2020.03.26

会社を辞めるタイミングを教えて?時期や辞め方などの”退職バイブル”

会社を辞めるタイミング。意外と難しい…

「転職したいけど、今の会社を辞めるタイミングがつかめない。」

「病気の療養に専念するために会社を辞めたいけど、いつ言い出したらいいんだろう…。」

毎日の業務に追われているとなかなか見極められない退職のタイミング。

いざ会社を辞めると決心しても、いつ辞めればいいのかが分からず迷っているうちに退職の機会を逃してしまう人もいます。

また会社を辞めるタイミングを決めても、退職に向けて具体的にどのような手順で動いたらよいのかがわからず、当初予定していたタイミングで退職できないというケースも珍しくありません。

ここでは、会社を辞めるタイミングの決め方と会社を辞める場合にとるべき手順をご紹介していきます。

適切な判断基準や行動を知って、トラブルなく退職の手続きを進めましょう。

 

知っておきたい!会社を辞める順序

会社を辞めると決めたけど、どうやって退職の手続きを進めたらいいの?

意外と知らない会社を辞める順序。

退職意思はいつ・誰に伝えたらよいのか、どんな風に伝えたら失礼に当たらないのかなど疑問や不安な点も多いものです。

会社を辞めるという行為はデリケートなものなので、誤った方法で進めてしまうとトラブルに発展してしまう場合も。

そこで、ここからはスムーズに会社を辞めるための手順を紹介していきます。

1.転職活動を行う・休む意思を固める

会社を辞める際はまず、転職活動を行うか休む意思を固めることから始めましょう。

会社を辞めたあとのイメージがついていないと、会社を辞めるという決意がなかなかできず、辞めるタイミングを先延ばしにしてしまいます。

辞めたあとどのように過ごすかが決まっていれば、どんな準備をすればよいのか・いつまでに会社を辞める必要があるのかが分かるため、自ずとやるべきことや行動するべきタイミングが見えてきて行動に移しやすくなります。

2.退職意思を伝える

会社を辞めた後のイメージが固まったら、できるだけ早く退職意思を伝えましょう。

この時、直属の上司に、対面で伝えることが大事です。

なかなか言い出す勇気が出せず、「もっとじっくり考えてからの方がよいのではないか」と躊躇してしまうかもしれません。

しかし躊躇っているうちに、次の仕事が始まってより言い出しにくくなってしまい、転職や休養をしようと考えていた時期に間に合わなくなってしまうこともあります。

退職後のイメージ固めにかけた時間を無駄にしないためにも、辞めると決めたらできるだけ早くその意思を伝えるようにしましょう。

3.退職の交渉

無事退職の意思を伝えられたら、次は退職時期の交渉に移りましょう。

この時大切なのが、「~月末で退職します。」と会社を辞める時期を「決定事項」として「報告」というかたちで伝えることです。

会社としてはあなたに仕事を続けてほしいため、辞める時期を「相談」というかたちで曖昧に伝えると退職時期が後ろ倒しになったり、結果的に辞めることができなくなったりしがちです。

決定事項として報告することで、会社を辞める意思が強いことをしっかりと伝えましょう。

4.仕事の引継ぎ

退職の時期が決まったら、その時期までに仕事の引継ぎが必要になります。

引継ぎが終わらず退職時期が遅くなったり会社を辞める直前でトラブルが起きたりしないよう、退職時期から逆算して計画的に進めていくようにしましょう。

忙しい時期や人手が不足している時期で引継ぎ先が見つからない場合は、自分が行っていた業務を誰でも行えるよう内容や手順をマニュアルにまとめておき、自分が辞めたあとに会社側で引継ぎをしてもらうようお願いするとスマートです。

