2020.05.04

「安全日・危険日っていつ?」セックスや妊娠で悲しむ前に知りたいこと

岡 あい

岡 あい

「安全日」って言葉、本当に愛していたら言わないはず。

安全日なら絶対に妊娠しないよね…

彼女の生理周期に合わせて「安全日」には避妊しないセックスをしている。

「安全日」なら妊娠しないと聞くから。

避妊しないセックスの方が断然気持ちいい。だから「安全日」を持ち望んでいるんだ。

今まで「安全日」なら妊娠しなかったから大丈夫。きっとこの説は合ってる。

それなのに、彼女はたまに心配そうに振る舞う。

安全日なら絶対に妊娠しないよ。だって、妊娠する原因がないじゃん?

でもある日、彼女から「いつもの時期に生理が来ない」と言われて結構焦った。

結局は生理が遅れていただけみたい。

そして同時に、「生理の日ってそんなズレるものなんだ」と知った。

ってことは、「いつ安全日が来るか」も生理に合わせてズレたりする?

「安全日」って確か、絶対妊娠しないんだよね…?

 

安全日と危険日とは?

「安全日」や「危険日」とは、産婦人科医・荻野久作氏が「妊娠を望む人向け」に考えた理論を、本来の趣旨とは違う「避妊目的」で転用した考え方です。

「安全日」は生理直前や生理中。「比較的妊娠しにくい」といわれています。

「危険日」は排卵日の2日前から当日くらいの時期。生理開始日から計算して14~18日後くらいに排卵日が訪れ、「妊娠しやすい」といわれています。

そして、この避妊法は荻野久作氏の名前を取り「オギノ式」と呼ばれるようになりました。

安全日なら“排卵”してないから、理論的に妊娠しないでしょ?

荻野久作氏が提案したのは、「いつ妊娠しやすいか」を計算するための理論。しかし、現在では「いつなら妊娠しないか」と捉える人が増え、望まない妊娠が後を絶ちません

 

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生理前〜生理中は妊娠しないって本当?

生理前だから避妊しなくていいよね?

生理が来てる時なら妊娠しないよね?

こうした考え方は、前述した「安全日」という理論が影響しています。

ですが、安全日は「妊娠の可能性が低くなりやすい」だけ。いつセックスしても妊娠の可能性はゼロにはなりません

排卵期は前後にズレたり、左右の卵巣が別々の周期で排卵することもあるといわれています。

そして、体内に入った精子は最長で1週間も活動し続けることも。

人の体の動きを完全に予測することは困難で、様々な偶然が重なって「安全日なのに妊娠した」という事態に行きつきます。

安全日だから避妊なしでセックスできる。

こうした思考の裏に「父親・母親になる覚悟」があるかどうかで、その後迎える未来は大きく変わるのです。

 

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生理中のセックス(SEX)で起こりやすいリスク

生理中のセックスは「妊娠の可能性がある」だけでなく、他にもたくさんのリスクを伴います。

ところが、実際に生理中にセックスする人は「安全日」や「気持ち良さ」に目を向け、リスクを知らずに実践しているケースが多いのです。

ここからは、生理中のセックスで起こりやすいリスクをご紹介。

知識を得るだけでも、セックスに対する認識は徐々に変わっていくはず。恋人の体や自分の体を大切にするため、シビアな情報にも触れてみましょう。

1.性感染症に感染しやすい

生理中は免疫が低下していて、性感染症への感染リスクが高まるといわれています。

また、粘膜はデリケートで傷つきやすく、不用意に刺激すると傷口から感染する可能性も。

性感染症にかかると労力やお金を要するだけでなく、「強い精神的ショック」を受けます。

性感染症はセンシティブな内容だからこそ、辛いと思っても誰にも相談できず、セックスへのマイナスイメージが根付いてしまうのです。

一度でも生理中のセックスで性感染症になれば、その後のセックスを心から楽しめなくなります

2.子宮内膜症のリスクを上げる

生理中にセックスすると、膣内にある血がピストンで逆流して、骨盤へと入り込みます。

そして、これが原因で「子宮内膜症」という病気に発展するのです。

子宮内膜症は最悪の場合“手術”に至ることもある辛い病気。「生理中のセックス」で負う代償としては、あまりに重いといえます

また、生理中は抵抗力がないため、雑菌が逆流することも。そうなれば、子宮内や子宮周辺の「感染症リスク」も高まります。

生理中のセックスは、女性の体にとって危険な行為なのです。

 

