2020.03.30
いつもどおりの日常を送る中で、突然現れた“新型コロナウイルス”。
災害はいつだって容赦ない。平穏な日々が一瞬で混沌とした「不安」に飲み込まれる。
テレビやスマホ越しに毎日、“新型コロナウイルス”に関するニュースが報道される。
“新型コロナウイルス”は得体が知れなくて怖い。
目には見えないからこそ、あらゆることが恐怖の対象になる。
自分だけじゃない。家族や恋人、友達、会社の皆…。
誰一人として“新型コロナウイルス”の犠牲になってほしくない。
そして、たくさんの人が前を向いて「収束」のために努力している。
“新型コロナウイルス”から大切なものを守るために、誰もが必死でもがいている。
今、私達にできることって何?
“辛い今を乗り越える”ための対策を教えて。
“コロナウイルス”は「風邪症状」や「肺炎」を引き起こすウイルス。現在7種類が確認されています。
4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占め、多くは軽症です。
残りの2種類のウイルスは、2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」です。
そして、2019年12月に新しく確認されたのが、7種類目の「新型コロナウイルス(COVID-19・SARS-CoV-2)」です。
「新型コロナウイルス(COVID-19・SARS-CoV-2)」は、2002年に猛威を振るった「重症急性呼吸器症候群(SARS)」と遺伝子配列が非常に似ていることが明らかになっています。
今回のコロナウイルスは感染力が強く、重篤な症状を引き起こすため、爆発的に広がって医療機能が崩壊するケースが絶えません。
“新型コロナウイルス”から命を守るためには、「感染症予防の徹底」と「他の人へうつさないための対策」が重要です。
まずは“新型コロナウイルス”がどんな経路で感染を広めるのか解説していきます。
“新型コロナウイルス”の感染力はとても強く、無意識のうちに体内へ取り込みやすいため、日常的に意識を持って対策することが欠かせません。
具体的に何をすると“コロナウイルス”に感染してしまうの?
どんな行動が“コロナウイルス”の感染に繋がるの?
こうした疑問を一つずつ解消していきましょう。
コロナウイルスを意識・対策することで、社会全体の未来へ大きな影響を与えます。
「SARS」や「MARS」でも主な感染経路といわれていた「飛沫感染」。
“新型コロナウイルス”は「近距離での会話」や「大声を出す」などといった行動でも、飛沫感染するといわれています。
ウイルスが3時間以上に渡って空気中に滞在する「エアロゾル」を確認したとの研究結果も。
咳・くしゃみをしている人が周囲にいなくても、感染リスクがあるといえます。
また、感染者が無症状でも感染力があるため、「コロナウイルスを周囲にうつさない」前提の対策が必要です。
接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると感染者のウイルスが付きます。
未感染者がその部分に接触すると感染者のウイルスが未感染者の手に付着し、感染者に直接接触しなくても感染します。
“新型コロナウイルス”は「接触感染」による感染ケースも多いため、「顔を触らない」よう注意喚起されています。
電車内・エレベーターのボタン・手すり・ドアノブ…。様々なところにコロナウイルスが付着しています。
また、「スマートフォンを触る」「メイク直し」「アレルギーで目をこする」「髪・服に触れる」といった動作も注意が必要です。
“新型コロナウイルス”が数日間生き続けた事例も報告されているため、「手洗い」「顔を触らない」の二つの対策を徹底しましょう。
“新型コロナウイルス”が猛威を振るう今、私達の未来はいったいどうなるの?
目に見えないコロナウイルスが刻一刻と広がると、どうしようもない「不安」がこみ上げてきます。
「SARS」が流行した時は、収束まで約8ヵ月を要しました。今回の流行はどうなるのか?
誰しも助かりたい。身近な人を失いたくない。怖くてたまらない。
だけど、医療従事者が最前線で治療している。
世界中の研究者が治療薬・ワクチンの開発を進めている。
大勢の人が「今の自分にできること」を全力で頑張っています。
では、今の私達にできるのは何なのか?
