2020.05.11
先週の休みに友人と美術館へ行った。
特別な芸術センスを持っているわけじゃないけど、素晴らしさはわかる。
どうすればこんなにセンスがあって人に影響を与える絵が描けるのか全く分からなかった。
美術館に展示されるような絵が描ける人は、きっと天才と呼ばれる人達なのだろう。
家に帰ってからも何かがずっと心に引っかかっていた。
天才の実力を見せつけられた感覚。
少し前までは自分も天才になれると信じて生きてきた。
けれど社会に出てからは自分は凡人なのだと実感する毎日。
人に自慢できるような特徴もない。
だけどやっぱり天才に憧れる。周りから天才だと呼ばれたい。
天才と凡人の違いとは何だろう?天才の特徴って何だろう?
天才とは、生まれた時から備わっている才能のことを意味します。
小さい頃から才能が開花する人もいれば、大人になってから何らかのきっかけで開花する人も。
人が努力しても追いつかない才能を持った人のことを指す場合がほとんどですが、努力できる人のことを天才と呼ぶこともあるのです。
天才は、スポーツや芸術の分野に数多く存在し、一国にとどまらず世界中で賞賛されるという特徴があります。
また、天才と呼ばれる人は全てが完璧なわけではなく、何かしらの不自由を感じている人が多いことも特徴として挙げられるでしょう。
多くの人が天才を見ると憧れを抱きます。
どうしても今の自分の現状と相手を比較してしまうのです。
自分にないものを発見すると欲しくなるのは、人間の特徴ともいえるでしょう。
特に天才は目につきやすいのも特徴です。
ではどうして自分と比較してしまい天才に憧れを抱くようになるのでしょうか?
ここからは、天才に憧れる4つの心理を紹介します。
人生に思うような結果を得られていない時に天才に憧れます。
思い描いていた未来と現実との間にギャップを感じている時は、周りで活躍している人のことが目につきやすくなるものです。
自分の理想の姿を実現している人を見ると、自分もなりたいと願う気持ちは強くなるでしょう。
上昇志向や明確な夢を持っている人ほど、結果にこだわる思いが強いので天才に憧れるのも特徴です。
天才に憧れる人は、周囲から一目置かれたいと思っていることも特徴です。
天才は普通の人と違って知名度も高く周囲からの人気があります。
時にはメディアに取り上げられることも。
たくさん注目して欲しいと思っている人にとって、天才はまさに憧れの的なのです。
小さい頃からスポーツや勉強で優秀な結果を収めてきた人ほど、評価されることが自分の成長源になっているという特徴が。
なので、天才になりたいという思いは人一倍強いでしょう。
天才的な才能を利用して楽な人生を過ごしたいと考えている人も天才に憧れます。
天才になれば思いのままに身体を動かすことができ、人生が楽になると考えている人は多いでしょう。
確かに天才は脳で考えていることを表現したり行動できる特徴があります。
人よりも特化した才能を活かすことで、自分の市場価値が上がり将来的にも楽ができることもあるでしょう。
仕事が好きな人や将来のことを考えている人は天才へのあこがれも強くなる特徴があります。
自分の人生に大きな功績を収めたい人も天才に憧れるという特徴があります。
天才になれば人から評価される機会が増えます。
実際に天才と呼ばれる人は何かしらの結果を残していることがほとんど。
天才になれば、目に見える結果として自分の功績を残すことができる確率も上がるのです。
自分の価値にこだわっている人や、結果を残すことに生きがいを感じている人ほど、天才になりたいと思います。
天才になりたいと憧れを抱くだけでは、なかなか天才になれないでしょう。
天才になるには天才と呼ばれる人の特徴を知る必要があります。
天才と呼ばれる人は色んな分野にいますが、実は共通している特徴があるのです。
それぞれが異なる才能を持っていますが、天才を支えている根本的な特徴は皆同じといえるでしょう。
ではその特徴は何なのでしょうか?