3.身体への負荷で体調不良を起こす

生理中に体調不良を感じる女性は数多くいます。

激痛だったり、熱が出たり、吐き気を伴ったり、悪寒や汗が止まらなかったり…。生理は女性にとって、かなりの負担を伴う現象なのです

そんな中「安全日だからセックスしよう」となれば、刺激を受けてさらに体調不良が悪化する結果に。

生理には個人差があって、重い人は生活すらままなりません。辛いかどうかは女性本人が感じること。安易に「大丈夫」と捉えないようにしましょう。

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男性はなぜ生理中にセックスしたがる?

彼氏が「生理いつ?」と聞いてセックスしようとする。

私にとって生理は辛いことなのに…。

生理中にセックスを求める男性は少なくありません。「生理中=安全日」という思考を持っていることも。

ここからは、生理中にセックスしたがる男性心理をご紹介していきます。

彼とのセックスへの認識を深めるために、まずは男性目線でどう感じるのか知ることも大切。どんな点ですれ違いが起きるのか、一つずつチェックしてみましょう。

1.”中出し”が可能と勘違いしている

生理を「いつなら妊娠しないか」を知るサインと認識している男性は、「生理=“中出し”が可能」と勘違いする傾向があります。

女性にとっては「なぜそうなるの?」と感じる原因に。

ところが、男性にとって“中出し”はAVで見慣れている光景だからこそ、抵抗が少ないといえます。

本能的に「種を残す」ことがインプットされているため、“中出し”で興奮してしまうのは動物の摂理。ですが、人は理性を持って社会を築く生き物であるため、上手に衝動と向き合う必要があります

2.女性の身体や生理への理解が薄い

男性は女性よりも「女性の身体や生理について」知る機会が少ないもの。

「いつ“中出し”できるか」という情報を見かけたとしても、併せて「女性がどうなるのか」までは正しく理解できていない可能性があります。

彼女から本音を聞くまで「嫌がっていると気付かなかった」というケースも。

女性からすると「言いにくい」と我慢してしまいがちなテーマですが、もしすれ違いが起きているのなら、早い段階で伝えた方が良好な関係になれるといえます。

 

【カップル必読!】安全日のSEXに潜む落とし穴

「安全日」なら妊娠の可能性はかなり低いでしょ?

生理がいつか分かれば、“中出しセックス”をできて楽しいじゃん。

こうした思考を持っているとしたら危険。また、「多分大丈夫だよね…」というぼんやりとした確信で避妊しないと、セックスした後に強い不安に苛まれます。

ここからは、カップルに見て欲しい「安全日のSEXに潜む落とし穴」を解説。

どうして「安全日」のセックスが推奨できないのか、その理由を見ていきましょう。

1.生理周期は乱れやすく排卵も不確実

「安全日がいつなのか」は生理周期で割り出すと前述しました。ですが、この生理周期はとても曖昧なもので、簡単にズレてしまいます

さらに、「排卵していなければ妊娠しない」という理論についても、排卵期に確実性はありません

ストレスやホルモンバランスの乱れなど、コントロールできないレベルの問題で女性の身体は変化し続けます。

本来の「いつなら妊娠しやすいか」という用途で考えるのはOKですが、「いつなら妊娠しにくいか」という考え方は保証されていないのです。

2.安全日や妊娠ばかり気にするSEXは楽しめない

もうすぐ生理だったよね?安全日だからセックスしようよ。

安全日だからセックスに応じたけど、怖くて一人で妊娠検査してる…。

「安全日」や「妊娠」に対して、お互いが100%安心することは難しいといえます。心のどこかで「心配」が残ることに

セックスしている時は高揚感で受け入れても、後々悩んでしまう女性が少なくありません。

二人の関係が長続きしない原因にもなるため、“お互いを思いやる”ことを最重要視しましょう

 

