2020.04.02
思い通りにいかないこと、予想だにしなかったことが起こると、不安で心が潰れそうになる。
少しでも否定的な言葉を投げかけられると、その言葉が頭の中をグルグルと駆け巡る。
一度抱いた不安や悲しみは日に日に膨らんでいくばかり。
近頃は不安を煽るような話題やニュースが世の中に溢れていて、このままじゃ私のメンタルはやられてしまいそうだ。
メンタルが弱くて、生きていることがただただ辛い。
先行きが見えない不安と戦う毎日。この重たい感情は、どうやったら消えてくれるの?
ああ、私もメンタルが強かったらよかったのに。
今からでもメンタルを鍛える方法なんて存在するのかな。
もしもメンタルを強くできるのなら、どんなに生きやすく楽になれるのだろう。
「自分はメンタルが弱い…。」と感じる人には、共通する5つの特徴があります。
メンタルの弱さによって、毎日が辛い・生きづらいと感じてしまうことも。そんな苦しみから解放されるためには、何が原因でメンタルが弱くなっているのか知ることが大切です。
自分の特徴が見えてくると、「ここを変えれば楽になれるんだ」と気がつくことができます。
メンタルが弱いからといって自分を責めたりしないで。大事な自分を自分で守ってあげるために、まずは特徴を探っていきましょう。
メンタルが弱い人は「自分を犠牲にして他人に尽くしがち」です。
他人に優しく思いやりを持つ一方で、つい自分のことを後回しにしてしまう特徴があります。「喜んでくれるなら」「困っている人の力になりたい」と全力を尽くすのです。
そうして「自分のことはいいから」と犠牲になっているうちに、気がついたら倒れてしまうことも。
他人がすべてになってしまうと、いざ自分にトラブルや悲しみが降りかかってきても、自分を守ってあげられないのです。
メンタルが弱い人の特徴として「自分に自信がない」ことがあります。
自分に自信が持てないと、人から受けた言葉や情報をそのまま受け取ってしまいやすいです。本当は「そうじゃない」と思っても、つい自分の考えを押し殺してしまう。
すべてにおいて「他の人が正しい」「私が悪い」となってしまうと、決して自分は悪くない場合でも落ち込んだり悲しんだりすることになります。
自信がないと、本来は気にしなくていいことにもメンタルが揺らいでしまうのです。
メンタルが弱い人には「ネガティブ思考」な特徴があります。
物事を悪い方向に考えやすい人は、慎重である反面、ネガティブに考えすぎて落ち込んでしまうことも。
“最悪の事態”を想定することで防げるトラブルはありますが、何でもかんでも悪い方向に捉えるとマイナスに働いてしまう場合があるのです。
「ダメだと思う」「うまくいく気がしない」など、ネガティブ思考が否定的な感情に変わると身動きが取れなくなってしまいます。メンタルが弱い人は、一度このループにはまると抜け出すのが大変です。
メンタルが弱い人は「緊張やプレッシャーに弱い」のが特徴です。
これまで体験したことのない場面や、自分の行動が試されるような局面において、緊張やプレッシャーを負担に感じてしまいます。
「失敗したらどうしよう」「結果が見えなくて怖い」といった不安要素が大きく、緊張感を楽しむことが難しいのです。
プレッシャーを感じるたびにメンタルへの影響が出て、押し潰されるような気持ちになってしまいます。
「押しに弱く他人の評価を気にする」のはメンタルが弱い人の特徴です。
強く言われると嫌でも断れない、「お願いされたらやるしかない…。」と考えるタイプの人は、自分で自分を追い込んでしまうところがあります。
負荷がかかる・無理をしているとわかっていても、どうしても断ることが難しいのです。
押しに弱いと、言い方が強い人や多数意見に流されて辛い思いをしてしまいます。メンタルが弱いのは”自分を大切にできていないから”ともいえるのです。
メンタルが弱いから、気になることがあるたびに考えすぎて抜け出せなくなってしまう。
他人が口にする言葉や悲しいニュース。どれも私の中にジワジワと広がって、少しでもネガティブに考え始めると止まらないんだ。
こんなことを繰り返す毎日を過ごすのはもう嫌だ。
「メンタルが強かったら」と願い、無理やり前向きになろうとした夜もあった。「メンタルが弱い自分はダメな人間なんだ」って自分を責めたりもした。
でも、気持ちはさらに落ち込む一方で。
心を強くすることなんてできるのかな? 本当に心が強い人って、どうやって生きているんだろう。
上辺だけの明るさなんて求めていない。”芯から心を強くする方法”があるのなら、教えてくれませんか。
心を強くするには、強い心を持って生きている人の特徴を知ることが近道です。
メンタルが強い人の中には、”意識せずともメンタル強く生きてきた人”と”メンタルを鍛えることで強くなった人”がいます。
「メンタル強い人が羨ましい」と感じたら、後者のように自分でメンタルを強くすることはできるのです。もちろん、一日ですぐに変わるものではなく、少しずつ鍛えていくことは必要。
そんな人に近づくためにも、特徴を掴んで”メンタル強化の目標”にしてみませんか?
