2020.04.01
どんなときも自分らしく生きている、憧れのあの人。
あの人が「いい」と言うもの、「こう思う」と発言する内容、自ら生み出していく「作品」。
一つ一つが刺激的で、魅力に溢れていて。目の当たりにするたび、その豊かな感性に憧れてしまうんだ。
私には見えないものが見えていて、まるで次元の違う世界で生きているみたい。
あの人は、どうしてあんなに感性豊かなんだろう。
今まで感性を磨くために何をしてきたんだろう。
私も感性が鋭い人になって、たくさんの感情・感動を心で感じたい。そして、感じたものを自分らしく表現できる人になってみたい。
大好きでたまらないアーティスト、あるいは身近にいる憧れのあの人のように、鋭い感性を磨く方法とは?
感性とは「ひとつの物事から何かを感じ取り、意味や感情・欲望に変える力」を意味します。
お気に入りのアーティストの歌を聴いて、歌詞の裏に込められたメッセージを想像する。
ファッション誌の美しい色使いに惚れ惚れして「明日のコーディネートに取り入れたい」と思う。
このように、私たちは”感性”によって、日常のあらゆる出来事から何かを感じているのです。
「感性が豊か」と言われるような人は、この”感じる力”が強く鋭いことが特徴。感動しやすかったり、自分の中でイメージを膨らませることが得意であったりします。
とはいっても、感性豊かな人たちが「みんな同じものに感動する」わけではありません。感性の形は人それぞれであり、自分らしく磨いていけるものなのです。
「感性が豊かな人になりたい」と思ったら、まずは”感性が豊かな人”について知ることが近道です。
“感性が豊かな人”とは一体どんな人なの?
その特徴を掴み、理想の自分へ一歩近づく手がかりにしてみよう。
感性が豊かな人たちは、それぞれ違った感性を持ちながらも共通する特徴を持っています。なんとなく「素敵だな」と憧れていた人の特徴がはっきりすると、感性磨きのイメージがリアルになるもの。
これから参考にするためにも、じっくり一つずつ見ていきましょう。
感性豊かな人は「想像力がある」のが特徴です。
ある物事に対して、背景や人の気持ちを想像しながらイメージを膨らませることが得意。
例えば一枚の”リンゴの絵”を見たとき、「これはリンゴの絵だ」という認識では終わりません。
「この絵を描いた人はどんな人だろう? なぜリンゴの絵を描いたのだろう?」と想像する。もしリンゴの色がピンクだったなら、自分なりに「リンゴがピンクになっている意味」を見出します。
事実をそのまま受け止めるだけでなく、目に見えない部分まで想像できるのが特徴です。
感性が豊かな人は、想像力とあわせて「創造力」も持っています。
日頃からさまざまなことを感じている感性豊かな人は、その気持ちを活かした創作活動も得意なのです。
映画を観て感じたことを仕事に活かす。仕事で感じたことをプライベートに活かす。恋愛で感じたことをアートに活かす。
このように、得たものを別の場所・形に変えて創造することができます。
感性豊かな人は”想像力”がある上に思考が柔軟なため、自らも新しいものを生み出していけるのです。
感性豊かな人は「素直で純粋な心」を持っているのが特徴です。
すでにあるルールや他人の意見にとらわれず、自分が素直に抱いた気持ちや感覚を大切にできます。
自分が「面白い」と感じたものを他人に「つまらない」と言われたとしても、純粋な「好き」という気持ちを流されずに持ち続けていられるのです。
また、感性が豊かな人は「あれはダメ・これもダメ」と頭ごなしに決めつけません。感性を活かしながら物事と向き合い、何かを感じ取ろうと素直に取り組んでいけます。
感性が豊かな人は「集中力に長けている」のも特徴。
物事とじっくり向き合えるからこそ、さまざまな角度から何かを感じたり想像したりできます。表面だけを見るのではなく、そこから意味や感情へと結びつけるためには集中力が必要です。
そのため、感性豊かな人たちは共通して集中力に長けているといえます。
想像にも創造にも集中力は欠かせないもの。それだけに、感性豊かな人になるためには「関心のあることに熱中できるかどうか」が重要なポイントとなります。
感性が豊かな人は五感の使い方が上手いです。
五感とは【視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚】の5つの感覚から成り立つもの。
感性豊かな人は、この五感を日頃からフルに働かせています。そのため、自然とあらゆる角度から何かを感じ取る・想像することができるのです。
例えば、花の写真を見ただけで「太陽の香り」「花の手触り」「鳥の鳴き声」「写真の外側にある景色」までイメージができるのは、五感が鋭く感性が豊かであるからといえます。
「独特の発想や意見ができる」のは、感性豊かな人に共通する特徴です。
