2020.03.20
自分は話すことが苦手。
人との会話に混ざる時も、大抵は自分から話しかけたり、話題を提供したりはしない。
そもそも口を開いても上手にお喋りできないから、聞く側に回っている。
でも聞く側に回っても、全然うまくいかない。
自分が相槌を打っても、場が盛り上がらなくて、会話が終わってしまうこともある。
多分、空気の読めないことを言ってしまったんだろうなって、わかっていても直らない。
話上手になれないのに、聞き上手にもなれないなんて嫌だ。
せめて上手に返事をしたい。相槌を打ちたい。会話を広げるような返答をしてみたい。
聞き上手はモテるって聞いたけど、こんな自分にもなれるんだろうか?
聞き上手になるためにはどんなポイントに気をつけたらいい?
会話をする際には、話す側と聞く側、両方が存在します。その役割は交互であったり、一方がずっと話していたりと状況によって様々です。
そんな中、聞き手側に回るといつも会話がトーンダウンしてしまう。どんなタイミングで相槌を打ったらいいのかわからない。など、聞き下手な人もいます。
「聞き下手だけど聞き上手になりたい!」そんな気持ちをもっているならば、聞き上手になる方法にはどんなものがあるのか知ることが大切。まずは聞き上手な人の6つの特徴について紹介していきます。
会話をスムーズに進められる聞き上手になるためには、まず会話相手に興味を持つことが大切。
人は興味のあることを前にすると好奇心がうずき、「このことをもっと知りたい」と思うようになります。
会話も同じこと。他人に興味があればあるほど、会話に対する楽しいという思いが強まり、話し上手にも聞き上手にもなれるのです。
「この人はどんな経験をしてきて、どんなことを知っているんだろう」など、貪欲に他人への興味を深めることが聞き上手になる方法のひとつです。
聞き上手な人の中には「相談されるのが好き」という人もいます。
日々を生きていると仕事でもプライベートでも多かれ少なかれ悩み事は生まれるもの。そんな相談事をするのが好きな人もいれば、されるのが好きな人もいるのです。
相談されるのが好きな人は、相槌を上手に打って、相談する側の悩みをスムーズに引き出すことができます。
相談されるのが好きということは、頼られるのが好きということでもあります。「どんなことでも頼って」という雰囲気を持っているため、相手も相談しやすくなり、さらに聞き上手は磨かれていきます。
聞き上手な人は会話の中で相手を否定することがありません。
たとえ自分の考えと相手の考えが違ったとしても、相手が話し終えるまではきちんと話を聞き、聞き終わった後に自分の意見を言います。
そして、その意見も、相手が相談したことを後悔するような辛辣なものではなく、会話相手に寄り添う優しいもの。
聞き下手な人の中には相手の会話を遮ってまで相手を否定してしまう人がいます。しかし、それを行なうと相手の話が終わってしまうだけではなく相手を傷つけてしまうこともあるため、注意が必要です。
物腰とは人と接する時の態度のこと。
物腰が柔らかく、人に対してあからさまな壁を作らないことも聞き上手な人の特徴です。
いかにも相手のことを嫌がっている顔をしていたり、攻撃的な物言いをする人に対しては会話相手の方も深い話までしたいとは思いません。
柔らかい物腰の人は、その態度や話し方で会話相手の心を癒します。そして話を聞いている時も居心地の良い雰囲気を保てるため、相手も自然と話が弾んでしまうのです。
話し上手な人は博識な人が多いイメージですが、実は知識量が多く博識なことは聞き上手になる方法のひとつでもあります。
知識量が多いというのは、どんな話題を振られても、それに対する返事をきちんと持っているということ。
知識量が豊富であれば、返答によってひとつの話題から広く会話を広げていくことが可能。博識な人との会話は楽しく、自然と話したくなってしまうもの。そこから聞き上手が生まれていくのです。
日常生活に必要不可欠なスマートフォンや携帯電話。しかし、会話中には時にその文明の機器が邪魔になることも。
スマホの着信音やアラームで楽しい会話が遮られてしまうことがあります。
聞き上手な人の中には会話中にスマホの着信音やアラームをオフにしている人も。これは会話に水を差さずに上手に話を聞くためのひと工夫です。
バイブ音であっても、気が散ってしまうことがあるので、きちんと電源オフにしておくのが聞き上手になる方法のポイントといえます。
「聞き上手って、おしゃべり好きな人の話をただ聞いていればいいんでしょう?」そう考える人もいるかもしれません。
