2020.01.24
なぜか目で追ってしまう友達がいる。
その人がいる空間だけが浮き立つように見えて、気がつけば目で追っている。
どんな映画や本が好きなんだろう?お気に入りの服や、今日食べたランチはなんだろう?
相手のことをもっと知りたくて、噂で聞いたあの人が好きな音楽をずっとリピートしてみる。
会えなかった日は、無性に寂しくなって涙がこぼれた。
他の友達にはこんなことなかった。
もしかして、これって恋愛感情?
人を好きになった経験が少ない私には、この気持ちが恋愛感情なのか友情なのか区別がつかない。
人を好きになるメカニズムについては、解明されていない部分が多くあります。
恋愛感情は複雑で、恋愛の形も人によって様々。
そのため、”人を好きになること”を言葉で説明するのは難しいもの。
また、恋愛感情は自らコントロールできることでもありません。
自分でも気がつかないうちに恋心が芽生えていたり、「この人に恋愛感情を抱いてはいけない」と思っても抑えることができないこともあります。
「どうして人は人を好きになるのか」
この複雑な恋愛感情に関するメカニズムは、そのときの心理やその人を好きになった理由を紐解くことで自分なりの答えが見えてきます。
そこで今回は、人を好きになる理由や心理、恋愛感情と友情の違いなどを詳しくご紹介します。
人が人を好きになるのに理由なんかないと言う人がいます。実際に「気づいたら恋愛感情を抱いていた」など、理由なく人を好きになったという人も少なくありません。
恋のきっかけは十人十色。それぞれのドラマがあり、恋に落ちる理由や瞬間は予測不可能です。
そんな中で、人を好きになる理由として多く挙げられる理由を7つご紹介します。
普段は明るく元気いっぱいな彼が、ふいに見せる寂しげな横顔。
いつも冷たい態度で無愛想にしている彼が捨て猫と楽しそうに戯れる姿を偶然目撃。
このように、意外な一面を知った瞬間、なんとも思っていなかった相手を好きになることがあります。ギャップを感じることでその人への興味が沸いて気になる存在に。
その感情は次第に恋愛感情へと発展していくのです。
出会った瞬間に人を好きになることがあります。
外見が好みであったり、その人の持つ雰囲気が理想通りだったりすると運命を感じ、一瞬にして相手に対して恋愛感情を抱きます。
「ずっと待っていた素敵な人が目の前に現れた」こういった出会いはそう簡単に訪れるものではありません。一目惚れは、運命的で貴重な瞬間なのです。
自分が悲しんでいる時、それに気づいて寄り添ってくれた。困ったことがあったときに助けてくれた。
優しさに触れたことがきっかけで、人を好きになることがあります。
優しい人は自分を受け入れてくれる安心できる存在です。温かい優しさに寄り添っているうちに、自然とその人を好きになっていきます。
ドキドキする恋ではなく、ほっとするような恋をしたときに多い理由の一つです。
他の子と明らかに違う対応をされた瞬間、嬉しさと恋心が同時にやってくることがあります。
自分だけが特別扱いされることで「もしかしたら自分のことが好きなのではないか」と、相手を恋愛対象として意識するようになるのです。
優しくされるだけでなく、自分にだけ冷たかったり感情をぶつけてくる場合も意識してしまいます。相手の存在が自分の中で大きくなっていき、その人を好きになることもあるのです。
一緒にいるときに自然体で振る舞える相手には、安心感を覚えます。
これは、家族や長く付き合った友人にも似た感覚です。そのため、すぐに恋愛感情だと気付けないこともあるでしょう。
趣味や考え方が似ていたり、笑うポイントが一緒だったり。一緒にいる時間を重ねるうちに相手への愛情が深まり、居心地がよくてずっと側にいたいと感じるようになっていくのです。
この人になら言いにくい悩みも話せる。ときに家族に言えないような秘密も伝えられる。
相手への信頼は、恋愛感情へ大きな影響を及ぼします。
本来、誰かを信じられるようになるまでは時間がかかるもの。そんな人と巡り合い、信頼できる関係になったことが奇跡です。
そんな奇跡を実感したとき、自分の中で相手の存在はとても大きなものになっています。いなくなることが考えられないほどに深い愛情を感じているでしょう。
人生でうまくいかない瞬間や、ひとりで抱えきれないほどの悩みを背負っているとき、親身になって支えてくれた恩人。
人生のターニングポイントに大きな影響を与えてくれた人へは、特別な感情を抱きやすくなります。尊敬できるその人の存在が、自分のなかでなくてはならないものへと変化していくのです。
これは、好きというより愛するといった表現が正しいくらい、確かに刻まれた立派な恋愛感情です。
気づけば自分もその人を支えてあげたいと思うようになるでしょう。
人が人を好きになるとき、恋愛感情が自分の心にサインを出します。普段考えないようなことを考えてしまったり、急に胸が熱くなったり…。
いつもと違う自分に戸惑っている場合、それは恋の合図です。人を好きになる気持ちは誰にも止められません。
ここでは、恋愛感情が芽生えるときの心理を7つご紹介していきます。
相手の悲しむ様子をみて、この人を支えたいと思ったことはありませんか?
