2020.02.03

退職したい。正しい伝え方とは?上司への切り出し方と報告OK・NG例

退職する事にしました

今の自分を変えたくて、ずっと退職を考えていた。

ここではないどこかで、もっと違う自分になれると信じていたから。

転職活動を最優先にしていたし、退職のことまではよく考えていなかった。

希望していた会社から採用の連絡をもらった瞬間、自分のなかで嬉しさと戸惑いが入り混じる。

「退職するって言わなくちゃいけないんだ」

数年間でたくさんのことを経験させてもらった場所。

辛かったことも、嬉しかったことも、すべて引っくるめて思い返す…。

慣れ親しんだ会社を退職するのは、なんだか少し寂しい。

お世話になった会社の上司や同僚たちの笑顔が頭に浮かぶ。

嫌な顔をされてしまったらどうしよう?周りに迷惑をかけたくないな。

退職の切り出し方がわからず、ひとり戸惑っている。

 

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上司へ退職を伝える切り出し方とポイント5つ

退職の意思が固まったら、順を追ってすべきことがあります。

退職を焦る気持ちもあるかもしれませんが、慌てる必要はありません。

ゆっくり一つずつ進めていきましょう。

会社で働くときに必要な「報告・連絡・相談」が特に必要になってくる場面です。

早まった行動にならないよう、まずはその手順を確認してみましょう。

退職を実際に行動に移すのは、それからでも遅くはありません。

一番最初にすべきことは、上司への退職報告です。

どんな伝え方があるのか、そのポイントも含めてご紹介します。

1.必ず口頭で伝える

直属の上司に退職の意思を伝える場合は、その伝え方をよく考えましょう。

LINEやメールなどの伝え方は、あまり良い印象を持たれません。

退職という大きな報告を日常的な業務連絡と同様に扱うことは、会社を軽んじていると思われる場合も…。

退職は必ず口頭で伝えましょう。退職を伝える時期は会社によってそれぞれ違い、就業規則で定められているので確認が必要です。

業務の引継ぎなども関係してきますので、一般的には退社予定日の1ヶ月〜3週間前くらいと定めている会社がほとんど。

2.事前にアポイントを取る

退職を伝えるには、上司の都合も考えましょう。

仕事が忙しい上司は、スケジュールが早くから埋まってしまうことも多くあります。その場合は、退職の報告をするためにアポイントメントを取ることが必須です。

「仕事のことで相談があります。二人きりで話せるお時間を頂戴したいのですが、いつでしたらよろしいでしょうか?」

そんな伝え方で切り出せば、なんとなく内容を察してくれる上司もいるでしょう。余裕があるタイミングで伝えてもらった方が、上司も心にゆとりがもてます。

3.二人きりで話す時間を作る

退職を伝えるのは、必ず二人きりの空間にしましょう。

同僚たちに目撃されやすい場所で話すのはなるべく避けた方が無難。

「もしかしてあの人、退職するのかな?」そんな噂が社内で広まりかねません。

会社から少し離れた喫茶店やファミレスなどで話すことをおすすめします。

アポイントメントの前日に上司に一度確認の電話を入れ、

「明日は二人きりになれる場所でお会いしたいのですが…」

そんな伝え方でお願いしてみましょう。

職場で聞いてしまうと、「今ここで言ってよ」と言われる可能性もあります。そのため、電話を1本いれることをおすすめします。

4.迷いを含めない表現

上司にいざ退職の旨を伝える場面では、迷いを含めずに事後報告の形で伝えましょう。

「会社を退職させていただきたいと思います」

確固たる意思を感じさせるよう、心がけてください。

退職の意思が弱いと思われると、上司に引き止められる可能性も…。

「退職を検討しているのですが…」

このような曖昧な発言で引き止められる退職経験者は多くいます。

迷いを含んだ伝え方はNG。毅然とした態度で伝えることが重要です。

5.相手との関係性を考慮した言い方

信頼のおける上司なら、退職の本当の理由などを話しても理解してくれるでしょう。

一方で、普段からコミュニケーションがあまり取れていない関係だと、とらえ違いが起こりやすくなります。

「部下は本当は退職したくないのでは?」

本当の気持ちをなかなか理解し合えず、互いに無駄なストレスを抱えます。

話の意図を汲んでもらいやすくなるよう、退職の意思は決定事項であることを強調して伝えましょう。

相手によって言い方を変える必要があります。

上司への伝え方は慎重に!

自分が退職するにあたり、最も仕事が増えるのは誰だと思いますか?