それは、「できる限り新型コロナウイルスの感染を抑えること」です。
私達一人一人の取り組みや対策が、誰かの命を救うことに繋がります。
私達の未来を変えるのは「私達」なのです。
“新型コロナウイルス”に感染すると様々な症状が表れます。ところが、日常生活を送っていると体調不良はつきものです。
どんな症状が出たら休めばいいの?
感染したらいったいどうなってしまうの?
ここからは、“新型コロナウイルス感染症”の特徴的な症状をご紹介していきます。
無症状でも感染しているケースがあるため、常に「他人にうつさない対策」を心がけましょう。そして症状が出た場合は、無理せず休んで“自分自身”と“周囲の人”を守ることが大切です。
“新型コロナウイルス感染症”は「発熱・咳」といった風邪のような症状が出ます。
他にも「鼻水・淡・喉の痛み・頭痛・息切れ・関節痛・悪寒・下痢・匂いや味を感じない」など様々な症状が確認されており、発熱や咳がなくても感染している可能性があるのです。
また、症状が長期間続いたり治ったと思ったらぶり返すケースも。数時間で一気に重症化するリスクがあり、少しでも体調不良を感じたのなら無理は禁物です。
“新型コロナウイルス感染症”では「倦怠感(だるさ)」を感じるケースも多く発生しています。
疲労が溜まっていたり、栄養・運動不足だったり、睡眠時間が少なかったり…。様々な理由で「倦怠感」を感じるもの。
“新型コロナウイルス”が流行している今だからこそ、体調管理を徹底して、コロナウイルスによる体調の変化に気付けるようにしましょう。
また、「倦怠感」を感じた時には早めに自宅で休息をとる選択が大切です。
“新型コロナウイルス感染症”の最も注意すべき点が「肺炎症状」や「呼吸困難」。
肺炎が悪化するスピードは速く、自覚症状がないまま急に重症化するケースも報告されています。
肺炎になると「咳」「息切れ」「胸が締め付けられる感覚」「胸痛」といった症状が表れるように。悪化すれば、生きるために人工呼吸器・人工肺を必要とします。
医療設備の数には限りがあるため、少しでも感染スピードを抑え、重症患者が治療を受けられるようにすることが大切です。
“新型コロナウイルス”のニュースを聞くたびに怖くなる。
問題が大きすぎてわからないことばかり。とにかく不安でたまらない。
未来が見えない中、漠然とした不安を抱える人がたくさんいます。不安を感じた時には、まず「私達にできる対策」を実践してみましょう。
“新型コロナウイルス感染症”を軽く見るのは危険。ですが、恐れすぎると「ストレス」や「パニック」に繋がります。
今できる対策を積み重ねて、少しでもウイルスに立ち向かっている実感を得ましょう。
“新型コロナウイルス”は長時間に渡り空気中に滞在します。換気が悪い場所にコロナウイルスが入り込めば、感染リスクが高まるのです。
窓がある部屋や乗り物では、極力窓を開けて自然な換気を促しましょう。
家庭用のエアコンや空気清浄機だけでは「換気効果は不十分」になりがち。できれば「2か所の窓を開ける」と空気の流れは良くなります。
また、“新型コロナウイルス”への感染を予防するには、換気の悪い密閉空間へ行くことを避ける対策も大切です。
“新型コロナウイルス”は人と人とが接触することで感染拡大します。そして、“新型コロナウイルス”は感染力が強く、重篤な症状を引き起こすのが大きな問題です。
人と会わなければストレスになり、経済への打撃も計り知れません。
ですが、今は何とか耐えて、人が密集する集まりを避けましょう。
会話する時は、人と人との距離を「2m以上開ける」対策が有効といわれています。家族に体調不良の人がいる場合も、距離を保って見守りましょう。