少しでも力になりたくて、自分が残業してまで相手の仕事を手伝ったり、相手の喜ぶ顔が見たくて真夜中の電話に応え続けたり…。
恋愛感情は人を健気にさせます。損得を無視して相手に尽くしてしまうのです。何かしてあげたいと思うときは、その人を好きになる合図だと考えましょう。
上司から叱られたり、同僚から悪口を言われている彼女を見てモヤモヤする。
「悪気があってやったんじゃない。彼女は本来優しくて真面目で、ミスなんかしないんだ」そう言ってしまいたくなる。自分が一番相手のことを見つめて理解していると思うから…。
周囲にどう思われても、誰かのことを守ってあげたいと思ったら、それは恋愛感情の現れです。恋愛感情が芽生えたとき、自分の評価よりも相手の気持ちを優先したいという心理が現れます。
居心地がよくて、とにかくこの人の近くにいたい。
「ただそばにいたい」と感じて、何かと用事を作って会いに行ってしまったり、わざと出かける口実を作ったりしたことはありませんか?
会えば楽しい時間を過ごせて、自分が幸せになれる。そんな風に感じた時点で、相手が特別な人になっています。
人を好きになるポイントはそれぞれ違っても、恋愛感情は共通して「会いたい」という感情をもたらすのです。
相手が将来の夢を語る姿を見て、その夢が実現するとき自分が隣にいたいとふと考える。
相手に恋愛感情を感じたとき「相手が想像する未来と同じ未来が見たい」という願望が自然と溢れてくるものです。
映画を観に行ったとき、次の作品もまた一緒に観たい。リニューアルされたテーマーパークに一番に彼と行きたい。
近い未来も遠い未来も、同じものを共有したいという心理が働いたときが、恋が芽生えたサインです。
相手が異性からアプローチを受けているのを知って、なんだか無性に腹が立ってしまう。その気持ちの根底には、相手を誰にも渡したくないという独占欲が隠れています。
対抗意識をもって突然メイクに気合を入れたり、誰かとデートに行くのを邪魔してみたり…。可愛らしい嫉妬をすることもあるでしょう。
相手が自分だけのものであってほしいと願うのは、恋愛感情があるからです。
ふと眠りに落ちる瞬間や、休みの日にのんびり散歩をしているとき、思い出す人はいますか?それは、気になっている人に興味を抱いているサインです。
頭に思い浮かべる時点で、心は相手に執着しています。相手の全てを知りたいという心理が働くのです。
恋をすると、たとえ離れた場所にいても心は離れられないと実感するでしょう。
深夜に眠れないとき、ひとりで寂しいとき、ある特定の相手に会いたいと思う瞬間があります。それは、恋しいという感情です。
誰でもいいわけではなくて、相手は好きな人に限られます。どうしようもなく会いに行きたくなる心理が働けば、それは紛れもない恋愛感情です。
側にいられない時間の方が恋愛感情が高まって、相手への気持ちがはっきりとするのです。
人が人を好きになるのは、ずっと昔から続く人間の感情です。
それは子孫繁栄のためだという人もいますが、実際はそんな単純に説明はできるものではありません。
好きな人のどの部分に引き寄せられるのか、人によって違うからです。
欠けた部分を埋めてあげたいと思う愛もあれば、逆に自分の寂しさを埋めて欲しいと願う愛もある。
大きく共通しているのは、誰でもいいわけではないということ。何か理由があって、その相手を選んでいるのです。
目を閉じて思い浮かべた人の、何を愛しいと感じますか?
きっと言葉では言い表せない感情が湧き上がってくるはずです。
”なぜ人は人を愛するのか?”
それは、誰かを愛したときに一人一人が全く違った答えを見出すものなのです。
好きなタイプを聞かれてすぐに答えられる人もいれば、「好きになった人がタイプだ」と答える人もいます。
あなたはどちらに当てはまりますか?
