2020.01.25

誰も信用できない…人を信用できない原因は?人間不信を克服する方法

久保佳奈子

久保佳奈子

裏切られてもいい。失敗したっていい。

誰も信用できない…

私の周りに居る人のことは、大切に思っている。

嫌いなわけじゃない。

友達だと思えないわけでもない。

あの発言が気に入らなかったわけでもない。

私を想ってくれていることも分かっている。

でも、信じることができない。

誰であろうと関係ない。人を信用できない。

どんなに仲良くなっても、心の奥底では「本音が分からない」と思ってしまう。

不安な気持ちが襲ってきて、「いつか離れてしまうだろう」と疑いを持つ。

思いは伝わってくるのに。私も大切に思っているのに。

信じることができないのです。

裏切られたくないから、人を信じられないの。

人を信用できない。

そう悩んでいる人は、なぜ誰も信用できないのか。

それは、傷つけられることを恐れてしまうから。

いつかは裏切られるかもしれない。

築いてきた信頼関係がズタズタに引き裂かれてしまうかもしれない。

終わりなんて、見たくない。

だったら最初から、信じることを諦めてしまえばいい。

気持ちがグラついてしまうことだって防げるじゃない?

誰かを信じることには、勇気が必要で。

当然そこには恐怖心も付いてくる。

それでも私たちは、誰かを信じてみたいと願うのです。

人を信用できない時、私たちにできることは何でしょうか。

どのようなことがきっかけで、信じることを恐れるようになってしまうのでしょうか。

この記事では、人を信用できないことで頭を抱えてしまった時にできる解決方法をご紹介します。

信じてたって、傷つけられることはある。

この世に「絶対」なんて存在しない。

だったら、信じる道を選んでみませんか?

大切な人だから、信じてみたいんだ。

人を信用できない5つの原因とは?

人を信用できない状態に陥る時、そこには過去の経験による原因が潜んでいることが多くあります。

相手を信じられないほどに、傷を負った。

過去を思い出して、人との一線をつい引いてしまう。

私たちが人を信用できないと感じるような経験になりうる5つの状況をご紹介します。

あなたの過去にも、なんらかの経験がネックとして潜んでいるかもしれません。

1.過去に裏切られたことがある

かつて誰かに裏切られた経験が引き金となって、相手を信じることが怖くなってしまう場合があります。

裏切りには様々な形があるものです。

それによってついてしまう傷の大きさや深さも、さまざまです。

どんな裏切りであれ、「信じていたのに裏切られてしまった」と私たち自身が感じてしまった時。

私たちは、人を信じることが怖くなります。

「誰かを信じること」はただでさえ簡単なことではありません。

そこに「過去に裏切られた」というデータが蓄積されていくことで、「どうせこの人にも裏切られるだろう」と決めつけるようになってしまうのです。

信じた相手からの裏切り行為が、信じることが怖くなる要因につながってしまいます。

2.家庭環境が良くなかった

人を信用できない原因となる状況の2つ目は、多くの時間を過ごしてきた家庭環境によるものです。

「家では親からの虐待を受けていた。」

「親が平気で嘘をつく人だった。」

「いつも兄弟と比較され、大切にされずに育ってきた。」

幼い頃から育てられる「家庭」という場所は、子どもにとって「この世界の全て」とも取れるもの。

その家庭において親や兄弟からひどい仕打ちを受け続けてしまうと、「誰も信用できない」と感じる大きな原因になってしまいます。

自分の一番近くに居た親でさえ信用できずにやって来た。

親すら自分の味方では居てくれないのに、他の人を信用できないのは当たり前でしょう…?

