2020.02.05
急に襲い来る不安。
本当はそこまで心配しなくてもいいこと。一度心配しだしたら止まらないし、それもこれも全部不安に感じちゃってどうしようもない。
それなのに杞憂に終わってしまって、あんなに心配したのに、あんなに考えたのに、全然考える必要なかった。そんな事ばかり。
本当は、そんなに考え込まないで、楽観的に「なんとかなるよね!」「やってみようとりあえず」なんて考えられれば楽なのに。
もっと、すべての出来事を楽観的・楽天的に、「失敗してもいいや」くらいの意気込みで挑戦していきたいのに、どうしてできないの?
楽天的、楽観的な考え方になりたい人は、たくさんいますが果たしてどんな意味なのでしょう。
楽観的とは、起こる物事や出来事やこれからする事、していることが、なんでも「うまくいく!」「成功する!」と考えることです。
楽天的は、楽観的と合わせて考えられることが多いですが、様々なトラブルや予期しない出来事が起こっても、「なんとかなるでしょ!」「まあ、こんなもんだよ。」など、あたふたしたりせず、動じないこと。
楽天的な人は、「呑気だなあ」と言われることも多いので、楽天的=のんきな人という意味でもつかわれることがあります。
楽観的な人は、余計な心配をせずに、猪突猛進のようなところがあるので、挑戦したり向上心があると’言われることも。楽観的も楽天的もポジティブな意味で使われます。
「私はいつも心配ばかり」「そうしても楽観的な考えにできない」と考えてしまう人も多いかもしれません。なぜ楽観的にできないのでしょう?
周りの楽観的なあの人と、同じことをして、同じところを目指しているはずなのに、なんだか私ばかり不安がっているかも。なぜ楽観的・楽天的な考え方ができないのか原因を探ってみましょう。
何かをすれば、失敗はつきものです。人間関係・仕事・恋愛・学業に習い事、失敗のない人生はあり得ません。失敗したぶん次に活かせばいいのですが、楽観的に考えたり楽天的に構えられない人は、この失敗をいつまでも引きずってしまいます。
「あの時なんんで失敗したんだろう」「また失敗するかもしれない」「あんなことで失敗なんて、なんてダメなんだ」
そうやっていつまでも過去の失敗にとらわれているので、前を向いて次に踏み出せずにいます。失敗したら、そこから学び、次に活かせばいいだけです。
いつまでもひきづっていては、楽観的・楽天的どころか、次に何をするにも怖くなってしまいます。楽観的な人とは対照的に、向上心や挑戦する気持ちが削がれてしまうことも。
楽観的・楽天的でない人の中には、他人と比較し「自分はなんてダメなんだ」「あんなに頑張っているのに自分は」と考えてしまうことも。
同期なのに、あの人の方が出世が早い・同じ練習量なのにあの子の方が上達が早い・あれもあれもできるのに私はできない。など、自分にない部分にばかり目がいってしまうと、楽観的・楽天的に考えることができなくなります。
あなたはあなたらしく、進めればいいそれでいいのです。他人と比べて、悲しむ必要はありません。
もしかしたら、他人からあなたの方が羨ましく見られているかもしれない可能性だってあります。楽観的な人は、比べることをしないぶん、前向きに見られるのです。
「あれもできてあれもできてこれもできる私!」
理想が高いと、自分の力が追いついていないことが原因で、楽観的・楽天的思考とはかけ離れた考え方になってしまいます。
楽天的・楽観的な人は、なりたい自分や求めている自分を楽しみながら追求しているのです。今日できなかったことは、明日こうしよう。今これができないのはどうしてなんだろう。
そんな風に、楽しみながら、前へと進みます。
しかし、楽観的・楽天的に考えられないと、結果を短期的に望んでしまうので、「なんでこんなこともできないんだろう」と、できなかった方へ目を向けてしまい、悲しくなったり不安になってしまうのです。
楽観的・楽天的な人は、「なんとかなるよ」「今のこのくらいでもいいよね」と、現在の自分を認めてあげることが得意です。
しかし、楽観的思考ができず自分にも他人にも厳しいと、現状に満足できず、もっともっとと高みを目指します。
もちろん、向上心があるのは良いことですが、それを他人にも自分にもノルマのように課してしまうのです。
もっと美人でないと・もっと優しくないと・頼らずできるようにしないと…。他人にも同じように、「もっと痩せてないと!」「なんでも聞かないで自分でできるようにして!」など、自分が目指す同じレベルを求めがちです。
元々の性格がネガティブな性格なのも楽観的・楽天的に考えられない原因の一つです。
自己肯定が低かったり、「どうせ」「頑張っても無駄」など、日常的にネガティブなワードを口にしていたり、ネガティブな思考をしていると、考え方を変えるのは一苦労。
長年培われたネガティブな思考や性格は、そう簡単にはひっくり返すことができません。根っからの楽天的・楽観的な思考へのシフトチェンジに抵抗があることもあります。
楽観的・楽天的になれない原因はわかった。でも私だって、心配や不安に押しつぶされるだけではなくて、楽観的に、「なんとかなるよね」「やってみよう」って、思いたいんだ。
楽天的・楽観的な人は、どんな方法を持っているのでしょう。楽観的な人に楽観的・楽天的になるための方法を聞いてみましょう。
