2020.02.26

自己顕示欲の強い人の特徴とは?承認欲求との違い&上手な付き合い方

自己顕示欲が強いとは?

あの人は誰よりも自己顕示欲が強い。

褒められるまでアピールを続けるから、関わると圧迫感が伝わって息苦しい。

でも、むやみに関わりを断つこともできない。

自己顕示欲が強いあの人と、なるべく楽に関わる方法はないの?

人気や評価を求めて自己アピールする人のことを「自己顕示欲が強い」といいます。似た言葉に承認欲求がありますが、2つの言葉には大きな違いがあるもの。

自己顕示欲とは「注目・称賛されること」が目的で、承認欲求とは「存在価値を肯定してもらうこと」を目的としています。

自己顕示欲が強いと、他人に認知させようと一方的なコミュニケーションを進めるように。自己顕示欲の強い人と上手に関わるには、彼らの心理や思考を理解することが近道です。

自己顕示欲の強い人の特徴

自己顕示欲とはいったいどんな性質を示しているのか、具体的な特徴とともにご紹介していきます。

あの人って自己顕示欲が強いのかな?

自己顕示欲の強い人のことを理解したい。

そう思った時、これからご紹介する項目に当てはまるかどうかチェックしてみましょう。

該当する項目が多い場合、自己顕示欲が強い可能性が高いといえます。そして、自己顕示欲の強い人と上手に関わるには、思考に合わせた関わり方が必要です。

1.目立ちたがり

自己顕示欲の強い人は、注目されることに喜びを感じる目立ちたがりです。

なるべく多くの人に注目してほしい。どんな手段を使ってでも目立ちたい。

そう思って時には過激な行動を取ってしまうことも。

自己顕示欲の強い人は「褒められたい」「認められたい」といった願望を満たすために、人の気を引こうとするのです。

そのため、会話している相手に「我が強い」「自分の話ばかり」「自慢が多い」と思われる傾向があります。

2.負けず嫌い

自己顕示欲の強い人は、「他人より自分が劣っている」と感じることが何よりも嫌い。様々な場面で負けず嫌いを発揮して、張り合おうとします。

そのため、無意識のうちに周囲の人を敵視して、つっかかってしまうことも。時には負けず嫌いな性格が実って、大きな成果を生む未来にも繋がります。

自己顕示欲の強さから生まれる闘争心は、強いエネルギー源ともいえ、良く働けば成功へと導いてくれるのです。その代わり、他者と衝突した時の反動も大きくなります。

3.他人と比較しがち

闘争心は自分と他人を比較する思考から生まれます。自己顕示欲とは、比較する癖の延長にあるともいえるのです

他人と比較すれば何をするにも優劣が気になるように。他人の長所を見つけては「負けたくない」と思って、自己顕示欲が高まるサイクルが構築されます。

比較しないためには、自分にしかない魅力に気付き、自分と他人の違いを受け入れることが重要。

自己顕示欲の強い人は、他人と比較しないと自分を認められないから、他人をコントロールしたくなるのです。

4.虚言癖がある

「注目されたい」「自分を知らしめたい」という願望が強くなりすぎると、オーバーな振る舞いが増えます。その結果、自己顕示欲の強い人は虚言癖が身につくように

通常のコミュニケーションを取っていては、多数の人に注目されることは叶いません。話を盛ったり多少のフィクションを入れないと、他の人をアッと言わせることができず、虚言癖に繋がるのです。

また、「他人の関心を引くこと」を優先するあまり、話に一貫性がなくなるのも特徴といえます。

5.人によって態度が変わる

自己顕示欲の強い人は、相手のステータスやポジションを見て態度を変えます

機嫌を取った方が得になりそうなら、とことん相手を持ち上げるように。逆に自分より劣っていると思えば、自己アピールを重ねます。

相手によって態度を変えるのは「人の価値」を頭の中で決めているサイン。

メリット・デメリットを考えて、打算的に人間関係を構築しているのです。

また、自分への影響を基準に他人と関わるため、相手の細かな心情を察することは困難といえます。

“自己顕示欲の強い人”その心理とは?

自己顕示欲の強い人は、円滑なコミュニケーションや他人への共感よりも、注目を浴びることを優先してしまいがち。その背景には、自己顕示欲が強い人特有の思考が隠れています。

ここからは、自己顕示欲の強い人が抱える心理の解説です。自己顕示欲とはどんな理由で湧き上がるのか、心の仕組みを理解して、自己顕示欲が発揮される時の視点を確認してみましょう。

自己顕示欲の強い人が「何を求めているのか」がわかると、衝突を最小限に抑え、円満に過ごすことに繋がります

 

1.自信がないので認められたい

自己顕示欲の強い人は、自己アピールが激しいため一見「自信がありそう」と思われることがあります。ところが実際はその逆です。

自信がないから、周囲の人に認められることで安心したい。

自信がないのを悟られたくないから、強い態度で隠したい。

自己顕示欲とは、決して強くはない自分を悟られないように、必死でもがいた結果ともいえるのです。

自己顕示欲の強い人とは「相手の存在価値を肯定するコミュニケーション」を取ることが大切といえます。

2.寂しいので構ってほしい

自分の存在を認知してほしい。より多くの人に注目されたい。

この心理を裏返すと「寂しいから構ってほしい」というメッセージが隠れています。

強い孤独感を味わっているけど、人に関心を向けてもらう方法がわからない。

その結果、自己顕示欲が強くなり、無理にでも自分の存在を知らしめたくなるのです。

存在を肯定されない環境で育ち、他人からの認知を強烈に求めるようになるケースも少なくありません。根本では「孤独に生きること」を恐れています

3.人一倍承認欲求が強い

誰しも「他人に自分の存在を肯定してほしい」「自分の価値観を受け入れてほしい」という承認欲求を抱いています。

そして、自己顕示欲の強い人は、人一倍承認欲求が強い特徴があるのです。

少し肯定されただけじゃ気が済まない。

もっと褒めてほしい。もっと注目されたい。

自己顕示欲が強いと、際限なくどこまでも他人からの認知を求め、自分という存在をアピールするように。自己顕示欲とは、承認欲求がどこまでも強くなった結果の衝動ともいえます。

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”自己顕示欲”と“承認欲求”の違いとは?

