2020.05.30
職場の人間関係がとにかくストレス。
職場は仕事をするための場所。仲良しごっこするのが目的じゃない。
そして私は「生活のため」にこの職場で毎日仕事をしている。
仕事に我慢はつきもの。赤の他人が集まれば、嫌な感情が湧き上がるのは仕方ないはず。
頭ではわかってるつもりなのに、会社の人間関係が嫌で嫌でたまらない。
感情が暴走してどうしようもないんだ。
どんな職場でも上手く振る舞える人が羨ましい。
私には「誰とも前向きに関わる」ことなんてできない。
だけど、辛くても苦痛でも、今日も職場に出勤しないといけない…。
もう疲れちゃったよ。この職場から逃げたい。
ポジティブな気持ちで頑張りたいのに、職場の人は何であんなこと言うの?
憂鬱な日々を乗り越えるための方法を知りたい。
職場は一日の大半を過ごす場所。職場の人間関係に悩むと、常に気を張り詰めて「不安」「我慢」「恐怖」などを抱えることになります。
プライベートの出会いであれば「関わる相手を選ぶ」ことが可能です。ところが、職場の人間関係は自分の意思で選ぶことができません。
「なぜかストレスを感じる」と思った時には、まず何が原因になっているか知ることが大切。
職場の人間関係でストレスを感じる原因を見ていきましょう。
口調の強い人がいたり、意地悪な人がいたり、仲間外れにされたり…。
人間関係が平穏かどうかで、仕事のしやすさは各段に変わります。
理想は「自然体で意見交換できる」くらいの関係性。無理に取り繕ったり気を遣いすぎる必要がないと、余計な不安を感じることなく仕事に専念できます。
「職場は仕事するための場所」ですが、仕事の効率をアップさせるためには人間関係も重要なポイントになってくるのです。
様々な意見の人が集まることで、より良い意思決定をできるのが「組織」のメリット。
ところが、あまりに人間関係の衝突や行き違いが多いと、今度は思うようにプロジェクトを進められなくなります。
職場の人間関係には多様性を求められますが、同時に「協調性」「優しさ」「リーダーシップ」などの要素も必要。
結果を出す職場は、お互いにストレスを抱え込みすぎることなく、サクサクと意見交換ができる環境になっているのです。
職場によっては「いじめ」「嫌がらせ」「パワハラ」「モラハラ」「セクハラ」などの“理不尽な人間関係のトラブル”が伴います。
こうした負の人間関係を「改善しよう」と向き合う職場があれば、「見て見ぬフリ」「上手く対応できない」という職場も。
職場の人間関係で追い詰められてストレスを抱えるケースの多くは、「一人で抱え込んでいる」「助けがない」といった共通点があります。
職場で問題が起きたとしても、解決する仕組みさえあれば心のダメージは軽減されるのです。
会社の規模が大きくなると、職場内に「派閥」ができて面倒事に巻き込まれることも。
「あなたはどっちの味方をするの?」というメッセージは、平穏に過ごしたい人にとって強いストレスになります。
また、上司同士が揉めたり経営陣の意見が分かれたり、上のポジションの人に派閥争いが生じると、仕事どころではありません。
「仕事をする」という本来の目的だけでなく、「周囲を気にして無難に振る舞う」という目的がプラスされてしまうのです。
「どうしても合わない人」がいるのは自然な感情です。
そして、職場の人間関係を自分で選ぶことは難しく、時には「どうしても合わない人」と仕事を進める必要が生じることも。
「合わない人」と関わる頻度や密度が高い職場だと、モヤモヤした気持ちを抱えたまま毎日を過ごすようになり、多くのストレスを抱え込みます。
たとえトラブルに発展していないとしても、合わない人に無理矢理合わせれば疲れ切ってしまうのです。
職場でストレスを抱え込む原因は様々。その中でも人間関係は心に大きな影響を与え、仕事に対するモチベーションを揺るがすことすらあります。
頑張って職場の人間関係に耐えてきた。でも、もう限界みたい。
このままじゃストレスで“ダメ”になっちゃうよ…。
このように職場のストレスを強く感じているなら、“上手な対処法”を取り入れることが大切です。
組織の中でストレスなく生きていくには、その環境に合わせたアプローチも必要。
自分を押し殺したり犠牲になる必要はありません。
まずは日ごろの言動に一工夫加えてみましょう。
誰とでも仲良くできている人も、心のどこかで「この人苦手だな」と思ったりはしています。
苦手な人・状況への対処法を実践することで、自分の心を守っているのです。
職場で抱える対人ストレスを少しでも和らげたい。
人間関係を今より楽にして、もっと仕事に集中したい。
ここからは職場の人間関係に悩んでいる人へ向けて、「対人ストレスを軽減する方法」を7つご紹介していきます。
上手に立ち回れると、職場の人間関係が改善するだけでなく、「自分なら大丈夫」という自身が湧く効果も。
