2020.03.08
隣に座って話をしていたら、急に馴れ馴れしく説教をしてきた。
「◯◯さんのためだよ」と言ってアドバイスをしてくるけど、教えてくれなんて一言も言ってない。
それなのに聞いてないことまでどんどん話を進めてくる。
おまけに「◯◯さんは全然社会のことを知らないんだね」なんて失礼なことを言ってくる。
「あなたのため」なんて言ってるけど、正直うざい。
こんな男性のこと、なんて呼ぶか知っている。マンスプレイニングだ。
女性が何も知らないと思って、見下した態度で喋ってくる男性。
失礼だし、気分が悪いし、早く話を切り上げたい。
マンスプレイニング男性に捕まってしまった時に、早く抜け出す方法、ないかなあ。
マンスプレイニングの意味とは”男性”のmanと”説明する”のexplainから生まれた言葉で、女性に上から目線でアドバイスする男性の意味。
女性が聞いてもいないのに自分の知識をひけらかし物事を説明する彼らの中には、「女性は男性より無知であるもの」という思い込みが詰まっています。
この言葉は日本では近年ネット上にて広まってきていますが、生まれたのは欧米で、アメリカ人女性作家のエッセイから。
日本ではまだマンスプレイニングという認識が全ての人に広まっているとは言い難い状況で、マンスプレイニングの意味を知らない人も多くいます。
しかし、欧米ではすでに男性が女性に行うハラスメントの一種として社会的に知られているものです。
世の中には多くの男性がいます。その中にはマンスプレイニングをする男性もいれば、しない男性もいます。そこには様々な違いや特徴があります。
事前に分かっていれば、マンスプレイニングをする男性を回避することができる可能性も。
一体どんな特徴をもっている男性がマンスプレイニングを行いやすいのか、その特徴について5つ紹介していきます。
マンスプレイニングを行う男性は承認欲求が強く、自分を常に認めていて欲しいと思っています。
そのため、知識をひけらかして女性に「すごい」「さすが」と言ってもらいたい気持ちがあるのです。
しかし、マンスプレイニングをする男性は知識を披露するだけではありません。
認めて欲しいという気持ちが強いあまり、「自分は女性より物事を知っていて偉い存在」とマウントを取ってこようとします。女性にとってその行為が迷惑だということに気づかずに、マンスプレイニングを続けてしまうのです。
マンスプレイニングには「説明する」という意味の言葉が入っています。そのため女性に説明したがる男性が多いのですが、その際に上から目線でアドバイスをしてくるというのが特徴です。
「こんなことも知らないの?」という態度や、時には言葉に出します。思い込みで女性を下に見ている行為は失礼にあたるもの。
しかし、マンスプレイニングを行う男性は「女性は男性よりも物事を知らないのが当たり前」という固定観念の中で生きているため、その行為が失礼だということに気づかないのです。
マンスプレイニングを行う男性の厄介なところは、アドバイスをしたがるにもかかわらず相手の気持ちを考えないところです。
自分本位の目線で説明をつづけ、「こんなことを言ったら相手はどう思うだろう」「相手の迷惑にはならないだろうか」ということを考えません。
アドバイスというのは本来された側にプラスになるようなもの。しかし、マンスプレイニングにはされた側にプラスになることがなく、行う側だけが自分の欲を満たすような結果になってしまうのです。
女性に向かって説教したがるというのも、マンスプレイニングを行う男性の特徴です。
マンスプレイニングを行う男性は教えたがりの上に、「自分の方が世間も物事もよく知っている」ということをアピールしたがっています。
そのため、女性と話していると、説教に話がシフトしがちなのです。「女の子は〜してはいけない」「そんなことも知らないの?もっと勉強した方がいいよ」など、自分の方が立場が上ということをほのめかしながら説教をしてくることがあります。
自分の知識をひけらかす、自慢したがるというのもマンスプレイニングを行う男性の特徴です。マンスプレイニングを行う男性は、自分にどれだけ知識があるのか、自分は物事をよく知っているということを知らしめたがります。
そのため、聞いていないことでも知識をひけらかしてきて、自分のことを大きく見せようとします。
聞いてもいないのにちょっとした会話から突然説明を始めたり、またその説明がくどくて長いという厄介な一面があったりするのが、マンスプレイニング男性なのです。
人にはそれぞれ自分で自分のことを認める、自己肯定感という感情があります。
この自己肯定感があるからこそ、「自分にはできるはず」と新たなことに挑戦することができたり、自分で自分を褒めてあげたりして前に進むことができるのです。
