2020.03.03
30代になった私には、大きなコンプレックスがひとつある。
それは自分が処女であること。
私はまだ誰とも付き合ったことがない。セックスしたことがない。愛し合ったことがない。
友達との会話で出てくる、彼氏とのセックスの話題。
みんなは楽しそうに話しているのに、私だけ愛想笑いをしながら相槌を打つことしかできない。
処女であることが恥ずかしい。気づかれたくない。早く捨てたい。
「処女なんて、女子大生で卒業してるでしょ」「こんな歳まで処女なんて」って周りに思われたくもない。
「30代の高齢処女」このコンプレックスを捨てるにはどうしたらいい?
「処女って何だか恥ずかしい」
男性経験がまだない女性の中には、自分が処女であることを引目に感じている人もいます。まだセックスをしたことがない…早く経験したいと、焦ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、なぜ処女であることが恥ずかしいのか、そう思ってしまう原因についてきちんと考えたことがあるという人はどのくらいいるでしょうか。ここでは処女が恥ずかしいと思ってしまう原因について具体的に紹介していきます。
恥ずかしいという気持ちは、誰か周りの人と自分を比べた時に生まれる気持ちです。
処女であることが恥ずかしいという気持ちも、周りの人の経験と比べているからこそ生まれるもの。他の人がもうセックスを経験しているのに、自分はしていないということを引目に感じているから。
友達との会話の中でも、彼氏とのセックスの話題が出ると「周りの友達はもう経験しているのに、自分はまだしていない」ということを強く感じるため、余計に焦ってしまうのです。
30代になると、「30年以上も生きてきたんだから、もう彼氏がいたことがあってセックスを経験しているのが当たり前」という雰囲気になる傾向があります。
そのため、その空気を過敏に感じ取ってしまう高齢処女の人は、「自分はまだ当たり前のことができていないんだ」と処女であることを引目に感じてしまうのです。
セックスには絶対に何歳までに経験しなくてはいけないという決まりはありません。しかし、処女であることを誰にも責められはしなくても、自分で「当たり前のことができてないのは悪いこと」と思い込んでしまうのです。
処女だけども、セックスが嫌いなのではなく興味はある。でも経験したことがない…という人も処女であることを恥ずかしいと思ってしまうことがあります。
性欲はあるけれど、まだ彼氏ができたことがない。処女を捨てたいけれどもセフレを作るのもなんだか気が引ける。
誰かに相談したいけれど、「処女を捨てたい」だなんてなかなか簡単に相談できることじゃない…。
そうやって自分の中に気持ちを留めておくとますます処女であることが恥ずかしい、という気持ちが拭えなくなってしまうのです。
処女であることを恥ずかしいと思う原因の一つに、自分は寂しい人間なんだ、と感じてしまうというものがあります。
なぜ処女が寂しいことなのか、疑問に思う人もいるかもしれませんが、それについてはセックスを愛情表現だと認識しているからなのです。
愛する人と心を通わせ身体も重ねるのがセックスだと捉えていると、30代になるまで処女である自分は誰からも愛されたことのない、寂しい人間なんだと思い込んでしまいます。そしてこの歳まで誰の体温も知らない自分はなんて寂しい人間なんだろうと、自分で自分を追い込んでしまうのです。
処女を捨てるには、男性から求められなければいけない。しかし、高齢処女である自分はこの歳まで男性に求められなかった。
それは自分に魅力がないからだ…そう思っている人もいます。
女性の魅力は性的魅力だけではもちろんありません。外見の美しさだけではなく、内面の美しさが魅力的な人、何かひとつの分野が秀でている人、色々居ます。
しかし、処女であることを気にしている人にとっては、自分が処女であるのは自分に女性的魅力がないからだと思い込み、錯覚してしまう人もいるのです。
やっとできた彼氏。10代の時も20代の時も彼氏がおらず、30代になって初めて愛する人ができたというのは嬉しいものです。大好きな人のそばにいられる幸せを噛みしめる毎日はかけがえのないもの。
しかし、処女であることを恥ずかしいと思っていると、「実は自分は男性経験がない。処女だ」ということを彼氏に打ち明けてもいいのか、迷うってしまいます。
