2020.05.16
いつも人気者で輝いてるあの人は、まさに人格者だ。
会話するだけで前向きになれる。周囲を気遣った言動からは、深い愛情や思いやりが感じられる。
そして、あの人に相談すれば、ほとんどのことが解決へと向かう。
優しくて、賢くて、リーダーシップがあって、頼れる。まさに完璧な存在。
人格者のあの人と関わると「羨ましい」と感じてしまう。
私もあの人のようになりたい。「人格者」と呼ばれる存在になりたい。
でも、人格者になるのは簡単ではない。
だからこそ、あの人がより一層輝いて見えるのだと思う。
どうしたらあんなに魅力的な人間になれるのかな?
人格者とは、具体的にどんな特徴を持ち合わせている人?
人格者が生み出す魅力の秘密を教えて。
人格者とは、周囲に良い影響を与える優れた性格の持ち主を意味します。
他人への気配りができ、やさしくて思いやりのある言動。そして、ただ優しいだけでなく柔軟性もあり、集団をまとめ上げてリーダーシップを発揮します。
人格者とは、どんな相手でも「一緒にいて心地いい」「頼りになる」と思わせることができる人なのです。
でも、誰だって苦手な人もいるんじゃない?
全ての人に好かれるなんて無理だよ。
人格者であっても得手不得手はあります。ですが、人格者と呼べる人は、「苦手な相手へも対応できる能力」があるのが大きな特徴。
自分の性格傾向や偏りを理解しているから、衝突やすれ違いを未然に防げるのです。人格者は「自分自身」の欠点を受け入れています。
人格者には共通する「特徴」があります。
周囲の人間はなんとなく「あの人はすごいな」「なぜか心が揺さぶられるな」と感じていますが、他人の気持ちを動かすのには理由があるのです。
人格者とは、どんな魅力を持った人なの?
なぜか惹きつけられちゃう理由を知りたい。
そう考える人に向けて、人格者に共通する「5つの特徴」を解説していきます。
いったいどんな要素をコンプリートすると、多くの人に愛される人間になれるのか、一緒にチェックしていきましょう。
人格者は差別も“えこひいき”もしません。全ての人に対して「平等」に、分け隔てなく優しく接します。
人間関係を損得で考えておらず、「他人に優しくしよう」という精神が根本にあるのです。
我慢して優しくしているのではなく、「他人の幸せ」がイコールで「自分の喜び」になっていることも。
人格者は「皆でハッピーになること」を理想としていて、自分一人が得をしたり、誰かが独りぼっちになることを望みません。
人格者とは、あらゆる相手と仲良くなれる「社交性」と「コミュニケーション能力」を兼ね備えた人。
相手は何をすると喜んでくれるだろう?
今どんな行動を求められているだろう?
こうした思考を常に持っていて、他人目線の嬉しい言動ができるのです。
周囲の目線に立つには、「執着」や「劣等感」といった囚われを無くす必要があります。人格者は自分自身の問題と向き合っているから、クリアな気持ちでコミュニケーションが取れるのです。
人格者は集団の中にいても「圧倒的な存在感」があります。そして、この存在感は無理に放っているものではありません。
自分はどんな人間で、どんな長所を持っているのか。
集団の中で自分自身を活かす振る舞いは何なのか。
これを心得ているため、無理に自己アピールすることなく「自分らしさ」を発揮します。
また、ルックス面でも「自分に何が似合うか」をわかっいるからこそ、洗練された印象を与えるのです。
人格者は自分を過信しません。自信を持って行動しますが、「間違い」に気付いたら素直に謝り、正すことができます。
人格者は謙虚な姿勢だから、「自分が間違える可能性」も常に頭の片隅にあるのです。
我が強い人は間違えを認めることができません。そして、失敗を恐れては行動できなくなります。
人格者は一旦自分の考えを信じて行動するけど、柔軟に変えていくため、たくさんの経験値を積み重ねて成長していくのです。
人格者とは、「集団にいる全ての人の様子」に気を配り、その場の雰囲気を上手に変えてリードできる人。
人の気持ちを察することに長け、他者貢献の精神があるからこそ、自分の能力を精一杯皆のために注ごうと思えるのです。
皆が委縮する場面でも勇気を出して発言する。失敗を恐れず先陣を切る。
これにより多くの人が救われた気分を味わい、人格者に対して「感謝」や「リスペクト」を向けるようになります。
人格者は行動で信頼を掴んでいくのです。
「人格者とは」という概念は、「周囲からの信頼」があってこそ成立します。
あの人ってどこか違うよね。なんだか頼りになる。あの人がいると楽しい。
こうした評価が積もり積もって「人格者」と呼ばれるようになっていくのです。
ここからは具体的にどんな印象が「人格者」に繋がるのか、周囲の視線をご紹介していきます。
「人格者が好かれる理由」や「人格者が周囲に与える影響」を、一緒に探っていきましょう。
人格者は責任感があって何事にも正面から向き合います。
そのため「頼り甲斐がある」と思われ、多くの人の心の拠り所になり、信頼を獲得するように。
人格者はよく考えて行動するため、効率的に人をサポートすることができます。自分に負担をかけすぎることなく、他人を支える立場であり続けるのです。
このためには、「相手にとって必要なのは何か」を見極めて、無駄のない行動を続けることが大切。そして、培ってきた問題解決能力が安心感に繋がります。
人格者は高い共感力を惜しみなく発揮するため、誰からも好かれ、仕事・プライベートともに上手くいきます。周囲はこの活躍を見て羨望(せんぼう)を向けるように。
羨望とは、自分の持っていない優れた能力を見て「羨ましい」と感じることです。
高い共感力は簡単に身に着けられるものではありません。
生まれつき共感力が高いと「敏感さ」に苦労することになり、後から身に着けるのには並々ならぬ努力が必要。そのため、「共感力が発揮できて羨ましい」と嫉妬されやすいのです。
人格者の特徴は他者をとことん満足させるのものばかり。そのため、人格者は「誰からも好かれる人気者」に映ります。
人格者本人は「人気者になること」にこだわっていないケースがほとんどです。
ただ、自分が望むままに他者貢献を続けた結果、多くの人からの信頼を勝ち取っているだけ。
謙虚な姿勢がさらに人気を呼び、人格者が好かれるループができあがります。
人格者と直接的な関わりがない人も「あの人っていつも中心にいるよね」と認識するのです。
人格者を見ていると純粋に憧れる。
どうすればあの人みたいになれるの?