天才な人に共通している特徴を見ていきましょう。
卓越した集中力を発揮することが特徴の一つです。
天才な人は、自分の好きな分野への興味や好奇心が尋常ではありません。
一度集中してしまうと、他のことを忘れてしまうくらい打ち込む特徴があるのです。
人より集中している時間も取り組む時間も長いので、結果を出しやすいことも特徴。
天才な人の集中力が卓越しているのは、常に疑問に思うことが多く、解決しないと気が済まないからです。
努力に莫大なエネルギーを費やせることも特徴の一つです。
天才な人は集中力が高いこともあり、努力する時間を惜しみません。
仕事をしている感覚とは違い、自分が好きで興味があることへの熱意が違うのです。
エネルギーを節約したり時間を制限したりすることがなく、自然と努力していることが多いのも特徴。
天才な人の多くは越えたい壁を持っているので、努力にかける熱量が湧いてくるという特徴があるのです。
天才な人は自分を信じる力が強く、他人の言葉や言動をあまり気にしないことも特徴です。
ほとんどの人が周りからの評価や、言葉を気にしながら生活しています。
なぜなら、世の中の流れに逆らうことに違和感や恐怖を感じるからです。
しかし、天才はそんなことを考えません。
「それよりも自分が持っている興味の方が大事。」と考えているのが特徴なのです。
全く耳を傾けないわけではありませんが、常に自分がやりたいことを貫く信念を持っていることが特徴といえます。
視野が広く物事を多角的に捉えることができるのも、天才な人の特徴です。
天才な人は視野が狭く一点だけに集中しているように感じられますが、そうではありません。
常に広い視点を持ってあらゆる状況や考え方を理解することができるという特徴があるのです。
先入観を持つことがなく、国境を越えて多くの人と関わることができるのも特徴。
天才な人は、一つのことへの集中力だけでなく、一歩下がって見渡す力があることも特徴といえます。
天才な人は失敗を恐れない特徴もあります。
失敗することにネガティブな考えを持っておらず、むしろ経験ができると考える特徴を持っているでしょう。
なので、失敗からも必ず何かを学ぶことができるのです。
失敗を恐れてしまうと行動に制限がかかってしまい、チャレンジすることが難しくなるでしょう。
しかし天才な人ほど、失敗も成功も学びに繋がると考えているので、チャレンジすることに抵抗がありません。
常にポジティブな状態で取り組むことができるのも特徴の一つ。
天才にも共通する特徴があり、総じて自分を信じることやポジティブな考えが必要であることがわかりました。
しかし、天才な人の特徴を理解したものの、誰を手本にすればいいかわからない人もいるでしょう。
ここからは、日本が誇る天才たちを4人紹介していきます。
この4人においても、年齢や分野は違えど共通する特徴があるのです。
偉業を成し遂げたり人々から注目を集める天才には、どんな人たちがいるのか見ていきましょう。
1人目の天才は日本球界の誇り、イチローです。
彼は世界的にも有名な元プロ野球選手で、これまで数々の偉業を成し遂げてきました。
中でも記憶に新しいのは、日米通算4257本安打、そして史上30人目となるメジャー通算3000本安打を達成したことです。
そんな大記録を作ったイチローですがインタビューの際、祝福を喜んだ上で冷静に「ここがゴールではない。」と口にしたのが特徴的。
小さい頃から、笑われてきたことを実現してきたイチローはまさに天才といえます。
2人目は天才棋士、弱冠17歳の藤井聡太です。
現在17歳という若さで天才と称されることも驚きですが、彼はもっと若い頃にある記録を作りました。
それは14歳2か月でプロ棋士となったことです。
加藤一二三が14歳7か月でプロ棋士になった最年少記録を、62年ぶりに更新することとなりました。
長年経験を積んだ数々の棋士からも賞賛の声が上がるほどの「日本の若き天才」といえるでしょう。
3人目は世界中で愛される天才漫画家、尾田栄一郎です。
1997年から始まった彼の代表作である『ONE PIECE』は、世界中でも人気がありギネス記録になるほど。
この漫画は現在も続いており、尾田栄一郎曰く「書きたいことが多すぎて終わらない。」とのこと。
タイトなスケジュールがきつくて物語を早く完結させたい漫画家が多い中で、書きたくて仕方がない彼はまさに漫画界の申し子といえるでしょう。
4人目はABC予想を証明した天才教授、望月新一です。
彼は、数学において「証明されていないが定理が成り立つ気がする。」というABC予想を実際に証明しました。
彼の証明は600ページにもわたり、事実として認定されるまで5年の歳月がかかったほどです。
そして彼が天才といわれるのは、証明したことだけでなく、証明するために20年以上もかけたことにもあります。
一つのことを継続して追い求めた天才といえるでしょう。
輝かしい結果を数多く残している天才たちですが、決して良いことばかりではありません。
天才にとって、結果を出すことは一人の時間が多くなることを意味します。
