2020.01.09
誰も気づいてないんだ。私がこの職場でいじめられていることに。
誰かに相談したところで「いじめなんてする人じゃない」「気にしすぎだよ」って言われるのがオチ。
大人はズル賢い。周りにはわからないように、私の心をひっそりジワジワと痛めつけてくる。
いじめで逃げ場をなくして何もできない私の姿を、陰で面白がっているんだ。
表では”いい人”で通ってる、私をいじめるあの人。
なぜか辛いのはいじめられてる私一人。
日に日に会社へ向かう足取りが重くなっていく。仕事だから「いじめられてます」って顔もできなくて、なんとか必死に作り笑いでやり過ごす毎日。
どうしてそんなに卑怯なの?
大人になってからのいじめは陰湿すぎる。誰にもバレない”隠れいじめ”が上手だから。
いじめは子供だけのものではなく、大人になってからも職場で”社内イジメ”が起こることがあります。
「いじめは悪いこと」と知っているはずの大人が、どうして会社でいじめを行ってしまうのでしょうか。ここからは考えられるいじめの理由・原因を解説します。
どんな理由であろうと人を一方的に傷つける”いじめ”はやってはいけないことですが、原因を詳しく知ることで今後の職場でのいじめ対策に活かせるようになるでしょう。
日頃から社内の空気がピリついていることが職場いじめの原因となるケースがあります。
張り詰めた空気感の中で仕事をしているために、緊張感が高まりイライラしやすくなっていることが考えられるでしょう。気持ちに余裕がなくなると、必要以上に人に強く当たったり攻撃的になってしまう場合があります。
職場環境が人に与える影響は想像以上に大きいもの。たとえ温和な人でも、毎日のようにピリピリした職場にいればストレスを感じてしまうでしょう。そして怒りの矛先が”いじめ”に向いてしまうのです。
ミス・遅刻欠席が多いという理由でいじめが起きることがあります。
注意をしてもなかなか直らない場合に「何を言っても通じない」と思われ、その代わりにいじめという形で感情をぶつけられるのです。そのため、同じことを繰り返すたびにいじめがエスカレートしてしまう可能性があるでしょう。
本当は「職場だからきちんとしてほしい」と思っているだけなのに、変わらない状況に対して感情的になりいじめを行ってしまうケースです。
仕事が出来過ぎていると「面白くない」といじめられることがあります。
実力が評価されるような職場では、自分より仕事が出来る人を見ると「追い越される」といった危機感からいじめを行う人がいるのです。精神的に追い詰めることで仕事の邪魔をしようと考えているでしょう。
自分の仕事だけに集中していればいじめをすることはありませんが、よそ見をして仕事が出来るあなたに気を取られてしまっている状態です。
仕事が出来る・職場の人から気に入られているなど、あなたが持つものに嫉妬していじめが起こる場合があります。
自分にはないものや手に入れたいものを持っている人を見ると「どうしてあの人ばかり」と嫉妬されることがあるのです。それが欲しいものであればあるほどいじめたい感情が高ぶってしまうのでしょう。
手に入れるために行動すればいいのですが、なかなかうまくいかないと行き場のない気持ちを”いじめ”で発散するケースがあります。
何ともないような振りをして会社に行き続けているけど、もういつ限界が来てもおかしくない。
本当は大きな声で叫んでやりたい。私は職場でいじめられているんだって。
いつまで耐えればいいの? このいじめにはいつか終わりが来るの?
ただ普通に仕事がしたいだけなのに、どうしてこんな思いをしなきゃいけないんだろう…。
私が変わればいいのだろうか。それとも、このままいじめを我慢すればいつか報われるのだろうか。
いじめてる人はいつものように平然とした顔で笑ってる。いじめを受ける私の気持ちなんて少しも気にしていないんだろう。きっと自分の立場さえ守れれば、それでいいと思ってるんだ。
いじめでいつか職場から追いやられてしまうことが怖い。私へのいじめは一体いつ終わるの?