このように、小さい頃から植え付けられた感覚が要因となってしまうこともあります。

3.幼少期にいじめられたことがある

学生時代にいじめを経験したことがきっかけで、人を信じるのが怖くなってしまう場合もあります。

「いじめ」という言葉に集約されがちですが、中には犯罪とも取れるような内容まで過激な内容もあります。

グループ内でいじめが蔓延する時には、標的にされることもあれば、誰かからの指示で標的をいじめる側になった場合もあるでしょう。

いじめられた経験とは、誰かに強く否定され続けた記憶とも言えます。

それがいつまでも頭から離れず、人を信用できないと悩むことになります。

さらに、他人からの否定によって、自分でも自分のことを否定する癖がついてしまいます。

いじめがもたらす心の傷は、計り知れないほどに大きなものです。

4.恋人に浮気されたことがある

人を信用できない原因となる状況の4つ目は、恋人からの裏切りを経験することです。

「愛し合っていたはずなのに、浮気をされていた。」

「裏ではずっと浮気をしていた。裏切られ続けていた。」

お付き合いをしていながら、恋人を裏切り浮気をする相手なんて、ロクでもない相手だ。

客観的に考えればそう冷静に判断できるものですが、いざ浮気をされた時には、心に大きな傷を負ってしまうものです。

信じていたのに。

大切にしてきたのに。

これまで積み重ねて来た時間って、何だったの?

もう人を信用できない…。

恋人の裏切りによって、誰に対しても心を閉ざしてしまうのです。

5.仕事で理不尽なことをされた

人を信用できない原因となる状況の5つ目は、仕事での理不尽な対応によるものです。

「仕事なんて、理不尽なことだらけだよ。」

今ではそう言い切っている人だって、最初は仕事に対してキラキラと目を輝かせていた時期もあったかもしれません。

それがいつしか、裏切られることを経験し、会社や取引先から理不尽な対応を受け続け、心を閉ざしてしまった。

上司には逆らえない。上司の言うことは絶対。

他の人の失敗なのに、責任を押しつけられた。

仲良く仕事をしていたと思っていたのに、同僚に悪い噂を流されていた。

会社という組織の中で、人の妬み嫉みやマウント合戦が繰り広げられる。

そんな日々を繰り返していくうちに、もう人を信用できないと感じてしまう人もいるでしょう。

人を信用できない人5つの特徴

人間関係を繰り広げていく中で、相手との信頼関係を築くことで得られる良さ・メリットもたくさんあります。

全ての人を見境なく信じる必要はありませんが、「信じたい人を信じる勇気」を持つことで、信頼は出来上がっていくものです。

では、人を信用できないと感じてしまう人は、どのような特徴を持っているのでしょうか。

人を信用できない時に私たちが陥っている状況を5つ順番にチェックしていきましょう。

1.信じることが怖いと思っている

人を信用できないと感じている人が持つ特徴1つ目は、信じる勇気を持てない点です。

なぜ信じる勇気が持てないのか。

それは、信じることが怖いことだと知っているからです。

誰かを信じたことで失敗や裏切りを経験していない人は、「信じることの恐ろしさ」を知りません。

誰かを信じるのは、必ずしも良いことばかりではない。

全部が綺麗ごとで、丸くおさまってくれるわけでもない。

だから、信じるのが怖いんだ。

信じることの恐怖を知っているからこそ、人を信用できないと感じるのです。

2.初対面の人でも疑いから入ってしまう

人を信用できないと感じている人が持つ特徴2つ目は、初対面の人に対して一線を引いてしまう点です。

初めて会った人に対して、自分の全てをあっけらかんと曝け出すことができる人は、むしろ少ないことでしょう。

しかし、人を信用できないと感じている人は、初対面の人に対して過度に警戒してしまいます。

「この人は何で私に話しかけてきたのか」

「今の話絶対嘘でしょう」

このように、そもそも人を信じようとしないのです。

誰に対しても警戒心剥き出しで、自分の本心を曝け出さない雰囲気を醸し出していることもあります。

3.人はいつか裏切ると思っている

人を信用できないと感じている人が持つ特徴3つ目は、人から裏切られた経験を持っている点です。

誰かに裏切られた経験は、私たちの心に深く突き刺さります。

その傷が癒えることも、刺が抜けることも、決して簡単ではありません。

私はあの人に裏切られた。

どうせこの人だって、いつかは裏切るだろう。

かつて信じていた人に裏切られた経験によって、人を信用できなくなってしまうこともあるのです。

 

 

 

