2020.01.22

事実婚の意味や定義とは?事実婚する9のメリット・デメリット!

久保佳奈子

久保佳奈子

自分たちの形を選んでいいのです。

結婚の形って、一つじゃないでしょう?

「婚姻届を出していない結婚なんて、結婚と言わない。」

「結婚は家族同士の繋がり。」

「結婚したら、家を買って、車を買って、子供を作って…。」

全部全部、決められた結婚観。

過去に築かれてきた結婚の形。

恋愛と結婚は違う、なんて言葉はもう聞き飽きた。

私たちはただ一緒に居たい。それだけ。

結婚をしても、今の私たちのスタイルを貫き通したい。

でも、周りの目を気にすると、普通の結婚をしなきゃいけないようにも感じる…。

今を生きる私たちも、昔からの結婚観の中に居なければいけないの?

結婚をしても、名字は変えたくない。

結婚のために煩雑な手続きはしたくない。

家族同士の繋がりなんて欲しくない。

でも、この人と結婚がしたい。

だったら、事実婚を選んでみませんか?

結婚は他の誰がするものでもない。

自分たちで選んで、築いていくもの。

私と、あなたの二人で、作り上げるものだから。

事実婚の意味・定義とは?

事実婚とは、どのような状態を指す言葉なのでしょうか?

現在の日本において、事実婚とは法律婚に対する定義を持つ言葉として用いられています。

事実婚とは、ある特定の一つの状態を意味するわけではありません。

たとえば、いわゆる「内縁関係」と呼ばれる状態も事実婚だと言われることもあります。

結婚の手続きをしていなくても、お互いが共同生活をしながら「結婚している」と認め合っていたり、お互いの家族の間でも「夫婦」として認められているような状態も、事実婚と呼ぶことができます。

事実婚の中でも、法的な手続きを行っている場合もあります。

事実婚で出来る手続きとは、住民票の表記に「未届の妻(夫)」と加えることです。

近年では、このような手続きを取っている夫婦がドラマの題材として取り上げられることもありました。

事実婚と法律婚の違い

それでは、法律婚と事実婚とは、何が異なるのでしょうか。

違いはたくさんありますが、やはり大きな違いは事実婚とは法的には「夫婦」だと認められない点です。

法的な縛りがないため、お別れする時も離婚の手続きも必要ありません。

お互いの合意があれば、簡単に解消することができます。

その一方、法律婚をしていれば、結婚の際にも手続きが必要となります。

当然、離婚をする場合でも煩雑な手続きが必要になってきます。

二人の間だけで関係が完結しているのが、事実婚。

当人同士だけではなく、法的な結びつきを持っているのが、法律婚。

さまざまな違いがある中で、一番大きく違うと言えるのは、法律の上での繋がりがあるかどうかという点です。

事実婚に向いている人の特徴とは?

近年では、夫婦となる二人が自分たちの意思によって、事実婚を選択する場合もあります。

法律婚をしている人の中でも、事実婚を推す声が挙がることもあります。

「いざ結婚をするとなったら、どちらが私たちに向いているのかな。」

事実婚を候補として考える人の中には、煩雑な手続きを避けたいと思っている人がいます。

「結婚はしたいけど、手続きは面倒だな…。」

また、夫婦別姓が認められていない日本では、苗字を互いに変えたくないカップルも、事実婚を検討します。

「結婚して苗字が変わるのは困る…。」

どんな理由であれ、事実婚をするカップルは日本ではまだマイノリティ。

自分たちの意思を強く持ち、そのメリットを強く感じているカップルが事実婚を選択します。

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事実婚5つのメリット

結婚の形は必ずしもひとつではありません。

カップルの数だけ、夫婦の関係は違うものです。

お互いが納得した上で事実婚を選択する場合には、どのようなメリットを享受できるのでしょうか。

事実婚で得られる5つのメリットを順にチェックしていきましょう。

1.入籍しなくていい

事実婚とは、共同生活をともにし、お互いが婚姻の意思を持っている状態のことを指します。

逆に言えば、「事実婚をしよう」という意思だけ持っていれば、他には特に必要なことがありません。

法律婚ならば、婚姻届を提出し、法的に「夫婦」となることが必要です。

法的に夫婦となることで、お互いの家族関係にも結びつきが生じます。

家庭の事情などが理由で法律婚をしたくない・できないという人には、事実婚がおすすめです。

婚姻届を提出しなくて良いという点も、事実婚のメリットと感じる人もいます。

2.面倒な手続きがない

事実婚とは、本人たちの意思だけが重要なポイントです。そのため、法律婚のようにさまざまな手続きを行う必要がありません。

婚姻届の提出だけにとどまらず、形式的に必要な儀式から、細かい煩雑な手続き、お互いの家族の結びつき。場合によっては、会社への報告や必要な手続きが待っていることもあるのが、法律婚です。