メンタルが強い人には「失敗を恐れない」特徴があります。
そもそも、挑戦をする前から「失敗しても大丈夫」と思えているのです。失敗を恐れて不安が拡大すると、歯止めが効かなくなってしまいます。
事前にうまくいかなかった場合を想定して、対策を練っておく。要因を潰しておく。
想定外の失敗が起こったら、適切な対処法を考えて実行する。
メンタルが強い人は、仮に失敗したとしても諦めません。「挑戦に失敗はつきもの」と受け止め、冷静に軌道修正ができるのです。
メンタルが強い人は「切り替えが早くポジティブ」という特徴があります。
メンタルが強い人にも”感情”はあります。だから、嫌なことが起きて不快感を抱く、先が見えなくて不安になることもある。メンタルが強い=何も感じないというわけではありません。
しかし、心の強い人はそこからの切り替え・立ち直りが早いのです。
まずは素直に自分の感情や事実を受け止めて、一旦考える。「じゃあ今から何ができるのか」と答えを出し、次の行動に繋げていくことができます。
メンタルが強い人は自分の感情を伝えることが得意です。
自分の思いを言葉にして伝えたり、活動や作品を通してメッセージを発信することが上手。異なる意見の人がいる、多数の人は賛同しないかもしれない、といった場合でも臆することなく自己表現ができます。
自己表現ができるからといって、周りが見えていないわけではないのです。
“他人の意見”と同じように”自分の意見”も尊重することを大切にしています。そのため、遠慮せずに自分の内面を外側へ出していけるのです。
メンタルが強い人は「自分を犠牲にすることが少ない」です。
他人への配慮・思いやりを持ちながらも、自己犠牲をしてまで尽くさない”ボーダーライン”を守っています。
「これ以上尽くすと自分がダメになってしまう」限界を理解し、あくまでも無理をしない範囲で人付き合いができるのです。
まずは自分を守らなければ、他者を守る力もなくなってしまうもの。メンタルが強い人は、人間関係に振り回されることなく上手な立ち回りができています。
「自分に自信がある」のはメンタルが強い人に共通する特徴です。
自信があると、他人の言葉や評価にメンタルが揺らぎにくくなります。他人の意見をすべて鵜呑みにはせず、自分の気持ちを信じていられるのです。
また、自信があるからこそ「必要な情報」「不必要な情報」を自分の目で見て判断できます。
他人の話を聞きながらも流されずにいられるのは、メンタルが強い人の特徴。自分に自信があると、周囲との距離感を適度に保てるのです。
メンタルが弱い自分から卒業したい。
そう思った日から、少しずつメンタルは鍛えていけるものです。メンタルを鍛えるには、毎日の積み重ねや”意識の継続”が大切になります。
だから「今日いきなりメンタル強い自分になれる」というわけではありませんが、鍛え続けることでブレない強さを手に入れられるのです。
ここからは“メンタルを鍛える7つの秘策”をご紹介します。
まずは一つだけでも大丈夫。「これならできそうかな」と感じたものから始めてみよう。
メンタルを鍛えるためには、まず「他人に評価されるために生きる」のをやめてみましょう。
生きている以上、他人との関わりを遮断することは難しいです。だからこそ「他人からよく思われたい」「他人の意見が気になる」ことはあるもの。
しかし、他人の評価がすべて正しいとも限りません。
他人を基準にしてしまうと、自分の意見や守りたいものが守れなくなってしまいます。メンタルを鍛えるためには、他人の意見に左右されない強さが必要。
まずは”自分がどう思うか”を大切にしていいのです。「自分の人生を自分のために生きる」ことを、心の中で意識してみましょう。
「必要以上に他人と比較しない」ようにすることで、少しずつ心を強くしていけます。
何をするにしても、他人と比較し始めるとキリがありません。
自分よりも凄い人。うまくいっている人。幸せそうにしている人。
