良い眠りには、睡眠環境も大きく影響しています。
遮光カーテンを使用して、早朝に眩しさを感じないようにする。
安心して眠れる毛布や抱き枕を用意する。
肌触りの良いパジャマを着て、寝心地をストレスフリーにする、など。
例として挙げた以外にも睡眠環境を整える方法はたくさんあるので、一番自分にしっくりくる環境を模索してみましょう。
できる限りのことをするだけでも、ロングスリーパーを改善できる可能性が高まります。
入浴はぬるま湯にゆったり浸かることで、ぐっすりと眠れるようになります。
38〜40度程度のぬるま湯なら、じんわりと体を温めてリラックスできるので理想的です。
あまり熱すぎると刺激が強く、目が覚めて眠りづらくなる可能性があるので要注意。
また、少しずつ体温が下がるにつれて眠気を感じやすくなるので、寝る時間よりも1時間ほど前に入浴するようにしてみましょう。
快眠できていれば、少し睡眠時間を減らしても寝起きがスッキリしやすいです。
ロングスリーパーを改善しないと、普通に生活するのが大変。
寝ている時間がもったいないから、なんとかして睡眠時間を減らしたい。
もし「ロングスリーパーを改善したい」と思っても、決して無理だけはしないで。
もともとロングスリーパーの人は、生活習慣を改善する以前に体質が原因になっています。
ロングスリーパーを改善したいなら、睡眠の質を上げる・徐々に時間を減らすことを忘れずに。
色々な方法を試してもうまく減らせないときは、今の睡眠時間があなたにとってベスト、という場合もあります。
睡眠時間を減らそうとして不調をきたしてしまっては、本末転倒です。
体質を根本的に変えることは難しいので、「これ以上は無理かも」と感じたら受け入れましょう。
ロングスリーパーを改善して、仕事や人間関係の悩みをなくしたい。
そう思ったら、睡眠時間を減らすために試行錯誤するのも一つの方法。
でも、無理に改善することだけに注力しなくても、自分に合った環境を見つけるという手段もある。
体質を理解してもらえる就職先を探したり、自由な時間に仕事ができる働き方を選んだり。
友人にもロングスリーパーを理解してもらえれば、あなたの本来の魅力が伝わるようになる。
ロングスリーパーであることを個性の一つにして、あなたらしく生きることだってできるんだ。
そんな居場所を見つけられたなら、きっと自分の良さを最大限に発揮できるから。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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ロングスリーパーなのも、あなたらしさの一つ。