2020.01.17
早く忘れたいことが沢山あるんだ。
昨日、会社でミスして怒られたこと。
学生の時、悩んでわめいて引きこもっていたこと。
恋人や友人に言ってしまった、酷い言葉。
早く忘れてしまいたい、頭の中から消し去ってしまいたい。
でも、いつまでたっても頭の中にこびりついて離れない。
「嫌なことを忘れる」
そのためには、一体どんなことをしたらいいの?
分からなくてずっとずっと悩んでいる。
もう悩んでいることすら、本当は忘れてしまいたい。
早くこの嫌な気持ちから、解放されたい。
嫌なことを忘れる方法を、早く忘れる方法を、知って実行して、早く忘れたいの。
今日が幸せでも、明日が絶対に幸せであるとは限らないのが怖い。
昨日は仕事が完璧にこなせた。でも今日は新しい業務を行ったため、失敗ばかりで上司にも怒られっぱなしだった。一か月前の記念日にはあんなに想い合っていた恋人と、今はふとした喧嘩が原因で、音信不通になっている。
良いこともあれば嫌なことが訪れるのが人生だと分かっていても、嫌なことが続くと心が沈んでしまいます。
嫌なことを忘れるにはどうしたらいいの?
と悩み苦しんでしまうことも。
自分の内側から生まれた感情に自分が振り回されてしまう。そんな心に負担がかかることはすぐに忘れてしまいたい。
嫌なことを忘れる方法を追い求める人は多いのです。
嫌なことをずっと覚えていたい、という人は少ないもの。多くの人は嫌なことを早く忘れたいと、嫌なことを忘れるために他の楽しいことを考えたり好きなことをして気を紛らわせたりします。
しかし、嫌なことを忘れる努力をしても、嫌なことを忘れることができない時もある。
なぜ早く忘れたいのにできないの?
ここでは嫌なことを忘れられない理由について、紹介していきます。
一つ悩み事があると、そのことだけをひたすらにずっと考えてしまう。嫌なことを忘れるために眠ったのに、次の日に起きても嫌なことを忘れることができておらず、日を跨いでも悩み続けてしまう…そんな人もいるもの。
どうして嫌なことを忘れるために頑張っているのに、忘れられないのか、それは忘れよう忘れようと悩むあまり、その嫌なことを思い出している時間が長くなってしまっているからなのです。
忘れるためにはまず、嫌なことから気をそらすことが大切になります。
良いことがあったのにその直後に嫌なことがあったために、良いことの上から嫌なことの記憶が上書きされてしまうと、その記憶は悪い記憶として残ってしまいます。つまり、嫌なことの前に合った良いことを忘れて、悪い記憶として頭の中に刷り込まれてしまうのです。
人は悪い記憶として残っていることをなかなか忘れられない傾向があります。心に深い傷を負い、その嫌なことを忘れることができずにトラウマになってしまうこともあるのです。
大きな後悔に包まれると、普段よりも嫌なことが根強く頭の中にこびりついてしまう可能性があります。そのため、嫌なことを忘れることがいつまでたってもできず、長い間その悩みに支配されてしまうのです。
特に「あの時自分が優しい言葉を掛けてあげたら、友人は絶望的な結果にならなかったかもしれない」など、とても重い理由のものだと、後悔もまたとても大きなものになってしまい、どんなに嫌なことを忘れる方法で忘れようとしてもなかなか嫌なことを忘れることができません。
トラウマは心的外傷とも呼ばれ、肉体的、もしくは精神的な苦痛を受けたことが原因になり、それにずっと囚われてしまうことを指します。
そのため、その苦痛の原因になったことに近づいたり、もう一度それを経験しそうになると、身体が拒否反応を起こしたり怯えたりしてしまうのです。
トラウマは心の深いところを傷つけていることもあるため、治療には専門家の診察が必要になってくることもあります。
嫌なことを忘れるために努力しても、自分一人ではなかなか克服できない時だってある。
嫌なことを忘れるのはなかなか簡単なことではありません。特に、普段から悩みやすい性格の人であると、「どうすれば嫌なことを忘れることができるんだろう」「もしかしたら私が悪いのではないだろうか」と頭の中でぐるぐると考えてしまい、結局嫌なことを忘れることができなくなってしまう可能性もあります。
嫌なことを忘れるには、その上から楽しいことで上書きをしてしまうのがおすすめ。仲のいい友達と遊んだり、 好きなスイーツを食べたりして、時間を思い切り楽しみましょう。
