2020.06.02
誰とでもそつなく付き合えるし、他人からは良い扱いを受けるほうだ。
見た目もコミュニケーションの取り方も、きっと側から見たら「信頼できる人」そのもの。
だけど本当の中身は、周りから期待されているような人間じゃない。
上司から頼まれた仕事はきちんと終わらせるけど、それ以上のことはやりたくない。
とりあえずルールだけはしっかり守って、安定した評価を得られればそれでいい。
見せかけ上手な自分のことを、世間が何と呼ぶのかは知っている。そう、“真面目系クズ”だ。
学生の頃は「優等生」として扱われ、真面目系クズでも困ることなんてなかった。
でも、一度社会に出たら「自分で考える力」が必要とされることには、薄々感づいている。
このままでは、いつか真面目系クズがバレてしまう。今すぐできる真面目系クズの治し方が知りたい。
真面目系クズとは、「見た目や振る舞いは真面目そうでも、中身はクズ」な人のこと。
外見がきちんとしている・受け答えが丁寧・勉強はできるなど、好印象を与える特徴を持っています。
しかし、誠実に見える態度をとる一方で、中身が伴っていないのが”真面目系クズ”なのです。
「真面目」な印象を持たれるように振る舞っているため、それ以上の努力は避けようとします。
言われたことはやる。でも、意見や提案はしたくない。
人から見えないところで頑張っても、何も意味がない。
このような思いがあり、できるだけ頑張らずに世渡りをしていくところが特徴です。
そのため、主体性を求められる職場などでは、あまり期待されると困ってしまうことも。
自分はきっと、真面目系クズだと思います。
もし心当たりがあるなら、“真面目系クズ診断”でチェックしてみよう。
診断方法は、ここからの項目で自分に当てはまるものがいくつあるか、◯の数を覚えておくこと。
その合計数から、あなたが真面目系クズなのかどうかを診断できます。
仮に真面目系クズだったとしても、少しずつ治すことで生きやすくなるメリットも。自分のために正直に回答してみてください。
大抵のことはすぐに習得できるし、雰囲気をつかむのがうまい。
何でもある程度こなす能力を持っているが、飽きっぽく長続きしないのが”真面目系クズ”の特徴です。
器用なので何事もそれなりにできますが、努力を面倒に感じる傾向があります。
ある程度までできるようになれば、苦労してまでそれ以上を求める必要性を感じません。
また、周囲からは「ポテンシャルが高くて伸びそうな人」と期待されやすいところも。
有名な企業に就職する、高収入を得るなど…。
子供の頃から“立派な大人”になることを期待されている人は、真面目系クズになる要素があります。
勉強や就職の目的が「親の期待に応えるため」だと、他人からどう見えるかを優先しやすいです。
真面目な印象を与えられるように意識しますが、自分がやりたくてやっているわけではないため、「必要以上に頑張りたくない」と感じてしまいます。
何かに情熱的になることは馬鹿らしいと思う。
苦労してまで何かに挑戦する意味がよくわからない。
真面目系クズは「周囲から好印象を持たれればそれでいい」と考えるため、一つのことに情熱を傾けるのは無駄だと感じます。
そこまで頑張らなくても、決まりさえ守っていれば評価は得られるもの。
だから必要最低限のことだけこなしたい、と考えるのが真面目系クズの特徴です。
「誰かに負けることが何より悔しい」と感じる人は、真面目系クズになる可能性も。
頑張る原動力が「負けないこと」になっていると、本来の仕事の目的からズレてしまう場合があります。
相手より優秀に思われようと自分を取り繕ったり、時には虚勢を張ったり…。
切磋琢磨してお互いに成長し合える関係はいいものですが、負けたくない気持ちが一番上にきてしまうと、本質を見失って”真面目系クズ”になりやすいです。
真面目系クズには、知り合いが多いが親友は少ない特徴があります。
人当たりがよく自分を良く見せることが上手なので、知り合いが多いです。
その一方で、ありのままの自分を知られることが苦手な一面を持っています。
「ダメな人だと思われたくない」「きちんとした人と思われたい」という思いが強く、親友まで発展しにくいところがあるのです。
何か人には知られたくない弱みやコンプレックスを抱えている可能性も。
何かと自分に甘い人は、真面目系クズになることがあります。
誰も見ていなければサボってもいい。
絶対に失敗しない方を選びたいし、できるだけ頑張らずに認められたい。
頑張る・休むのメリハリをつけるわけではなく、とにかく「自分が楽すること」を優先していると、努力を避けるようになってしまうのです。
自分を守りつつ得をしたがるのは、真面目系クズに見られる特徴の一つ。
依頼された仕事は、締め切り間際になって手をつけ始める。
「面倒くさい」と感じることは、やらなければならなくても後回しにしがち。
真面目に見せているけれど、本当は仕事への熱意がない”真面目系クズ”な人は、やるべきことを後回しにしがちな特徴があります。
また、仕事では早めに終わらせることによって、次の作業に手をつける必要が出てくるもの。
真面目系クズは「なるべく頑張りたくない」と考えるため、あえて先延ばしにするケースも多いです。
嘘はバレなければ良いと思っていることが、真面目系クズの原因になります。
人から良く思われれば、それでいい。
実際には結果を出していなくても、それっぽく見せておけば大丈夫。
嘘を良しとすると、このように”見た目だけ真面目な人”になってしまう可能性があるのです。
第一印象は良く見せられても、どこかで真面目系クズがバレた拍子に評価を落としてしまうことも。
真面目系クズ診断の◯が0~2個だった人は、自分の短所を直すだけでOK。
他人に長所も短所も見せられる・自ら努力できるタイプなので、真面目系クズではありません。
ただし◯が1~2個の場合は、時に短所によって仕事に弊害が出たり、損してしまったりすることも。
短所によって長所が隠れてしまうのはもったいないことです。
のちのち自分自身が困らないよう、直した方が良いところは少しずつ改善してみましょう。
◯が3~5個だった場合は、このままだと真面目系クズになりかねない危険レベル。
自分を実際よりも良く見せようとしたり、努力から逃げようとしたりする傾向があります。
しかし、努力する必要に駆られた場合は、しっかりと頑張れるところも。
あまり自分を甘やかしすぎると、真面目系クズになる可能性大。
弱みから目をそらさず改善することで、少しずつ予備軍から脱せます。
◯が6~8個だったあなたは、立派な真面目系クズです。
真面目系クズとしての特徴を多く持ち、外側だけ真面目に見せようとしている傾向があります。
真面目系クズになるのには、育った環境や過去の経験が大きく影響しているもの。
そのため、今後の行動を変えていくことで真面目系クズから卒業することは可能です。
仕事の評価に関わる場合もあるので、まずはできそうなことから一つずつ変えていきましょう。
すぐに努力から逃げようとする自分は、真面目系クズかも。
「自分は真面目系クズだ」と感じたら、これを機に自分自身と向き合ってみない?