自分自身と向き合うことが多いので、孤独になりがちなのです。
時には理解されないこともあるでしょう。
天才は常に孤独と戦いながら生きているという特徴があります。
周りから見れば、幸せそうな部分だけが見えるかもしれませんが、必ずしもそうではないのです。
孤独な世界で生きている天才ですが、さすが天才と呼ばれるだけあります。
天才はこれまで数々の名言を残しているのです。
孤独と戦いながらも努力して結果を残し続けてきたからこそ、発することができる言葉があります。
ここからは天才が残した名言を5つ紹介していきましょう。
これらの名言はきっと、あなたが悩んでいる時にそっと背中を押してくれる言葉となるでしょう。
1つ目はバスケットボールの神様とも呼ばれる天才、マイケルジョーダンの名言です。
「才能は誰もが持っているものですが、その能力を引き出すためには誰よりも努力することが必要だ。」と彼は言います。
これまでにたくさんの失敗と成功を経験してきた彼だからこそ言える言葉です。
誰にでも才能がありチャンスが平等にあると聞けば、勇気が湧くでしょう。
しかしそれだけではなく努力することが何よりも大切だ、ということを改めて理解させてくれる名言といえます。
2つ目は喜劇王、チャップリンの名言です。
この名言には、「行動することが最も大事なことだ。」という強い気持ちが込められています。
どれだけ想像力が豊かで素晴らしいアイデアを持っていても、行動しなければ何も始まりません。
辛い状況下にあってもとにかく前に進み続けた彼にとって、行動することは何よりも大切なことだったのです。
たとえ小さくてもその一歩を踏み出せるかどうかが、天才と凡人を分ける大きな違いであるといえるでしょう。
3つ目はドイツの物理学者、アインシュタインの名言です。
数々の名言を残しているアインシュタインですが、その中でも数多くの人に希望や可能性を与えている特徴的な言葉といえるでしょう。
「天才もスタート時点では平凡な才能を持った人間だ。」と彼は言います。
生まれながらに天才なのではなく、人は努力をすることで天才になることができるのです。
この名言を証明するように、たくさんの失敗をしながらも実験を続けた彼は天才といえるでしょう。
4つ目は、元プロ野球選手・巨人軍監督の長嶋茂雄の名言です。
努力をしていれば、挫折することはあってもプライドを失わずに進み続けることができます。
裏を返せば、努力をしていなければ自分を支えてくれるものがなく、プライドを捨ててしまうということでしょう。
困難な壁にぶち当たった時こそが、天才になれるかどうかの分かれ道といえます。
人は何かを成し遂げるには努力が必要だということを、改めて感じさせてくれる名言です。
5つ目は『モナ・リザ』や『最後の晩餐』を描いたことで有名なイタリアの芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチの名言です。
この言葉には、努力することの大切さと努力しなければ何にもならない、という強いメッセージが込められています。
人間の世界は、努力を重ねてやり通した時に、はじめて評価されるものなのです。
そして、非難されることが決して悪いことではないということも込められています。
非難されることは確実に努力している証拠なので諦める必要はない、ということもあらわしている言葉といえるでしょう。
天才と呼ばれる人は皆、努力することを貫いています。
そして毎日行動し続けているのです。
時には誰からも相手にされず孤独を感じることもあるでしょう。
しかし、そんな中でも天才は立ち止まらずに前進し続けるのです。
自分の現在地点を知り、目指すべき地点へ向かうために努力します。
時には失敗することもあるでしょう。
しかし、その失敗こそが次につながる糧となることを知っています。
何よりも自分自身の可能性を一番に信じているのです。
偉業を成し遂げた天才スポーツ選手も、新しい発見をした学者も、皆初めは凡人からのスタート。
始まりはあなたと何一つ変わりません。
「誰でも天才になれるわけではない、生まれながらに才能を持った人間だけがなれるものだ。」と感じていた人は多いでしょう。
もちろん生まれながらに天才と呼ばれる人もいますが、必ずしも決まっているわけではありません。
あなたも天才になれる可能性は十分に秘めているのです。
しかし天才への道のりは簡単ではありません。
天才になるためには、孤独と向き合う心と努力し続ける継続力が必要です。
辛くて逃げ出したくなる場面が何度もやってくることでしょう。
そんな時こそ、天才たちが残した名言を思い出して、自分自身を奮い立たせましょう。
どんなに小さなことでも構いません。
あなたにもきっとできることがあります。
まずは自信を持つことから始めてみてください。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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