正解は、自分の直属の上司です。

本社へ退職者の報告をして、人事と退職に必要な提出書類の確認をする。引継ぎ業務も考える必要があります。

裏を返せば、上司との関係性が悪くなると、それら一連の業務に支障が出る可能性も…。

退職日まで最も深く関わりをもつのは上司を味方につけましょう。そうすれば、スムーズに物事が進んでいきます。

伝え方に十分配慮し、感謝の気持ちをもって接するよう心がけましょう。

ここからは、退職を上司に報告する際の成功例と失敗例についてご紹介します。

一つ一つ丁寧に確認して、成功例を実生活で活用してみてください。

退職を上司に報告する際のOK・NG例

退職を上司に報告する際には、誠意をもって最後まで接しましょう。

一人前になるまで育ててくれ、時にミスを庇ってくれた恩人…。そんな上司には、感謝を行動で示すべきです。

尊敬できないと思っていた上司も、退職したらもう二度と関わらなくなります。退職するまであと少しと、割り切って関わりましょう。

退職を上司に報告したあとの流れについても、知っておいて損はありません。

気になる方は下のリンクも参考にしてみてください。

退職後の流れがわかりやすくまとめてあります。

 

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1.【OK】揺るがない理由を持った報告

退職への理由を話すとき、揺るがない意思をもって伝えるようにしましょう。

今後の人生を考えると、今退職するしかなかったのだと、相手に納得してもらえるような内容です。

本当のことを言いにくい場合は、

「家族との相談して実家の近くで働くことにした」「マイホーム購入が夢で、給与を上げたかった」

などの理由をおすすめします。

会社が社員の人生を一生保証するとは限らない時代です。

上司が理解を示してくれる退職理由を考えて伝えるようにしましょう。

2.【OK】引き止められた際の返答も用意して報告に臨む

必要な人材だからどうしても退職させたくない。

会社側がそう感じて、引き止めるような言葉をかけてくることもあるでしょう。

その場合に備えて、どうやってかわすのかを脳内でシミュレーションしておきましょう。

「この発言にはこんな質問がくるだろう」

先読みして考えておくことで、当日は動揺せずに冷静な態度で振舞うことができます。

引き止めにあっても、流されずに自分の意思を貫くようにしましょう。

3.【OK】退職までは職務を全うする意思を伝える

「退職するに当たって必要な準備を進めさせていただきたいと思います」

そのように上司の指示を仰ぎ、会社への提出物の内容や返却物の締め切りを確認しておきましょう。

ここで確認することは、あくまで退職に関わる事務的な内容です。

業務に関することは、上司の指示が降りるまでは表立って進められません。

「事務的な手続きを出来ることから早めに始めて、本格的な引継ぎが始まった時に差し支えがないよう準備したいので」

そんな風に伝えてみてください。

4.【NG】引き継ぎなど無責任な状況での報告

周囲への今後の影響について何も考えず、退職の報告だけをするのはやめましょう。

引継ぎが始まったら、上司に進捗状況を細かく報告する場面が出てきます。

退職を上司に報告する段階では、具体的に引継ぎの話まで進める必要はありません。

それでも、誰に何を引き継ぐか意見を求められたら、答えられるように準備はしておきましょう。

簡単な引き継ぎリストを控えにもってくことをおすすめします。

そうすれば上司も状況を飲みこみやすくな利、話が早く展開するでしょう。

5.【NG】投げやりな態度で報告に臨む

どうせ退職する会社だし、適当にやっても構わないだろう。

投げやりな態度で一方的に退職日を伝えたり、有給休暇を勝手に指定したりするのはやめましょう。

自分にも自分の都合がありますが、会社にも会社の都合があるのです。

引継ぎは、周囲の同僚たちを巻きこんですることになります。

自分勝手な言動をすれば同僚たちに多大な迷惑がかかり、最後の最後であなたの信用も失いかねません。

タイミングも大事!