感性豊かな人はいい意味で周りに流されず、自分の素直な気持ちや感覚を大切にできます。また、鋭い感性で物事を深く見つめられるため、独特の発想や意見が湧き上がってくるのです。
常識や多数意見にとらわれない柔軟な姿勢が、他の人が思いつかないようなアイデアとして形になります。
「あえて人と違うことをしよう」というよりも、「純粋に独自の発想を生み出せる」のが感性豊かな人の特徴です。
感性豊かな人は「アーティスティックな物を好む」のが特徴です。
対象は”場所・作品・物・人・仕事”など、多岐に渡ります。感性豊かな人は”感じること・想像すること”を純粋に楽しめるため、自然と芸術的な物に惹かれやすいのです。
また、好奇心を掻き立てられるとどっぷり熱中できるため、インスピレーションを受けながら自分の感性に一層磨きをかけていきます。
感性豊かな人は感覚が鋭いので、その点を刺激するアーティスティックな物と相性が良いのです。
「感性豊かな人になりたい」と思ったけれど、あの人みたいに独特の発想もできなければ、音楽の世界にどっぷり浸かる熱量も持っていない。
そもそも感性が鋭いのって才能なんじゃないかな。あの人を見ていると、感性を養うのは”遠い道のり”のような気がしてきた。
これから「感性を磨いていこう」と思ったとき、他人と比較しながら感性の差をはかったり、すべてを参考にして無理に取り入れる必要はありません。
“感性”とは人それぞれ違うもので、何をどう感じるかに決まりなんてない。
みんなが同じ感性を持っていたら、この世には同じものしか存在しなくなってしまうから。
誰かの「好き」だけにとらわれないで。あなたしか持っていない、磨けば光る感性を大切にしていこう。
私も感性豊かな人になってみたい。
あなたらしい感性を磨いていった先には、一体どんな景色が待ち受けているのでしょうか。
ここからは「感性を養うメリット」をご紹介します。鋭い感性とは、ただ持っているだけではなく”人生そのもの”を豊かにしてくれる素晴らしい力です。
感性を磨くことで手に入る新しい自分をイメージして、憧れの気持ちを現実へと落とし込んでいきましょう。
感性を養うと、物事を人とは違った目線から見られるようになります。
感性は磨けば磨くほどに鋭くなっていくもの。それと同時に自分らしい視点が養われていくのです。
あるとき別の場所で「感じた何か」が、新しい目線となって自分の中で活きる。感性を養うと、その幅がどんどん広がっていきます。
どこで何を感じるかは人それぞれであるだけに、”自分らしい素直な感性”を持つことが、結果として”人と違った物の見方”になるのです。
感性を養うと「目に見えない気持ちを理解できる」メリットを得られます。
“感性を養う=感じる機会を増やす”ことは、今まで感じたことのない気持ちを味わうということ。その分だけ、他人の気持ちを想像・理解する力も身につくのです。
自ら感じたことのある気持ちでなければ、心から理解をするのはなかなか難しいもの。
映画を観てシーンや表情から感情を読み取るのもそうですし、友人から相談されていなくても「今辛そうだな」と気がつけるのは感性があるからだといえます。
良好な人間関係が築けるようになるのは、感性を養うメリットです。
感性を磨き、他人の気持ちを想像する力がつくと「相手が喜んでくれそうなことは何か」「こんなことを言ったら失礼ではないか」といった配慮ができるようになります。
この想像力を”他人を疑う心”ではなく”他人を思いやる心”として活かせると、良好な人間関係が築けるのです。
また、感性を養うと「自分と他人の違い」についても理解ができるようになります。「違っているからいい」と思えると、人付き合いは充実するものです。
感性を養うと、感動という体験が増えます。
さまざまな物事に触れながら感性を養っていく過程では、知らなかった感情や気づきが得られるもの。その積み重ねが、あらゆる出来事に対する感度を高めてくれるのです。
例えば、今までは「恋人が料理を作ってくれるのは当たり前」と思っていた場合。自分でも料理を作ってみることで、そのありがたさや優しさに気づけるようになります。
感性を磨くと小さなことにも心を動かされ、感動する機会が増えるのです。
感性を養うメリットとして「仕事の幅が広がり充実する」ことが挙げられます。
どんな仕事も、そこに人がいるから成り立っているもの。感性を磨いて想像力を高めることは、人の気持ちを理解して先読みする”仕事力”にも繋がるのです。
また、養った鋭い視点を活かして今携わっている仕事の質を上げることができます。それだけでなく、感性を発揮できるような新しい仕事に手をつけられる可能性も。
仕事で関わる人の気持ちがわかり、創造力が必要な仕事にも幅を広げられるのは大きなメリットです。
感性を磨くには、まず何から始めればいいのかな?