冒頭でも触れた“自己顕示欲”と“承認欲求”の違いについて、深堀してみましょう。

承認欲求は人が自分らしく生きるために、誰しも持っている欲求です。

自分がいる環境や社会において、存在価値や意見を受け入れてもらうことで、生きている実感を得ることができます。

人が会話中に“心地よいと感じる時”は、相手からの共感や相槌によって、承認欲求が満たされているのです。

それに対して自己顕示欲は、他人に存在価値を受け入れてもらうだけでなく、それ以上の反応を求めています。

優れた人間だと称賛されたい。とにかく多くの人に注目されたい。

自己顕示欲とは、多くの人に「優秀な人間」だと思われ、称賛されることを求める欲求なのです

自己顕示欲の強い人との上手な付き合い方

自己顕示欲の強い人は、「優秀な人間だと思われたい」「他人からの称賛を実感したい」という衝動のもと行動しています。

強い欲求が満たされないとネガティブな感情を抱えたり、時には良くない振る舞いを重ねることも。自己顕示欲の強い人とは、適度な距離感を保ちながらも理解を示すことが重要です。

それでは、具体的にどんな対応をすると良いのか、上手な付き合い方を見ていきましょう。

1.良いところは素直に褒める

「称賛して」と言わんばかりのアプローチや、どうしても許せない言動があると、「褒めたくないな」と感じてしまうことも。ですが、自己顕示欲の強い人の良いところは、素直に褒めるようにしましょう。

褒めることで、自己顕示欲の強い人は自己アピールする必要がなくなります。

そして、円滑なコミュニケーションへと近づくのです。

褒められないと自己顕示欲はエスカレートするため、意識的に良い所を見つけることがおすすめといえます。

2.しっかり認めていることを伝える

自己顕示欲の強い人は、わかりやすい言い回しにしないと「認められている」と実感できません。

いつも頼りになるから助かってるよ。行動力があって尊敬してるよ。今日もオシャレでカッコいいね。

このように「頼りになる」「尊敬してる」「すごい」などの、ストレートな褒め言葉を使うことがコツです。

自己顕示欲の強い人は認められた経験をきっかけに、「もっと頑張ろう」とエネルギーを燃やします。しっかり認めると、プラスな行動を増やすきっかけにもなるのです。

3.良くない部分は正直に指摘する

自己顕示欲の強い人は「称賛されたい」という願望があるため、逆に指摘されると落ち込んだり、怒りが湧き上がることもあります。

ですが、良くない部分は正直に指摘した方がベター。

一度許すとどんどん関係性が偏って、コミュニケーションを取るたびに辛い思いを抱えてしまいます。

良くない行動を取った時は、その場でわかりやすく短時間で指摘するのがポイント。なぜなら、後から掘り返すと人は受け入れる余裕がなくなるからです。

また、プライドを傷つけない言い回しを工夫しましょう。

 

4.真に受けない程度に話を聞く

自己顕示欲とは「優秀だと思われたい」という欲求。そのため、話を盛ったり嘘をつくことも少なくありません。

自己顕示欲の強い人の話を肯定的に聞くことは大切ですが、信じすぎると後で「裏切られた」「信じたのに」と傷つく原因になります

自己顕示欲の強い人の話は、真に受けない程度に聞きましょう。相手の話を疑いすぎるのも禁物といえます。

あくまで「こう思っているんだな」と一人の意見として受け止めることが大切です。

5.適当な距離を保ち反面教師にする

自己顕示欲の強い人と深く関わると、振り回されるリスクがあります。つかず離れずの適当な距離を保つようにしましょう

信頼しすぎると傷つけられた時に辛くなるもの。そして、自己顕示欲の強い人へ対して不満を募らせると、無意識に行動に表れます。

好意的な雰囲気を出しつつも、「自分は同じ行動を取らないようにしよう」と反面教師にするくらいの意識が適切。自分の心の中で線引きをしましょう。

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誰しもが持つ自己顕示欲

欲を言えば誰かに褒められたい。素敵な人間だと肯定されたい。

自己顕示欲とは、個人差はあれど誰もが持つ欲求なんだ。

自己顕示欲の強い人へ違和感を感じると、ついつい冷たい対応をしたり、避けたくなることもある。

だけど、自己顕示欲が強いからといって「ないがしろにされて平気」ではない

人らしく生きるために、適度に承認欲求を満たすことが大切。

深く傷ついた時、自己顕示欲が強くなることがある。孤独を味わった時、自己顕示欲が強くなることがある。

自己顕示欲とは「辛い感情」を埋めるために、必死に模索した結果なのかも。

早い段階で心の歪に気付いて、癒すようにしよう。

辛い時は素直に弱さを曝け出してみよう。

自己顕示欲の裏に隠れた“心の傷”と向き合うことができるから。

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※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

 

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岡 あい
岡 あい
言葉と音楽をこよなく愛するライター。「生きる意味」や「人生とは何なのか」を、今日も考えています。

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