2020.03.04
結婚とは女性の夢だと憧れをもつ女性はたくさんいる。
私もかつてはその一人だった…。
でも、大人になればなるほど、結婚とは何なのかわからなくなってしまった。
周りに聞いてみても、みんな答えが違うんだ。
結婚とはいいもんだと語る友人は、みんな幸せそうに笑っている。
結婚とは最低だと答えた友人は、シングルに戻ってとても楽しそう。
結婚とはいつかみんながするものだと曖昧に考えていた。だから私は、その意味をよく知らない。
結婚とは人生の幸福である。そう言えるようになりたいとは思うけど…。
結婚とは何なのか、よく考えてみる必要がある。
結婚とは何かを考える時に、その定義を一度しっかり理解する必要があります。
結婚とは、男女の間で夫婦関係を生じさせる約束のこと。
日本の結婚制度は、パートナーを一人に定める一夫一妻制。
愛し抜く相手を一人決めたら、いついかなる時も互いを慈しむことを誓うことになります。
結婚とは神聖なもの。
地球上にこれだけたくさんの人がいても、パートナーとして選べる人は世界に一人だけ。
それだけで、結婚相手がいかに特別な存在なのかが伝わるでしょう。
病める時も、悲しい時も、相手を幸せにしてあげる。結婚とは無性の愛を互いに持ち続けること。
甘い響きをしていても、結婚とはとても重みのある言葉なのです。
結婚を必須条件ではないと感じる若者も増えています。そして、シングルのまま生きる人たちが増えていることを、世間は問題視しているのです。
結婚はどうして重要視されなくなってきているのでしょう?そのことについて、ここで理解を深めておきましょう。
「結婚とは不要なものである」と思う理由やその心理を紐解いていきます。
結婚とは何かがわからない場合、これから紹介する内容をチェックしてみましょう。自分の考えを深めるヒントが見つかるでしょう。
自分の両親が喧嘩ばかりしていた。もしくは夫婦不仲のために離婚している。
自分の両親の姿が結婚のモデルになります。
互いに憎しみ合い、罵り合う夫婦を見ていると、結婚に対して良い印象はもてないでしょう。
「こんなに嫌い合っているなら、別々で生きればいいのに…」
結婚すれば全員がもれなく幸せな家庭を築けるわけではありません。その事実を目の当たりにした人は、結婚のリスクについて考えてしまうのです。
恋愛に振り回されたのに、ハッピーエンドを迎えられなかった。
もしくは、大切な人との永遠の別れを経験したなど…。これまでの経験から一人でいることを選択する場合もあります。
結婚とは、誰かと一緒にいることで生じるリスクや感情を背負うことも意味します。
一人ならば傷つくこともない。裏切られる心配もない。そう思い、自ら一人でいる人生を選択することも…。
他人に依存せずに自分自身を楽しませられるなら、一人でも十分幸せに生きていけると考えることで結婚の意味を見出すことができないのです。
経済的な不安要素から、結婚相手や子供を望むことが叶わないことがあります。
結婚とは、愛だけではなくお金も絡んでくる現実的なもの。地に足のついた生活を求められることが往々にしてあるでしょう。
誰かを養うより、不安定でもいいから好きなことをして生きていきたい。もっと夢を追いかけたい。
そう考える人からすれば、結婚とは手が出しにくいものです。
共働きする夫婦が増えている今も、男性が経済的な負担を強いられることが多いのが実情です。
幸せな生活を夢見て結婚したけれど、それが予想に反したものだった。パートナーの不貞行為や、ギャンブル依存など、自分の生活が滅茶苦茶にされるケースも…。
どんなに相手を信じていても、人の考え方や癖は変えられません。
結婚とは、血の繋がらない他人との共同生活。すれ違いやトラブルはつきものです。
離婚を経験した人のなかには、もう二度とあんな目に遭うまいと、結婚に対して不信感を抱く人もいます。結婚とは、不安定な約束なのです。
愛する人に裏切られた。しかも相手が結婚相手であった場合、そのストレスは想像を遥かに超えるでしょう。
一度夫婦になってしまえば、そう簡単に離婚することはできません。住宅ローンを背負っていたり、子供がいるなど様々な障壁があるからです。
夫婦という法で定められた関係を解消するには、それなりに時間や労力が必要になります。
結婚とは、ある意味賭けのようなもの。パートナーに裏切られる可能性もゼロではありません。裏切られる可能性に恐怖心を抱いてしまうことが、結婚へ踏み切れなくさせてしまっているのです。
ニュースでは、芸能人の不倫報道や離婚がゴシップとして大きく取り上げられています。
SNS上でパートナーの悪口を書きこむ人もたくさんいます。