自分を良く見せるためにとっていた行動が、巡り巡って自分の評価を下げることもある。
「愛想が良くて礼儀正しい自分は、上司から期待されている。」
「見た目はちゃんとしてるから、他の人よりできそうに見えるはず。」
それで良い評価を受けたとしても、中身が伴っていないと悪いギャップを引き起こしてしまう。
自分の弱みやその原因と向き合うことで、短所を隠す必要はなくなっていくもの。
努力ができるようになると、長所を伸ばしつつ直すべきところを直せるようになる。
そして、ありのままの自分を堂々と見せられるようになるんだ。
このままでは自分が困るから、真面目系クズを卒業したい。
真面目系クズの治し方を教えて?
真面目系クズとは、努力を避けつつ上手に生きようとする、考え方のクセから生まれるもの。
そのため、「努力を当たり前にする」習慣をつけることが有効的です。
一回でもできたら、もう一回やってみる。この繰り返しで、あなたは真面目系クズから脱せます。
真面目系クズの治し方とは、自分の中に眠っているやる気を呼び起こすことなのです。
真面目系クズの治し方1つ目は、自分主体で行動を起こしてみること。
真面目系クズになってしまう原因に、親のためや上司のため・誰かに負けないためなど、他人を基準にした行動が挙げられます。
そのため、仕事・趣味・遊びなど何でも良いので、自分の「やりたい」気持ちで動いてみましょう。
どんなに小さなことでも、自分主体の行動を積み重ねることが大切。そうすると、だんだん前向きに努力ができるようになります。
真面目系クズの治し方2つ目は、期限や目標は少し前倒しに行動すること。
期限ギリギリになってから追い込まれるのは、自分自身にとっても大変です。
「今楽をしたいから先延ばし」にするのはやめて、「後で楽をするために前倒し」に変えましょう。
少し前倒しにした方が気持ちに余裕ができる上、質問や内容の調整もしやすくなります。
たった1日前倒しにするだけでも、自分にとっても仕事相手にとってもメリットは大きいです。
真面目系クズの治し方3つ目は、生活サイクルを正すこと。
生活サイクルが乱れていると、本来持っているやる気を阻害する原因になります。
毎日同じくらいの時間に就寝・起床することを心がけてみましょう。
また、自分の生活を自分でコントロールできるということは、自立心が持てている証です。
この「自分でやる」という心持ちは、真面目系クズを脱するためには欠かせません。
真面目系クズの治し方4つ目は、誰にも頼れない状況に自ら向かうこと。
真面目系クズには、すぐに逃げ道を見つけて努力を避けようとする傾向があります。
そのため、初めから誰にも頼れない「逃げ道のない状態」を作り、慣れていくことが効果的です。
周りの人がやっていないことにトライしてみる、知り合いがいない場所に身を置く、など。
自分で何とかするしかない状況の中では、大きく成長することができます。
真面目系クズの治し方5つ目は、失敗を恐れず何度でも挑戦すること。
まずは自分が「やってみたい」と思ったことに、一度でも挑戦することから始めてみましょう。
初めてのことは、成功より失敗する確率の方が高いもの。
成功したかどうかよりも、挑戦したかどうかの方が重要です。
積極的に行動ができれば、すでに真面目系クズではありません。
また、失敗したら「なぜ失敗したのか」「次の挑戦に生かせることはないか」振り返れば、自分の経験値をどんどん高められます。
真面目系クズの治し方6つ目は、二択で悩んだら難しい方を選択すること。
真面目系クズには、選択肢があるなら迷わず楽な方を選ぶ特徴があります。
これは「どんな経験ができるか」よりも、「少しでも楽をしたい」と考えるためです。
その繰り返しが無意識に”真面目系クズ”を作り上げてしまうので、意図的に難しい方を選ぶようにしましょう。
初めは大変ですが、一度乗り越えられたことは困難だと感じないようになります。
自分だって、真面目系クズになりたくてなったわけじゃない。
子供の頃から「親の期待を裏切るまい」と頑張ってきた結果、気づいたらこうなっていたんだ。
育った環境が形作った自分の姿は、今からでも変えられる。
なぜなら、真面目系クズは「真面目に見せる努力」ができているから。
決して努力ができない人なんかじゃなくて、努力の方法を変えていけばいいだけなんだ。
方向転換をするときは、初めはなかなかうまくいかないかもしれない。
でも、一度軌道に乗れたら、あなたはすっかり真面目系クズから遠く離れたところにいる。
真面目系クズを卒業するのは、いつから始めても全然遅くない。
「変わりたい」と思った今日から、さっそく動き始めよう。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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