2020.01.29

上司への退職理由の伝え方|会社辞める際の退職願に退社理由は必要?

退職したい。でも理由はどう伝えれば良い?

石の上にも3年という言葉があるけど、そのあたりから会社辞める同期が出てきた。

私がここに入社したのは、内定をもらった企業のなかで最も条件が良かったからだ。

土日休みで残業もそれほど多くない。上司や同僚にも恵まれている。

それなりに毎日充実しているのに、心にはぼんやりとした不安がずっとある。

私は一生、この会社で働いていて幸せなのかな?

事務の仕事にもやりがいはあるが、特定のスキルが磨けるわけではない。

数十年後も同じことをしている自分の姿を思い浮かべると、憂鬱な気持ちになる。

本当に好きなことを探すなら今しかない気がする。

そんな曖昧な退社理由で、仕事辞めることは許されるのだろうか?

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退職理由を伝える3つの正しい時期と方法

退職を決意して会社側に伝えるにしても、正しい時期や伝え方があります。

退職を伝えたらすぐに会社に行かなくていいわけではありません。退職理由の伝え方にも注意が必要です。

これまで自分を育ててくれた上司への敬意や、同僚たちへの感謝の気持ちがあるなら、最後まで礼は尽くすことが大切。

互いに気持ちよく次のスタートを切れるよう、社会人として最後までマナーを守りましょう。

ここでは、退職理由を伝える時期とその伝え方をご紹介します。

1.退職希望時期の1〜3ヶ月前に伝える

退職者が出たら、会社側はその欠員の補充をいつするか、仕事の引継ぎを誰に行わせるかなどを考えます。いきなり会社を退職すると言われても、それに関わる準備の時間が必要なのです。

そのための猶予として、遅くとも退職希望時期の1〜3ヶ月前までに直属の上司に伝えてきましょう。

引き止められても面倒だし気まずいと、退職理由を伝えた直後から有給消化を始める人もいます。

それでは次に引き継ぐ人も大慌て。連携漏れなどが起こりやすくなってしまいます…。

2.直属の上司に口頭で伝える

上司に何も相談もなく、退職届を会社側に突然提出することは失礼になってしまうことがあります。

退職理由は、直属の上司に必ず口頭で伝えるようにしましょう。退職届けは控えとして渡すようなイメージ。

最近では、病気で会社を休む際も当日にLINEやメールで報告し、電話をかけないという社会人もいます。

上司にあたる世代の人たちからすれば、その伝え方は受け入れがたいようです。

パワハラやセクハラなど、会社側に原因があって辞める時以外は、印象良く卒業できるよう心がけましょう。

3.繁忙期やプロジェクト進行中は避ける

会社の繁忙期やチームのプロジェクト進行中など、多くの人が一丸となって頑張っている時期には、退職を告げるのを一旦待ちましょう。

退職すれば周囲に迷惑をかけることになりますし、その時期は慌ただしいので承認を後回しにされる可能性も…。

退職の意思を伝えた状態で進展がない時期は、会社に居辛くなるもの。いずれ辞めてしまう人だと、同僚たちから冷たい扱いをされる場合もあります。

上司の心にも業務にも余裕がある状態の時に伝えることがおすすめです。

 

退職理由で伝えて良いこと

退職理由は人によってそれぞれ違うものですが、本当の理由を書いている人ばかりではありません。本当のことを書いたために、引き止められて辞めにくくなるケースもあります。

ある程度オブラートに包んだ理由でも構いません。受け入れられやすい退職理由を考えましょう。

ここからは、会社側も上司も納得しやすい退職理由を5つご紹介いたします。実際に使えるものを、今のうちからチェックしておきましょう。

1.挑戦してみたいことが他にある

「挑戦してみたいことが他にある」というのは、とても前向きな理由です。

これが本当の退職理由なら、隠す必要はないでしょう。思った通りそのまま伝えるだけです。もし具体的な退職理由を聞かれても、言いたくなければ無理に話す必要はありません。