結婚のリスクを背負わず、一人でいる方が幸せに生きていける。そう思ってしまうのも当然でしょう。
しかしそれは、結婚に対して悪いイメージばかりが先行しているから。
結婚とは素晴らしいものであることも事実。
夫婦の絆を感じる素敵なエピソードも、世界中にたくさん溢れています。
結婚の良し悪しは、実際に結婚した人にしかわかりません。
”結婚とは何か”という本当の答えを知るための最善の方法は、自分が結婚してみること。それに尽きるのです。
結婚とは何なのかを考える時、古くからある言葉を参考にしてみましょう。結婚について考えた偉人たちは数多くおり、名言もたくさん残っています。
情報に振り回され、結婚とは何かがわからなくなった時こそ、昔の人の言葉に耳を傾けましょう。
ここからは、結婚の確信を突く名言を4つご紹介いたします。結婚とは何かを知るきっかけになるでしょう。
判断材料の一つして、ぜひチェックしてみてください。
この言葉は、マーガレット・ミードという米国の文化人類学者が残したものです。
結婚とは、自分をいつでも温かく迎えてくれる家族の存在のこと。
人は一人では生きていけない孤独な生き物。
帰宅を心配してくれるかけがえのない家族が、人を強くするのです。
孤独な家に帰る時より、自分の居場所に戻る時の方が安心感を得られます。しかしそれは、帰る家と家族次第。
優しい家族と温もりのある家は、安らぎの時間を与えてくれます。自分を痛めつける存在がいる家には、寄りつきたくないでしょう。
この言葉は、星の王子さまを書いたフランスの作家であるサン=テグジュペリが残しました。
愛する人と見つめ合っているだけでは、夫婦として前進することはできません。
結婚とは、同じ方向を向いて共に戦うことなのです。
どんな運命でも互いを信じて前進する。結婚とは想像以上に勇気と覚悟がいるもの…。互いを守るためには、一人一人が強くあらねばなりません。
相手に何かを与えてもらうだけの弱い存在では、愛を貫くことはできません。自分が相手に何を与えられるか考えさせられます。
結婚式でもよく紹介されるこの言葉は、ドイツの哲学者であるニーチェが残しました。
一見すると、結婚とは穏やかで簡単そうに思えるかもしれません。しかし、会話のキャッチボールがいかに大変か想像してみてください。どんなに機嫌が悪くても、気分がのらなくても、相手の言葉に耳を傾ける器量が問われます。
興味のない話にも、優しく相槌を打ち続けることができますか?つまらないからといって相手の話を無視したり、聞いているふりをしているだけだったり…。
自分の話を一方的にするだけの関係なら、簡単に会話は終わってしまいます。
結婚とは長い会話と同様、相手への配慮の継続が必要不可欠です。
ドイツの詩人であるゲーテが残したこの言葉は、シンプルなようで深い意味をもっています。
自分の理想の愛を手に入れるために、パートナーにそれを強要していせんか?
例えば、こんな服を着てほしい。土日は友人との約束より自分との予定を優先してほしい。自分の理想を相手に押しつけるのは愛とは言えません。それは自分のエゴです。
一方通行的な願いを持つこと。それを相手に押しつける行為は、夫婦であってもしてはいけません。結婚とは、二人で話し合って互いの理想とする愛を育てていくこと。
価値観の相違があれば、互いに譲歩して妥協点を見つける。一緒にいる限り、そんな作業を繰り返して愛を育てていくのが夫婦なのです。
結婚とは何かを考えるとき、大変そうだし自分には無理だと思いましたか?
確かに誰かと生きることはちょっとだけ窮屈で面倒に思えるでしょう。
しかし、一人で生きる時より、喜びは二倍に膨らみます。
二人で分け合うことで、絶望が半分に減ることもあるでしょう。
相手のために、少しだけ自分が強くなることもできるのです。
ぶつかりあいながらも、長年連れ添う夫婦はたくさんいます。
幸せそうに微笑む、しわだらけのそっくりな笑顔。結婚とは良いものにも思えます。
この世に生まれ、誰とでも自由に恋愛できる時代を生きる私たち。
肩を並べ、いつまでも寄り添って歩きたい。もしそんな人に出会えたなら、結婚に挑戦してみるのもいい。
幸福な結婚とは何か、その答えを愛するパートナーと共に探す旅に出ましょう。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。
今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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