処女だということを彼氏に知られたら引かれるのではないか。重いと思われるのではないか…そんな不安を前に頭を抱えてしまうのです。
また、誰でも初めて経験することは怖いもの。処女である場合、彼氏との初セックスの時に「出血したらどうしよう」「すごく痛いのかな」など不安な気持ちでいっぱいになってしまうこともあります。
それによってセックスを拒んでしまうと、彼氏との関係が不穏になってしまうこともあるのです。
「高齢処女は恥ずかしい」「やっぱり処女であることを伝えたら、彼氏に引かれてしまうかな」
そう気にしている高齢処女の人もいるかもしれません。
しかし、女性が処女であることを気にしているほど、男性は付き合っている彼女が処女かどうかを気にしないのです。
むしろ、大好きな彼女の最初の相手になれて嬉しい、という男性もいます。
また、「処女は貞淑なイメージがして好き」「奥ゆかしくてかわいい」と、時にはプラスのイメージになることもあるのです。
処女であろうとなかろうと、大切な彼女。処女であることを伝えておけば、彼氏もきちんと配慮して優しく抱いてくれることもあります。
逆に高齢処女であるだけで難色を示したり重いと嫌がったりしている男性は、器の狭い人であることが多いため、今後の関係を考え直した方がいいかもしれません。
「30代になるまで処女なんて、自分はなんて恥ずかしい女性なんだろう」「周りの友達はどんどん処女を捨てていったのに、自分だけまだなんて、取り残された気分」
高齢処女を気にする女性もいますが、「処女は恥ずかしい」という認識自体、実は間違っているのです。処女を引目に感じることは本来必要ないこと。
思い込みによって恥ずかしいと感じる必要はありません。
なぜ「処女は恥ずかしい」というのは間違っているのか、その3つの理由について紹介していきます。
「処女は早く捨てないと恥ずかしいもの」まずはこの捉え方を捨てることが大切です。
なぜなら処女は本来大事にしていいもの。処女を捨てようと躍起になって、好きでもない人とセックスをしたり、出会い系で出会ったセフレが初体験の相手だったりというのは悲しいことです。
初体験は、想いが通じ合った大好きな相手に捧げたいと思うのは普通のこと。自分の大切な身体を最初に委ねるのは大好きな人にしたい、そう思って大事にとっておくことに、何の問題もないのです。
非処女が武器になる、というのはなかなか聞きませんが、しかし処女であることは武器になることもあります。
なぜならきちんと処女を守り続けたというのは、貞操観念がしっかりしていて貞淑な証。誰とでもセックスする人よりも、誠実で清楚だと、男性からの信頼も上がるのです。
また、世の中には処女が好きな人もいれば、自分が彼女の最初の相手になれることを喜ぶ人も。
自分が恥ずかしいと思っていた処女も、受け取り方や相手にとってはプラスになることもあるのです。
処女を恥ずかしいと思っている人は、処女を捨てることで何か大きなものを得られると思い込んでいる場合があります。しかし、処女である人が思っているほど、セックスで得られるものは多くありません。
「処女であることがコンプレックス」という人はそのコンプレックスをなくすことはできるかもしれませんが、それ以上の特別な何かを得られるわけではないのです。
処女を無くしても、自分の価値がぐんと上がるわけではないもの。大切な処女をなんとも思っていない人相手に捨てると、やがて本当に大切な人ができた時に、愛のないセックスで処女を捨てたことを悔やむ場合もあります。
高齢処女となると、処女であることをコンプレックスに思い、早く捨てたいと焦ってしまうこともあります。しかし、そのように焦ることで、特に好きでもない人を彼氏にしたり、誰でもいいと出会い系で相手を探したりして処女を無くすと、後々後悔することになる可能性があります。
処女をなくすタイミングは人それぞれです。そして、処女を無くしたからといって必ずしも幸せになれたり、満たされたりするわけではありません。中には一生処女でも幸せという人もいるのです。
処女であることを恥ずかしく思う必要は本来はないもの。処女は大切にとっておいても良いものだという認識を忘れずに、大好きな彼氏に初めてをあげたい、という気持ちを大事に持っていてください。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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