2020.05.23

ヤマアラシのジレンマとは?意味と心理|恋人の前では素直な自分でいよう

岡 あい

岡 あい

二人が自然体でいられる距離感を見つけてみて。

あの人と”ヤマアラシのジレンマ”を感じずにはいられない…

あの人のことが気になる。もっとあの人のそばにいたい。

お互いの感性や人間性に惹かれ合って、自然と一緒にいる時間が増えた。

でも、近づくほどになぜか衝突が増えて辛くなる。

本当は言い合いなんてしたくない。いつまでも仲良しでいたい。

なのに、なぜかいつもお互いを傷つけ合ってしまうんだ。

私とあの人の関係性はまさに“ヤマアラシのジレンマ”。

心から好きなの。大切にしたい人なの。それなのに、今日もまた衝突してしまう…。

二人で過ごそうと決めて、同じ環境をあえて選んだ。

少しでも一緒にいる時間が欲しくて、触れ合う機会を増やした。

それなのに…。今の二人の姿は描いていた理想とは程遠い。

私たち、どうすれば“ヤマアラシのジレンマ”を乗り越えられるの?

 

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”ヤマアラシのジレンマ”の意味とは?

ヤマアラシのジレンマとは、哲学者ショーペンハウアーが“人間関係におけるジレンマ”を例えた寓話(ぐうわ)です。

寒い中、二匹のヤマアラシが身体を寄せ合ってお互いを温めようとするけど、棘が刺さって傷つけ合うから離れなければならない…。

二匹は離れては寄り添ってを繰り返し、次第に「お互いを傷つけない適度な距離感」を覚えました。

そして、人間関係においても同じことがいえるのです。

人は「愛情」や「温もり」を求めて集い、距離が近くなると価値観や性格の不一致に苦しみ、ヤマアラシのジレンマのように離れます。

どんなに親しくなっても、お互いが自分らしく生きられるためには「距離感」や「礼儀」が必要

ただひたすら求め合うだけでは、いつか苦しくなってしまうのです。

 

カップルがヤマアラシのジレンマを感じる原因

ヤマアラシのジレンマとは、人間関係の“歯がゆさ”を意味する言葉。特に「恋愛」ではこの傾向が強く出ます。

好きなはずなのになぜか酷く疲れる。

会いたいのに会うとキツい。深く考えすぎて嫌になる。

こうした感覚があるなら、それはヤマアラシのジレンマを感じているサイン。

一体どんな考え方や言動がヤマアラシのジレンマを招くのか、一緒にチェックしていきましょう。

いつまでも円満に交際するには「距離感」や「程よい無関心」が大切です。

1.コミュニケーションの正解が分からなくなった

前以上に愛情が深まったり、恋人と会う頻度が増えたり、逆に離れ離れになってしまったり…。変化について行けず、「どうコミュニケーションを取ればいいの?」と迷うカップルは少なくありません。

また、「大好き」「愛しい」と思えば思うほど、「愛情が満たされない感覚」を味わうようになります。

期待が膨らみすぎて、コミュニケーションにたくさんの「意味」を見出そうとするのです。

ヤマアラシのジレンマとは「気楽に会話できない」「必要以上に探り合ってしまう」などの状態を指し示します。

2.文字のやりとりに緊張を覚える

LINEなどの文字のやり取りは「どんな意味だろう」「何を求められているのかな」と想像しながら送るもの。

これが行き過ぎると、「気持ちの深読み」や「ためらい」が増えて、ちょっとしたメッセージを送るだけで緊張してドッと疲れます。

気軽に思ったことを伝え合えるくらいがベストなやり取り。

ですが、ヤマアラシのジレンマに陥ると「適度」が分かりません

会えない時間が長い時には特に“すれ違い”が深刻化します。

3.大事すぎて近づくことが怖くなる

ヤマアラシのジレンマとは「相手を想う気持ち」があるからこそ生まれる心理。

大事な人を傷つけたくない。嫌われて別れたくない。

好きになるほどこうした「失った場合の恐怖」が過ります。大事にしすぎて、近づくことすら怖くなってしまうのです。

しかし、距離を置きすぎると今度は寂しさが湧き上がるように。

近づいては離れ、離れてはまた近づくたびに「どうすればいいの…」と葛藤を抱え、いつまで経っても“隔たり”が埋まりません

 

4.自分の気持ちに行動が伴わない

ヤマアラシのジレンマとは、「近づきたい」という本心に対して「傷つけるかもしれないから離れよう」という真逆の行動をするもの。

そのため、本当の気持ちと行動がバラバラになり、「もどかしさ」「悔しさ」「欲求不満」を抱えるようになります。

段々と嘘をついている気分になることも。自分らしく振る舞えない関係性にギクシャクしながら、「本当はこうあって欲しいのに」と叶わない願望が膨らんでいくのです。

期待が強ければ強いほどこのギャップに苦しみます。

5.本音を偽って付き合うことが正解か分からない

本当はベッタリ一緒にいたい。もっともっと寄り添いたい。

でも、近づくと「傷つける」と分かっているから、距離を置くようにしてる。

これって本当に正解なの?

