2020.01.29
仲良しの友人が結婚した。
恋バナでお互いを励まし合ったあの日が、一瞬で過去に変わる。
結婚報告を聞いて、真っ先に「喜び」よりも「焦り」が過ったんだ。
仲良しだったから、結婚という事実が他人事に思えなかった。
私、先に結婚したことに嫉妬してる。
結婚しないと、幸せが遠ざかる気がしてならない。
周りが結婚するたびに、皆が遠くに行っちゃうような感覚になる。
私一人が取り残される不安。
素直に友人の結婚を喜べるようになりたい。本当は早く結婚したい。
「あなたは結婚まだ?」って聞かないでよ。
まるで私が結婚できない人みたいな言い方しないでよ。
私はただ、結婚に慎重なだけ。
だって、このまま焦って結婚したら、後悔するでしょ?
結婚ラッシュの時期を迎えると、周囲に先を越された気分になり、時には結婚を焦ります。この思考の裏には「結婚=幸せになれる」という構図が根付いていることも。
ところが、結婚すると皆幸せになれるのかというと、実際そうではありません。
結婚相手に「自分の人生を幸せにすること」を求めると、期待値が上がりすぎます。
理想と違う現実に直面するたび、後悔するように。
また、結婚相手とは生涯のほとんどを一緒に過ごすことになります。両親や兄弟・姉妹などの家族と過ごすよりも、長い時間を共有するのです。
そのため、相性の悪い相手だった場合、ちょっとした「違和感」や「不一致」が永遠と続くことに。焦って判断を誤ると、後悔する未来を招くといえます。
「結婚は勢い」「結婚はタイミング」なんて言葉がありますが、本当になんとなく結婚して後悔はないのか?
ここからは、深く考えずに結婚して後悔した理由をご紹介していきます。
結婚後に耐え難い問題が発覚すると、地獄のように辛い毎日を繰り返すことに。期待値が高かった場合は「こんなはずじゃなかった」と後悔する未来になります。
「このまま結婚していいのかな?」と迷った時の判断材料として、どんな事柄が後悔を生むのか、見ていきましょう。
結婚後の後悔として代表的なのが、「価値観の違い」です。
一緒に住んだ経験がなかったり、半同棲の状態では、細かな価値観の違いは気になりません。ところが、一緒に生活し始めて恋愛感情が落ち着くと、不一致が苦痛になるもの。
金銭感覚・衛生観念・味覚・人生設計・家族像・生活リズム・仕事へのモチベーション…。
「価値観」といっても項目は多岐に渡り、結婚後に人の本質を変えるのは困難です。
近年では仕事において「女性進出」のチャンスがあります。ですが、出産や育児をきっかけに、積み上げたキャリアを手放すケースが絶えません。
キャリアを手放せば収入減少に繋がり、金銭的に不自由を感じるように…。
若い時期に出産・育児を経験した方が、女性にとって心身への負担は少ないといわれています。ところが、若い時期ほど充分に貯蓄する余裕がなく、収入源が無くなると困るというジレンマを抱えるのです。
付き合っている段階では、誰しも自分を良く見せようとします。会っている時だけでも、だらしない自分を律して、本来の姿を隠してしまうものなのです。
そのため、内面が見える前に結婚すると、結婚後に本当の性格が判明します。
せっかく節約したお金を、すぐに散財する浪費家。
「浮気じゃない」と言いながら、女性と飲んで遊ぶ。
家に帰ると寝てばかりで、全くコミュニケーションがない。
こうした状況に追い込まれて、「結婚しなければよかった」と後悔してしまうのです。
理想的な相手と出会った時、「すぐ結婚してもいいんじゃないか?」という思考が過ります。
ところが、どれだけ相性の良い相手と結婚しても、「親戚付き合いや親との関わり」で問題を抱えると、結婚生活が辛いものに…。
実はマザコンで、母親からの干渉が激しかった。
相手の両親や兄弟から金銭を無心された。
「子供はまだか?」と急かされる。
同居がとにかくストレス。
焦って結婚すると、こうした家族との問題を見落として、後悔してしまいがちです。
女性は結婚した後、生活が大きく変わります。料理・掃除・洗濯などの家事を女性が担う考えは根強く、出産すれば育児へ専念するように。
