2020.02.06
私には彼氏がいない。だからといって、むやみに付き合いたいわけじゃない。
「この人なら」と思えば付き合いたいし、今は仕事に熱中したい時期。
それなのに…。何度断ってもしつこくデートに誘われて困っています。
あなたとデートする気はないの。何度デートに誘われても結果は変わらないの。
なのに何でまだ誘ってくるの?
何度も断るって気まずい。この状況から逃げたい。
角が立たず、キッパリと諦めてくれる断り方を知りたい。
上手な断り方を教えて。
異性にデートに誘ってもらえるのは嬉しいこと。でも、タイプじゃなかったり、恋愛モードではないなら、せっかくのお誘いでも断る結果になります。
デートを断った後も関わる相手の場合、「当たり障りないように」「傷つけないように」と、気を遣った断り方を選ぶように。ところが、曖昧な断り方をすると「意図が伝わらない」ケースもあります。
相手との関係性を見極めて、適切な断り方を選ぶことが重要。ここではパターン別に、デートの誘いへの正しい断り方に迫ります。
まずはデートに誘ってきた相手が「友人」だった場合の、正しい断り方をご紹介していきます。
友情関係を壊さない断り方を探すのは難しいこと。断った後も円満な関係性を維持するヒントとして、どんな断り方が有効か見ていきましょう。
友人と恋愛関係に発展するつもりがないなら、キッパリとデートを断った方が、後々のためになります。
断る際は、「友人関係を維持したい」という断り方をするのがベター。
断られた友人は、友情関係を肯定してもらうことで「拒否された感覚」が薄れます。
友情と愛情の区別を明確に付けないと、相手の期待値はどんどん上がるように…。早い段階で伝え、不用意に期待させないことが重要です。
デートに誘われたということは、異性として進展するチャンスを望んでいるということ。2人きりになれば、自然とそれっぽい雰囲気が流れてしまいます。
そのため、今までの関係を続けつつも、複数人で会うことを徹底しましょう。他の人の目があれば、しつこく迫ることはできません。
正しい断り方は、断る時の言葉選びだけでなく、断った後の対応もセットで行う必要があります。
友達の枠を越えるシチュエーションを無くすことで、関係性が維持できるのです。
2人きりにならないように距離を置いても、いきなりメールやLINEをブロックするのはNG。
しつこくデートの誘いのメール・LINEが届く場合、まずはきちんと「デートに行く意思がない」と伝えるのが、正しい断り方です。
傷つけないように、前述した「友達でいたい」という意思を伝えることも、同時に意識しましょう。
恋愛を進める時、メールやLINEでのアプローチは必須といわれます。ところが、文字だけのやり取りだと情報が少なく、相手が嫌がっていても気づかず、悪気なく送ってしまうことがあるのです。
デートの誘いに折れて1回でも応じると、相手に期待を抱かせてしまいます。共通の友人も一緒に誘って、デートっぽくならないようにしましょう。
2人きりで誘ったつもりなのに、3人、4人になれば、「そのつもりはないんだな」と察してくれやすくなります。
角が立たない断り方を探している時、この方法が効果的。誘った側の「拒否された感覚」は少なく済みます。その代わり、一緒に帰るなど、デートに近いシチュエーションを一瞬でも作らないことが重要です。
会社の上司や同僚は、今後も日常的に顔を合わせる相手。職場で恋愛に発展するケースが多い分、アプローチされる機会も多く、当たり障りない断り方を考えては悩んでしまいます。
職場の人間関係を円満に維持する、デートの断り方を見ていきましょう。
「仕事に支障が出ないため」という断り方なら、相手の人柄を否定しないため、傷つけずに済みます。
仕事への本気度が高かったり、後々の影響を考える性格というイメージに繋がるので、ネガティブな断り方になりません。また、恋愛モードになっている相手に、客観的思考を促すことになります。
ところが、この断り方だと「真剣交際するなら噂になってもいいはず」と考える場合も。あくまで、角が立たないデートの断り方として、認識しておきましょう。
「社内恋愛はしない主義」という人はたくさんいるので、しっかりとした断り方になります。実際に、社内恋愛は慎重にならないと、後々辛い思いを抱えるケースが多いのも事実です。
納得できる理由で断りたい場合、「社内恋愛はしない」とハッキリと伝える断り方が有効。
その代わり、この断り方を使うと、その後も社内恋愛するハードルが高くなります。良さそうな人が現れて、デートして噂になれば、矛盾した行動になってしまうのです。
どんな断り方をしても通用しないケースがあります。相手の性格次第では、納得せずしつこく迫ってしまうのです。
職場で無理にデートを迫るのは「セクハラ」や「パワハラ」のひとつ。
それを実践する側は、相手が恐怖やストレスを抱えることに気付いていないケースが多いです。
あまりにしつこい場合、「セクハラやパワハラである」と伝えるのが正しい断り方。それでも止まらない場合、断り方に悩むより、「セクハラ」や「パワハラ」として会社に報告しましょう。