自分のキャリアアップのために、他の会社に移りたいということは悪いことではないので、素直に堂々と伝えるようにしましょう。

2.家庭の事情

父の介護で実家に戻ることにした、もしくは家業を注ぐために実家へ帰るなど…。

退職理由が家庭の事情の場合、会社側も口を出しにくいでしょう。「どうしうようもない理由」だと、速やかに話を通してくれる確率が高いです。

社員のプライベートまで、会社側は保証してくれません。スムーズに話を通したいなら、この退職理由は非常に有効的です。

ただし、実家が事業をしていると嘘をつくと、現況表などで後から人事にバレる危険性もありますので、注意しましょう。

 

3.結婚による退職

結婚したので、家庭を第一優先にしたいと考えています。

この退職理由は、嘘をつくことには向いていません。

本当に結婚が決まった時や、出産を考えている時は、「女性として家を守りたい」としっかり伝えましょう。

仕事と家事を両立している先輩の話を引き合いに出されても、「残業で家事を溜めるのがストレスになっている」「パートナーに毎日こだわった温かい食事を作るのが夢だった」など、伝え方を心がけてみましょう。

反論されたらどう返すか、具体的に決めておくことも大切です。

4.病気による退職

病気が退職理由であれば、そのまま事実を伝えて構わないでしょう。

場合によっては、退職しなくても働けるようにリモートワークや休職制度を提案してくれる会社もあります。

辞める場合も、退職時にどうやったら保障が受けられるか人事が説明してくれたり、保険医を置いている企業であれば、その病気を経験した社員が復帰するまでの実例を教えてくれる場合も…。

「心配をかけるのが嫌だし、病名も知られたくない」という場合は、別の理由を考えましょう。

5.会社都合による退職

会社都合による退職の場合、どういった原因だったのか事実確認をしっかりしておきましょう。

失業手当を受給する際の受給期間が、自己都合退社と会社都合では違います。会社都合だと、手厚い扱いを受けられます。

「会社の〜という理由で退職せざるおえません。」と、強い意志をもってそう伝えましょう。リストラの場合も、後からうやむやにならないように確証を取ってください。

パワハラやセクハラなどで会社に行けない心理状態であれば、退職代行を利用しましょう。

 

退職理由で伝えてはいけないこと

円滑に退職の手続きを進めるためには、退職理由にも十分注意を払う必要があります。愛社精神が強い社員からすれば、退職するという事実だけでも印象が悪くなりがち…。

お世話になった人たちと、最後まで互いに気持ち良く関われるように配慮が必要です。

そのためには、会社に残ってこれからも働き続ける人たちの気持ちを考えましょう。あなたにとっては合わない会社も、他の人からしたら良い会社の可能性もあるのです。

立つ鳥後を濁さず。最後まで気を抜かずに伝えるようにしましょう。

1.会社への不満や批判

どんな会社でも、悪いところの一つや二つあります。それが給与なのか、制度なのか、雰囲気なのか、人によって捉え方は様々。

正義感をもって会社の悪い部分を最後に指摘すれば、後に残る人たちのためにはなるでしょう。

しかし、退職の理由を「給料が低い」「仕事が多い」とはっきり伝えると、反感を持つ上司もなかにはいるのが現実。

「働くとはそういったもの。考えが甘い。」など、聞かなくても済むお説教がおまけについてくる場合も…。

会社への不満をそのまま伝えることで、最後に居づらい場所になってしまうこともあるため、伝えないことがおすすめです。

2.人間関係のトラブル

同じ部署に陰湿ないじめをする人がいて、それが嫌で会社を辞める場合も、はっきり理由を言うのは控えましょう。退職するまでの引継ぎ期間も、その人とは顔を合わせることになります。

