2020.03.19
職場で上司や先輩達からとても好かれている同僚がいる。彼はとても気が使える人間だ。
特に褒め言葉を言うのが得意で、気を遣っていると感じさせないようにさりげなく相手の良い所を見つけて褒める。
「先輩が作る資料のグラフは丁寧だから会議で見やすいですね。今度作り方を教えてください」
彼はわざとらしい褒め言葉は使わない。自然な感じで伝えてくるから、言われた方はとても気分がいい。
褒め上手な彼の周りには、いつもたくさんの人が集まる。自分もそのひとりだ。
褒め言葉が上手に使えると人気者になれる。女性陣からの信頼も厚い…。
彼は職場以外でも人望があるようだ。週末になるといつも楽しそうに友人たちと出かけた話をしてくれる。
自分も見習いたいけど、コミュニケーション能力が低いからどもってしまう。
一生懸命考えた褒め言葉もうさん臭かったり…。自分が好かれたいのが見え透いてしまうから、逆に嫌な感じだ。
どうやったら自然な感じに相手を褒めることができるんだろう?褒め言葉の秘訣を知りたい。
職場でも家庭でも、恋人関係でも…。褒め上手な人は相手から好かれ、結果的に得をします。
褒め上手になれば人望を手に入れることもできるのです。しかし、褒める言葉が思いつかないという人もいます。
「はいはい、どうもありがとうね」褒める言葉を伝えても、笑って流されてしまうことばかり…。
自分が褒め上手でないと感じる瞬間は、それぞれあると思います。ここからは具体的にその原因について見ていきましょう。
不器用で真面目すぎる人は、褒める言葉を使うのに苦手意識がある場合も…。自分に当てはまるものがないか探してみてください。
もともと無口で、あまり言葉にするのが得意でないという人は、誰かを褒めるのが苦手です。
心の中では相手への尊敬の気持ちを抱いていても、いざ伝えようとすると表現できなくなってしまうのです。
勇気を出して伝えても、相手に誤解されてしまうのではないか?そう心配になって、何も言えない人もいます。
思っているだけでは相手に伝わりません。言葉で相手に伝えられる人が評価されやすいものです。
純粋に褒め方がわからない人もいます。
褒め言葉にレパートリーがないので、よく聞くありきたりな台詞を使いがちです。その結果、「わざとらしい」と信じてもらえないこともあるでしょう。
褒め上手になるためには、状況に応じて褒め言葉を使い分けることも重要なポイントとなります。
褒め上手な人がどんな褒め言葉を使い相手を喜ばせているか、観察するところから始めましょう。
照れ屋だったりシャイだったりすると、誰かを褒めることが恥ずかしく思えます。
自分の好意を相手にひけらかすようで、褒め言葉を使えないのです。強い自意識が邪魔をします。
周りにたくさんの人がいる学校や職場で褒めるのは勇気がいるでしょう。狙ってやっていると噂されるのが嫌だからです。
自分がどう見えるのかを意識してしまい、褒め言葉が言えなくなってしまうのです。
どちらかといえば人の欠点に目が行きがちだ。人には必ず裏があると深読みしている。
他人の良い部分を見つけるのが苦手だと、素直に人を褒めることができなくなります。
負けず嫌いだったりすると、自分より優れているライバルの実力を認めることができません。
褒められない人の心理の裏には、プライドの高さがある可能性も…。
他人の長所をすぐに見つけて褒められる人は、相手のどういった部分に着目しているのでしょうか?
褒め上手を目指すなら、相手の優れた部分を指して言うだけでは足りません。
言われ慣れた褒め言葉を伝えても、相手の心には響かないでしょう。その他大勢となんら変わらず、印象に残りません。
人が見ているようで意外と見ていない部分を褒めると、相手は嬉しく感じます。
「自分のこと、よく見てくれているな」と思わせるような、人と被らない褒めポイントを発見する洞察力が必要なのです。
褒め上手な人は、自分自身の評価をあげています。だから褒め上手な人は世渡り上手とも呼ばれるのです。
人間関係を円滑にするために、褒めることは非常に効果的なアプローチ。ぜひ身につけたい特技です。
褒め上手の人を見て、どういう部分を褒めれば良いのか具体的に学んでいきましょう。
まず初めに、女性に効果のある褒め言葉をご紹介します。女性は誉められるのが大好き。
自分に注目してくれる誰かから好意的な言葉をかけてもらえば、たちまち嬉しくなるでしょう。
褒めてくれた相手に対しては優しくなることもあります。女性を喜ばせる褒め言葉を学べばモテるのです。
わざとらしくならない褒め方を身につけ、ぜひ実践してみましょう。
男性が彼女や妻に求めるのは、一緒にいると癒されること。癒される女性とは、男性に人気があることと同意なのです。
男性が求める条件を満たしていることを本人が知れば、嬉しくなります。人には承認欲求があるからです。
「落ち着く」「ほっとする」などのワードを使って自然に伝えてみてください。可愛いと言われるのと同じくらい喜ぶでしょう。
この褒め言葉は、クールな女性よりも温和な雰囲気の女性に効果を発揮します。
笑顔が素敵な女性は魅力的です。そこを褒められるのは、女性にとって何より嬉しいこと。