職場の上司や同僚からのメール・LINEでのアプローチや、度重なるデートの誘いは、とてもストレスになるもの。業務上のやりとりすら緊張を抱えてしまいます。
相手すると「デートの可能性がある」と思って期待されるので、業務上のやり取り以外は一切反応しないようにしましょう。
職場という逃げ場のない環境では、デートの断り方が分からなくて、自分を犠牲にしてしまいがち。自分を守るために、「対応しないのも断り方のひとつ」と考えましょう。
友人や職場の人間関係とは違い、今後関わる可能性が低い人からのデートの誘い。経験することが多い展開だからこそ、正しい断り方を知っておくと、気持ちが楽になります。
どんなデートの断り方をすれば良いのか、事例を見ていきましょう。
好きでもない人からのデートの誘いは、ブレることなく全て断り続けてOK。
寂しい時期だったから、好きじゃないけど会ってみた。
好きじゃないけど、尽くしてくれそうだから相手した。
こうした経験が1回でもあると、相手は付き合う可能性を信じて強いアプローチをします。一貫した断り方を続けないと、期待を持たせてしまうのです。
中途半端な断り方をせず、ハッキリと断りましょう。その方がお互いの時間と気持ちを消耗しません。
断ってもデートの誘いが止まらない時、相手は「デートできる可能性」を確信しています。そのため、はっきりと「好きではない」と伝えるのが正しい断り方のひとつ。
社交辞令ともいえる断り方では、本当の意図は伝わりにくいものです。
曖昧な断り方はせず、根本的に「好きではない」と伝えれば、デートに誘う理由がなくなります。
この断り方ははっきりしている分、相手を傷つけるリスクがあるので、近しい人に使う場合は慎重になりましょう。
当たり障りない断り方を繰り返しても、デートの誘いが止まらない場合、「諦めてもらう内容」のメール・LINEを送りましょう。
デートの誘いに受け答えする断り方から、そもそものアプローチを諦めてもらう断り方に変えるのです。
何度もアプローチする際、「期待を抱いている」と前述しました。期待に対して「可能性はない」と認識させれば、根本的解決ができます。
この断り方を強引に覆すことは難しく、相手も諦めざるを得ません。
ここまでご紹介した断り方を実践して、それでもなおデートの誘いが止まらない場合、相手の連絡先をブロックするのもひとつの断り方。
「可能性がない」と言われても「返事が来るから大丈夫」と自分の都合で考える人に対しては、曖昧な対応が効果的とはいえません。期待させないためにも、思い切ってブロックしましょう。
いきなりブロックするのではなく、「その気が無い」と断ったうえの判断なら、納得いく結果になります。
LINEやメールを使った断り方は、対面や電話での断り方と違う点があります。
そこでここからは、LINEやメールでやってはいけない断り方をご紹介。正しい断り方に近づけるため、NG例をチェックしていきましょう。
断る時に少しでも「期待させる言い回し」を入れると、効果的な断り方になりません。曖昧な内容を含んだメッセージは、受け取り手が「良い意味に解釈」する原因に。
「一緒にいて楽しいけど…」は「楽しんでいるならきっと脈アリ」。
「〇〇さんとは変わらず仲良く…」は「まだアプローチを続けてOK」。
「また機会がありましたら…」は「タイミングが合えばデートしてもらえる」。
このような解釈もできてしまうので、はっきりとした断り方にしましょう。
角が立たない断り方として用いられる「先延ばし」。これは、相手に期待させ続ける対応なので、正しい断り方とはいえません。
今月は予定が埋まっているので。
今仕事が忙しいので。
このような断り方で対応されても、本気だと引き下がる気にはなりません。相手がデートOKになるタイミングを狙って、何度でもデートの誘いを繰り返してしまいます。
本気の相手ほど期待してしまうので、はっきりと断った方が相手と自分のためです。
日程や仕事の忙しさを理由にした断り方は、「自分の気持ちを伝えること」を避けています。罪悪感が湧きにくい断り方ですが、相手にNGである意図が伝わらず、後々揉めやすいのです。
偶然予定が合わない。偶然デートの誘いに乗れない。こうしたニュアンスの断り方にせず、「自分の意志で断った」と認識させましょう。
断る瞬間は勇気が必要です。
でも、早い段階ではっきりとした断り方ができると、期待させてから断るよりも気苦労が軽減されます。
ここまでご紹介した断り方を実践しても、正直にフリーであることを伝えると、期待を抱かせる原因になります。
今は一人の時間を楽しみたい。
今は仕事に集中したいから、彼氏・彼女はいらない。
こうした断り方は「諦める」のではなく「チャンス」として認識されます。「フリーの今、精一杯アプローチして、自分の恋人にしたい」と感じるのです。
「一人がいい」と思うのは、悪いことではありません。でも、例えば同じフリーでも「好きな人がいる」という断り方を選べるとベター。
男性の場合、LINEやメールよりも電話でのやり取りを好む傾向にあります。いざ電話がかかってくると、どう対応すればいいのか、断り方に戸惑うことも。
好きではない男性への正しい対処法をチェックしましょう。
好きな人が長電話に応じてくれると、「脈アリ」だと思ってしまいます。