楽観的・楽天的になるには、まず、物事を気楽に考えてみること。もちろん、いきなりは難しいですが、だんだんと考えられるようになりましょう。
失敗・不安・心配、それらがあるのは悪いことではありません。けれど大抵のことは、「なんとかなる」のです。水をこぼしても拭けばいいし、また新しくお水を注げばいい。
楽観的な人のように、そのくらい物事を気楽に捉えてみましょう。今まで、なんども心配しては、杞憂に終わっていました。つまり、心配するほどではなかったということなのです。
楽観的な人たちは、何かアクションを起こせば、失敗はして当たり前と考えているのです。
全ての物事に失敗はつきもの。失敗しないでいることはほとんどの場合ありえません。楽観的・楽天的な人は、失敗しなかったらラッキーぐらいの心持ちでいます。
失敗しない人生なんてないのです。失敗は悪いことでも、やってはいけないことでもありません。失敗は人生につきもの。
誰でも初めてのことは失敗するし、「猿も木から落ちる」という言葉があるほど、なれていたって失敗は少なからずします。失敗は恐れずに、楽観的に考え「とりあえず」やってみることを考えてみましょう。
続けられない、私にはできない、そんな思いにかられることは日々の中でたくさんあるでしょう。
楽観的・楽天的な人たちは、そんな風に諦めてしまった時に、「でもここまではできた」「こうしてみる努力はした」「この部分について真剣に考えた」と、できたことを認めることを大事にしています。
私たちは、超人ではないので全てのことを完璧にこなすことはできません。
技術的な部分や、自分の苦手な部分では力を発揮できないことも。そんな時、楽観的な人たちは、その部分が得意な人や、専門としている人がいるから任せます。
全て自分で背負う必要はありません。楽観的な人たちは、人に頼る、ということも大事なコミュニケーションや楽観的思考の一部だと捉えているのです。
楽観的であってもなくても、失敗や挫折は、生きていればいくつもあります。
人間関係や恋愛は特に、多くの失敗や挫折の原因になりやすいもの。楽観的・楽天的な人たちは、挫折や失敗をしても、そこから必ず学び取るので、悲観的にはなりません。
「なんでダメだったのか」「次回はこうしてみよう」「こうではダメだったんだ、では次回は違う方法でやってみよう」
ダメだった原因絵を「治部がダメだったから」では終わらせず、「じゃあ次に進むためにどうしたらいいのか」をまず考えます。楽観的考えを手に入れたいのなら、自責はその後です。
とはいえ、楽観的・楽天的な人たちに悲観的な考えやネガティブな考えが、ないのかといわれればそういうことではありません。
楽観的であること以外は、彼らも同じ人間。不安に思うことや心配に思うことはたくさんあります。
しかし彼らは、悲観的な考え方やネガティブな考えが浮かんだとき、その中にある希望を探し、その希望の方に焦点を当てて考えるので、楽観的に見えるだけなのです。
「失敗するかもしれない、でも失敗したらもっと良いものが作れる」
「これが思った通りにいかなかったらどうしよう。そしたら、今度は、もう一つの方を試してみよう」
悲観的な出来事や心配・不安の中にも、希望のたねはたくさんあります。不安や心配の方ではなく、希望の方に目を向けることで、楽観的・楽天的な思考に近づくことができるのです。
心配や不安を抱えるのは、未来のこと、まだこれから起こるかもわからない未来の話です。しかし、未来のことは誰にもわかりません。楽観的であってもなくても、楽観的考えがあってもなくても同じ。
失敗するか、成功するか・どうなるのか、誰にもわからないことを自分一人が心配していても、変わることはないのです。
自分位一人で心配し、不安になり、今やるべきことや今目の前の楽しいこと嬉しいことを逃してしまうのは勿体無い。起こっていないことへ、気を向けるのは、今目の前にある出来事にも真剣に向き合えなくなってしまいます。
起こるかどうかもわからない未来やことへの心配は一旦置いておきましょう。まずは目の前のことを楽しみ、嬉しいと感じて喜びましょう。
まず目の前のことを楽しむことで、自然と楽観的・楽天的な考え方にもシフトできるようになります。
あれもこれも不安。心配する出来事は日常にたくさんある。
でも、それらに支配されて、目の前の楽しみは逃したくない。友達との時間、仕事の昇進や評価、勉強の成果や頑張った証たち。
まずは今を楽しんで、起こるかわからないことで気を病むよりも、今を楽しんで前を向いて歩いて生きたい。
楽観的なあの人たちだって不安がないわけじゃない、楽観的な思考を手に入れて培ってきただけなんだ。
いきなり楽観的・楽天的になるのは私には、難しい。それなら少しずつ、今日楽しかったことから、うまくいったことから認めていこうじゃないか。
私たちの未来は明るいんだ。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。
今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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