2020.05.15
これまでの営業成績を評価してもらい、先月の新体制から複数の部下を持つことに。
入社してから初めての昇格だったので、今まで以上にやる気満々だった。
しかし調子が良かったのは初めのうちだけ。
今月の成績は自分のチームが最下位。
どうも張り切っていたのは自分だけだったみたい。
部下はみんなやる気がなく人任せ。
「誰かが契約をとってきてくれるだろう。」という空気がチーム全体に漂っていた。
このままではチームは解散になり、マネージャーから降格させられてしまう。
「結局個人成績が良かっただけで、人の上に立ってまとめる力はないんだ。」とは思われたくない。
何とかしてみんなにやる気を出して欲しい。
みんながやる気を出す方法はないのだろうか?
立派な家にかっこいい高級車。欲しいものや、買いたいもの。
理想の生活を送るために、やる気を持って仕事をしている人はたくさんいます。
しかし、働くすべての人がやる気を持って仕事ができるわけではありません。
なかなか働く意味を見つけられずに、やる気が出ない人もいるのです。
中には、「お金さえもらえれば頑張る必要がない。」と考えている人も。
職種も違えば働き方も異なるので、人によって仕事に対するモチベーションは様々。
これが完全に個人にしか責任がかからない仕事であれば問題ありません。
しかし、チームを組んだり複数人で仕事をする場合は連帯責任となるので、やる気がない人がいると全体に影響が出てしまいます。
ましてや会社に所属している限りは、その責任は会社そのものに降りかかるでしょう。
組織の成績やモチベーション低下の原因として、仕事に対してやる気のない人がいる可能性があります。
もしやる気がない人がいるのであれば早期に見つけ出して、その人がやる気を出す方法を考えなければなりません。
しかし、パッと見ただけではやる気がない人かどうかを判断するのは難しいといえるでしょう。
ではどうすればやる気がない人を見抜くことができるのでしょうか?
ここからは、やる気がない人の特徴を5つ紹介します。
やる気がない人は、コミュニケーションする気がないという特徴があります。
話しかけても返事をしなかったり、自分から何かを質問してくることがありません。
やる気がある人は、わからないことや要望があれば自分から話しかけてきます。
また、周囲とのコミュニケーションをとることで仕事を進めやすくなることも理解しているでしょう。
コミュニケーションをとらない人は、仕事に対して自分の意志を持っていないといえるのです。
仕事が雑な人もやる気がないといえるでしょう。
特に退勤前になると仕事が雑になる人は要注意。
やる気がない人は、残業することを嫌います。
時間ピッタリに帰りたいと思いながら仕事をしているので、作業が雑になりやすいといえるでしょう。
またやる気がない人は、面倒な作業をこなすことも嫌います。
同じ給料でありながら、仕事量が増えたりしんどい作業をすることに納得できないのです。
人の感情は仕事に出やすいといえるでしょう。
やる気がない人は、無気力な雰囲気があることも特徴です。
いつも暗い顔をしていたり、頻繁に休憩を繰り返す人などが当てはまるでしょう。
仕事に対してのモチベーションとなるものがないので、気持ちが明るくなることはありません。
また、暗い雰囲気は周囲にも伝染しやすいので気をつける必要があります。
社内の中でみんなのコミュニケーションが減っていると感じたときは、特に注意してください。
時間にルーズなことも、やる気がない特徴のひとつです。
遅刻してくることが多かったり、休憩時間を長めにとることが多い人には注意してください。
やる気がある人は自分がやるべきことが明確なので、時間に対してシビアに行動できます。
しかし、やる気がない人は時間の意識が強くありません。
それどころか、少しでも仕事をしない時間を確保してさぼろうとすることもあるのです。
仕事において時間はとても大切なものなので、疎かにしている人はやる気がないといえます。
積極性がなく流されやすいことも、やる気がない人の特徴です。
基本的にやる気がない人は、積極的に仕事を行うことがありません。
いつも指示されるのを待っているので、自分から考えて動こうとしないのです。
また自分の意思がないので、少しでも楽な考えや他人の意見に流されやすいでしょう。
自分より偉い上司の機嫌を取るために、その人の意見に合わせることが多いのも特徴の一つといえます。
細かい行動をじっくり見ることでやる気がある人とそうでない人を見極めることができます。
しかし、やる気がない人を見つけたからといって、頭ごなしに怒鳴ったり簡単に辞めさせてはいけません。
やる気がないのには必ず理由があります。
ただやる気がないのではなく、悩みを抱えているだけなのかもしれません。
仕事のやる気を出させるためにも、やる気がない人の心理と原因を知っておく必要があります。
ここからは、仕事のやる気がない人の心理と原因を紹介します。
やる気がないのは、目的や目標がないことが原因の一つです。
「仕事が嫌いで働きたくない。」という理由でやる気がないわけではありません。
やる気がないのは、働く目的や目指すべき目標を見つけることができていないからなのです。
仕事をする上で、自分が進むべき道しるべとなる目標はモチベーションになります。
やる気がないと思われている本人自身も、やる気を出せないことに悩んでいるといえるでしょう。
楽しみがないことも、やる気が出ない原因の一つです。
これは仕事に限った話ではありません。
何事も楽しみがないと、継続することはなかなか難しいものです。
楽しみを見つけることができれば、自然と仕事へのやる気も湧いてくるでしょう。
楽な仕事はありませんが、その中でも楽しいと思えることを見つけるのは、仕事を続けていく上で重要なことだといえます。