4.誰かを裏切った経験がある

人を信用できないと感じている人が持つ特徴4つ目は、大切な人を裏切る経験をした点です。

人を信用できない人の中には、自分が裏切ってしまったことが引っかかっている人もいます。

裏切るつもりはなかったのに、そんな状況に追い込まれてしまった。

結局自分の保身のために、大切な人を裏切ってしまった。

自分が裏切ったせいで、あの人は深く傷つき、私を憎んでいた。

物事の状況しだいでは、裏切った人に悪意がなかった場合もあるでしょう。

悪意なく裏切ってしまった人は、罪悪感に苛まれ、人間関係を辛いと感じてしまうこともあります。

自分だって裏切ったんだ。

他の誰かに裏切られることだってあるだろう。

そうして、「誰も信用できない」状況に追い込まれていくのです。

5.人に興味がない

人を信用できないと感じている人が持つ特徴5つ目は、そもそも他人に対して関心がない点です。

信じられるのは、自分だけ。

他人はコントロールできるものではありません。

そして、どんなに近しい人間であったとしても、あくまで他人は自分と違う存在です。

結局、自分の人生を動かすのは自分。

他人に構っている場合じゃない。

そう考えて、他人を信用したいとも願っていない人もいます。

誰も信じられない。誰にも期待できない。

あの人は、私を嫌っているのだろう。

あの人は、うわべだけ仲良くしているだけだろう。

あの人は、八方美人だから信じられない。

あの人も、あの人も、あの人も…。

誰かを信じたいとは思っているのに、人の嫌な部分ばかり勘繰ってしまう。

人を信用できないのは、私の曲がった心のせい?

誰かを信じたいのに、誰も信じられない。

人がみんな黒く見えるようで、世界が怖い。

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人に期待したっていいでしょ?まだ人生諦めたくない。

 

信用できない自分が嫌になってきた…

みんなはもっと上手に人間関係を築いているのに、どうして私は人を信用できないのだろう。

どうすれば親友ができる?

心の底から愛せる恋人はどこに行けば出会える?

家族との信頼関係なんて存在するの?

人が信用できないと言っている自分のことも嫌になってくる。

私が私じゃなければ、そもそもこんなことで悩む必要さえないのに。

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人を信用できない自分を克服する方法

人を信じるのは、怖いものです。

自分自身ですら、自分がこれからどうなるのかなんて分からない。

そんな中、自分の未来に他人という存在を招き入れるのは、恐ろしくて当然。

「怖い」と感じている自分を責める必要はありません。

しかし、それでも人を信じてみたいと思うのが、私たち人間というものです。

また人を信じてみたい。

そう思った時、私たちには何ができるのか。

人を信用できない状態から卒業するための方法を5つご紹介します。

1.仲のいい友達から信じてみる

人を信じられない自分から卒業するための方法1つ目は、まずは仲が良い友人を信じてみることです。

これまで、いつも近くに居てくれた友達。

付き合いはじめて時間も経つ幼なじみ。

そんな相手であっても、心の底から信じることは決して簡単ではありません。

人を信用するためには、ある程度の信頼関係が築けている状態が望ましいものです。

まずは仲の良い友人を信じる勇気を出してみましょう。

2.見返りを求めない

人を信用できない状況を克服するための方法2つ目は、相手が自分の期待に答えてくれるわけではないと認識することです。

人を信じられない時、あなたの心の中には「期待して裏切られたら嫌だ」と思う気持ちがありませんか?