生きていれば、人の考え方は変わっていきます。好きな食べ物が年齢と共に変わるように、好きな人のタイプだって、歳を重ねるごとに変わる可能性が十分にあります。
人生にはたくさんの出会いがあります。相手をタイプ別に分類して、自分の好みではないと最初から壁を作るのはもったいない。
恋はするものではなく、落ちるもの。
今の自分の気持ちを大切にして、多くの人と自然体で関わってみましょう。
予想もしていない相手に恋愛感情が芽生えるかもしれません。
好きという感情がわからなくなってしまったときは、”人を好きになる瞬間”について考えてみましょう。思いがけないような場面で、相手を恋愛対象として意識している可能性があります。
人を好きになる瞬間を日頃から意識することで、見落としてしまっていた感情に気づくきっかけになり、素敵な恋を見つけることに繋がります。
大勢のグループで遊んでいるときに、特定の相手と特に気が合うと感じる。一緒に笑うことも多くて、気がつけば自然といつも隣にいる。
そんな相手に対して、「一緒にいて楽しい」と感じたときが”その人を好きになった瞬間”です。友達として好意を持って接しているうちに、友達以上の感情へと変化しているのです。
友情から恋愛感情へと変わる瞬間を見逃さないよう、気持ちの変化に敏感になることが大切です。
人を好きになる瞬間は、なんの前触れもなく訪れることがあります。本能的な気持ちから「この人と付き合いたい」と思うことも立派な恋愛感情です。
好きになる理由が明確にわからなくても、相手の雰囲気や仕草、容姿などのうち何かしらのポイントが心を動かしたのです。
好きになった根拠がわからなくても恐れずに、自分の直感を大切にしましょう。
隣にいる相手を見て、もっと近づきたいと思った瞬間、その人のことを好きになっています。
抱きしめたりキスしたいと思うのは、付き合っても良い相手だからこそ。友達同士では抱かない感情です。
人を好きになれば、誰しも考えてしまうことなので、自分を否定する必要はありません。恥ずかしがらずに、その気持ちを真っ直ぐに受け止めましょう。
近くにいない誰かのことを考えたり、会いたいと願ったりするのは恋愛感情の一つの特徴です。
離れている時でも、相手のことで頭がいっぱいになっている。その瞬間、自分の中に眠っていた感情に気づくことがあります。
人を好きになる瞬間は、本人を前にしているときだけとは限りません。相手の存在をはっきりと思わせる時、すでに恋が始まっているのです。
異性として意識したことはなかったのに、他の女の子と仲良くしている姿を見たら気分が落ちこんでしまった…。
それは、誰かに好きな人を取られるのが嫌だから。自分が相手の一番でいたいからこそ抱く独占欲なのです。
嫉妬は恋愛感情を盛り上げるスパイスのようなもの。人を好きになる自分に正直になりましょう。
気になる相手に抱く想いが、恋愛感情なのか友情なのかわからなくなってしまうことがあります。
相手との付き合いが長くなればなるほど、その区別は難しいもの。
大切な友達だと思っていた相手は、あなたの中でそれ以上の特別な存在になっているかもしれません。
ここからは、恋愛感情と友情を見極めるポイントをご紹介します。自分がどちらに当てはまるのかを考えながら読んでみてください。
大勢でいるのも楽しい相手だけれど、自分のことだけを見てほしいと思う。大勢の友達のなかの一人で終わってしまうのは寂しい。もっとゆっくり話す時間があれば、親密になれるのに…。
それらの理由から二人きりになるのを望む場合、恋愛感情を抱いています。
人を好きになると、「特別になりたい」と願うものです。
とても楽しいし一緒にいて楽だけど、二人きりで会いたいとは特に思わない。むしろ、急に二人で会っても特に話したいことがない。
一対一で深い話をしたり、二人だけの秘密を作るより、大勢でワイワイ騒いでいる姿を見るのが好きだ。
そんな風にみんなで遊びたいと感じる相手には友情を抱いています。
また、異性として意識する瞬間があるかどうかも判断材料の一つに加えると、より明確に友情と恋愛感情の区別をつけることができます。
並んで歩く時、つい手を握り締めたくなる。それは、相手の存在を愛しく感じている証拠です。
触れることで、もっと相手に近づける気がする。どんな表情をするのか見てみたいと思ったりする。
相手に好感をもっているからこそ、触れたいと思うのです。人を好きになると本能的に感じるものなので、わかりやすい恋愛感情ともいえます。
相手を見ても、特に触れたいとは思わない。むしろ、手を繋いでも笑ってしまうくらいの余裕があるという場合、それは紛れもない友情です。
友人としての時間が長いから、もしくは異性として意識していない相手だからそう思うのです。
仲が良くて息ぴったりでも、友人として関わる距離感が心地いい相手はいるものです。その場合、友人として相手を大切にしましょう。
誰かと付き合ったと報告されたときに「胸がザワザワして祝福できない」という相手には、恋愛感情を抱いているでしょう。
相手に恋人ができたときに、その人への恋心に気がつくという人は少なくありません。特定の相手にのみ感じる嫉妬は、その人の存在が自分にとって特別で大切だから…。
自分ではない他の誰かのことを大切にする姿を想像すると、辛く苦しくなる。それこそが恋心です。
相手に好きな人ができたり恋人ができても、特に動揺することはない。むしろ、心からその恋を応援できる相手は、あなたの良き友人です。
実際とても良い人で大好き。会うと楽しい気分になれる。けど、恋人として自分の隣にいる姿をいまいち想像できない。
そんな相手に感じている「好き」という気持ちは恋愛感情ではありません。良いことも悪いことも全て話せる親友なのです。
恋愛の形が人それぞれであるように、人が人を好きになる瞬間もたくさんあります。
この記事で紹介した特徴に自分の恋が当てはまらなくても大丈夫。
自分らしい恋愛の形を見つけましょう。
何十年も友人関係だった人に、ある日突然恋心が芽生えることだってあります。
周囲に驚かれようとも、恋している自分が幸せならば、その気持ちを肯定してあげてください。
自分の心に素直に向き合うことで一歩進める恋もあります。
型にはまる必要はないので、自由な恋愛を楽しみましょう。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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