5.退職の挨拶

お世話になった人には、できるだけ直接会って会社を辞めることを伝えましょう。

会社への不満や愚痴は言わず、これまでの感謝の気持ちを簡潔に伝えることが大切です。

最終出社日までに会うのがどうしても難しい場合は、直接伝えにいけなかったことへのお詫びの言葉を添えてメールで挨拶をしましょう。

また、取引先へ連絡する場合は、自分が会社を辞めたあとの担当者名と連絡先を伝えるのを忘れないよう注意が必要です。

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これだけは守りたい「会社を辞める意思の伝え方」

会社を辞めるにあたり一番重要ともいえる退職意思の伝え方。

伝える内容はもちろん、退職意思を伝える順序やタイミングなど様々な点で気を付けるべきポイントがあります。

会社を辞めると伝えるのはただでさえ勇気のいることなので、知っていれば避けられるような失敗はしたくないですよね。

そこで、ここからは会社を辞める意思を伝える上で最低限守りたいポイントを紹介していきます。

マナーを守って進めていくことで、トラブルなくしっかりと退職意思を伝えましょう。

1.直属の上司に口頭で伝える

会社を辞める意思を伝える際は、必ず最初に直属の上司へ口頭で伝えるようにしましょう。

話しやすいからと同僚に話したり、手続きを進めたい気持ちで焦るばかり人事部に話したりすると、自分から話すよりも先にそうした人たちから上司の耳に話が入り、トラブルになることも少なくありません。

会社を辞めるというのは重要かつデリケートな報告であり、上司としてもまずは自分に直接教えてほしいという気持ちがあるものです。

その後のやりとりをスムーズに進めるためにも、勇気を出して上司と口頭で話をするようにしましょう。

2.事前にアポイントを取る

会社を辞める意思を伝える決心がついたら、上司に事前にアポイントをとりましょう。

前もって「折り入ってお話ししたいことがあります。」と伝えておくことで、上司も心の準備をすることができ、落ち着いて話を聞くことができます。

アポイントをとっていないと、十分に時間をとることができず中途半端なところで話が終わってしまったり、突然の話で聞く側が感情的になり会社を辞める意思をきちんと伝えきれなくなってしまったりすることがあるため、必ず前もってとっておくようにしましょう。

3.二人きりの状態で伝える

退職の意思を伝える際は、二人きりの状態で伝えることもポイントです。

会社を辞めるときは、まず直属の上司に話を通してから指示されたタイミングに従って公表するのが基本。

他の人に聞こえる場所で会社を辞める報告をしてしまうと、上司が了承する前に周囲に退職することが知られてしまううえ、会社側が望んでいるタイミングよりも先に噂で社内の人々に広まってしまいかねません。

意図せず情報が広まりトラブルになるのを避けるためにも、会議室など二人きりになれる場所で退職の意思を伝えるようにしましょう。

4.決断には迷いを持たない

会社を辞めるという決断に迷いを持たないことも大事です。

上司としては、会社のためにもあなたに辞めないでほしいと思っています。
そのため、迷っている様子を見せると、その迷いを解消するための方法を提案し、あなたを引きとどめようとすることがほとんどです。

上司からの直々の提案は断りにくいものなので、一度こうした流れになると退職へ向けた話を進めづらくなってしまいます。

辞めると決めたときの気持ちを強く持ち続け、退職の意思が固いことを伝えられるようにしましょう。

5.上司に伝えるまで同僚には話さない

上司の了解を得るまで、同僚には会社を辞めることは話さないようにしましょう。

普段一緒に仕事をしている同僚は気軽に話をしやすく、また仕事の悩みも理解してもらいやすいため、つい最初に退職の相談をしてしまいがちです。

しかし、もしそこから噂というかたちで上司に会社を辞めることが伝わると上司は「どうして自分に最初に話してくれないのか」と不信感を抱いてしまいます。

上司とのいざこざを防ぐためにも、退職の相談はできるだけ社外の友人や家族にするようにしましょう。

6.消極的な表現・否定的な内容は避ける

会社を辞める理由として消極的な表現や否定的な内容はあげないようにしましょう。

ネガティブな理由を上げると悪い印象をもたれるのはもちろん、原因となっている問題を解消するための提案をされ、退職の理由を見失うことになる可能性があります。

退職を決めた実際の理由がネガティブなものである場合でも、「一身上の都合」という理由で詳しい内容に言及するのを避けたり、「他にやりたい仕事ができたため」などポジティブな理由を伝えたりすることで引きとめに流されないようにしましょう。

 

”正しい退職理由”模範解答例

「こんな理由では納得してもらえないかもしれない」

「円満に辞めたいけど、なんて伝えたらよいんだろう」

会社を辞める手順が分かっても、いざ退職の理由を伝えようと思うとどのような言葉で伝えたらよいのか迷ってしまうことも。

退職の理由は人によって様々ですが、実際に退職理由を伝える際には全て赤裸々に伝えなければならないわけではなく、時には建前も必要です。

ここからは転職、結婚が理由で会社を辞める場合の退職理由の例をご紹介します。

伝え方に迷ってしまった時は、参考にしてみてください。

 

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上司への退職理由の伝え方|会社辞める際の退職願に退社理由は必要?