このような人たちを目にするたび落ち込んでしまうと、「なんて不幸なんだろう」と必要以上に自分を責めることとなるのです。
自分には自分のペースがあって、その中で前に進んだり幸せを感じたりできればそれでいい。人と比較すると、目の前の幸せが見えなくなってしまいます。
「目標を細かく設定し自信をつける」ことは、メンタルを鍛えるために有効な方法です。
いざ「自分に自信を持とう」と決意しても、今すぐ自信満々になるのは難しいもの。
細かい目標を立て、何度も達成を繰り返す。
そうすることで自分の中に”成功体験”が積み重なり、無理に思い込まずとも自然に「私はできる人なんだ」と自信が持てるようになります。
実際に”目標を達成した”という事実が、強いメンタルに裏付けられる自信となるのです。
メンタルを鍛えるために「長所を伸ばす」ことを心がけましょう。
メンタルが弱い人は、短所だけに目を向けて自分を否定してしまうことがあります。どんな人でも長所と短所を持ちあわせているもの。
短所だけにとらわれて長所を抑えこんでしまうのは非常にもったいないことです。
自分のいいところ・得意なことを一つでも見つけたら、意識的に伸ばすようにしましょう。長所を伸ばすと自信がつく。それがメンタルを鍛えることに繋がります。
「メンタルが強い人と行動を共にする」ことは、弱いメンタルを鍛えるための秘策です。
メンタルを鍛えるには、メンタルが強い人の行動や思考を取り入れることが近道になります。間近で過ごすことによって、心が強くなるヒントを見つけやすくなるのです。
また、これまでに「一緒にいる友達・恋人と性格が似てきた」という経験はありませんか?
人は環境から無意識のうちに影響を受けやすいもの。そのため、メンタルが強い人と共に行動するだけでも、自然とメンタルを鍛えることができます。
メンタルを鍛えるために「感謝の気持ちを持ち言葉にする」ことを意識しましょう。
メンタルが弱くなっているときには、目の前の幸せが見えなくなっていることが多いもの。悲しみや不安に襲われると、何かいいことが起こっても気がつけなくなってしまいます。
辛い気持ちから抜け出すためには、意識的に感謝の気持ちを持つことが大切です。そして、その気持ちを大事な人に伝えましょう。
また、どんな些細なことでもいいので、感謝の気持ちをノートに書き出してみるのもおすすめです。振り返ればいつでも幸せに気づくことができます。
メンタルを鍛える上では「支えになる音楽や言葉」が強い味方になってくれます。
触れるだけで心が励まされるものを一つ持っておくと、辛いとき・苦しいときの支えになるのです。
特に、苦境を乗り越えて成功した人の言葉には重みがあるもの。「この人も色々あって今があるんだ」と思うと励みになります。
一歩前に進む勇気をくれる歌詞や名言からは、いつでも強い力を感じられるものです。胸に響く”支え”が見つかったら、落ち込みそうになるたび触れてみましょう。
そうして支えられながら進んでいければ、少しずつメンタルを鍛えることができます。
メンタルが弱いと悩んでいた昨日の自分。
目にするものに何度傷つけられたかわからない。
悲しい、苦しい、辛い。そんな感情がずっと付きまとっていた。
一生こんな生きづらさを抱えて過ごしていかなきゃいけないなんて。未来に絶望すら抱いていた。
でも、メンタルは鍛えることができるんだ。
今かっこよく前を向いているあの人も、この痛みを乗り越えてきたんだって。
メンタルの弱さを受け入れながら、一歩ずつ前に進んできたんだって。
私もそんな人になりたい。メンタルの鍛え方を知った今日から、少しずつ強くなっていく。
きっと明日は今日よりも、ちょっぴり生きやすくなっている。
一年後にはどうなっているのかな? メンタルを鍛えることで、人生をもっと生きやすくしていこう。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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