2020.04.20

猜疑心の意味とは?疑う心をを克服して人生を楽に生きる7つの方法

岡 あい

岡 あい

「疑う心」は魅力にも障害にもなるから、プラスに変えよう。

「猜疑心を捨てられない…」

頭の中でグルグル思考が巡る。周囲と切り離されていく感覚。

あの人のあの行動って…。やっぱりああいう意味なんじゃないか…。

要するにこういうメッセージね。

真っすぐに生きたいのに、いつも誰かが立ちはだかる。だから私は自分を守るために身構える。

でも、家族や好きな人に同じことを言われるんだ。

考えすぎ。そんな意味で言ったんじゃない。

目を覚ましてよ。お願いだから。

何が起きてるのか理解できなくて、自分の気持ちの正体を調べると、「猜疑心」という言葉が目に付いた。

周囲が言う特徴はこの「猜疑心」に近い。でも、私は私なりに自分を守っているだけ

正直、「猜疑心」って言葉を知っても、具体的に何が問題なのか理解できないんだ。

 

”猜疑心(さいぎしん)”とは?

猜疑心(さいぎしん)とは、相手の言動を疑ってしまう思考のこと。

「猜」という言葉は「そねむ・ねたむ・うたがう」という意味を持っていて、相手の言動に「裏がある」と決めつける傾向があります。

猜疑心の根本にあるのは「他人が自分を迫害する」「他人が自分をだまそうとする」といった不信感。人には裏表があるものだと思っていて、言葉をそのまま信じたりせず、裏の意味を見出します。

ところが、猜疑心から導き出した“裏の感情”と“リアルな感情”は、一致しているとはいえません。

そもそも他人の気持ちを完全に理解することは不可能。さらに「相手が隠してる感情を読み取る」となると、困難を極めます。

そのため、猜疑心を抱える人は周囲の人とどんどんすれ違いが増えて、意思疎通が難しくなるのです。

 

なぜ?猜疑心が強くなる7つの原因

猜疑心が強い人には何かしらの原因があります。過去の経験や自分の心の状態が引き金になって、自分を守るための精一杯の反応として、猜疑心が強くなるのです。

なぜ自分の猜疑心が強いのか?

猜疑心が強い人の心の中を知りたい。

こう考える人に向けて、猜疑心が強くなる7つの原因をご紹介していきます。

猜疑心の根本には根強い負の感情が眠っていることが多いため、後半の「克服方法」とセットで対応を考えましょう。

1.家庭環境

育った環境があまりに過酷だと、人の心は傷ついて「他人への不信感」が深く刻まれます。

お酒に酔って暴れる、人格否定してくる、発言がコロコロ変わる、簡単に裏切られる…。

こうした経験から、「人は自分を脅かすもの」という感覚が根付き、猜疑心を抱えるようになるのです。

猜疑心を抱えたまま家庭を離れると、今度は周囲とのコミュニケーションがぎこちなくなるように。何もしていない相手を疑いすぎれば「加害者に仕立て上げられた」という意識を与えかねません

2.自信を持てずにいる

自信が持てないと見える世界の色が変わります。あらゆることをネガティブに捉え、自己嫌悪を伴っていると、他人も自分を嫌っているような気分になるのです。

例えば、自信があれば周囲が笑っていても「楽しそう!何話してるの?」と言えます。

ところが、自信が全く持てないと「私のこと笑ってるのかも」と疑うように。

自信が持てない人は、周囲の刺激に敏感になり、自分へのネガティブイメージと結びつけます。猜疑心を取り払うには、この思考回路を変えることが大切です。

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3.人間関係のトラウマ

いじめや裏切りなど、過去に人間関係のトラウマがあって乗り越えられていないと、あらゆることを過去の経験と結びつける反応が起こります。そしてこれが猜疑心になるのです。

