2020.01.10
人生って生まれた時点で既に不平等。
愛のある家庭で育ちたかった。
賢い頭脳が欲しかった。
健康な心と体でいたかった。
美しくに生まれたかった。
スタート地点から、私の人生ハードモードすぎるんだ。
愛情を知らないと人間関係が上手く築けなくて、人生ハードモードになる。
賢くないから騙されたり希望の進路に進めなくて、人生ハードモードになる。
望んでないのに病気を患って、人生ハードモードになる。
見た目の差別がはびこっているから、人生ハードモードになる。
言い訳したいんじゃない。私なりに頑張ってるつもり。でもさ、なんで私はこんなにも欠けた人間なの?
運命が味方してくれたことはない。生きることの難易度が高すぎる。
人生ハードモードだけど、幸せになることなんてできるの?
「人生ハードモード」とはどんな意味なのか?これはゲームの用語から生まれた造語です。
ゲームをプレイする時、難易度の高いハードモードと、難易度の低いイージーモードがあります。ハードモードに設定すると、最初からプレイが困難に設定されているもの。
ハードモードに設定されたゲームのように、生まれ持って困難な条件が揃っている人生のことを「人生ハードモード」といいます。
人生をゲームに例える言い回しには、皮肉な意味も込められており、「苦しい人生」をどこか客観視しているのです。
どれだけ頑張っても報われない人生。それはまるで、頑張ってもクリアできない設定のゲームのよう。
人生ハードモードだと、「不公平」「自分ばかり災難」「無価値」といった感覚を味わいます。
「人生ハードモード」と感じる時、自分自身の努力ではどうしようもない「障害」にぶつかっています。
助けてくれる人がいない、逃げ道の無い、一方的に難易度の高い問題を叩きつけられる人生。解決手段が見つけ出せないと、人生ハードモードと認識するのです。
では、いったいどんな問題が人生ハードモードと思わせるのか?どんな要素が人生の難易度を上げてしまうのか?
「人生ハードモード」の7つの特徴をチェックしてみましょう。
生まれる家庭環境を選ぶことはできません。最初は幸せな家族でも、ふとした拍子にバランスが崩れて、絆が引き裂かれてしまうことだってあります。
心理学的に見ても、育つ環境は性格の基盤を作るために重要とされているのです。
心の拠り所がある人は何事にも挑戦でき、自分が愛されるべき人間だと自覚すれば、心地良い人間関係を築くことができます。
家庭環境に恵まれないと、基盤が崩れてしまうため、あらゆる面で苦労して人生ハードモードに。
金銭的な余裕がある人とない人では、精神的なストレスが変わります。お金があれば、何か起きても生活を守れるもの。お金があるだけで余裕が生まれ、日常のストレスが軽減されます。
借金など、金銭的な苦労が絶えないと、日常がストレスに埋もれて人生ハードモードに。気が付くと「お金を稼ぐための人生」になっていることも…。
家庭の都合で負った借金や、騙されて負った借金だと、「人生ハードモード」という感覚はさらに根強くなります。
学校生活の中では「学力ありき」で評価をされます。
自分が何位なのか、自分の相対評価は5段階のうちどれなのか…。
具体的な数値を出し、優劣を決められてしまうのです。
評価が低ければ「学力が低い」と分類されることに。でも、中にはどれだけ頑張っても学力が上がらない人がいるのです。
実際のところ、学力が低いとしても活躍できる場はたくさんあります。ところが、学力ありきの環境にいると自己嫌悪に陥り、「自分の人生ハードモード」に感じてしまうのです。
容姿は生まれ持っての要素が強く、「人生ハードモード」と感じる要因になります。容姿が全てではないと分かっていても、差別や偏って評価される場面に出くわすと傷つくもの。
自分の意志で決められない事柄で劣等感を感じると、人は人生ハードモードだと認識します。容姿に恵まれた人を見ると「なんであの人だけ人生イージーモードなの…」と嫉妬することも。
「容姿が全て」という価値観の環境や人間関係と対面するほどに、この概念は深く刻まれてしまうのです。
病気になって苦しみ、たくさんのことを諦めるうちに、不平等な人生を恨むようになります。
病気を持つと、当たり前と言われていることすら高難易度に。
人並に充実していた人生のはずが病気になり、「人生ハードモード」に変わってしまうことも。
人は一定の割合で病気になります。改善方法はあれど、抗うことのできない病気も。
そして、一見健康に見えてしまう人は、周囲の理解を得られにくいからこそ、さらに深く悩んでしまいます。