私もキラキラした存在になりたい。
人格者を見て「羨ましい」と感じるのは、心の奥底に成長したい願望があるから。人格者は自分の持つ理想そのものなのです。
そこでここからは、人格者に近づくために実践したい5つの習慣をご紹介していきます。
人格者の言動を実際に見ながら「どうするとより自分を高められるか」を工夫していきましょう。
どんな人にも「長所」と「短所」の両方があります。
これを見極めることで、「この人にはこうしたコミュニケーションが効果的」「これは苦手かもしれないな」と、適切に言動をコントロールできるのです。
特に人は相手の「短所」に目を向けてしまいがち。
ですが、最も大切なのは「長所」から入って、相手を褒めたり肯定して存在意義を満たしてあげることといえます。
人格者は他人の本質に目を向ける機会が多く、「他人を理解しよう」と常に心がけているのです。
人格者は「自分が評価されるため」ではなく、「他人が幸せになって欲しい」から行動します。
他人の幸せが自分にとっての「喜び」なのです。
見返りを求めた親切やリーダーシップは見抜かれるため、何より「人の幸せ」を意識しましょう。
この時、「自己犠牲」と混同してしまう人がいますが、人格者になるには「自分」も「他人」も両方大切にできる必要があります。
自分自身の内面も充実させて、幸せを分け与える意識で行動しましょう。
自分自身が幸福を感じていないのに、他人に幸福を感じさせることはできません。
自分への向き合い方は他人とのコミュニケーションにも反映されるのです。
そこで、自分自身の幸福度をあげるようにしましょう。
人は「成長している実感」「達成感」「誰かの役に立っている感覚」を味わえる環境で過ごすと、幸福度が高まるといわれています。
特に「仕事」などの毎日長時間費やす活動の中で、こうした幸福に繋がる体験を増やすことが大切です。
誰かとの約束を破ると周囲からの評価は一気に下がり、信頼を取り返すことが困難になります。
また、「決まり事」は組織全体が円滑に回るためにあるもの。破ってしまえば、一人の行動が全体へ悪影響を及ぼします。
人格者に近づくためには、約束や決まり事を破らないようにしましょう。
いつもきちんと守ってくれる人に対しては、着実に信頼が積み重なっていきます。
また、プライドを守るために実現が難しい約束してしまうと、自分自身が無理をするため危険です。
人格者を見ていると「賢い」「社交的」「解決力がある」など特徴が目にとまります。
こうした長所を手に入れるのに重要なのは、他人の意見にも耳を傾けること。
独りよがりで生きていては、いつまで経っても視野が狭いままです。
周囲の気持ちを察するためにも、新しい価値観を受け入れるためにも、常に周囲の意見に対してオープンでいることが大切。
「自分の意思や考え」にこだわりすぎると、成長の機会を失うことになります。
人格者は人気者で皆のヒーロー。
でも、他人のために行動しているのに、「無理している様子」は一切ない。
無理せずとも能力を発揮できるのは、自分自身とたくさん向き合ってきたから。
自分の性格の癖を知っているから、他人との摩擦を避けられる。
自分の長所を理解しているから、それを活かすコミュニケーションが取れる。
自分が活躍できる分野を知っているから、結果を積み上げて自信を得られる。
人格者とは、誰よりも自分自身を理解したうえで、他人のために行動できる人なんだ。
私も今一度、自分がどんな人間なのか向き合ってみよう。
誰しも長所・短所があって、劣等感や自信のなさと戦っている。
これらを乗り越えた先に、人格者としての振る舞いが生まれるんだ。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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人格者に憧れるのは、自分の理想像そのものだから。