今よりさらに生きやすい日々を得るために、少しずつ試してみましょう。
「感謝」「褒める」「敬意を向ける」などのコミュニケーションは、相手を幸せな気持ちにします。
「この人と合わないな」「嫌だな」と思うと悪い点に注目してしまいがち。ですが、職場ではなるべく感謝・称賛の言葉を意識して口にしましょう。
嬉しい言葉を向けると、徐々に職場の上司・同僚などからの“人当たり”が優しくなることも。
接しにくい人に対しては「まず自分から相手の存在を肯定する」ことで、相手の心を開いていきましょう。
職場の人と「仕事に対する考え方」や「価値観」が合わない時は、相手の考えを受け止めて理解することも大切。
理解する過程がないと「反発してきた」「否定してきた」「わかってくれない」といった印象を与え、人間関係がギスギスする原因になります。
また、「このやり方はちょっと…」と思っていても、実際に取り入れてみると新しい解決方法を導き出せる可能性も。
視野を広げるきっかけになるとともに、職場の人の意見を肯定することにも繋がります。
一人プレーが多いと職場で孤立しやすくなります。
もし自分一人の力で成し遂げたとしても、チームワークという観点では正解とはいえないケースもあるのです。
人は頼ってもらうことで「この人を大切にしたい」と感じるようになる性質があります。
職場の人間関係に悩んだら、頼る・頼られる関係を築いて「信頼」を構築するしましょう。
ギブアンドテイクな人間関係が築けると、お互いに寛容になれます。一人で頑張りすぎず、周囲への気遣いも欠かさないことが大切です。
仕事のスキルが足りないうちは、周囲にサポートしてもらう必要があるため、偏った人間関係になりがち。
職場で最も求められているのは「仕事を遂行する能力」といえます。
そのため、自分のスキルを向上させて「いち早くチームに貢献する」ことも大切です。
一人で頑張っても難しい時は、前述した「頼る・頼られる関係」を取り入れて、ベテランさんや優秀な人に教えてもらうのもアリ。
真面目に向き合っている姿勢を見せるだけでも、職場の人からの目は温かくなっていきます。
期待しすぎると「大きな落胆」を伴います。
優しく振る舞ってほしい。自分の味方になってほしい。思った展開に進んでほしい。
このように職場の人へ期待を向けすぎているとしたら、一旦期待することを手放してみましょう。
他人は思ったように動いてくれません。その前提で物事を考えると、少しだけ心にゆとりができるように。
イライラや欲求不満は「こうなってほしい」という願望とのギャップが大きいと高まります。
他人を変えるのは大変なので、まずは自分の感情と向き合ってみましょう。
職場に仲の良い友達ができるのは嬉しいこと。ですが、人間関係が上手く行かない状況では、「職場の人は仕事だけの関係」と割り切った方が気持ちが落ち着くこともあります。
その代わり、オフの時間に「気が合う人との交流」や「リラックスできる環境」を選んで、しっかりと気分転換しましょう。
職場の人間関係に全てを求めると、どうしても期待値が高まって辛くなります。
色々なところに気持ちを分散して、「職場での自分」と「プライベートの自分」を使い分けましょう。
「いじめ」「パワハラ」「セクハラ」などのどうしても無理な職場の問題は、一人で背負い込まずに第三者に相談することが大切です。
会社内の信頼できる上司や人事部など、責任のある人に「相談」という形で打ち明けて、問題解決を図ってみましょう。
誰か一人でも職場に味方が増えると心持ちが変わります。
事前に伝えておけば、職場異動やチーム編成で考慮してくれることも。「自分一人」で悩みすぎず、職場全体の問題として上の人を頼ってみましょう。
人間関係って難しい。職場の人間関係となれば、なおさら複雑で悩んでしまう。
あの人がもっと優しくなってくれたら、職場の居心地が良くなるのに。
皆がもっと「仲よくしよう」と意識してくれたら、人間関係が円滑になるのに。
でも、どれだけ期待しても職場の人間関係は一向に変わらなかった。
他人を変えるのは難しい。だからといって、そのまま諦めるのも辛い。
あの人が変わらないなら、自分が変わってあげよう。
イライラするあの人のことをあえて褒めてみる。
意見が食い違うけど頑張って理解を示してみる。
そして、仕事が終わって職場を離れたら、友達とたくさん話してストレス発散する。
私がオトナな対応を繰り返すたびに、職場の人間関係の流れは変わっていくはずだから。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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岡 あい
できるところから少しずつ、ストレスを和らげていこう。