会社・職場で起こるいじめには、大人ならではの陰湿ないじめが多く見られます。
大人のいじめには仕事を理由にして人格を否定されるものであったり、誰にもわからないように陰から嫌がらせを受けたりするものがあるでしょう。
ここからは、職場で受けるいじめには実際どのようなものがあるのか具体例を挙げてご紹介します。もし例のようないじめを受けているのなら、自分を守るためにも早めに何らかのいじめ対策を打つことが必要です。
職場で”異性からセクハラを受けている”のは立派な大人のいじめです。
具体的には、仕事の場で性的な発言をされたり不必要に体を触られたりといったいじめが挙げられます。
特に上司と部下の立場であれば、今後の仕事にも大きく関わるためいじめへの抵抗や抗議もしづらいでしょう。更に周りに人がいない時に受けているのであれば、いじめの証拠がなく助けを求めることもできません。
あなたが誰にも言えないという立場を利用した職場でのセクハラ行為は、れっきとしたいじめに当たります。
「仕事でミスをした」「決まりを守らない」など、いかなる理由がある場合でも”職場で罵声を浴びせられること”はいじめになります。
職場で何か過ちを犯していた場合には、何がいけなかったのか・改善するためにはどうするべきなのかを冷静に話すことが大切です。
人間性を否定したり相手が傷つくような言葉で罵ることは、注意や指導と呼べるものではありません。それは仕事の領域を遥かに超えた”いじめ”であるといえます。
職場で受けるいじめの一つに”暴力”があります。
あくまでも注意という名目で、体罰を受けたり物を投げられたりすることがあるでしょう。
会社の中だけの話ではなく、暴力を受けた人は肉体的・精神的な苦痛を感じ、トラウマを持ってしまうこともあるものです。人を追い詰める力のある”暴力”といういじめ行為において「受ける側に原因がある」といった理由は通用しません。
暴力に抵抗するとさらにエスカレートし、先の見えないいじめが続いてしまいます。
精神的に追い込まれていることも職場でのいじめの一つです。
「そんなこともできないの?」と馬鹿にされたり「今日中に仕上げてね」と終わるはずのない量の仕事を振られたり、職場のいじめにはじわじわと追い込まれるものがあります。
小さないじめが毎日蓄積していくことで、いつか精神的に限界が来てしまうでしょう。はっきりとしたいじめでなくても、あらゆる手段を使ってあなたを潰そうとする”陰のいじめ”といえます。
大人ならではの陰湿な職場のいじめに”仕事を通して嫌がらせを受けている”というものがあります。
はなからあなたが失敗をするように仕向けたり、忘れた振りをして必要な情報を共有してくれなかったり、人には気づかれないような方法で嫌がらせを受けるのです。
「どうにかして成功を阻害しよう」とこっそり裏で手を回されているため、後になって気づくことが多い陰湿ないじめといえるでしょう。念密に計算された職場のいじめは隙がなく、訴えることも難しいものです。
私が今”職場でいじめを受けている”という事実は確かなもの。
本音を言えば、一刻も早くこのいじめから逃げ去ってしまいたい。いじめのない平和な職場で働き、ただ仕事に夢中になっていたい。
それでも元を辿れば入りたくて入った会社。
私にとっての理想の自分を手に入れるために、やりたい仕事がここにあったから。
それなのに”いじめ”のせいで会社を辞めるなんて…。
いじめてくるあの人のために夢を諦めるなんて、そんなことしたくない。
会社は辞めたくないけど、ここにいる限りはいじめに耐え続けなきゃいけない。でも、このままではいつか限界が来て職場にいられなくなってしまう気がする。
いじめを受けている私は結局どうしたらいいんだろう…。
毎日通う職場でいじめに遭い、やり場のない気持ちを抱えながら過ごし続けることは辛いものです。
自宅よりも職場で過ごす時間の方が長いのに、その時間が辛いものであれば精神的な苦しみは大きいでしょう。
いじめは黙って見過ごすだけでは一向に解決しません。
会社は辞められない・辞めたくないという場合の”社内イジメの対処法”をご紹介します。今は辛いですが、悪質ないじめを撃退するために落ち着いて行動していきましょう。
社内でのいじめ対処法として”上司に相談する方法”があります。
必ずしも職場の上司であればいいという訳ではなく、信頼できる上司であることがポイントです。あなたの話を真摯に受け止めてくれて頼りになる存在であればいじめの事実を相談してもいいでしょう。
職場で適切な対処をしてもらうためには、いじめを行っている相手よりも立場が上の上司を選ぶことも重要です。立場が低いと相手の行動を監督する権利がなく、いじめ相談をするだけで終わってしまいます。
職場でいじめを受けている場合、カウンセリングを受けるのも有効な対処法です。
いじめている相手を変えるのではなく自分自身の考え方を変え、いじめに強い心で立ち向かっていくためのきっかけとなります。
社内イジメは職場の人に相談すると「話が広まるのでは?」といった不安が付き物でしょう。カウンセラーなら気にせず本音で話せるため、気持ちの整理をつけながらいじめ対処のアドバイスを受けることが可能です。
対面以外にも電話・メール相談など自分に合う手段を使ってみましょう。
職場でのいじめは、その場限りのものや人がいないところで受けることも多くあります。セクハラ発言や罵声を浴びせられている場合はレコーダーで録音することでいじめの証拠を残しましょう。
小型のボイスレコーダーやスマートフォンのアプリを使えば簡単に音声録音ができます。
「いじめを受けた」と口で言うだけでは信じてもらえないこともあるでしょう。職場や弁護士へのいじめ相談を検討する際にも、しっかりとした証拠さえあれば話に信憑性が出るのです。
普段から仕事のミスが多い場合は、ミス自体を減らすことが職場のいじめ対処になることがあります。