会社という組織は狭く、個人名を出して中傷すれば、それが噂となって広まることも…。

そうすれば、さらにエスカレートした嫌がらせを受ける可能性もあるのです。

もう二度と会わないだろうと思って退職しても、子どもの保護者会でばったり出くわすことも…。後から厄介な目に遭わないよう、大人な対応をしましょう。

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3.仕事が好きじゃない・合わない

そもそも、今の仕事が好きではない。この職種は望んでいなかった。

退職理由をそのように説明すると、上司から叱責を受ける可能性があります。会社側はお金をかけて社員を採用し、時間をかけて一人一人を育ててきたのです。

「最初から興味がなかった」という発言は、これまで関わってくれた人たち全員を傷つけることになってしまいます。

もし自分の部下が退社する時にそう発言したら、これまでの苦労が報われずに腹が立つでしょう。伝え方には十分な配慮が必要です。

4.まだやりたいことに迷いがある

やりたいことがたくさんあって迷っている。

そんな風に漠然と迷いが感じられる理由は、会社側に言わないのが吉。甘い覚悟や現実逃避から退職するのだと思われ、あなたの評価は最後にぐっと下がってしまうことがあります。

さらに、引きとめられてしまうケースも多くあるのです。

新しい会社に転職する際、転職エージェントが前職でのあなたの会社での評価をリサーチする場合もあります。

努力家で熱心だったと言われれば好印象ですが、適当だったと報告されれば後に差し支えます。

今後の予定が未定でも、確固たる理由があるような伝え方にしましょう。

 

消極的な理由は前向きな表現で伝えよう

人間関係が原因で前の会社を退職したと答える人が、最も多いとされています。

しかし、会社側に退職理由を話す際、「スキルアップのため」「今後の条件面を考慮して」と別の理由に置き換える人が多数とのこと。

実際は人間関係のこじれが原因でも、わざわざそのまま伝える必要はありません。

「他にやりたいことがある」と前向きな表現で伝えた方が、互いに気持ちが良いでしょう。

対人関係に問題がありそうな人だというレッテルを貼られずにも済みます。これは、次の会社の面接を受けるときも同じです。

 

退職願と退職届の違いとは?

退職願と退職届の違いを理解しておくことも大切。

退職願とは退職の意思を伝えるもので、退職届は退職の周知が目的となっています。

退職の意思を上司に伝える前に出すのが退職願。伝えた後に出すのが退職届です。

退職願は、望まない転勤の辞令が降りた時などに意思表示として提出するケースもあります。一方で退職届は、転職先が決まっているなど、確実に退職への意思が固まってから出すもの。なぜなら、退職届だけは提出した後に撤回することが出来ないからです。

退職届は、揺るぎない決意を持ってから提出するように注意しましょう。

次は、退職願についてもう少し詳しくみていきます。

 

退職願に具体的な退社理由は書かなくて大丈夫

退職願には会社を辞める理由を書くと思われがちですが、それは義務ではありません。自己都合退社の場合であっても、細かな理由を言う必要はないのです。

「一身上の都合」という表現が使えます。

一身上の都合とは、その人自身の身の上に起こった個人的な問題や事情のこと。どんな理由があっても、建前上これを使っておくのが無難でしょう。

正直に話してすぐに理解してもらえる場合もあれば、そうでない場合もあります。会社側が詳細な理由を尋ねてきたとしても、無理に話さなくて良いのです。

「細かい理由については控えさせてください。一身上の都合です」ときっぱり伝えましょう。

 

正しい伝え方で気持ちよく前に進もう!

退職は人生のなかでも大きな決断の場面です。

決めるのも進めるのも、自分自身に責任が伴います。

確固たる意思をもったら、まずは上司や会社側に正しい伝え方をして、そのあと退職届を提出しましょう。

書き方がわからなくても大丈夫。退職届のテンプレートを無料で公開している記事がたくさんありますので、それをダウンロードして活用してください。

退職時には、これまでお世話になった上司や同僚たちを敬う気持ちをこめて、個包装になったお菓子などを配ると好印象です。新しい門出に励ましの言葉をくれる人もいるでしょう。

前向きなあなたが、周囲に祝福されながら新しい一歩を踏み出せますように…。

 

この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

 

人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。

今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。 

 

KABU
KABU
人にやさしい言葉を

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