しかし、ただ聞くだけが聞き上手ではありません。
聞き上手な人は相手の話を聞いた時に、相手にどんな返答や相槌を打ったらいいのか、適切な答えを使い分けるもの。
話を真面目に聞かずにただ「うん、うん」と返事をしているだけではないのです。
また、質問によって相手の話をうまく広げ、重要なポイントを引き出すことができるのも聞き上手な人のテクニック。
話上手な人だけが会話が上手いと思いがちですが、実は聞き上手なひとも話上手な人とは違ったところで、会話上手な人なのです。
人との会話をもっと楽しみたいと思ったなら、やはり聞き上手になりたいもの。
自分から会話を振ったり話したりするのが苦手…。という人でも、聞き上手になれれば今よりもさらに会話を楽しむことができるようになります。
また、聞き上手の人は相談事をするのに頼られやすいというのも大きなポイント。それでは、聞き上手になるためにはどんなコツがあるのか、5つ紹介していきます。
会話は人対人で行うもの。そこに相手に対しての敬意や思いやりがなければ、楽しい時間を過ごすことはできません。
聞き上手になるためには、まず会話相手のことを考えて思いやりを持つことが大切。
相手が重要な相談事をしているのに、気のない相槌を打ったり、スマホをいじっているようでは相手の気分も悪くなるもの。
相手の気持ちを考えて話を聞いたり、親身になって返事をする思いやりを持つことが、聞き上手になる方法のひとつです。
「聞き上手になりたいけれど、上手な相槌が打てない…」という人はバックトラッキングを用いることがおすすめです。
バックトラッキングとは日本語で言うとおうむ返しのこと。
人の言ったことを確認したり、きちんと聞いていることをアピールしたりするために、バックトラッキングは有効な方法です。
上手な相槌が思い浮かばなくても相手の言ったことをきちんと聞き返すだけで、相手は「この人はちゃんと自分の話を聞いてくれている」と安心します。
それだけでも聞き上手になるには大きなポイントになるのです。
質問は話を広げるために重要なもの。聞き上手になる方法として適度に質問をしながら相手の会話を聞く、というものがあります。
質問をされると相手は自分の話をきちんと聞いてくれていると安心し、そして「まだまだこの人は自分の話を聞いてくれる」と嬉しい気持ちにもなるのです。
ここでポイントなのは相手が話したがらなそうにしていることについては、あまり深掘りして聞かないこと。
気になるからと言って嫌そうにしていることまで質問してしまうと、相手の迷惑になったり傷つけてしまったりする場合があります。
相手の目を見ながら聞くと言うのも聞き上手な人になるためには大切なこと。
いくら相槌を打っていたとしても、視線がスマホの画面などに向かっていると「この人真面目に聞いてくれていないな」と思われてしまいます。
人の話を聞くときは、親身になって聞いているということがきちんと相手にもわかるような態度をとること。もし目を見るのが恥ずかしい、という場合は、少し下の鼻や口元あたりに目線を向けて聞くのがおすすめです。
相手の言葉をきちんと聞くことができる聞き上手の人は、その言葉の中から相手の真意を読み取ることも得意です。
「たとえ言葉では肯定していても表情や話し方から、あまり肯定的ではないというのがわかる。」といったように、相手の本当の気持ちを読み取るのは会話を進めていく中で大切なこと。
相手の本音を汲み取り、そしてそれに寄り添って話すことができれば相手からの信頼を得られるだけではなく、そのように聞くことができる自分にも自信がついていきます。
「人との会話を楽しみたい!」「会話によって、もっともっとたくさんの人の気持ちに寄り添いたい」
そう思ったならば、聞き上手への第一歩。
自分から話すことは苦手でも、ちょっとした工夫で聞き上手にはなることができます。
対人コミュニケーションに苦手意識があるという人は、話を自分からたくさんしようと思うのではなく、相手の話を上手に聞けるようになろうと思うことがおすすめ。
人との会話から得られるものは無限大です。
自分が経験していないことでも、それを経験したことがある人から話を聞けばその知識の一部を知ることができます。
人との会話の中で、自分一人では考えつかなかったような結論や、考え方に出会えることもあるのです。
聞き上手になれば、もっともっと会話を楽しむことができる。その思いを胸に聞き上手になる第一歩を踏み出してみませんか?
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
次に読みたい記事は?
人気の記事