しかしマンスプレイニングは、時に女性の自己肯定感を否定します。
「こんなことも知らないの?ダメだなあ」などという上から目線の言葉は、言われた女性を否定し、自信をなくすことに繋がるのです。
しかし、マンスプレイニングを行っている男性は、「自分が女性の自己肯定感を否定している」ということに気付いていません。
そのため、自覚なくマンスプレイニングを続け、女性の自尊心や存在価値を傷つけてしまうのです。
マンスプレイニングを行う男性は残念ながら一定数いるのが事実です。出会わないに越したことはありませんが、しかし時には不幸にも会食や飲み会などで席を共にしてしまうことがあります。
マンスプレイニングを行う男性が会社の上司だったり年上の男性っだったりした場合、なかなか指摘することはできません。
マンスプレイニングを行う男性に出会ってしまったら、自分で自分を守るため、次の対処法を試してみてください。
マンスプレイニングを行う男性は、上から目線で説明や説教をしてきます。しかし、その説明や説教には特に深い意味はないことが多いです。
女性のことを本気で思ってしているのではなく、自分の自尊心を満たすために行なっていることだからです。
マンスプレイニング行う男性の言葉は、適度に聞き流すことがポイント。全てを本気に捉えずに、適当なタイミングで相槌を打っておけば、大体の場合マンスプレイニングを行う男性は満足します。
「この人はわたしのためにアドバイスをしているのではなく、自分を満たすためにしている」ということを心に留めておくことが大切です。
長く話を続けることが多いというのも、マンスプレイニングを行う男性の厄介な特徴です。
独りよがりな説教が長く続くと、聞いている方は身も心も疲れてしまうもの。それを回避するためには、簡潔に話を終わらせることが重要です。
男性がマンスプレイニングを行いそうになったら、ほかの話題に切り替える。あるいは「わーすごいですね!ところで…」と、男性の承認欲求を満たしてから話を逸らすなどをすると、上手に話を終わらせることができてマンスプレイニングを回避できます。
マンスプレイニングを行う男性は、ほかの女性にもマンスプレイニングを行なっていることが多いです。そのため、飲み会の席などでどんな男性がマンスプレイニングを行なっているのか、事前に冷静に観察することも重要です。
事前に観察しておけば、マンスプレイニングを行う男性に近づくことを回避することができます。
他にも、ふだんからマウントを取りたがったり、意味のない説教をしたりする男性にはあまり接触しないように生活することが、マンスプレイニングに合わないためのポイントです。
マンスプレイニングを意味することを行う男性に、直接注意することはなかなか難しいもの。時に指摘したことでトラブルを生むこともあり、その場では注意しない方が丸く収まる場合もあります。
しかし、マンスプレイニングを受けた側としては、なかなか気持ちが収まらないもの。そんな時は会社の上司や共通の友人など信頼のおける人に相談することが大切。
直接対処できなくても気持ちを吐き出すことによって、心が楽になっていきます。
マンスプレイニングを行う男性は、客観的に見た際に周りに敬遠されていることが多いです。
そのため、「あのような態度を取らないようにしよう」「あんな発言をすると反感を買ってしまう」など、観察しながら反面教師にするという手もあります。
「あんな発言をすると人を嫌な気分にさせるんだな」「だったら自分は決してしないようにしよう」など後から考えることによって、嫌な経験からも何かを得ることができ、マンスプレイニングをされたことによって受けた傷も少しは和らぐのです。
男性の全てがマンスプレイニングをするというわけではありません。
中にはマンスプレイニングを悪いことだと思っている人もいて、女性に代わって注意してくれる人もいます。
しかし、そんな中でもその行為を指す言葉が生まれるくらいにマンスプレイニングを行う人がいるのも事実。
欧米で生まれた言葉ではありますが、日本にも広まり受け入れられているということは、残念ながらどんな人のそばにもマンスプレイニングを行う人がいるのです。
これまでマンスプレイニングの意味を知らなかった人も、過去にマンスプレイニングを受けた経験があるのではないでしょうか。
マンスプレイニングする人と出会ってしまったら、ターゲットにされないうちに適度に距離を置くことが大切。
自分の自己肯定感を壊されないためにも、マンスプレイニングする人とは関わらないようにしていくことが大事です。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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