2020.04.03
お互いに惹かれ合って、付き合って、幸せの絶頂を迎えて…。
なぜか「恋愛は素晴らしいこと」という概念がある。
でも、私はそう思わない。むしろ恋愛なんてめんどくさい。
昔はときめいた。恋愛するたびにワクワクして楽しかった。
だけどある時からふいに、「なんか恋愛ってめんどくさい」と思うようになったんだ。
付き合うまでの駆け引きが、めんどくさい。
付き合ってからのラブラブした感じが、めんどくさい。
恋人と揉めた時の精神的負担が、めんどくさい。
かまってあげないと怒ってきて、めんどくさい。
恋愛しないからって、ちゃんと満足度の高い人生を歩むことができる。
私の人生に「恋愛」は必須じゃないみたい。
それどころか、恋愛することで「私の日常」が邪魔されるのが嫌。
恋愛を「めんどくさい」と感じる人の思考には、「めんどくさい」と感じやすい要因が隠れています。
プロセスが億劫、気を配るのが面倒、ストレスを感じるのが嫌、楽しい日常が邪魔されたくない…。どの感覚にも少なからず個人差があるいえます。
「めんどくさい気持ち」と上手に向き合うには、“自分のどんな特徴がきっかけになっているのか”を知ることが近道です。
恋愛を「めんどくさい」と感じる人の特徴を、一つずつチェックしてみましょう。
自分に自信を持てないと「ネガティブな気持ち」に飲み込まれやすくなります。
恋愛して傷つくのが嫌。
恋愛したって辛い未来に行きつくだけ。
このように、自信が無いと「ポジティブな未来」を思い描くことができなくなるのです。
根本には「自分に幸せな恋愛なんてできない」という感覚があります。物事が良い方向へと進む確信が持てません。
また、自分に自信が持てないと、せっかくの良い恋愛のチャンスを逃してしまう原因にもなります。
一人で過ごす時間が充実していると、恋愛することで「好きな時間が削られる」と感じます。
自立するのは自己成長を促すために良いこと。ところが、恋愛では少なからず「相手への依存心」が必要になります。
自立しすぎると恋愛に発展しないのです。
自分一人でも生きていけるけど、時には誰かを頼ってみよう。
この人といると新しい発見があって楽しい。
こうした意識が湧くようになると、恋愛への「めんどくさい気持ち」が和らぎます。
プライベートの時間をしっかりと確保したい。
誰かに口出しされたり、干渉されるのが苦手で、とにかく恋愛にストレスを感じる。
この場合、他人と過ごす時にリラックスできず、気を張ってピリピリする性格なのがうかがえます。
過干渉な家庭環境で育ったり、不用意に傷つけられたり放置されて育つと、こうした「人との関わりを避けた方が安心する」という心の状態になりやすいものです。
依存的に愛情を求めるタイプの恋人との恋愛では、平行線を辿ることになります。
物事を全体像で見る「マメなこと」が苦手な人は、連絡不精になりがち。連絡すると恋人との「マメな連絡」が求められ、めんどくさい作業が積み上がっていく感覚を味わいます。
LINEやメールなどの細かいやり取りが苦手な場合は、先にそれを伝えたうえで、「電話する」などの代替案で置き換えてみましょう。
「細かい作業は苦手」だけど「やらないといけない」と義務感を背負うと、めんどくさい気持ちは膨れ上がります。そして、恋愛に対する「喜び」「楽しさ」を打ち負かすのです。
「恋愛したくない」と感じている時、「恋愛する喜び」よりも「めんどくさい」という気持ちが勝っています。つまり、恋愛にデメリットしか見いだせないということ。
「恋愛がめんどくさい」という思考自体は悪いことではありません。ですが、「幸せな恋愛ならしたい」けど「実現しないから恋愛が嫌」なら、何かしらの危険信号が隠れている可能性があります。
人間関係がトラウマになってもう嫌。
心身ともに疲れて恋愛どころじゃない。
辛い恋愛経験ばかり繰り返してウンザリ。
こうした“ネガティブな要因”があるのなら、「恋愛したくない」という気持ちが本心とは限りません。
自分が傷つかないように、これ以上消耗しないように…。
心が「守りの姿勢」に入っていることが考えられます。
恋愛に消極的になる背景には、どんな思考が隠れているのか?