人は過去の強烈な経験を後になっても思い返して、目の前の事柄も「同じカテゴリーに入れよう」とする脳の仕組みがあります。

これは自分自身を危険から守るためのもの。ですが、あまりに強く守ろうとすると、現実を見れなくなり、猜疑心の赴くままに人との間に隔たりを作ってしまいます

4.自分が誰かを傷つけた経験

過去に自分が誰かを傷つけ、「罪悪感」「後ろめたさ」を抱いていると、自分自身に向けている気持ちを相手に当てはめます。

「自分は人を傷つけた」という気持ちは、「相手も自分を傷つけるもの」という潜在意識を生むのです。

そのため、隠しごとがないか疑う人は自分自身が何か隠していたり、浮気を疑う人は自分自身が浮気しているなどの傾向も見られます。

猜疑心とは「自分自身へのネガティブな気持ちが消化できない結果」でもあるのです。

5.不安や焦りを抱えている

不安や焦りを抱えると、周囲への警戒心が強くなります。

そして、刺激を受けた時に「自分への攻撃や迫害」かと思って、猜疑心を向けてしまうのです。

不安や焦りに飲まれやすい人は、自分の心を落ち着かせる方法や、メンタルの強さを維持する習慣が少ない傾向にあります。

人は「不安」を感じることで未然にトラブルを回避し、「焦り」で危機を乗り越えるもの。これらが強くなると、問題が起きていない場面でも疑い、防衛反応を発動して猜疑心へと繋がるのです。

6.過度のストレスを抱えている

前述した不安や焦りは「過度なストレスに晒されている」と膨れ上がります。本来健康な人が、激務や休息のない生活を繰り返したり、人間関係のトラブルなどで変わってしまうこともあるのです。

心をケアすることなく頑張り続けると、だんだん猜疑心が育って、自分を守るための仕組みが誤作動を起こします。

また、休み方を知らずに「ただ寝るだけ」「何も活動しない」などの行動をする人も、ストレスを上手に流すことができず、猜疑心に飲み込まれることがあります。

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7.自分に余裕がない

自分のことで精一杯だと、他人を受け入れる余裕がなくなり、とにかくはねのけようとしてしまいます。

がむしゃらに自分を守り、猜疑心の壁を作るのです。

自分に余裕がない人は、孤独の中で頑張っていたり、周囲の意見を受け入れない性格であることも。自分自身の力に頼りすぎて、パンクしながらも頑張り続けています

猜疑心とは無理をした自分の心からの「SOS」の可能性もあり、猜疑心を向けている時に心は限界を迎えていると推測できるのです。

 

実は”猜疑心”には良い面もあるんだ。

自分の内面を変えたいと思った時、「否定的なモチベーション」だけだと結果が伴いません。猜疑心の「良い面」を知って、長所に変える取り組みができるとベストです。

実は猜疑心には「用心深い性格」や「深い思考をする癖」が隠れています。

猜疑心に振り回されすぎなければ、物事の本質を見抜く能力に繋がるのです。

猜疑心が強い人は「一人で考えすぎる」ため、事実とのギャップが生まれやすく、不安に飲まれると判断力が低下します

メンタルを安定させる方法を知り、周囲と良質なコミュニケーションを取れれば、孤立する前に自分を引き戻せるように。

また、猜疑心とは「辛い経験」が原因の一つと前述しました。辛い過去を上手に切り分けられると、本来の自分を取り戻すことに繋がります

 

強すぎる猜疑心を克服する方法7選

猜疑心に振り回されてきた今までを変えたい。

疑う心から解放されて、安心できる毎日を送りたい。

ここからは、強すぎる猜疑心を克服する方法を7つご紹介していきます。

猜疑心とは「自分の思考に没頭する」ことから始まるもの。完全に猜疑心に飲まれる前に気付き、行動を変えることで「新しい思考法」を身体と脳に沁み込ませていきましょう。

少しずつでも試していくことで、変化が生まれるようになります。

1.何が猜疑心のスイッチになるか認識する

まずは前述した「猜疑心が強くなる7つの原因」の中に当てはまるものがないか、客観的に自分を振り返ってみましょう。

そして、猜疑心が働く“きっかけ”がどこかにあるので、何が猜疑心のスイッチになっているか知ることも大切

「この感覚、前も体験したことがある」「今の私、疑ってるかも」と感じるなら、それは自分の中に眠っている感情が動き始めたサインです。

結論を出して不信感を示す前に一旦ストップをかけた方が、相手との隔たりを回避できます。

2.没頭する趣味を増やして猜疑心をシャットアウト!