不特定多数の人が集まる空間では、“新型コロナウイルス”が紛れ込むリスクが高くなります。無症状のうちに歩き回って、知らず知らずに“新型コロナウイルス”を拡散させてしまうことも。
仕事・通院・食料品や日用品の買い物などは“必要最低限”にとどめて、できる限りリスクの高い場所を避けましょう。
“新型コロナウイルス感染症”の危機を乗り越えた後、皆で集まって思いきり楽しむために。
今耐えて対策することで、より多くの人が一緒に喜びを分かち合える未来に繋がります。
“新型コロナウイルス感染症”に打ち勝つには、心身ともに健康でいるための対策が何より大切です。
睡眠や休息を取り、身体に疲労・ストレスを溜めないようにしましょう。
また、健康には「バランスの良い食事」と「適度な運動」が欠かせません。
「穀物・野菜・肉・魚・乳製品・豆・海藻・きのこ・芋・果物・ナッツ・良質な油」など、幅広い食材から栄養補給しましょう。
そして、自宅でできるストレッチや筋トレを継続して、“新型コロナウイルス”に負けない体力をつけることも重要です。
“新型コロナウイルス感染症”が拡大する中、頻繁にニュースで取り上げられる「マスク」。
最もマスクが必要なのは「症状がある人」と「医療従事者」です。
少しでも「咳が出る」「だるい」「息切れがする」などの不調を感じたら、迷わずマスクをつけましょう。
また、マスクがない場合も「咳エチケット」を守ることで、コロナウイルスの飛沫感染・接触感染への対策に繋がります。
咳エチケットとは
「咳エチケット」は、これらの感染症を他人に感染させないために、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。
「咳を手で覆う」と、その後に触れた物へコロナウイルスが付着するので、注意しましょう。
“新型コロナウイルス感染症”は、高齢な人や持病を持った人がかかる。
若者には影響ないから大丈夫。
こうした意見が一時期ありましたが、実際に“新型コロナウイルス感染症”で亡くなる若者が、数多く確認されています。
持病を持っていなくても、まだまだ若くても、コロナウイルスに感染して命を落とす危険があるのです。
無症状で外出した結果、友達がコロナウイルスで重症化したら?
大丈夫と思っていたつもりが、いきなり生死の境を彷徨ったら?
“新型コロナウイルス”が引き起こす「間質性肺炎」は、一度悪化すると回復までにかなりの苦労を伴います。
酸素を取り込むための肺組織が破壊され、どれだけ息を吸っても苦しい…。
若いからこそ自分自身を大切にしましょう。
あなたの代わりはどこにもいません。
いつになれば“新型コロナウイルス”が収束するのか?
現在、それを明確に答えられる人はいません。
私達の行動次第で“新型コロナウイルス感染症”の未来が変わります。
目に見えないコロナウイルスは怖い。予測不可能な事態は怖い。終わりが見えない危機は怖い。
“新型コロナウイルス感染症”を「まるで映画の世界みたい」と語る人もいます。経験したことがない問題に陥ると、受け入れられずパニックになることも。
でも、終わりが見えないこそ「コツコツとした積み重ね」を続けることが、自分の心のためにも社会のためにも、プラスに働きます。
コロナウイルスへの「不安」は、対策や行動で和らげることが可能です。
コロナウイルスの感染を食い止め、健康的な生活を繰り返し、着実に出口へと歩みを進めましょう。
“新型コロナウイルス感染症”の脅威・恐怖に打ち勝つには、私達一人一人が対策を徹底することが決め手になります。
“新型コロナウイルス”からより多くの人を守るために、私達はいったい何を意識すれば良いのか?