3.精子の寿命には個体差がある

精子は女性の身体の中で長時間生き続けます。

精子の寿命には個体差がありますが、中には1週間生きるという説も。

前述した「排卵期のズレ」と「精子の寿命」のバランス次第で、妊娠する可能性は充分にあるのです。

セックスは「妊娠するため」にあるものなので、「中出しして妊娠しない方法」を導き出すことは難しいといえます。

自分で「排卵期のズレ」や「精子の寿命」をコントロールすることはできないため、「多分〇〇だろう」という考えは危険です。もしもの事態を想定するようにしましょう

4.排卵出血などを生理と勘違いしやすい

生理が来たから「安全日」と思ったのに、妊娠してた。いったいどういうこと…?

ホルモンバランスの変動により、生理と似た「排卵出血」が起きる場合があります。「生理だから安全日」と思ってセックスすると、逆に「危険日だった」という結果に

中には出血だけでなく腹痛を伴う人もいて、「いつもより早い生理が来た」と勘違いするリスクがあるのです。

生理の有無で「安全日」を想定すると、こうした望まない妊娠への可能性がグンと高まります。

5.妊娠を疑うストレスで破局の原因にもなりうる

「妊娠してたらどうしよう」というストレスはかなり大きなもの。一度妊娠を疑い始めれば、実際に妊娠検査薬などを使わないと、安心することができません

毎月生理が来るたびにホッとしてる。

直前までは「妊娠した場合のこと」をたくさん想像しちゃって…。

何度もこのストレスを味わうと、恋愛そのものがストレスになっていきます。最悪の場合は破局の原因になることも

「嫌われたくない」と思ってNOが言えない女性ほど、こうした心境になりがちなので、勇気を出して「避妊しよう」と伝えましょう。

 

「今日安全日だろ?」そんな男性ハッキリNO!

今日安全日だよね?なら生でエッチしようよ。大丈夫、妊娠しないから。

残念ながら、この言葉には「女性への思いやり」がありません。

自分が「良い」と思うから、女性も「良い」と思ってくれるはず。厳しい言い方になりますが、「自分目線の意見」を言っています

「安全日だからセックスしよう」と発言する男性との間に子供ができたとして、果たして心から喜んでくれるか?

そして、女性のリスクを考えない言動が、果たして「優しさ」といえるか?

“快楽”よりも“女性の心身”を優先してくれる男性はいます。

「安全日だろ?」と言う男性にはハッキリNOを伝えましょう。うやむやにしたり、嫌なのに受け入れる必要はありません。

自分が自分の一番の味方になってあげることが大切です。

 

安全日なんてないから。悲しむ前に自分を守ろう

安全日かどうかなんて、正直どうでも良かった。

彼からの愛情・思いやり・優しさがあれば、私の心は満たされたんだ。

安全日だから避妊しなくてもいいよね?

きっと気持ちいいはずだよ?

この言葉に私の幸せは反映されていない。妊娠して本当に困るのは私だから

“安全日だから大丈夫”とか“中出しは気持ちいい”とか、一方通行な言葉が独り歩きしている。

でも、私は私を大切にしたい。だから「安全日」でも気を緩めたりしない。

私のことを心から愛してくれる人と恋愛しよう。

思いやりを向け合いながら、深い愛情を構築しよう。

性欲で繋がるばかりが恋愛じゃない。本当の愛なら「相手を悲しませたくない」と思えるはず

悲しむ前に自分で守ろう。

そして、私を守ってくれる人に未来を委ねよう。

 

この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

 

人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。

 

岡 あい
岡 あい
言葉と音楽をこよなく愛するライター。「生きる意味」や「人生とは何なのか」を、今日も考えています。

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