2020.05.17
近頃、彼氏と接していると違和感を覚える。
せっかくデートしている最中なのに「お母さん」の電話に出て長話。
初めて手料理を振る舞った時には、「実家の料理はもう少し甘かった」の一言。
最初は親思いの優しい息子だと思って気にしていなかった。
でも私の彼氏、たぶん「マザコン」っぽい。
彼は自分の意思で何かを決めるのが苦手。
いつもお母さんに相談してて、ベッタリ依存した「マザコン」に見える。
部屋の掃除だって自分ではしてなくて、お母さんに頼んでるみたい。
マザコンがイコールで悪いわけではないの。
ただ、たまに二人の間に入ってくる「お母さん」という存在が気になる。
このまま彼と結婚したら“どうなるんだろう”って。
マザコンとは「マザーコンプレックス」の略語。母親に対して強い執着を持った子供を意味します。
母親に依存ぎみで、母親の意見を過剰に受け入れたり、自分の意思で考える習慣がない傾向があり、大人になっても“母親中心の生き方”なのです。
マザコンな人と結婚すると、「息子・娘への口出し」が「夫婦への口出し」に発展するケースが絶えません。
また、母親に頼りすぎて自立心がないことから、「頼りないな…」と感じることも。
「マザコン」とは、こうしたネガティブな意味合いを象徴しています。
マザコン自体がNGなのではなく、母親に頼りすぎてダメになっていることがNGなのです。
母親を大切にしつつも、一人の人間として自立することが大切といえます。
彼氏がマザコンな気がするけど、何を参考に判断すればいいかわからない。
そう感じる女性は少なくありません。
一言で「マザコン」とはいっても、具体性がない言葉だからこそ、「考えすぎかな?」と悩んで我慢してしまうのです。
そこでここからは、彼氏がマザコンかどうか判断するための「マザコン診断」をご紹介。
項目のうちいくつ当てはまるかカウントして、最後に「マザコン度」をチェックしてみましょう。
マザコン男性は「母親から高頻度で連絡が来る」という特徴があります。
デート中に緊急でない電話に出たり、毎日LINEやメールを送り合ったり、週に何度も電話する習慣があるなら要注意。
両親とコミュニケーションを取ることは大切。ですが、お互いに自立していると、連絡の頻度は自然と落ち着いていきます。
マザコン男性は母親を基準に女性を判断します。彼女と母親が似たポジションにいて、「母親にどれだけ近いか」を比べるように。
「お母さんはこうだったのに」と言われたら、マザコンの可能性を疑った方が良いといえます。
彼が求めているのは自立した恋愛関係ではなく、「母親の代わりになる依存先」です。
マザコン男性は母親を絶対的に慕っています。多少の母親自慢をするのはOK。両親を大切にできるのは素敵なことです。
でも、「あまりに母親の自慢話が多い」のなら“マザコンが理由”ということも。
無意識にたくさん話題にするのは、その事柄に頭が占領されているサイン。母親の自慢話ばかりなら、母親のことで頭がいっぱいなのです。
マザコン男性は「自立心」が芽生えていません。昔から母親に身の回りの面倒を見てもらっていた延長で、大人になっても生活面や金銭面で母親を頼ることがあります。
一人暮らしなのに掃除・洗濯・料理をしてもらったり、仕送りをしてもらったり、車を買ってもらったり…。
やむを得ない事情で支えてもらうのはOKですが、頼りにしすぎていると危険です。
マザコン男性は「母親の手料理」を基準にしてます。特に「彼女の手料理を食べる」となると、家庭の味との違いを比べたがる傾向に。
実家の肉じゃがはもっと甘かった。
お母さんが作ったカレーにはトマトが入っていた。
こうした提案は、比較癖があるからこその発言といえます。母親の手料理に近い味が正解だと思っているのです。
大事な決断をする時に周囲の意見を聞くことは大切です。ところが、マザコン男性は何でも母親に相談する特徴があります。
自分の意思で何かを決める習慣がなく、子供の頃の延長で「母親」を頼りにしているのです。
そして、母親頼みで生きていると、結婚後も母親の意見を伺うことになります。
付き合った記念日・クリスマス・バレンタインなどの、カップルならではのイベント。マザコン男性はこうした日にも「母親との予定を優先する」ことがあります。
頭の中では「母親」が絶対的な存在で、その下に「彼女」がいるのが一目瞭然。
彼にとっての優先順位は「母親」の方が上なのです。
マザコン男性は自立心がありません。母親からの口出しや支援がないと何もできず、「周囲が自分に合わせる」のが当たり前の認識です。
「ちょっと世間知らずかも」「生活習慣がだらしないかも」と思ったら、母親との関係性を覗いてみましょう。
中には「男はこういうものだ」と開き直っているパターンも少なくありません。
当てはまる項目が0~2個だったのなら、あなたの彼氏はマザコンとは無縁です。
母親とは程よい関係性をキープしつつ自立しよう。自分の力で生きていこう。