退職を上司に報告する時には、そのタイミングについてもしっかり吟味しましょう。

自分の意思を尊重してもらえるように、本来ならば繁忙期を避けて報告するのが望ましいとされています。

月末や年度末など、業務が慌ただしい時期も避けるのが無難です。

退職の報告を聞いた上司も、時間に余裕がなければ退職に関する業務を後回しにせざるおえません。

そうなれば、苦しいのは自分自身です。

退職の意思だけを伝えた状態で、これまで通りに自分の仕事をこなさなければなりません。

なかには罪悪感を感じたり、業務に集中できなかったりする人もいるでしょう。

退職したい日が自分のなかで確定しているならば、逆算して行動することも大切です。

【ケース別】正しい退職意思の報告方法

ここからは、ケース別に退職意思の報告方法を見ていきましょう。

退職の理由が違えば、報告の方法も変わってくるのです。

自分がどの理由に当てはまるのかを確認し、その内容について理解を深めましょう。

共通して大事になってくるのは、どんなに引き止められたとしても決して応じないことです。

流されやすい人は、退職する意思がぶれることがないことを態度に表しましょう。

上司や会社側に、自分の真っ直ぐな強い思いを伝えるのです。

1.転職による退職の場合

転職による退職の場合は、次の会社の入社日が決まっていると思います。

その場合、その期日までに今の会社を退職する必要があります。

いずれ書類のやりとりが会社間で発生することになるので、正直に理由を伝えましょう。

「新しい環境に身をおいてスキルアップしたいと考え、転職を決意しました」

前向きで、好印象をもたれる表現です。

なお、転職先の企業名まで言いたくない場合は、無理に言う必要はありません。

2.疾患による退職の場合

疾患による退職の場合は、健康のために一刻も早く上司に伝えるべきです。

社員を大事にしている会社であれば、迅速に退職の手続きを進めてくれるでしょう。

万が一会社で働いている間に体調不良で倒れてしまえば、原因を知らない周りの人がパニックになりかねません。

体調が悪いと感じた段階で、報告はしておくに越したことがありません。

「体調不良のために、○日をもって退職したいと考えております」

元気があるうちに引継ぎを終わらせられるよう、早めに行動に移しましょう。

スムーズに理解してもらうために、医師の診断書などを上司に見せながら相談するのがいいでしょう。

3.結婚による退職の場合

結婚で退職する場合は、ある程度予測されているケースも多く、比較的受け入れやすいでしょう。

「私事ですが、結婚するために退職したいと考えています」

パートナーに転勤があり、それについていく場合などは、その状況も具体的に話すといいでしょう。

結婚した事実などを会社にきちんと報告しておけば、驚かれることありません。

急だと思われないように、飲み会などで少しずつプライベートの状況を上司に伝えておくのも有効的です。

退職が考えられる人のいるオフィスでは、あらかじめ人員配置を多めに設定されるケースもあるのです。

4.家庭の事情による退職の場合

家庭の事情による退職は、複雑な理由があるケースも多いでしょう。

その場合、言いたくないことまですべて話す必要はありません。

「一身上の都合により」という表現でOKです。

しつこく尋ねられた場合には、

「親の介護のために実家に戻りたい」「家業を注ぐ必要がある」などの理由が多く使われます。

本音と建前を使い分ける人も多くいますので、参考にしてみてください。

ただし、あまり現実的でない嘘は控えるようにしましょう。

5.責任の大きい役職の場合

責任の大きい役職者が退職する場合には、部下のマネジメントを別の誰かに引き継ぐことになるため、より責任感が求められます。

会社側が待遇を見直すから考え直してほしいと、退職を引き止めるケースが多いのもこのパターンです。

退職の報告は、通常のパターンよりも余裕をもって早めに設定し、退社日の2ヶ月くらい前にスタートしましょう。

どんなに引き止めがあっても、

「申し訳ありませんが、退職はもう自分のなかで決まっていることです」

毅然とした態度を貫き、慎重な言動をもって伝えるようにしてください。

家族や同僚への伝え方・タイミングは?

上司とは別に、家族や同僚へ退職を伝える場合、どのタイミングが適切でしょうか?

家族には、退職の意思が固まったらすぐに伝えても構いません。

両親にアドバイスをもらうことも大事ですし、一緒に暮らしている家族に退職を理解してもらうことも必要です。

気をつけるべきは会社の同僚です。

正しくは、上司へ報告した後に退職時期が決定し、社内で辞令が公表されるタイミングで同僚に伝えること。

それまでは、どんなに心を許した同僚にも退職は伝えないでおきましょう。

同僚に相談した内容が人づてに上司まで伝わるのが最悪のパターンで、場合によっては叱責を受ける可能性も…。

会社という組織に属する者として、退職の報告はタイミングを守りましょう。

円満に退職して、新たな道を歩きだそう!

あなたがこれまで会社で培ってきたスキルや経験によって新しい道が拓けたのならば、それに十分感謝しましょう。

会社は一人の社員を採用するまでにたくさんの時間を費やし、研修などにお金をかけて社員を育成しています。

思い出せば大変なことも嫌なこともあったかもしれません。

しかし、それと同じ分だけ嬉しかったことや充実していた瞬間もありませんでしたか?

人は良い時よりも悪い時の方が印象に残るもの。

これまでお世話になった上司や、親切な同僚たちの姿をもう一度思い出してみましょう。

円満退社で互いに気持ちよくお別れを言いたくなるはずです。

素晴らしい未来に向けて、適切な退職方法で次のスタートを切りましょう。

 

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この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

 

KABU
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人にやさしい言葉を

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