意味の無い長電話は恋愛感情をくすぐるのです。
デートの誘いに限らず、電話がかかってきても、必要以上に話をするのはNG。最低限の用事が完了したら、毅然とした態度で電話を終わらせるのが、正しい断り方です。
デートに誘いたい男性は、何かしらの理由をつけて、電話をかけようとすることも。そこで対応しすぎると、せっかく実践した断り方の効果が薄れます。
「電話すれば応えてくれる」と思うと、デートへの誘いは激しくなります。
相手にとって、期待に応えてくれる構図が出来上がるのです。
正しい断り方は、電話がかかってくるたび応じないこと。あえて出ないタイミングを設け、レスポンスを鈍くしましょう。
仕事上の連絡や、特別な関係性でなければ、何度も電話しないものです。この断り方を実践するうちに、相手は「自分が特別なポジションではない」と自覚するようになります。
正しい断り方として、「期待させない」と前述しました。片思いの相手には、脈アリかどうか判断するため、気持ちを詮索するもの。この際、ハッキリとその気がない旨を伝えて断りましょう。
脈を探っているうちは、可能性があると思っています。
「好かれているかも」と期待を抱かせる前に、ストレートな断り方で、進展の余地がない旨を認識させることが大切。
また、電話中に気持ちを詮索されたら、会話を長引かせずになるべく早く切り上げましょう。
「もっと相手を知ってから判断したい」など、前向きに考えている時以外は、言い訳せずにきちんと断りましょう。
断る本当の理由は本人にしか分かりません。言い訳などの曖昧な断り方をしても、好きであるほど諦めがつかなくなります。
自分が罪悪感を背負わない断り方を探すと、言い訳を選んでしまいがち。ですが、はっきりとした断り方を選んだ方が、相手も裏切られた感覚になりません。
「ぼんやりとした断り方」ではなく「この一言さえあればOK」という、具体的な断り方を求める人も多いはず。
そこで、ここからは、LINE・メール・電話で使える断り方のうち、効果的な一言をご紹介していきます。
そもそもデートに誘うのは、好きになってもらうため。
「好きな人がいるので」と言われれば、その時点で失恋してしまいます。
誰かに夢中になっている人を振り向かせるのは至難の業。この断り方は、デートの誘いを成立させることへのハードルの高さを突きつけるのです。
また、この断り方なら相手そのものを否定する心配がありません。なるべく早い段階で伝えて、期待を裏切る展開にならないようにしましょう。
「気持ちに応えてくれるかも」という期待が、さらなるデートの誘いを生みます。勇気を出して、キッパリと「応えることはできません」と断ってみましょう。
曖昧な断り方をするより、相手の根本にある気持ちにアプローチした方が、効果的な断り方になります。
この際、相手を否定する言葉は使わず、あくまで「自分が応えられない」というニュアンスにすることが大切。期待に対して現実を明確にして、相手の行動にストップをかけましょう。
どんな断り方をしても、諦めないタイプの人はいます。そもそも「何を言われても諦めるつもりがない」場合、キツい断り方をしなければならない場面も。
あまりにしつこい相手にのみ、「どうしても無理」と伝える方法があります。
ただし、早い段階で使ったり、やり取りの余地がある相手に使うと、深く傷つけるため注意が必要です。
恋愛に夢中になると、盲目状態でアプローチしすぎるケースがあります。強めの断り方で、相手の目を覚ましましょう。
デートの誘いを断られると、自分の愛情が否定された気分になります。否定を受け入れられない時、必死で入れてもらおうと、何度もアプローチして空回りするように。
そのため、まずは「ありがとう」を伝えたうえで「でもごめんなさい」と断りましょう。
勇気を出してアプローチしてくれたこと、好きになってくれたことは、ありがたいことです、でも、好きではない人に無理に応じるのは別。感謝と断りを割り切れると、楽になります。
デートの誘いを繰り返す男性は、目の前の女性と付き合う未来を見ています。それだけが今の幸せなのです。
どんなデートの断り方をされても納得できないのは、それ以外の未来を思い描けないから。彼女からの愛情を受け取るために、全力投球しています。
そのため、「いつかいい人が見つかりますように」と、相手の幸せを祈って心に寄り添いましょう。望んでいた形でなくても、プラスの気持ちを向けられたことで、少しだけ心が満たされます。
正しいデートの断り方って難しい。
自分にとって良い断り方だと思っても、相手が納得するとは限らないから。
デートしないと恋愛関係にはなれない。
それなのに、最初のステップであるデートすら断られる。
これが相手にとってどれだけショックなのかは理解している。
だからこそ、優柔不断な断り方はもうしたくない。
デートしたいと思うほど、好きになってくれてありがとう。
でも、ごめんなさい。気持ちには応えられないんです。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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