ヤマアラシのジレンマは「程よい距離感を保つのが大切」という趣旨の寓話(ぐうわ)。

ですが、恋愛感情で引き寄せ合う力はとても強く、衝動に逆らえば逆らうほど“正解”がわからなくなってしまいます

「甘えたい」「頼りたい」などの気持ちが強いと、「無理している感覚」すら味わうのです。

 

大事に思うからこそ感じる感情なのに…

ヤマアラシのジレンマとは、相手を大事に思いすぎて生じた「空回り」や「葛藤」を意味する言葉でもあります。

好き。愛してる。ずっと大切にしたい。傷つけたくない。

こうした深い愛情があるからこその感情なのです。

人間関係を築くのは簡単ではありません。

器用な人がいれば不器用な人もいる。

環境の変化や運に左右されることだってある。

深い仲になれば「相性」もシビアに影響する。

相手を傷つけてしまうのは、それだけ二人の関係性が深まったからといえます。

ヤマアラシのジレンマに悩むと「我慢している感覚」に目を向けがち。

「傷つけるのが怖い」という気持ちは、二人にとって最適な関わり方は何だろう?という前向きな発想に変えていきましょう。

 

ジレンマを抱えた二人のためにできる6つのこと

好きなのに辛い。でも、「辛い」だけで終わらせたくはない。

ヤマアラシのジレンマは「適度な距離感を保つ必要性」を教える寓話(ぐうわ)と前述しました。

では、具体的に何をすれば“距離感”を掴めるのか?

どうすれば二人の関係がより良くなるのか?

ここからは、「ジレンマを抱えた二人のためにできる6つのこと」をご紹介していきます。

より良い関係性を見つける“ヒント”にしてみましょう。

1.相手の顔色を伺うことをやめて素直になる

傷つけるのが怖い。今、相手はどう感じたのかな?

素直に言葉にしたら嫌われそう。

ヤマアラシのジレンマに陥ると、傷つける恐怖から「相手の顔色をうかがう」ようになることも。

ですが、良好な人間関係はお互いに自然体でいる時に生まれます。無理に取り繕っても、息苦しいコミュニケーションになるだけ

マナーや配慮を向けるのは大切なことですが、無理はせず自分の気持ちに素直になりましょう

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2.二人の未来を前向きに話し合う

これからも仲良くしようね。ずっと一緒にいたい。何があっても二人で乗り越えよう。

こうした意識を共有するだけでも、不安な気持ちは各段に和らぎます。

まずは二人の未来を前向きに話し合ってみましょう。

何気ない関わりの中ではどうしても「わかり合えないこと」もあります。

ギクシャクした雰囲気を感じたなら、「もしかして…」と想像するよりも、いっそ素直に意見交換してみるのも大切。

この時、「ネガティブな気持ち」よりも「前向きな気持ち」を共有するのがポイントです。

3.好きな所や嫌いな所をお互い共有する

本当に相手が自分のことを好きなのか自信がない。嫌われるのが怖い。

こうした意識はどこまでもネガティブな思考へと傾いていきます。

少し勇気が必要ですが、素直にお互いの「好きな所」や「嫌いな所」を共有してみましょう

好きな所を聞くと心が温かくなり、嫌いな所を聞くとそれ以上に悩む必要がなくなります。

リアルな意見を聞くことで、具体的な解決方法や要望も見えてくるように。手探りな感覚を和らげるのに効果的です。

 

4.パートナーとの適切な距離感を再確認する

“どの距離感がちょうどいいか”は、お互いの意見を確認しながらしか判断できません。

近すぎれば傷つけるかもしれない。離れると今度は寂しい。

この現状を共有したうえで、「二人にとってベストな距離感」を再確認して、少しずつ試してみましょう。

連絡の頻度を減らしたり、LINEを電話にしたり、コミュニケーションの内容を工夫したり…。

「前向きな未来」を共有しながら、二人で向き合うことが大切です。

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5.「もしも」で行動しない

ヤマアラシのジレンマに陥ると、衝突が怖くて「もしも」で行動するようになります。

不安を感じるのはダメなことではありません。しかし、想像に任せて行動すると、すれ違いはどんどん進展してしまいます。

「こうかも」と想像が過った時は、必ず相手の気持ちを確認しましょう。

他人の思っていることは思いのほかわからないもの。相手の口から出たリアルな言葉を信じることで、どうしようもない不安や焦りは解消されていきます

6.距離を取ることも方法の一つ

ヤマアラシのジレンマに陥って傷つけ合ってしまう時は、一度距離を取ることも大切な方法の一つです。

離れたくない。離れたらそのまますれ違いになりそう。見捨てられないか怖い。

こうした感覚が芽生えると、「好きだから一緒にいる」よりも「嫌われたくないから縋りつく」という心理状態に近くなります。

距離を取って遠目に見ることで気付けることもたくさんあるはず。相手には理由を伝えたうえで、思い切って一旦関わり方を変えてみましょう。

 

大事だからこそ感じる感情。きちんと向き合おう

“ヤマアラシのジレンマ”の根本には、「大事だから傷つけたくない」という気持ちがある

実際に悩むと「上手く行かない」「すれ違う」などのマイナス部分に注目しがち。

でもまずは、「相手を大切に思っている自分」を受け止めて欲しい。

悩むくらい誰かを好きになれるのは素敵なこと。

人と人の関わりで生じる摩擦に無駄なんてない。

時には辛い気持ちに苛まれる。無理じゃないかと嘆きそうになる。

そんな時ほど、プラスな未来を思い描いて相手と向き合ってみよう。

ねぇ、いつもなかなか言えないんだけど、好きだよ。

ずっと仲良しでいたいから、将来のことを一緒に話してみない?

愛情や悩みは言葉にすることで色が足される。

お互いの気持ちを知った先に、幸せな未来が待っているから。

 

この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

 

人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。

 

岡 あい
岡 あい
言葉と音楽をこよなく愛するライター。「生きる意味」や「人生とは何なのか」を、今日も考えています。

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