面倒なことは避けたい。

家族同士の繋がりなんて欲しくない。

このように考えている人にとって、事実婚の手続きが少ない点はメリットとなるでしょう。

3.名字を変える必要がない

事実婚の大きなメリットのひとつとして、名字を変更する必要がない点が挙げられます。

現在の日本では、夫婦別姓は認められていません。

法律婚をする場合は、カップルのうちどちらか一方は必ず名字を変更しなければなりません。

しかし、女性の社会進出も進んでいく中で、夫婦別姓を求める声も多く上がっています。

事実婚では当然名字が変わってしまうこともありません。

互いに名字をそのまま使いたい・残したいというカップルは、事実婚のメリットを感じるでしょう。

4.「結婚」という定義にとらわれる必要がない

結婚にはさまざまな形があります。

結婚をしたからと言って、その日から突然「夫婦」が完成するわけでもありません。

しかし、「結婚」という言葉が持つイメージには固定観念がたくさんあるのが現実です。

「結婚したのだから、子供を作るでしょう?」

「結婚したら、旦那が奥さんを養ってあげなきゃね。」

「結婚は、妻が夫を支えるもの。」

「生計は夫婦二人で一緒にするのが当然。」

これまでに築かれてきた結婚観が「二人だけの関係」の中にもつきまとってきます。

事実婚を選択することで、こうした固定化された結婚観から逃れられるというメリットもあります。

今は主流じゃない。

でも、私たちはこういう考えがあって、事実婚を選んでいる。

周囲に聞かれた時にも、「自分たちの結婚の形」を伝えやすくなるでしょう。

5.互いの生活や考えを尊重できる

結婚をしたら、「カップル」ではなく「家族」になってしまった。

結婚後の夫婦からよく聞く悩みのひとつです。

一緒に過ごすことが当たり前になって、お互いのありがたみさえ忘れてしまうこともあるでしょう。

事実婚の場合には、法的な繋がりがありません。

つまり、お互いの心が離れてしまえば、事実婚は簡単に解消もできてしまうのです。

「ずっと一緒」なんてあり得ない。お互いの努力が必要。

このように考えている人は、互いを大切に尊重する気持ちを忘れないように、事実婚を選択することも良いでしょう。

事実婚4つのデメリット

メリットがある一方で、事実婚だからこそ抱えてしまうデメリットも当然あります。

勢いだけで事実婚を選択してしまわないように、事実婚を選ぶ場合にはそのデメリットもきちんと知っておくことが大切です。

ここでは、事実婚によって発生する4つのデメリットをチェックしましょう。

1.遺産相続権などがない

事実婚の場合、法的に夫婦であるとは認められておらず、どちらかが亡くなった時に遺産を相続する権利がありません。

どんなに長い間、一緒に暮らしていても。

周りが「夫婦」として認めてくれていても。

本人たちが深く愛し合っていたとしても。

事実婚は、あくまで夫婦であったという「事実」だけしか保証してくれないのです。

2.子供を作ると婚外子になってしまう

事実婚をしたカップルに子供が出来ると、その子供は必然的に母親の子供とされ、母親の戸籍に入ることとなります。

これは現在の日本ではマイノリティであり、「家族なのにお父さんと違う名字」といった状態を招くことにもなってしまいます。

家族の形は、家族の数だけあるものです。

しかし、夫婦の在り方が周りから受け入れられないことが原因で、子供が寂しさを感じたり、「自分だけ違う」と悩んでしまう原因になる可能性は十分に有り得ます。

3.互いに経済力がないと生活が大変

事実婚をするカップルにも、さまざまな生活スタイルの方法がありますが、一般的には事実婚をする場合にはお互いの経済力が重視されることも。

法律婚ではなく、解消もしやすい事実婚。

税制面でも、法律婚の夫婦のように控除が期待できるわけではありません。

だからこそ、互いが自立していることが求められるのです。

事実婚を選ぶ場合には、一人ひとりが自分を自分で支えられるのかも判断基準とするのがおすすめです。

4.周囲から理解してもらえないことも…

日本ではまだまだマイノリティな事実婚。

「結婚をしました!」と報告した時に、「いつ婚姻届を出したの?」なんて聞かれることもある。

私たちは事実婚なんです。

そう伝えた時に、周囲からネガティブな反応をされることも少なくないでしょう。

固定された結婚観とは違う結婚を選ぶということは、それだけ疑問の目を向けられることも多いということです。

自分たちは事実婚を選ぶんだ。

その意思を強く持つことはとても素敵ですが、周囲から必ずしも賛成されるわけではないという事実も頭の中に入れておきましょう。

この時代、結婚の形は様々

時代は日々変化する。

時が流れ、人も変わる。

結婚だってずっと同じ形である必要はない。

変わらないものの方がよっぽど不自然でしょう?

ひと昔前の結婚が正しいわけじゃない。

親世代の結婚と私たちの結婚は形が違っても当然。

私と、あなた。

あなたと、私。

二人が選ぶ結婚の形。

二人が作る結婚生活。

二人だけで築いていく結婚だって、選んでいいのです。

 

※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

 

人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。

久保佳奈子
久保佳奈子
1994年生まれのライター・エッセイスト。不安障害/うつの経験から、生と向き合うようになりました。健やかに生きるための方法や、メンタリティについてをメインに書いています。

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