誰しも「理想の人生」を思い描いているもの。世間や家族から言われた「理想」を、必死に追い求めている人は数多くいます。
でも、こうした理想とは程遠い、絶望的な人生を歩んでいくことも…。理想と現実のギャップに苦しむたびに「人生ハードモードすぎる」「もう理想を叶えるなんて無理じゃない?」と感じてしまいます。
理想の人生を決めるほど、人生ハードモードに…。
理想や固定概念が人生の難易度を引き上げたり、些細な幸せすら得られない絶望的な環境にいるケースが考えられます。
「努力は裏切らない」という言葉を信じて、多大な努力を重ねてきた。
でも、せっかくの努力が一切報われない。
そうなった時、信念すら揺らいで一気に人生ハードモードになります。
「努力したって報われない」「努力する意味はない」と感じると、さらに人生ハードモードに傾く、負のスパイラルへ…。一度この思考に陥ると危険です。
リスクを取らないと成功は掴み取れません。でも、努力が必ず報われる保証はありません。期待すればするほど、結果に裏切られてしまうのです。
人生の難易度が高すぎると、人生ハードモードすぎると、生まれ持って恵まれた人を羨ましく感じます。そして、嫉妬してる自分に自己嫌悪すら覚えるように…。
この感情の根本には「人生イージーモードに生まれていれば」という願望が隠れています。
人生は平等ではありません。どれだけ願っても生まれた環境は変えられません。人生ハードモードに生まれた人にできるのは、「難易度を下げる努力」をすること。
生まれ持った環境は変えられないけど、後から人生を変えることは可能です。
辛い事ばかりで人生を終えたくない。
人生ハードモードでも幸せになりたい。
こうした願望を「現状打破する力」に変えて、自分の力で人生を変えてしまいましょう。
自分は人生ハードモードに生まれた。
でも、人生ハードモードのまま終わらせたくない。
そう感じる人に向けて、人生ハードモードから難易度を下げるための方法をご紹介していきます。
人生ハードモードな人は、そもそも「人生を変えるヒントを知る機会」すら得られないケースが多いです。
生きる術や困難を乗り越える術を、何もない所から学ぶことは困難。人生ハードモードになるのは、「上手な生き方を教えてもらえない環境的な要因」も大きいのです。
人生ハードモードな中で感じた自分の「弱点」に目を向けてみましょう。
弱点は「強味」で補うことができればOK。自分の強味が活かせる環境を選べば、弱点ばかりに目を向けずに済みます。弱点を緩和して、人生ハードモードからイージーモードに近づけましょう。
環境を変えることで、人生ハードモードから一気にイージーモードになるケースがあります。
自分の特性に合っていない環境で頑張っても、満足いく成果は出ません。ある環境で評価される事柄も、別の環境に移れば批判の対象にすらなります。
環境が原因で人生ハードモードになるなら、環境ごと変えてしまえばいい。
自分にとことん優しい環境へ逃げればいい。
自分に合っていない環境で頑張って、自ら人生ハードモードになる必要はありません。
「苦手意識」「自己否定」「自己嫌悪」などといった感覚は、パフォーマンスを著しく下げます。
自分に自信を持っている人ほど、同じ環境下でも活躍できるのです。そして、自信があるかどうかに「弱点の有無」は関連しません。
弱点のある自分がダメだと思うと、人生ハードモードになるのです。弱点を否定したり拒絶せず、自分の一部として優しく受け入れましょう。
そして、弱点を直すより、長所を伸ばす生き方を重視すると、生きることが楽になります。
人生ハードモードだから何をやっても無理。
そう思うほどに、自分の可能性すら殺していたのかもしれない。
辛い現実は変えられない。傷ついた自分は確かにここにいる。
そして、「心から変わりたい」と思っている自分がいるのも事実。
人生ハードモードに生まれた私が、少しでも幸せに近づくには、努力して難易度を変える必要がある。
辛い人生で苦労を重ねるくらいなら、その苦労を努力に変換してしまおう。
辛いことのためではなく、将来の自分のために労力を費やそう。
一瞬でもイージーモードに傾くことができれば、その後の人生が大きく変わっていく。
失敗してもいい。カッコ悪くてもいい。まずは一歩踏み出そう。
もう運命なんて信じない。自分の可能性だけを信じて、着実に前に進んでいくから。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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