悪気のないミスでも相手にとっては負担に感じ、いじめに繋がる場合もあるのです。もし何度も繰り返してしまっているミスがあれば、メモを取ったり勉強し直すなどして今後間違えないように努力をしてみましょう。
相手から「注意しても直らない」と思われていたのなら、ミスを減らしたことをきっかけに態度が変わって、職場でのいじめがなくなるケースもあります。
社内いじめがあまりにも辛いと感じたら一旦休職するのも手です。
いじめによって気持ちが追い込まれている状態で進み続けることは、精神的にも強く負荷が掛かります。もし職場にいることが「キツい」「苦しい」と感じるのであれば無理せず仕事を休んでも大丈夫です。
一番大切なのは自分の心。まずは職場のいじめから離れることで、疲れきった心を回復させましょう。
なにも焦って動く必要はありません。気持ちが落ち着いてからじっくりいじめ対策を考えてもいいのです。
職場での陰湿ないじめは、毎日が憂鬱になってしまうほど辛いもの。一度経験したら二度と味わいたくないと思うのが本音です。
それでもいじめを完全になくすことは難しいでしょう。この先いじめを受けず、気持ちよく仕事をしていくためにはどうしたらいいのでしょうか。
ここからは今後のいじめ被害を防ぐためにしておきたい”職場でのいじめ対策”をご紹介します。できる範囲の対策法を使って、職場のいじめから自分の心を守りましょう。
もし一人の人・同じ人からいじめを受けているのであれば、部署を変えてもらうのがいじめ対策として有効です。
大人のいじめは「みんないじめているから」という集団心理よりも「気に食わない」という個人的な理由であることが多いため、部署を移動して付き合う人を変えることで職場のいじめがおさまるでしょう。
部署が変われば相手は嫌がらせをすることが困難になります。あなた自身はいじめてくる人との繋がりが薄れるので、気持ちが楽になり今の職場で働きやすくなるでしょう。
いじめ対策には、思い切って転職をし職場環境をガラリと変えてしまうことも有効です。
自分がやりたいと思っている仕事は別の会社でできる可能性もあります。今の職場だけにこだわらず、転職するという選択肢も考えてみましょう。
社内がピリピリしていたり罵声が飛び交うことが当然になっている会社では、いじめへの対処がどうしても難しいこともあります。
職場自体を変えてしまえば、その時点でいじめはなくなるのです。
職場で暴力を受けたり屈辱的な言葉を浴びせられたりと、悪質ないじめが酷い場合は弁護士へのいじめ相談を考えてみてもいいでしょう。
その場合はレコーダーで録音した音声を主とする、職場でいじめを受けていたという証拠が必要になります。事前にデータとして残しておくようにしましょう。
弁護士に相談すれば、いじめの程度によって損害賠償請求が可能かどうかを確認できます。場合によっては手段として使える”いじめ撃退法”の一つです。
職場でのいじめ対策には、意識的に”いじめてくる人と離れるようにする”という方法もあります。
他の人と同じように無理して接さなくても、必要最低限の関わりだけ持つようにすれば社内での波風は立たないでしょう。職場で話す必要があることだけ話せばいいのです。
いつでも接することのできる距離感にいると相手もいじめやすくなってしまいます。できるだけいじめをする人の目につかないようにすることで、いじめの機会を減らすのです。
周囲に迷惑が掛からない程度で距離を置くようにしてみましょう。
今後の職場いじめを避けるためには、事前に上司と仲良くなっておくことが良いいじめ対策になります。
万が一いじめを受けた時に相談しやすい関係性を作っておけば、職場内での強い味方となってくれる可能性があるでしょう。そのためには事前のコミュニケーションが大切です。
上司に合わせて媚びるというわけではなく、良いことも悪いことも話せるオープンな関係を築きましょう。あなたの日頃の頑張りと誠実さがきちんと伝われば、職場いじめで困った時に頼れるようになります。
精神的・肉体的苦痛を伴う職場での嫌がらせは”モラハラ”の言葉で済ませられるものではありません。
それは子供の頃の”いじめ”と同じ、れっきとした大人の”いじめ”なのです。
「大人になったらいじめはなくなるけど職場でのモラハラがある」なんて、ただ言い方を変えただけでしょう。
今辛いのは”陰湿ないじめ”そのものです。
人格を否定される。体にアザができる。仕事への熱意を阻止される。
これらをいじめと呼ばずに何と呼ぶのでしょうか。
「いじめは受ける方が悪い」なんて酷いセリフ、大人になってまで聞きたくはありません。
何歳になったって、いじめを受ける人は辛い痛みを心の中に抱え、ただひたすらに耐えています。
「悪いところがあるから」「気に入らないから」そんな理由だけでいじめで人の人生を蝕むなんて、許されるものではないでしょう。
まさか社会人になって自分がいじめに遭うなんて思ってもみなかった。
大人ってみんな清く正しくて一生懸命仕事してるものだと思ってた。
あの頃の”学校”という小さな世界と、今いる”職場”という小さな世界。何も変わっていなかった。
どうしていじめは起きるの? どうして人は人をいじめたがるの?
いじめなんて、この世の中から全て消え去ってくれればいいのに。
人が人をいじめようとする感情が人間の中に生まれなければいいのに。
私はそう願ってやまない。
いじめられているあなたは悪くないんだよ。”いじめ”はあなたの大切な心への暴力だから。
だからいじめにずっと耐えなくてもいい。
今はいじめを受けた私達からできることをしていこう。
いつの日か全てのいじめがなくなることを願って。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。
今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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