2020.04.04
いい感じな関係の異性の友達がいる。
浮気はしてないつもり。でも、一緒にいるとドキドキして新鮮。
相手も自分のことを気に入ってるのがわかる。
「脈アリのサイン」を見るたびに、恋愛初期の高揚感に包まれて楽しい。
確かに友達へ“特別な感情”は抱いてる。
セックスはしてないから浮気じゃないでしょ?
ところが最近、恋人が疑ってくるんだ。「浮気してない?」って聞かれた。
友達との関係は「まずい」と思って隠してたけど、直観で察しちゃうみたい。
だけど、浮気なんてしてない。やましいスキンシップは取っていない。ただの「特別」な友達。
恋人は嫉妬してるみたい。友達だと思ってなくて、すごく怒っていた。
自分にとって浮気じゃなくても、恋人にとっては浮気に感じる…。
実際のところ、どこから「浮気」になるの?
人によって「どこから浮気と捉えるのか」の基準が異なるもの。中には「バレないように浮気するのが正解」という意見もあります。
では、浮気はバレなければそれでいいのか?
恋人と深い信頼関係で結ばれていれば、浮気されることで「裏切り」を感じます。また、もし浮気に気付いても「黙って知らないふりをする」ことが少なくありません。
浮気すると少なからずパートナーへの態度が変わるもの。どこかで関係性が崩れて、直観的に伝わるのです。
そして、浮気に気付いたとしても、簡単に「相手を責める」「別れる」という選択肢には至れません。
浮気を完全に隠し通せることはごく稀。相手を傷つける結末は変わらない。
そして、恋人が浮気について問い詰めた時には、信頼関係が再構築できないレベルに壊れています。
人によって「どこからを浮気と捉えるか」が異なると前述しました。
浮気が原因で恋人と衝突しないためには、お互いの「浮気のボーダーライン」を知ることが不可欠。この定義が噛み合わないと、簡単に別れを招いてしまいます。
また、世間一般の感覚に対して「自分の感覚がどのラインに位置しているのか」を認識することも重要です。
多くの男女が抱く“浮気のボーダーライン”をチェックして、それぞれの考え方を覗いてみましょう。
日本において「キス」は深い愛情を示します。
ただ友達と接しているだけなら、「キスする」シチュエーションは生まれません。
そのため、「キスは浮気」と感じる人は数多くいます。
一度でも「他の誰かとキスした」とわかると、その後も恋人とキスするたびに、「こうやって浮気したんだな…」と光景が鮮明に思い浮かぶように。
恋人とのキスに対する思い入れが強いほど、他の人と同じことをした事実が受け入れがたくなります。また、「キス以上のこともしてるでしょ?」と容易に想像してしまうのです。
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セックスは「疑いようのない浮気」として認識されています。
中には「恋人のことが好きなら許す」という声も。ところが、内心では「他の人とセックスするなんて無理」と思っていることが多く、交際を継続したくて必死に言い聞かせています。
男性は本能的に「複数人と関係を持ちたい」という生存本能があるもの。セックスしても「心は浮気していない」と考えることができます。
ところが、女性のセックスの多くは「本気」。そのため、「心も体も完全に浮気している」という違いがあるのです。
気の置ける人との“旅行”はとても楽しいもの。偶然一緒に旅行した友達が「異性だった」というケースがあります。
旅行はしたけど、それ以上のことはないから大丈夫。
一緒に寝ていないし、キスもセックスもない。
このように言われても、旅行した事実を聞いた恋人は、「何もなかった」とは信じられません。「浮気を隠してる」「絶対に何かあったはず」と疑うことになります。
また、二人で旅行した事実を隠していれば、「隠すならやましいことがあるから浮気」と断定される原因になるのです。
付き合っているのなら、自分を一番に優先してもらいたいもの。もちろん、仕事や人付き合いは仕方ありませんが、「異性の友達との予定を優先される」となれば違和感が生じます。
私はこんなに好きなのに、なぜ後回しにするの?
俺のこと放っておいて、どうしてその男ばかり大切にするの?