楽しみを見つけるには案外、周囲の協力が必要だったりするのです。
やりがいを感じないことも、やる気が出ない原因の一つ。
人によってやりがいを感じる仕事内容は様々。
細かい作業を一か所でずっとしているのが好きな人もいれば、外に出て動き回る仕事にやりがいを感じる人もいます。
やりがいは人によって異なるので、一つの作業をやらせただけで「この人はやる気がない。」と判断してしまうのはNG。
やる気がないと感じる人には、他の作業をさせてあげることでやりがいが見つかるものです。
やる気がない原因は本人の問題だけではなく、仕事自体に問題があることも。
上司や本部の人間が気づいていないだけで、実は仕事内容がかなり過酷だったりします。
仕事は実際に現場で作業をしている人にしかわからないことが多いものです。
あなたが知らないだけで、やる気が出ない原因がたくさんあるといえるでしょう。
現場と本部の距離感が遠いほど、仕事に対しての不満が出やすく、やる気がない人が増えるものなのです。
コミュニケーションに問題があることも原因といえます。
仕事において人間関係はとても重要なこと。
職場でのコミュニケーションが円滑でないとなかなかやる気は出てきません。
やる気がない本人に問題があるのではなく、あなた自身のコミュニケーションの取り方に問題があるのかも。
まずは自分自身に矢印を向けることも大切です。
いつも話しかけにくい表情をしていたり、すぐに怒鳴ったりしていないか振り返ってみてください。
仕事のやる気がない人の原因を理解してあげることで、これまでとは違った見方ができるようになります。
とはいえ、やる気がない人をそのままにしておくわけにはいきません。
放っておけば組織全体のムードが下がってしまいます。
そして、それはあなた自身も例外ではありません。
他人のやる気のなさはあなたにも影響が出てしまいます。
あなたのやる気までも失われてしまえば、組織は衰退の一途をたどることになるでしょう。
「鉄は熱いうちに打て」ということわざがあるように、物事は熱意があるうちに取り組むことが大事。
あなた自身が、やる気のない人に対して違和感を感じているうちに対処した方が良さそうです。
しかしながら、あなたのやる気が他人に伝染することもまた事実です。
熱意を絶やすことなく、やる気のない人に対して接していくことで、だんだんとやる気を取り戻してくれるでしょう。
では、人にやる気を起こさせるには具体的にどうすればいいのでしょうか?
ただ熱意を持っているだけでは人の心を動かすのは難しいものです。
ここからは、これまでやる気のなかった人がやる気を出す方法を紹介します。
まずは団結感を教えてあげましょう。
やる気がない人は、周囲との関係性を築けていないことが原因の一つである可能性も。
組織としてやっていく上で、団結することはとても重要なことです。
協力して結果を出すことの楽しさを見つけられるので、団結感を教えることはやる気を出す方法として最適といえるでしょう。
少しずつでもいいので、あなたからコミュニケーションをとる機会を増やしてみてください。
具体的な目標を一緒に考えることも、やる気を起こす方法です。
やる気がない人は、目標設定ができないことを誰にも相談できずに悩んでいるでしょう。
あなたが一緒になって考えてあげることで、やる気が出るだけでなく、あなたに対する信頼もアップするのです。
一緒に考える目標は具体的であることが望ましいです。
目標を具体的にすることでやるべきことが明確になり、やる気を注ぎやすくなるといえるでしょう。
積極的に褒めて伸ばすことも、やる気を出す方法といえるでしょう。
人は怒られるよりも褒められる方が圧倒的に成長するものです。
もちろん不注意によるミスは指摘する必要がありますが、それだけで終わってしまってはいけません。
同じミスをしないように失敗を次に活かすためには、相手のいいところを褒めることも大切です。
積極的に褒めることでやる気も出て、職場全体の雰囲気も良くなるのでまさに一石二鳥といえるでしょう。
やる気を出す方法として、部下をつけて責任感を与えることも一つです。
やる気がない原因として、緊張感や責任がないことが挙げられます。
部下をつけることで見られている意識が芽生え、責任感を持つようになるでしょう。
また人を育てることの楽しさを感じるようになり、急成長を遂げることも。
「やる気はなさそうに見えるけど仕事はちゃんとこなしている。」という人には、積極的に部下をつけることをおすすめします。
チーム全体の雰囲気を変えることも、やる気を出す方法の一つです。
やる気のない人は、いい意味で周りに流されやすいもの。
チームの雰囲気が良くなれば、自然とやる気が湧いてくるでしょう。
雰囲気が悪くなっている時こそ、あなたの腕の見せ所。
まずはあなたが先陣を切って場のムードを高めていきましょう。
周りはあなたの頑張りを必ず見てくれています。
少しずつ良い雰囲気が伝染していくでしょう。
やる気がない人は見えないところでSOSを出していることが多いです。
やる気のない行動は本心ではありません。
本当はみんなと同じようにやりがいを持って仕事がしたいと望んでいるでしょう。
大切なのは一人で悩ませないこと。
普段はなかなかわかりにくいかもしれませんが、一人一人に気を配ることで、やる気がない人を見つけてあげることができるでしょう。
他人のやる気を引き出すことができれば、あなた自身の活力にも繋がります。
同じ環境で同じ時間を過ごす仲間として優しさを持ちながら、他人のやる気を引き出してあげてください。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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