家事や育児で手一杯になると、気分転換の機会や他者との関わりが減り、「孤独感」に繋がりやすいといえます。
女性の毎日のストレスレベルは、パートナーが協力的かどうかで決まってしまうのです。
サポートする姿勢があるだけで、「私一人で頑張らないと」というプレッシャーも和らぎます。
一概に「早い時期の結婚がいい」「遅い時期の結婚がいい」とはいえません。
自分にとって「今だ」と思うタイミングに、後悔しない結婚ができれば大丈夫です。
婚期は人それぞれだから、周囲の結婚ラッシュに焦ったり、他人の「結婚しないの?」という発言に急かされたとしても、それを理由に結婚する必要はないといえます。
「まだ仕事を頑張りたい」「子育てに不安がある」「自分には成長の余地がある」と感じるなら、まずはそれらの解消を優先するのもアリ。引っかかる何かがあると、結婚した後に後悔しやすくなります。
そして、何より相手との相性を焦らず見極めることが重要です。
焦って結婚すると、1回の判断がその後の数十年に影響します。子供が生まれれば、大切な家族にも影響が及ぶことを、視野に入れましょう。
結婚で後悔する理由を見ていくと、慎重にパートナーを選び、自分自身とも向き合うステップが必要だと分かってきます。
続いて、「結婚の失敗を回避するための10の方法」をご紹介。結婚する前に確認するべきポイントは、多岐に渡ります。
しっかりと向き合うことは、自分の人生を大切にすること。時間をかけて選ぶ慎重さは、後々自分の未来に良い影響を与えます。
後悔のない結婚をするためにどうすればよいのか、チェックしていきましょう。
「結婚=幸せ」という認識になると、結婚を人生のゴールにしてしまいがちです。
結婚を見据えた恋愛をするのは良いこと。ですが、結婚をゴールにすると、その先の未来への覚悟や慎重さが薄れます。
結婚した後に、夫婦として、家族として、生涯寄り添っていけるかどうか…。理想や希望を抜きにして、現実的な思考で見極めましょう。
「好き」や「スペック」だけで解決しない問題は、たくさんあります。
結婚を焦る理由として「周囲の結婚ラッシュ」が代表的。特に親しい友人や兄弟・姉妹が結婚すると、「自分も結婚しないと」と思うようになります。
後悔しない結婚をするためには、他人の結婚に流されすぎないことが重要です。
他人と自分では、婚期も出会いの機会も違います。
おしどり夫婦を見て「私もあんな風になりたいな」と憧れるのはOK。でも、無理に結婚を急ぐと、婚期じゃないのに相性の悪い相手と結婚してしまいます。
結婚後の後悔として、多くの割合を占めるのが「価値観の違い」です。
付き合っている間は性格の不一致に目をつぶれますが、結婚すると致命的な後悔に繋がります。
相手の性格の「良い所」も「悪い所」もとことん知って、全てを理解したうえで、それでも一緒にいたいと思えるか見極めましょう。
そして、相手にも自分の全てを知って、受け入れてもらうことが大切。結婚後に「こんなはずじゃなかった」と言われるのは苦痛です。
婚活している女性の中に「ハイスペック」や「高収入」を求める声があります。こうした男性を求める女性は、「相手に幸せにしてもらうこと」を求めていることも。
ところが、相手に幸せにしてもらうための結婚は、期待どおりの結果になりません。ほとんどが後悔に繋がります。
幸せは自分の力で生み出すものなのです。
自分が「この人といると幸せ」だと感じる相手を、じっくりと選びましょう。そうすることで、結婚に対する自分自身の意識も変わります。
全く不満がない結婚はできません。誰と結婚しても必ず「合わない部分」や「多少の我慢」がつきもの。
そのため、自分の中で「ここまでならOK」などの許せる範囲を確立すると、後悔しづらくなります。
また、お互いに欠点を補い合える関係性なら、夫婦生活の満足度が上がり、「結婚してよかった」と感じやすいです。
スペックや優劣よりも、自分の性格とのバランスで、相性を見極めることが大切といえます。
結婚して家族になれば、良いことも悪いことも、2人の問題として共有する必要があります。