鋭い感性を磨いていくためには、心で「感じる」経験が何よりも大切です。そして、そういった経験を積み重ねていくことで感性が深まり豊かになっていきます。
ここからは、感性を養うために試したい”習慣7選”をご紹介。日常的に意識して継続すれば、あなたらしい感性は自ずと磨かれるものです。
まずは無理なく楽しめそうな範囲でスタートしてみましょう。
行ったことがない場所に行くと、初めて見る景色に感性が刺激されます。
そこにいる人たち・街並みや風景・流れている音楽など、あらゆる角度から「感じる」ものがあるのです。一度も行ったことがない場所には、感性の幅を広げられるような新しい経験が転がっています。
どこか遠くへ旅行に行ってもいいし、近くの気になる街へ繰り出してみてもいい。イベントに参加する、図書館や美術館などに足を運ぶのもおすすめです。
刺激に溢れる初めての環境に身を置くことで、自然と鋭い感性を磨けます。
「見たことがないものを見る」のも、鋭い感性を磨くためには有効な習慣です。
景色や建造物を見る、気になった映画や本に触れるなど。それ以外にも、インターネットを通して個人の作品を手軽に見ることもできます。
ただし、無理をして「あれもこれも」と見すぎると情報過多になりやすいので、自分が興味を持てるものを積極的に見るようにしてみましょう。
見たことがないものを見た後は、自分なりに感想を述べる習慣をつけることで、更に「感じる」力が高まります。
興味の幅を広げる習慣をつけると、感性が鋭く磨かれていきます。
感性を磨くためには「感じたことのない気持ちを感じる」経験が欠かせません。そのため、自ら興味の幅を広げていく意識は大切です。
「面白い」と思ったものを深掘りしてみる、普段は当たり前になっていることをじっくり見つめてみるなど、意外と身近なところから幅は広げられるもの。
どんなときも好奇心を忘れないことが、感性を養うための鍵となります。
新しい経験をする以外に、自ら創作をすることも感性を磨く方法の一つです。
創作とは決まりがなく自由なものであるだけに、想像力+創造力をフルに活かすことになります。
心の琴線に触れたもの。美しいと感じる色やメロディ。楽しかったことや悲しかったこと。口には出せないけど訴えたい感情。
自分の中に眠っている感性を外に出すことで、その働きが一層強まるのです。
アナログでもデジタルでも創作活動はできるので、自分がやりやすい方法で始めてみましょう。
あらゆる”最上級”に触れると、物を見る目が養われ感性が鋭くなります。
最上級とされるものは、ありふれていない価値あるものだからこそ”最上級”なのです。その本質に触れることで、普段の生活では見えなかったものが見えるようになります。
一流アーティストのライブに足を運ぶ。
高級ホテルで食事をして、気配りの行き届いた接客を受ける。
そうして”最上級”から感銘を受けると、自分の中に「素晴らしいものを見極める・創造する感性」が生まれるのです。
あなたらしい感性を磨くために、心揺さぶられる理由を大事にしましょう。
「この絵はすごく素敵!」と感じたら、なぜ素敵だと思ったのかを考えてみるのです。色使いが好き、自分の過去を重ねて見られる、世の中への強いメッセージを感じるなど、理由は何でも大丈夫。
その理由に、あなたらしい視点・感性が表れます。
誰かが言ったことや世間からの評価は一旦置いておき、自分の素直な気持ちを外に出してみること。そうすることで、独自の感性が養われていくのです。
鋭い感性を磨くには、心のゆとりを常に維持することが大切です。
忙しくて疲れている。悩み事で気持ちが沈んでいる。このような状況では、いくら新しい経験をしたとしても何かを感じ取ることが難しくなってしまいます。
“心の余白”があってこそ、新しい経験を受け入れたり楽しんだりできるもの。
「感性豊かな人になりたい」のなら、無理をするのは禁物です。動き回るばかりではなく、自分を労わる&リフレッシュする時間も大事にしましょう。
感性とは、実はすでにあなたが心の中に持っているものなんだ。
何を素敵だと思うか。何に興味がないと感じるか。
それは人それぞれ違っていて、たくさんのものに触れれば触れるほど、どんどん浮き彫りになってくる。
だから、気になったものや場所・人。あなたが「素晴らしい」と感じるものに、積極的に触れてみよう。
そうすることで、あなたらしく感性を磨いていけるから。
誰かと同じにする必要なんてない。大切なのは”あなたがどう感じるか”。
それこそが、磨けばキラリと光る感性なんだ。
そして、違いをもっと楽しもう。
感性を磨いて心を豊かに。みんなが自分らしい感性を大切にできたら、見たことのない景色が見えるはず。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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