愛想よく振る舞うように普段から努力している女性には効果抜群です。理想の姿に近づいたという達成感も得られるでしょう。
明るくていいね、笑顔が可愛いねなど、相手に沿った印象を言葉で表現してみてください。
会うたびに素敵な笑顔を向けてもらえるようになります。
女性の小さな変化に気づいて褒めることは、男性としての気遣いです。デートなどで言われたら嬉しい言葉です。
メイクは女性特有の手間がかかる大変な作業。褒められればその努力が報われたように感じるでしょう。
メイク以外にもネイルなど、細かいポイントを褒められる男性は人気があります。これが自然にできるようになれば、モテる男性として認定されることも…。
お洒落という言葉は魔法のキーワード。その一言で女性は自分に自信を持つことができます。
クールな感じで服のテイストが合っているね、ナチュラルな感じがして素敵だねなど…。具体的に伝えると、より効果があります。
お洒落という言葉に頼り過ぎず、相手の個性を尊重する言い回しを学びましょう。
普段から相手がどういったものを好むか観察しておくことで、より喜ばれる褒め言葉を使えるようになります。特に、小物にはセンスが反映されやすいので、細かい部分まで見ておきましょう。
女子力の高さは女性の努力によるものです。気配りができる子、気を遣える子、根本には人に対する優しさがあります。
飲み会などは気配りが発揮されやすいタイミング。周囲の人との接し方をチェックしましょう。
気配りを褒められるのは、自分の行動を見守ってくれているから。評価してくれた相手に好感を抱くでしょう。
出まかせはすぐにバレるので要注意。気配りを褒めるには、気配りに気がつく人間になるしかないのです。
ここからは、男性に喜ばれる褒め言葉をご紹介します。男性は女性以上に褒められると素直に喜びます。
褒められた長所を前向きにとらえ、それを伸ばそうと頑張ることもあるでしょう。
男性の良いところをたくさん見つけて、褒め言葉を使ってみてください。
よく掌で転がすという表現が使われますが、褒め言葉が男性の魅力を引き出すといっても過言ではありません。
他者から自分を認められることによって自信を持ち、素敵で優しい男性へと変貌を遂げるのです。
男性は女性といる時に、相手が楽しいと思ってくれているかを気にしてしまうもの。
一緒にいると楽しいと言われるのは、男性にとって最高級の褒め言葉でしょう。特に女性から言われると嬉しくなります。
この発言をきっかけに、付き合っているイメージが沸いたりすることも…。
次に会う時にはもっと楽しい話をしようと、明るく前向きな気持ちで接してくれるでしょう。
多くの男性はエンターテイナーな一面を持っています。そのため、面白いという言葉は、魅力的という言葉と同意に取られます。
男性にとって、大いに自尊心が満たされる言葉です。自分の笑いのセンスを理解してくれる人には、さらに心を開くでしょう。
二人の仲はもっと打ち解け、気づけばよく一緒に過ごすようになる可能性も…。
笑いのツボが似ていると、良き友人や恋人になれるものです。
男らしいスーツやジャケットが似合う男になりたい。多くの男性が願うことです。
ジャケットは大人の男の象徴。それが似合う上品でスマートな人であることを遠回しに伝えましょう。
特に職場ではスーツが普段着の役割を果たします。仕事ができるイメージとも直結してくるのです。
高価なスーツやジャケットではなくても、似合うと表現されれば嬉しくなるものです。
男性は女性以上に社会的な生き物。相対的な評価を気にすることも多いでしょう。
仕事熱心なことを評価されると、とても嬉しくなります。会社では仕事ができて当たり前。他人はなかなか褒めてくれません。
そのため、労いの言葉には胸打たれるでしょう。自分の頑張りを応援してくれる人の期待に応えたくなるものです。
相手が女性であれば、こんな妻がいたら仕事を頑張れると感じるでしょう。
男性はストレートに「ここが好き」と言われるのに弱いです。具体的なポイントをあげて好意を伝えてみましょう。
褒められた男性は嬉しくなるでしょう。周りとは違うすごい自分を意識し、自尊心も高まります。
引き締まった筋肉が素敵と伝えれば、より一層筋トレに励むようになるでしょう。褒めて伸ばす作戦です。
照れ隠しにもじもじと伝えるのではなく、相手が理解しやすいようにシンプルに褒めるようにしてください。
職場では円滑なコミュニケーション力が武器になります。組織に属している限り、誰かの協力なしには仕事ができません。
そのため、普段から周囲の人と打ち解ける努力が必要になります。それに役立つのが褒め言葉です。
ここからは職場で使いたい褒め言葉をご紹介します。無理に取り入れる必要はありませんが、相手に好かれた方が仕事はしやすくなります。
周りを喜ばせられるような、正しい褒め言葉を学びましょう。
後輩の良きモデルとなるように、日ごろから頑張っている先輩。敬意をもって褒めるようにしましょう。
自分も先輩を目標にしたいと伝えれば、先輩冥利に尽きます。後輩へ指導してきたことが報われたように思えるからです。
自分が築いてきたキャリアは間違いではなかったと自信もつくはずです。目標であり続けられるように、今後も親切な指導をしてくれるでしょう。