1.転職が理由の場合

お忙しいところ申し訳ありません。

突然ですが、○月末で退職させていただきたくお時間をいただきました。

至らないところの多い私をここまでご指導いただき、大変感謝しております。

ただ、かねてより△△業界に興味がありどうしても諦めることができず、この度退職を決意いたしました。

誠に身勝手ではございますが、ご了承いただけますようお願いいたします。

2.結婚が理由の場合

お忙しいところお呼び立てし恐れいります。

私ごとですが、この度結婚することとなりました。

誠に勝手ではございますが、相手の仕事の都合で結婚を機に○月末で退職したいと考えております。

退職の時期については改めてご相談させていただき、皆様にご迷惑をかけないよう引き継ぎをきちんと行いたいと思っております。

突然のお話で恐縮ではございますが、ご了承いただけますようお願いいたします。

 

 

これをしないと損をする?退職時の確認事項

会社を辞めると決めたらなるべく早く辞めたいと気持ちが急いてしまいがち。

しかし、勢いで退職時期を決めたり手続きを進めたりすると金銭面や人間関係で損をしてしまうことがあります。

「会社を辞める前に確認しておけばよかった」と後悔しないよう、退職のタイミングや退職後のお金のやりくりに関わる部分は慎重にチェックしておきましょう。

ここからはそうした後悔を防ぐため、退職意思を伝える前に確認してほしいチェックポイントをご紹介していきます。

1.失業中の補助

会社を辞める前に、失業中の補助は必ずチェックしておきましょう。

転職による退職の場合は失業保険、ケガや病気による退職の場合は傷病手当金など失業中は様々な補助の仕組みが設けられています。

ただ、こうした補助を受けるには条件があり、事前に確認しておかないと受給ができない、思っていた時期にお金を確保できないという事態に陥ることもあります。

準備不足で損をしたり、予想以上に収入のない期間が続き不安になったりすることのないよう、会社を辞める前にしっかりとチェックしておきましょう。

2.賞与の給付時期

賞与の給付時期も、会社を辞める前に確認しておきたいことの1つです。

給付時期が退職を考えている時期よりもずっと先の場合はあまり気にしなくてもよいですが、1~2か月ほどしか変わらない場合、退職の時期を少し調整することで収入が大きく変わってきます。

賞与の対象となる条件は会社によって異なるので、自分の勤めている会社のルールを確認し、賞与の給付を受けてから会社を辞めることができないか考えてみましょう。

3.有給の消化

有給が残っている場合は、会社を辞める前に消化したい!

特に転職をする場合は、今いる会社の最終出社日と次の会社の入社日を調整して、有給を消化する期間を確保する必要があるため注意が必要です。

また、健康保険料や年金の手続き上月末から退職日をずらしたくない場合も、月末日に有給を消化しきれるよう最終出社日を決める必要があります。

転職前のリフレッシュ期間や休養に入るための準備期間にもなるので、可能であれば消化しきれるよう調整してみましょう。

4.プロジェクトの完了時期

円満に会社を辞めるために、プロジェクトの完了時期を確認しておくことも大切です。

転職や休養に入り始める時期を優先するばかり仕事を中途半端なところで投げ出してしまうと、他の人に迷惑をかけることになって人間関係が悪くなり、後々損をすることになりかねません。

同じ業界の会社に転職する場合などは退職後もつながりが残ることもあるため、できるだけキリのよい時期を選ぶことで気持ちよく退職できるようにしましょう。

 