猜疑心がグルグル巡る時、そもそも「エネルギーが有り余っている」「時間を活用しきれていない」などの原因が考えられます。

頭の回転が早かったり深く考える人は、何かに没頭していないと、ネガティブなことを考えすぎてしまうのです。

そのため、没頭できる趣味を増やして、猜疑心が湧き上がる余裕をなくしてしまうのも一つの方法。また、趣味に没頭するとストレス発散にも繋がります。

さらに、頭を使いすぎるタイプの人は、歌やスポーツなどの体を使う趣味が気分転換にピッタリです。

3.成功体験を増やして自分を認めてあげる

自信の無さは成功体験を増やすことで改善できます。

そもそも猜疑心を抱える人は、厳しい性格の持ち主で「大きな成功しか認めない」傾向もあるのです。

例えば「毎日一食でも自炊する」「30分のウォーキングを継続」「月に1冊本を読む」などのちょっとした目標でも、ちゃんと成功体験として自分を褒めて認めることが大切

自分自身を認めることで、他人を受け入れる余裕にも繋がります。また、何かに向かって全力で頑張ると、猜疑心が湧き上がってもブレにくくなるメリットもあるのです。

4.信頼できる人との関わりを深くする

「この人なら信頼できるかも」と思ったら、少しだけ「壁」を緩めて、関わりを深くしてみましょう。

何気ない相談をしたり、気持ちを共有したり…。

相手の気持ちを知る機会が増えると、猜疑心で導いた感情だけでなく、リアルな感情に触れられるようになります

また、信頼できる人が一人でもできると、心の拠り所が生まれて楽になる効果も。一人で頑張りすぎると、辛くなって猜疑心が活発化します

5.感謝の言葉を伝える意識を持つ

猜疑心が強い時には「感謝」を忘れてしまいがち。誰かに褒められたり親切にされると、「おだてて何がしたいの?」と疑って、相手の純粋な善意をスルーしてしまうのです。

そのため、まずは素直に「ありがとう」と伝える意識を持ちましょう。

「感謝する習慣」は他人からの評価を変えます。

上手に感謝できる人は、何度でも親切心を向けてもらえるようになるのです。

そして、他人からの親切を受けるたびに、猜疑心を向ける必要もなくなっていきます。

6.疑う前に相手の気持ちを考える

猜疑心が強いと「相手の本当の気持ちを見失うデメリット」があります。

疑う気持ちが湧き上がりそうになったら、まずはフラットな思考で相手の気持ちを考えましょう。

物事は意外とシンプルです。もし相手が嘘をついてるとしたら、“心の深い部分に触れて欲しくないだけ”ということも。コミュニケーションにはその人が望む結果が表れています

疑うことで相手の本質を掘り下げられたとしても、それは相手の伝えたいメッセージではありません。まずは、シンプルに「相手の気持ち」に目を向けましょう

7.他人に与える意識を持って人間関係を前向きに!

猜疑心とは自分の身を守るための反応。「誰かのためになれた」というポジティブな経験を増やすことで、他人の気持ちに寄り添った行動がベースになっていきます。

相手に感謝される行動を試して、人との関わりを前向きに捉えられるようにしましょう

相手は何をすると喜んでくれるのか。困っている人を助けたい。人を笑顔にする取り組みがしたい。

こう思うと、猜疑心とは違う思考回路が使われ、猜疑的な思考が和らぎます。

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猜疑心をコントロールすれば楽に生きられる。

猜疑心そのものは、決して悪いものではない。どんな性格も「良い点」と「悪い点」がある

そして、偏りすぎれば問題を引き起こして、生きるのが大変になってしまう。

未来は自分の力で変えていける。自らの選択が将来の自分を作る。

だから、まずは自分自身が「こうなりたい」と思い描くことが大切。

猜疑心が強くなりすぎると、「本当の愛」が見えなくなる

幸せになるために必死で頑張っているのに、なぜかどんどん苦しくなって辛い。

「楽になりたい」「今が辛い」という動機でも充分。

「変わろう」と思ったり、自分を客観視すること自体が、大きな前進だから。

周囲を頼りながら、自分らしく輝ける未来を見つけ出そう。

 

※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

 

人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。

岡 あい
岡 あい
言葉と音楽をこよなく愛するライター。「生きる意味」や「人生とは何なのか」を、今日も考えています。

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