こうした意志の持ち主で、しっかりと母親離れできています。
もし「なんだか頼りないな」と思う場面がある時は、やんわりとお願いしたり褒めることで、少しずつ変わる余地がある可能性も。
彼の自立心を信じて、より良い関係性を築くために意見交換する機会を持つと、お互いを高め合う恋愛に近づきます。
当てはまる項目が3~5個の場合、もしかすると「マザコン彼氏予備軍」の可能性があります。
彼はまだ母親離れが完全にできておらず、「甘えたい」「頼りたい」といった気持ちをどこかで抱いていることも。
何か大きな問題が起きた時や、困難に立ち向かう必要が出た時に、彼の本来の力が試されます。
マザコン度が高いと「母親を頼る」「無責任に投げ出す」といった行動に出るため、乗り越える姿勢・力があるかを見極めましょう。
当てはまる項目が6~8個だった場合、あなたの彼氏はマザコンです。
結婚を考えているなら、母親の人柄や相性もしっかり見て判断しましょう。「夫婦+お母さん」という構図で生きていくことになります。
また、身の回りのことができない場合、すぐに改善する見込みは薄いため、積極的にサポートする覚悟が必要です。
母親と同じレベルの家事能力を求められるため、家庭的な側面を磨くことがポイントといえます。
母親との関わりは人の心の基盤になります。
マザコンな彼氏と結婚する場合、相手が「自立していない」「判断力がない」としても、それを急に変えることは困難。
そのため、女性から歩み寄って彼を支えることが大切です。
マザコンだとしても何かしらの「長所」があります。「長所」に目を向けつつ「マザコン特有の性質」をカバーすることで、円満な夫婦関係が維持できるように。
まずは彼が母親にどんなサポートを受けているのかチェックしましょう。彼が何を求めているのか見えてきます。
彼は「母親」と「彼女」の二つの依存先を持った状態。
母親がいることで心の安定を保っているのです。
そのため、マザコンであることはむやみに否定してはいけません。彼が安心できるサポートをしましょう。
マザコン男性と結婚した場合、旦那さんへの対応で意識した方がよいことが3つあります。
夫婦間の問題であっても、お義母さんが介入することは免れられません。だからこそ、お義母さんに対して抵抗するよりも、お義母さんと上手に共存できる道を選ぶのがベター。
旦那さんともお義母さんとも良好な関係を築くために、どんなポイントを意識するといいのかチェックしてみましょう。
上手く行かない時に「正面から否定的な意見をぶつける」のはNGです。
お義母さんが介入してきた時に張り合うと、悪い気にさせてしまいます。
むしろ「教えてください」と甘えられる女性が上手くいくため、謙虚に頼りましょう。
マザコンな旦那さんの“お義母さん”は、「過干渉」「過保護」などの傾向があり、誰かに反発されることを嫌がります。
従順に受け入れてくれる相手の方が、良好な関係を築ける傾向に。
ただし、指示されすぎる構図にならないように、自分から質問したり頼れるとベストです。
「家を建てる」などの大きな決断をする時、マザコン男性は必ずお義母さんのもとへ行って相談します。
そのため、「同居NG」などの意志がある場合は、先手を打っておくことが大切。
旦那さんとお義母さんの間で話が進む前に、大切なところは旦那さんとすり合わせして、早い段階でお義母さんに相談する流れにしましょう。
お義母さんは子育てにも介入するため、「子供にとって何が適切か」をしっかり見極めることも重要です。
マザコンな旦那さんは「自分を受け入れてくれる人」を求めているとも考えられます。
そのため、積極的に褒めてサポートすることで、お母さんの代わりの存在になるのが効果的。
「お母さん離れ」を促すには、張り合わない程度にお義母さんを真似するのもアリなのです。
一度お母さんの代わりの存在になれたら、深い信頼関係で結ばれます。
お義母さんの言動をじっくり見ることで、旦那さんにとって何が必要なのか探りましょう。
私の彼氏はマザコン。とはいっても、私を大切にしないわけじゃない。
母親も彼女もどちらも大切みたいで、充分に愛情は実感できる。
だから、私も彼氏とお母さんの両方を大切にしたいな、と思えるようになってきた。
私は自立心が強いから、マザコンになる気持ちが理解できない。
でも、「こういう家族の形もあるんだ」と新しい発見を得た気がする。
「マザコン=幸せになれない」という固定概念を持っていたのかもしれない。
マザコンでも、彼は私のことを心から大切にしてくれる。
そして、お母さんも私のことを歓迎してくれる。
この家族の輪に私も入ってみよう。一緒に楽しい時間を過ごしてみよう。
私はマザコンな彼氏のことが「好き」だから。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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