会社を辞めるか決断できないときに確認したいこと

「転職をしてうまくいくのか不安だし、このまま今の会社にいる方がいいのかな…」

会社を辞めたい気持ちがあるけれど、決心をしきれずなんとなく今の会社にとどまっているという人も多いのではないでしょうか。

現状に不満があっても、慣れた職場への安心感や会社を辞めた後の生活に対する不安があると今の会社を辞めるという決断はしにくいものです。

そもそも本当に辞めた方がよいのかを知るためにも、辞めたい気持ちの原因や辞めたあとの生活について、いくつか確認してみましょう。

1.辞める原因が改善・解決できないか

会社を辞めるか迷っている場合は、まず辞める原因を改善・解決できないか考えてみましょう。

今の仕事に興味がもてない場合は別の仕事をさせてもらう、人間関係で悩んでいる場合は苦手な人と関わることのない別の部署に異動させてもらうなどして解決できることもあります。

そうした場合は、退職の前に解決策をとってもらえないか社内で相談してみましょう。

一方で、解決ができなさそうな時は早めに退職を決意することが大事です。

辞める原因となっているストレスを取り除けるよう、退職に向けて動き出しましょう。

2.今より良い環境になる?

会社を辞めることによって今より良い環境になるのかも確認しておきましょう。

今の会社を辞めたいという気持ちだけで転職してしまうと、給与は上がったけれど人間関係が悪くなった、人間関係は改善されたけど仕事内容に関心がもてないなど次の会社で別の問題に悩まされることにつながりかねません。

今の会社で不満に思っている部分だけではなく、その他の部分を含めて総合的に見た上で今よりも良い環境になるのかを確認しておくことが大切です。

3.一つの生き方に縛られていない?

「給与や待遇も良いし、社会的なウケも悪くない。この仕事に不満を抱くなんて贅沢な悩みだ。」

周囲の人から目を気にしたり友人と自分とを比較したりして、自分の言葉で自分を縛ってはいませんか?

好きなことや幸せの基準は人によって様々。

他の人にとっての「良い仕事」があなたにとっても「良い仕事」であるとは限りません。

仕事を楽しめない、このまま今の仕事を続けていくイメージがもてないなどぼんやりとした不安がなくならない場合は、今の仕事が本当に自分にあっているのかをゆっくり考えてみましょう。

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4.他人の価値観や期待のために我慢していない?

会社の同僚や友人の価値観に合わせたり、家族からの期待に応えようとしたりして自分のやりたいことを我慢してはいませんか?

一日のうちの大部分の時間を費やす仕事。

普段支えてくれている周囲の人の意見ももちろん大切ですが、何よりもあなた自身の気持ちが一番大切です。

必ずしもやりたいことを仕事にするしなければならないわけではないですが、ずっとモヤモヤが続いている場合は、一度立ち止まって自分の気持ちと向き合ってみましょう。

 

 

退職してから考えてみてもいいんだよ

人間関係や労働環境などが合わなくてとにかく今の会社を辞めたいけれど、他にやりたいことがあるわけでもない。

次のことを決める前に会社を辞めるなんて、さすがに考えが甘すぎるかな…

いいえ、そんなことはありません。

ストレスや疲れが溜まっているときれいに考えがまとまらず、先のことを考えようとしてもうまくいかないもの。

そんな状態で無理に答えを出そうとすると、誤ってもっと苦しい方向へと進んでしまうかもしれません。

仕事がない期間の補助は用意されていますし、気分転換に初めての業種のアルバイトをして生活費を稼ぐことだってできます。

まずはゆっくりと考えられる環境を整えることから始めてみてもいいのです。

 

会社を辞めることは勇気が要る。でも前に進もう!

「会社を辞めたら周りの人に迷惑をかけてしまうかもしれない」

「別の会社にうつったとしてうまくやっていけるかな…」

同僚への影響や新しい環境への不安など、会社を辞めることに対する心配ごとは尽きないもの。

しかし、適切な順序で退職の準備を進めていけば、こうした心配ごとは1つずつ解消していくことができます。

「会社を辞めたい」と思ったのなら、それはきっと何かを我慢しているあなたの心からのサインです。

素直な自分の心と向き合い、今の会社に勤め続けて自分が本当に幸せになれるのかを今一度考えてみましょう。

じっくりと考えてみた結果「会社を辞めるべき」と思ったのなら、それがあなたの答えです。

自分が納得できる幸せな生活を送っていくために、勇気を出して退職という一歩を踏み出して!

 

この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

 

人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。

 

Nao
Nao
フリーライター。何にも縛られず、自分らしく自由にいきていきたい。言葉と旅と哲学が好き。

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