誰かを信用するのと、誰かに期待をするのは別物です。

期待ばかり勝手に膨らませてしまうと、相手が期待通りの見返りをもたらしてくれないと「裏切られた」と感じてしまいます。

しかし、期待をするのは自分の勝手。

信用するだけ。信じるだけ。

信じてみたけれど、相手の行動や言動に裏切られた。

そこに「期待」がなければ、裏切りだと感じることもなくなります。

見返りを求めた「期待」ではなく、あなたが心から「信用」したいと思える相手を見つけましょう。

3.信じられなくなった原因を追求する

人を信じられない自分から卒業するための方法3つ目は、なぜ人を信用できないようになったのかを突き止めることです。

どんな物事であれ、悩みを解決するためには、悩みの原因がどこにあるのかを知ることが重要。

この記事でも、人を信用できない人が抱えやすい原因をピックアップしてきました。

あなた自身が誰も信用できない原因は何なのか。

深堀りして考え、突き止めてみてください。

4.小さなことから頼ってみる

人を信じられる自分に変わるための方法4つ目は、段階的に「信じる」を大きくしていくことです。

たとえば、全然知らない人を最初から信用して、いきなり10万円を託すことはできません。

しかし、とても仲が良い友人や家族であれば、感じ方も違いますよね。

信じることにも段階が必要です。

全てを信じようとすることはありません。

あなたが無理なく心を許せる範囲から、少しずつ信じてみれば大丈夫です。

5.メンタルクリニックに足を運ぶ

人を信じられない自分から卒業するための方法5つ目は、メンタルクリニックで専門家に相談することです。

誰かを信じることに強い恐怖感があり、人を信用できない状態を自分だけで克服するのは難しいと感じたら、専門家の力を頼るのもおすすめです。

メンタルクリニックや、カウンセリングルームなど、専門機関で相談をし、あなたの心が軽くなる道を探してみましょう。

人を信用できない時にやってはいけないこと

ここまで、人を信じるための方法をご紹介してきましたが、反対に、人を信用できないと感じている時には実践して欲しくないこともあります。

あなたが無意識のうちに行なっていることはありませんか?

4つの注意点を一緒にチェックしていきましょう。

1.悲観的に考えすぎてしまう

人を信用できない時に注意したい点1つ目は、物事を悲観的に捉えすぎてしまうことです。

「人を信用できないことで、この先ずっと孤独なんじゃないか。」

「私は人を信用できないのだから、誰からも信用されていないだろう。」

このように、ネガティブに物事を考えてしまうと、余計に人を信じるのが怖くなってしまうことも。

ネガティブな自分に気付いたら、「少しずつ進めば大丈夫!」と声をかけてあげましょう。

2.自分を追い込んでしまう

人を信用できない時に注意したい点2つ目は、自分を責めて攻撃的になってしまうことです。

ここまで、人を信用できない原因などをご紹介してきたことで、「自分の悪い部分」のように感じてはいませんか?

人を信用できないからといって、あなた自身に否があるわけではありません。

必要以上に自分をせめ、自分で自分を攻撃するのは避けましょう。

 

 

3.裏切られる前提で人と関わる

人を信用できない時に注意したい点3つ目は、「どうせ裏切られる」と常に思うことです。

たしかに、人が裏切るかどうかは分かりません。

絶対に裏切られない保証なんてありません。

それでも信じてみたい。

信じてみよう。

これは、「覚悟」です。

信じることは怖い。

だからこそ、時には覚悟を持って、心の底から信じ切ってみましょう。

あなたの心が本音であることも、相手に伝わるものです。

4.臆病になる自分を責めてしまう

人を信用できない時に注意したい点4つ目は、臆病な自分を否定することです。

人を信じようと思っても、いきなり簡単に信じられるわけではありません。

すでにご紹介したとおり、信用するためには段階が必要です。

ステップの途中では、当然臆病な自分が顔を出すことだってあります。

臆病になったっていいのです。

そんな自分を越えていくことで、変えたい自分が変わっていくのです。

出来ないことを責めるのではなく、出来たことを褒めてあげましょう。

人はいつか裏切る。そう思って生きてきたけど…

どうせ裏切られるんだ。

いつもそうやって他人との間に予防線を張っていた。

これ以上は入ってこないで。

「私だけの空間」を他人との間にも設けていた。

怖かったから。

裏切られることに耐えられなかったから。

それでも私は、人を信じてみたいんだ。

人を信用できないことで悩んでいるわけじゃない。

人を信用できない寂しさ・孤独が辛いんだ。

少し勇気を出して、他人との境界線を超えてみよう。

裏切られてもいい。

そう思える相手から、信じてみよう。

自分から信用しなければ、信用してもらえないんだ。

誰かを信じる。相手に自分の心を任せること。

相手に自分の心も見せること。

こちらが心を開くことで、相手も心を開いてくれるようにもなる。

そうやって、人と人との信頼関係は築かれていく。

ちょっとの勇気を振り絞ってみよう。

信じて、裏切られてもいい。

信じた結果が失敗でもいい。

それでもまた信じたい。

そう思える時がやってくる。

そう思える相手に必ずまた出会える。

何度も繰り返しながら、あなたはその度に強くなっているのです。

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※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

 

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久保佳奈子
久保佳奈子
1994年生まれのライター・エッセイスト。不安障害/うつの経験から、生と向き合うようになりました。健やかに生きるための方法や、メンタリティについてをメインに書いています。

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