こうした不満が抑えきれなくなった彼氏・彼女は、「付き合っている意味」が見いだせずに「浮気してる」という結論に至るのです。
人は恋すると“好奇心”が刺激されて、「もっと知りたい」「もっと関わりたい」と感じるようになります。
つまり、「相手への気持ちが抑えられない」のは、本能的に恋愛モードに入っているということ。実際にデートや接触がなくても、「気移りしているから浮気」と捉えられかねません。
時には「セックスはOKだけど気移りはNG」という意見も。相手への「愛情」「好意」がある場合は、恋人が受ける精神的ショックは大きくなり、「浮気」と認識されやすくなるのです。
「うしろめたさ」「罪悪感」「隠さないといけない」などの“やましい自覚”がある場合、「悪いと思っている=浮気」という構図が考えられます。
実際には食事に行っただけであっても、「同性の友達と行った」「仕事だった」などの嘘をついた時点で「やましいから浮気」に。
浮気していないのであれば、堂々とすればいい。でも、「抵抗がある」のなら、それは“浮気の確信犯”といえます。
問い詰めた時に“目が泳いだり誤魔化す”場合も、「浮気認定」されかねません。
異性の友達と会わないでほしい。連絡を取らないでほしい。下の名前で呼び合わないでほしい。
こうした自分なりに「浮気」と感じることを、自らしてしまうケースがあります。
自分に甘くて他人には厳しいのです。
そして、「ダメなことをするスリル・快感」に囚われています。
また、浮気している自覚がある人ほど、恋人の浮気を疑ったり、恋人を過度に束縛する傾向も。「悪いことをしている感覚」があるからこそ、相手を疑って紛らわしてしまいます。
誕生日には「最愛の人」と一緒に過ごしたいもの。また、クリスマス・バレンタイン・ホワイトデーを好きな人と過ごす風習もあります。
こうした記念日に一緒にいるのであれば、相手は「特別な存在」です。それを知った恋人は、「嫉妬」と「裏切り」を感じることになります。
人は恋人に「特別扱い」を求めたくなるものです。他の人と特別な時間なんて過ごしてほしくありません。そのため、キスやセックスをしていなくても、「浮気」として深く心に刻まれます。
好きな人が他の異性と触れ合っていれば「嫉妬」します。嫉妬するレベルに過度なボディタッチを見て「浮気」と判断する人も少なくありません。
例えただの友達であっても「ボディタッチしない」という選択肢を取ることができます。
ベタベタ触れなくても、コミュニケーションはとれるものです。
だからこそ、過度なボディタッチを見て「触れたいんだな」「浮気心があるんだな」と認識されることに。そして、目撃した恋人は深く傷つきます。
いい感じだけど「浮気」って呼べる関係かわからない。
自分は浮気だと思っていないけど、恋人はどこから「浮気認定」するのか知らない。
このように、浮気している本人は「自分が浮気しているかどうか」を曖昧に捉えています。
「浮気しよう」と深く考えて行動しているのではなく、衝動的に動いた結果「浮気っぽい状況」になっているのです。
しかし、ご紹介したように「人によってどこからが浮気か」は異なります。恋人にとって「浮気」といえる行動を続ければ、永遠と傷つけ続けるだけ。
彼氏・彼女として付き合っているなら、いっそハッキリさせない?
思い切って浮気を認める。浮気相手との関わりを切る。恋人と別れて浮気相手を選ぶ。
このように「結論」を出すことで、恋人の心の傷を最小限に留められます。
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世の中には「浮気を肯定する言葉」も「浮気を否定する言葉」も溢れている。
どこからが浮気かどうか、様々な意見があるから“自分にとって有利な意見”を盾にしたくなる。
でも、「浮気したか」が論点ではない。「恋人がどう感じるか」が最も大切。
そして、浮気相手が本気になってしまえば、関わる全ての人が「絶望」へと突き落とされる。
浮気は誰かを“傷つける”。それを忘れないで欲しい。
ちょっとした甘さや好奇心が浮気へと導く。だけど、その先に広がっているのは「楽園」ではない。
今まで築き上げた関係性が一気に崩れ落ちる。浮気を知った恋人の心は修復不能になる。
人は「心の支え」があるから生きていける。
浮気は恋人の「心の支え」を、完全に折ってしまう出来事なんだ。
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※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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