まずは、恋愛がめんどくさい人の5つの心理をご紹介していきます。
恋愛は“楽しいこと”ばかりではありません。なぜなら、深い人間関係を構築することになるから。
誰かと深く関わるには「不安」「恐怖」を乗り越えて、“相手のために神経を向ける必要”があるのです。
この一連の流れを「めんどくさい」と感じると、ネガティブな部分ばかりが目立ち、恋愛を遠ざけるようになります。
人間関係が充実して毎日が楽しいと、「恋人がいなくても楽しい」「一人でも生きていける」と感じるようになります。
こうしたタイプの人にとって「依存的な恋愛」にメリットは感じられません。お互いを高め合うような「精神的な繋がり」を求めているのです。
そのため、むやみに付き合えば「恋愛がめんどくさい」「日常が邪魔されてる」と感じる原因に。
“自立した者同士”の“程よい距離感の恋愛”でないと、マイナス面ばかりが目立ってしまいます。
そもそもストレスを抱えていたり、ストレスを受け流す余裕がないと、「恋愛でストレスを感じるのが嫌」になります。
人と関わるとどうしても“摩擦”が生じるもの。恋愛は対人関係の延長にあり、友達関係や家族関係以上に深い関わりを求められます。
対人関係に苦手意識があれば、「恋愛なんてめんどくさい」と感じるのは自然なこと。「恋愛が嫌」なのではなく「男女の関わりで生じるトラブルが苦手」なのです。
また、人との衝突を過剰に恐れたり不安を感じる場合も、同じ傾向があるといえます。
付き合うまでには「愛情の探り合い」「駆け引き」「脈アリかどうかの判断」などがあります。また、何度もデートを重ねてお互いを知る必要も。
この付き合うまでのプロセスが「億劫」だと、「恋愛がめんどくさい」と感じるのです。
過去の恋愛で“めんどくさいやり取り”を経験したことがあると、この傾向はより顕著に。
「かまってほしい」「自分を理解してほしい」という気持ちが強い人は、付き合うまでの間に相手の心を何度も揺さぶります。そして、期待を向けられた側は心をすり減らすのです。
恋愛すると相手に「気を配る必要」も生じます。
本来は“自然体で過ごせる”のが理想的な恋愛の形。
ところが、全てのカップル同士が「素の自分を出して仲良しでいられる」とは限りません。
「恋人の心が不安定」だったり「恋愛に期待を抱いている」と、意識的に歩み寄らないと成立しなくなります。
また、自分自身が「他人といる時に気を遣いすぎる性格」だと、恋人に会っても“気を張り詰めた状態”が続くだけ。
「お互いに自然体でいる」「相手に高望みしない」という共通認識がないと、気を遣いすぎて疲れ切ってしまうのです。
理想的な相手との恋愛なら、様々な苦労を重ねるだけの“価値”が見いだせます。だからこそ、「理想の異性に出会えない」となると、恋愛する意味がわからなくなるのです。
この思考を持つ人には、大きく分けて二つのパターンが考えられます。一つ目は求める理想が高いタイプ。二つ目は過去の恋愛と比較するタイプ。
前者は付き合う前にじっくり相手を見ていて、現実とのギャップが埋まりにくく恋愛に進展しません。そして後者は、「過去の恋愛で感じた喜びや愛情」と比較して恋愛するか決めてしまうのです。
「恋愛がめんどくさい」と思っていても、「恋愛が嫌い」「一生一人で生きるのが好き」「家族はいらない」とは限りません。
幸せな恋愛ができるのなら、前向きに考えられる。
本当に心の拠り所になるのであれば、恋愛してもいい。
こうした気持ちがあるのなら、「恋愛がめんどくさい」という気持ちと向き合うことで、新しい人生の道が開ける可能性があります。
恋愛が全てではありません。ですが、自分の中のつっかえを取り除くために、克服する方法を見てみましょう。
なぜ「恋愛が面倒」なのか、その理由を把握するところからスタートしましょう。
忙しいからマメな連絡をしたくない。好きになった人と喧嘩したくない。浮気症な人と付き合ってトラウマ。期待を寄せられるのが苦手。
「恋愛がめんどくさい」と感じる背景には、様々な理由が隠れているはず。
例えば上記の理由からは、「依存的ではなくて、冷静な話し合いができて、裏切らない優しさがあって、自立した人がいい」という理想像が読み取れます。
自信が持てないと「ネガティブな未来を想像してしまう」と前述しました。自信を手に入れるには、「自分磨き」をして「達成感を味わう」ことがポイントになります。
この時、“自己コントロール感”を伴うことが重要。
「自分で選択して、行動して、達成した」という感覚があるかどうかで、自信の有無が大きく変わるのです。
仕事や学校で「受け身の姿勢」が癖づいている人ほど、「自分の意思で何かしらの行動をする」ことにメリットがあるといえます。
急に「恋愛しよう」と思ってもハードルが高すぎます。そして、「恋愛する意味がない」「いちいち恋愛するのはめんどくさい」と感じる要因になることも。
まずは異性の友達を作ってみましょう。恋は自然と落ちるもの。相手の内面を知るほどに「この人いいな…」と感じる可能性があります。
また、異性に対して感じていた“苦手意識”を克服するきっかけにも。極端に異性の友達が少ない場合、恋愛を意識しすぎず仲良くなってみましょう。
価値観がかけ離れた人と付き合うと「めんどくさいやり取り」が増えます。
相手の外見やスペックで交際するか決める人ほど、「恋愛がめんどくさい」という感覚に陥りやすいのです。
また、恋愛初期には“相手の良い面”ばかりに目を向ける傾向も。こうした人の性質を理解して、冷静かつ客観的に「近い価値観を持った異性」を探してみましょう。
価値観が一致していると、自然と衝突やすれ違いが減ります。
どれだけ理想的な相手でも「自分に興味がない」と、追いかけるばかりの辛い恋愛になります。まずは「自分に興味を持ってくれる異性」と遊ぶようにしましょう。
人は愛されることで「愛を返したい」と思えるようになります。そもそも、恋愛に対してプラスな感情を得ないと、「恋愛したい」とは感じないのです。
最初は無理に恋愛感情を引き出す必要はありません。
自分の話を聞いて楽しんでくれる異性と、「楽しい時間を過ごそう」と考えてみましょう。
「恋愛がめんどくさい」という気持ちは変わらない。
でも、じっとしているだけでは、きっと永遠にこの「めんどくさい気持ち」が消えない気がする。
深堀りしていくと、自分は恋愛そのものが嫌いなわけではない。
今の平穏が揺らいで欲しくない。義務感に縛られたくない。誰かと衝突して傷つきたくない。
恋愛を通して「プレッシャーを味わうのが嫌」なだけなんだ。
そして、全ての恋愛においてこの「プレッシャー」が伴う気がしていた。
無理に恋愛を始める必要はない。
まずは一歩踏み出して、異性の内面に触れる機会を作ろう。
同じように「安心感」や「安らぎ」を求める異性がいるかもしれない。
人それぞれ考え方は違うから。
自分の価値観に合った異性と仲良くなってみよう。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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恋愛に「正解」なんてないから、自分のペースで大丈夫。