具体的な成果を例に挙げて褒めれば、自分のことをちゃんと見ていてくれたと感じて嬉しくなるでしょう。
数字を交えながらその人の功績を称えるようにしましょう。感情論ではなく、論理的に褒められると男性は喜びます。
適正な評価をしてくれる相手には、信頼をおくようにもなるのです。
「あのプロジェクトが成功した理由、君にだけ教えるけど」成功の秘訣を教えてもらえる可能性も…。
特別成果をあげていなくても、日々コツコツと努力している姿勢。それを評価してあげれば、安心感を得られるでしょう。
日頃の自分の努力が報われたように感じ、心に深く刺さるのです。まだ成果を残せていない人も喜べる褒め言葉です。
褒められたことをきっかけに、相手に優しくなる人もいるでしょう。
ただし、努力するのが格好悪いと感じているタイプには通用しないので、使う相手は見極めましょう。
間接的に誰かの評価を伝えてあげるのも素晴らしい褒め方です。
第三者の意見を取り入れることで逆に現実味を帯びます。謙遜せず、相手は素直に受け取ってくれるでしょう。
本人がいない時でも代弁できるのが褒め言葉の良い所です。
個人的な感想ではなく客観的な評価なので、その人の自信にも直結します。社長や部長など、特に肩書きのある人からの評価だと喜びは一層強くなります。
ビジネスシーンでは意外に「ありがとう」という言葉の重要性が高いもの。
会社は助け合いの場。本来誰かに感謝する機会が多いはずですが、忙しいと忘れられがちです。
職場の雰囲気をよくする意味でも効果的な褒め言葉なので、「ありがとう」を積極的に使ってみましょう。
自分のした小さな仕事が誰かの役に立ったと思い、褒められた方は仕事のやりがいを感じるでしょう。
ここからは、あまり使うべきではない褒め言葉をご紹介します。
本来なら相手に喜ばれる褒め言葉。それが誤解を生むのは勿体ない話です。ちゃんと相手に届くような内容を考える必要があります。
ここからは使用NGな褒め方を具体的に3つご紹介します。ここで内容を学んでおきましょう。
言い方や表現が相手の誤解を招くこともあるので、褒め言葉を使う際の参考にしてみてください。
具体的に個人名を出して比較するのはやめましょう。自己評価が高い人からすると、失礼に当たる場合があります。
自分がまったくライバル視していないような相手が引き合いに出されたら、本人はただショックを受けるだけです。
自分の実力が認められていないと知り、褒められてもモヤモヤするでしょう。引き合いに出された人にも失礼です。
万が一この話を誰かに聞かれれば、褒め言葉だったはずが悪口として広まってしまう可能性も…。
褒め言葉にポジティブな効果を期待するなら、勝ち負けが出てしまう個人の比較はやめましょう。
「今日のリップの色、とてもセクシーで素敵だね」軽い感じで伝えた褒め言葉が誤解を生むことも…。
職場の異性からセクハラ認定されれば、会社に自分の居場所が無くなるでしょう。
モラハラやセクハラは女性の敵です。社会の目も厳しい時代なので、十分に気をつけましょう。
彼氏がいるのか尋ねるだけでも、人によっては不快に取ることがあります。
性的なワードやプライベートに関する内容に言及するのはNG。もっと無難な褒め言葉を考えましょう。
難しいことわざを褒め言葉として使うのはやめましょう。専門用語すぎる言葉なども相手には伝わりません。
褒め言葉は意味が伝わってこそ効果を発揮するもの。伝わらない褒め言葉は、言わないのと変わりません。
伝えた後にリアクションに困る相手。予期せぬ沈黙…。自分の発言に後悔してしまうでしょう。
伝える相手の年齢、性別、シチュエーションを見極めたうえで褒め言葉を使うようにしてください。
難しく考えず、伝えるのを第一に。シンプルに相手に届く褒め言葉を選ぶことが秘訣です。
褒め言葉の素晴らしいところは、言った方も言われたほうも嬉しくなること。積極的に使っていくべきでしょう。
相手に対する好意を褒め言葉に込めて伝えれば、自分も相手から好かれます。結果的に両者ともハッピーになれるのです。
人は悪いところばかりではなく、絶対に良いところがあります。それを見極められれば、褒め言葉は誰にでも使うことができます。
本当に胸に響く褒め言葉とは何か?それは、相手にしかない個性や魅力を指摘することです。
使い古されたテンプレや、誰かを真似するような言葉では効果が薄れます。
状況によっては、社交辞令や気を遣ってくれたのだと勘違いされることも…。
そうならないように、しかるべきタイミングで正しい褒め言葉を使うように心がけましょう。
褒め上手になろうとすることで、褒めるポイントを見極める洞察力や、工夫して相手に伝えようとするコミュニケーション力が身につきます。
褒める技術を身につける過程で、多くのことを吸収できるしょう。
人と関わるうえで欠かせない褒める技術。褒め言葉を学びながら、どんどん素敵な人になってください。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。
今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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