ここからは、毎日を力強く生きるために取り入れて欲しい「私達が持つべき意識」をご紹介していきます。
ネガティブな情報は辛い気持ちにさせるもの。ですが、人は団結することであらゆる困難を乗り越えてきました。辛い時こそ、一人で抱え込まず皆で団結しましょう。
こうした「コロナウイルスを体内に入れないための対策や予防」を徹底しましょう。
また、体内に取り込んだ場合を想定して、食事・運動・疲労回復を心がけることも大切です。
前述した、「換気が悪い」「人が密に集まって過ごす空間」「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」の3点を避けることも徹底しましょう。
「不要不急の外出」を避けることで、人と人との接触は各段に減ります。“新型コロナウイルス”を防ぐには、人同士の接触を最低限にすることが重要です。
“不要不急”って具体的に何を意味するの?
こうした疑問を感じる人も数多くいるはず。
2020年3月現在では「食料・日用品の買い出し」「通院」「外出が必要な仕事」がOKと公表されています。ジョギング・散歩は「控えるべき」というコメントも。
深刻度によってこの基準は変わるため、随時最新の発表をチェックしましょう。
症状が出た時の方針も、感染の拡大状況によって変動します。まずは政府が発表している最新の「各ガイドライン」に従いましょう。
2020年3月現在、「相談・受診の目安」として以下のガイドラインが発表されています。
高齢者や基礎疾患を持つ人は重症化しやすいため、無理する前にかかりつけ医やコールセンターに相談するアナウンスがされています。
また、医療設備には限りがあるため、軽症の場合は「周囲にうつさない」「無理をしない」意識でじっくりと休息を取りましょう。
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html#kokumin
厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
厚生労働省「新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html
“新型コロナウイルス”に関するネガティブなニュースばかり報道される。
迫り来る“新型コロナウイルス”の危機が怖い。お金や将来が不安でたまらない。
“新型コロナウイルス感染症”は私達の生活に様々な影響を与えています。
長期戦になる可能性がある。しかし、未来に「不安」を感じすぎると、今も絶望に染まってしまいます。
目の前の「今」を全力で生きることが大切。私達の可能性を信じて、力強く前へ進みましょう。
ストレスを抱え込むと、時にはメンタルや身体の不調を引き起こします。
「やりたいことができない」という感覚は、「これならできる」「これさえあれば楽しい」という気持ちに変換しましょう。
読書・料理・筋トレ・ヨガ・瞑想・映画・アニメ・ゲーム・歌・お絵描きなど、今自分にできるストレス解消法を見つけてみることが大切。
“新型コロナウイルス”のことで頭がいっぱいになりそうな時ほど、あえて何かに熱中しましょう。
“新型コロナウイルス感染症”は、感染した場合のリスクが高いだけでなく、経済・生活への打撃を与えています。
どんなに努力しても乗り越えられない壁。
今まで培ってきたものが崩れていく光景。
絶望的な状況下では、ただただ「辛い」と感じてしまいます。
今は心から辛くてたまらない。
でも、いつか「終わり」が訪れると信じて生きよう。
困難を乗り越えた経験は、“大きな価値観”を生み出します。
何気ない日常のかけがえのなさ。「ああすれば良かった」という後悔。“新型コロナウイルス”で諦めざるを得なかった夢。
どれも大切だからこそ、「辛い」の一言で終わらせてはいけない。
私達には「困難」を乗り越える力が備わっている。
「生きる」ことに真っすぐ向き合おう。
最初は聞き慣れなかった“新型コロナウイルス”という言葉。
刻一刻とその脅威が迫る。朝目覚めるたびに現実を突きつけられる。
そして、私達の「当たり前」はどんどん“新型コロナウイルス”に侵食されていく。
“新型コロナウイルス”を乗り越えたら何をしたい?
久しぶりにあの友達に会いたい。家族で豪華な食事を楽しみたい。
恋人にたくさんキスしたい。今度こそ全力で夢を追いかけたい。
“新型コロナウイルス”の渦中で感じた負の感情には、自分の「本心」が隠れている。
できないことばかりで嫌。もう辛い思いはしたくない。だから、絶対に乗り越えてこの望みを叶えたい。
一人一人が力を合わせて、皆で一緒に“新型コロナウイルス”へ立ち向かおう。
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html#kokumin
厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
厚生労働省「新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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