どちらかが病気になったり、出産・育児に追われたり、毎日の家事が重荷になったり…。常に万全な状態で取り組めるとは限らず、夫婦生活にはお互いの協力が欠かせません。
そのため、結婚前の段階で「協力的なパートナーかどうか」を知ることが大切。極端に亭主関白な男性だったり、損得だけで動く人と結婚すると、夫婦のはずが1人で生きる毎日になります。
理想の夫婦生活をするため、パートナーに完璧を求めると、自分も完璧を求められます。
背伸びして手に入れた結婚は、一生自分を偽り続ける未来に繋がるのです。
幻滅されるのが怖くて欠点が出せず、プレッシャーに押しつぶされそう。そして、素の自分を隠すほどに、結婚生活が苦しく感じるように…。
結婚後に自分自身を追い詰めないためにも、相手に完璧を押し付けないことは重要。誰しも欠点があり、パートナーに厳しくしすぎると、お互いの素を受け止められなくなります。
焦った盲目状態での結婚は、後悔に繋がりやすいです。いざ結婚のチャンスが訪れた時、冷静に判断できるように、自分自身のスキルを最大限に上げておきましょう。
「結婚相手を頼りたい」「足りない部分を補ってほしい」と思いすぎると、焦りの原因になります。
自分磨きをして自立した思考になると、依存目的で相手を選ぶ必要が無くなり、客観的な判断が可能に。また、自分に自信があると、相手を見極める余裕が生まれます。
2人で問題解決する機会が得られると、相手の性格を判断しやすくなります。
デートプランを一緒に決める、旅行を計画する、インテリア選びを手伝ってもらう…。こうした様々な場面で、人の性格が垣間見えるもの。
何でもいいので「2人で何かをしてみる」ことが、内面を知るうえで効果的です。
深く考察して判断するタイプ、考える前に行動するタイプ、自分で決断できないタイプ…。様々な性格があり、重要な選択を迫られた時の対応が想定できます。
恋愛は楽しい時間の方が長いです。ところが、結婚して家族になれば、辛い時間も共有することになります。
ショックな出来事に見舞われたり、病気になってしまったり…。
年齢が上がり、子供が生まれれば、辛い経験をするリスクも高まるもの。
大変な時に頼れない関係性だと、結婚を深く後悔することになります。自分が辛い時に、一緒に寄り添ってくれるかチェックしましょう。
もし逃げようとするなら、家族の問題に向き合ってくれない可能性があります。
結婚すれば、選んだパートナーと生涯をともにすることになります。一人で生きてきた期間より、ずっと長く寄り添い続けるのです。
たった1回の選択で人生が大きく変わるからこそ、慎重にじっくりと考えましょう。
周囲の人が急かすのは、自分の結婚ではないから。他人のことだと、深く考えることなく簡単に発言できてしまいます。
もちろん、親切心で結婚を急かす人もいますが、あくまで「思いやり」として心に留める程度でOK。
大切なのは「自分が納得して結婚する」ことです。
結婚は相手の愛情を繋ぎ止めるものではないし、自分の幸せを叶えるものでもありません。
一緒にいて心から「幸せ」と思える相手と、後悔のない結婚をしましょう。
大好きな相手と結婚すれば、きっと幸せになれる。
そんな淡い期待を抱きながら、「結婚とは何なのか」を想像できていなかった。
だって、周囲が「早く結婚しなよ」って急かすから。結婚しないといけない風潮があるから。
でも、「大好き」だけで結婚すれば、後悔するかもしれない。
そして、後悔したとしても、結婚は取り消すことができない。
後悔してから「結婚とは何なのか」に気付くより、早い段階で慎重に結婚相手を選びたい。
結婚したいほどの相手に出会うのって難しい。
だって、人の数と同じだけ、それぞれの思い描く幸せがあるから。
幸せは結婚相手に求めるものじゃなくて、夫婦が2人で築いていくもの。
同じ幸せを思い描ける人を選ぶことで、「結婚してよかった」と言えるようになる。
運命の出会いって、一緒に幸せな未来を作り上げた結果だから。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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