そして、なるべくなら、外に出て人に触れ合ってみましょう。ひとりで部屋の中に引きこもっていては、余計に考えを巡らせてしまい、嫌なことを忘れることが困難になってしまいます。
嫌なことを忘れることができず心の中にずっとあると、日常生活も楽しくなくなってしまうもの。毎日をどんよりした気持ちで過ごしていると、どんなことも前向きに捉えることができなくなってしまい、健康な心なら楽しいと思えることでも、楽しいと捉えることができなくなってしまいます。
早く嫌なことを忘れたいという人のために、嫌なことを忘れる方法について紹介していきます。
落ち込んでいる時にはあまり外出したくない。
そんな人も多いかもしれませんが、家の中に閉じこもっていると心が沈んでしまい、ますます嫌なことを忘れることが出来なくなってしまいます。
嫌なことを忘れるため、少し億劫でも動き、外に出て運動をしましょう。軽いジョギングや、歩くだけでも大丈夫です。外に出て新鮮な空気を吸い、日の光を浴びるだけで気分が明るくなります。また、寒いと人は元気を無くしがちですが、運動をして暖かくなるとそれも改善されていくのです。
太陽の光には、身体を目覚めさせ、心を前向きにする効果があります。そのため、日の光を浴びて、日光浴をすることを心がけましょう。外に出るのもいいですが、外に出なくても朝カーテンを開けたり、ベランダに出て日光を浴びるのも効果的です。
嫌なことを忘れるためには、考え方を前向きにすることが大切。
嫌なことに押しつぶされて、引きこもり、外が暗くなりかけた夕方ごろに起きる…という生活をしていると、日光を浴びることもできず、嫌なことを忘れることもできません。
嫌なことを忘れるには楽しいことをして、その楽しさで上書きをするのも嫌なことを忘れる方法の一つです。そのため、大人であれば仲のいい友達を飲みに行って、嫌なことを忘れるのもいいでしょう。
そのほかにも、アルコールが入っているため、いつもは言いにくいこともお酒の力を借りて話すことができるという利点があります。相談事や悩み事を人に話しにくいという人でも、この機会に悩みを友達に聞いてもらうのも、嫌なことを忘れる方法のひとつです。
暇な時間があると、いろんなことに思いをはせてしまうもの。嫌なことがあると何も考えることのない時間についその嫌なことのことばかり考えてしまい、落ち込んでしまいがちです。
嫌なことを忘れる方法のひとつに、違うことに集中する、というものがあります。例えば仕事などがあればそれに集中し、頭を巡らせることができるため、悩んでいる暇がないのです。
忙殺されることが、悩みの多い中では救いになることもあるのです。
考える隙や時間があると、嫌なことを忘れたいのに勝手に頭の中が考えてしまい、嫌なことを忘れることができない可能性があります。
悩みがち、考えがちの人は、まず考える隙を作らないことが大切。勉強に没頭したり、頭をつかうパズルゲームなどをやるのもいいでしょう。
頭を動かしていれば、嫌なことを考える時間が少なくなります。そのため、自然と嫌なことを忘れる方法になるのです。
嫌なことを忘れる方法を紹介してきましたが、忘れ方は人それぞれです。どんなに悩んでいたことでも、時が経てばそのうち時間が忘れさせてくれることもありますし、嫌なことの原因が失恋などだった場合、新しい恋がそれを忘れさせてくれることもあります。
「この方法なら絶対に嫌なことを忘れることができる」という方法はありません。
嫌なことを忘れる方法、嫌なことと折り合いをつけて生きていく方法と言うのは、自分が生きていく人生の中で自分で見つけていくものなのです。
誰にでもぴったり合った忘れ方が必ずあるもの。それを探しながら少しずつ自分を楽にしてあげましょう。
嫌なことを忘れるのは、いい場合もあれば、そうでない場合もあります。嫌なことを心の中に留めて置いて忘れずにいれば、また同じ過ちを繰り返さずに済むことも。
また、自分にとって嫌なことを忘れることなく覚えていれば、嫌なことをされそうな相手を察知し回避できることもありますし、自分がされて嫌なことを他人にしない、思いやりをもつこともできるのです。
嫌なことを忘れて前向きに生きるか、傷跡として抱えながらも強く生きるか、どちらを選ぶかはあなた次第です。あなたにとって前向きになれたり強くなれるなら、どちらも正解だから。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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