2019.12.30
恋愛すると心が不安定になる。好きになればなるほど、段々病んでいく。
幸せになるための恋愛のはずが、私にとって「安定」とは程遠いんだ。
最近、好きな人ができて、しかもデートに誘ってもらえて、毎日ドキドキしてる。
でも、心から幸せなはずなんだけど、段々と大好きすぎて辛くなって、私が私で無くなってしまう。
やっぱり今回も、恋の病を発病しました。
恋愛すると私、おかしくなっちゃうみたいなんです。
どうすればいいですか?
彼に素直に伝えられない。だって、私ばかり不安になって、彼は平然としているから。
幸せに近づくとアレルギーみたいに発病してしまうこれ、いったい何なんだろう?
この苦しい症状の治し方、誰か知りませんか?
恋愛すると不安定になったり、胸が苦しくなったり…。好きすぎて辛くなる症状のことを「恋の病」と呼びます。
「病」という言葉がついているということは、「恋の病」は病気なのか?その答えはNOです。
恋愛は人の心を大きく揺さぶる出来事。普段は隠している自分の一面も曝け出すことになり、健全な人でも心が不安定になってしまうことは充分にあるのです。
恋愛すると不安定になるのは、自分の中の価値観や考え方が刺激されている証拠。
時にはストレスすら感じますが、自己を成長させるためには大切な刺激といえます。
「自分が自分でなくなるみたい」と感じたなら、それは普段抑え込んでいた本心と向き合っているということ。弱い部分や不安定な部分と出会うのが恋愛なのです。
相手のことを好きになればなるほど、重症化していく「恋の病」。恋愛感情とともに「嫌われたくない」「失うのが怖い」「彼無しでは生きられない」と思うと、恋愛がプレッシャーに変化します。
彼に恋してから情緒不安定。
彼のことを考えると冷静でいられない。
いつもの自分がどこかへ消えてしまった。
そう感じる人に向けて、ここからは「恋の病」重症度をチェックするための項目をご紹介。いくつ当てはまるかカウントして、最後に自分の重症度を振り返ってみましょう。
彼を思い出した時、どんな気持ちになるのか確認しましょう。
「幸福感」や「ワクワク感」があるかと思えば、急に不安になる。
彼がいなくなる未来を想像してしまう。
急に涙が溢れ出す…。
こうした気持ちの浮き沈みが激しい場合、「恋の病」の症状の一つといえます。では、「恋の病」ではない場合はどんな気持ちになるのか?
次のデートが楽しみでワクワクする。仕事や勉強を頑張れる。彼を思い出しては幸せになる…といったプラスの反応が挙げられます。
夜になると彼のことを思い出してしまう。これは、恋愛している女性にとって自然な反応です。でも「彼のことを考えすぎる」のは注意が必要といえます。
彼のことを考えすぎて、睡眠時間を削ったり、寝つきが悪くなる。不安な気持ちに占領されて、目が冴えてしまう。
ここまでくると、「恋の病」になっている可能性があります。
大好きになればなるほど、どうしても彼で頭がいっぱいになるもの。適度な段階で区切りをつけ、メリハリのある毎日を送ることが重要です。
恋愛した時、「心が安定する場合」と「情緒不安定になる場合」の2パターンがあります。「恋の病」になった時には後者の症状が見られ、心の中は不安でいっぱいです。
もともと対人関係に不安を抱えていると、恋愛で心を曝け出して「人と関わることへのプレッシャー」に押しつぶされそうになるもの。失敗した未来ばかり過ってしまいます。
恋愛における情緒不安定の根本には、人間関係で抱えているコンプレックスやトラウマが起因していることが多いのです。
恋人以外が見えなくなるのも「恋の病」の症状。恋愛体質な女性は時に、恋人のことばかり考えて、仕事・勉強・人付き合いが上の空になってしまうことも…。
彼以外に関心が無くなるのは、彼に依存している時の心理状態です。自分の存在価値を彼で満たすようになり、気分の浮き沈みが激しくなる原因にもなります。
「本来の行動力を失う」ほどに彼にのめり込んでいないか、彼を通して自己実現していないか、冷静に振り返ってみましょう。
彼への依存が強まると「彼無しでは生きていけない状態」になります。これは前述したように、自分の存在価値を恋人で満たしているから。
「彼を失ったら人生終わり」だと思ったら、依存的に恋愛している可能性が高いです。心の中は徐々に「幸福感」よりも「不安感」が支配するように。
恋愛において多少の依存は必要ですが、あくまで「自分の存在価値を自分で肯定できる状態」で関係を築くことが前提となります。全てを委ねても幸せは手に入りません。
好きになると彼からの連絡が待ち遠しく感じるもの。通知が鳴るたびに「彼かな?」と期待するようになります。ところが、彼からの連絡を求めすぎると辛い精神状態に…。
彼からの連絡待ちでスマホを手放せない。この症状まで来ると、高揚感の域を超えています。当てはまる場合、それは「恋の病」の症状の一つです。
スマホの通知が鳴るまで、スマホの存在を忘れているくらいが本来はベスト。
彼からの連絡を生活の中心にすると、生活が回らなくなっていきます。
SNSを見れば、彼がどんな日常を過ごしているのか簡単に知ることができます。ですが、手軽だからこそ依存しやすいのもその特徴。必要以上に彼に関係するSNSをチェックするのは「恋の病」の症状です。
普段通りのペースでSNSをチェックして、閲覧する一部に彼が含まれているなら健全。普段は見ないレベルにチェックするのは、彼に囚われすぎています。
SNSにのめり込むと、人は精神的に不安定になりがち。好奇心を刺激されて、疲弊するほどに情報を求めてしまうのです。
好きすぎると「嫉妬心」に繋がることも。彼の周囲の女性や女友達に嫉妬したり、男友達といることさえ許せなくなったり…。嫉妬は終わりのない感情なので、どこまでも膨れ上がります。
彼の友人関係に嫉妬の目を向け、行動を制限したくなるのは、健全な状態とはいえません。実際に女遊びが激しい男性などでない限り、嫉妬とは上手に向き合う方がベター。
嫉妬心が抑えきれないのも「恋の病」の症状の一つ。好きすぎるあまり、彼が他の人に取られたり、自分以外に関心が向くのを許せないのです。
好きな人ができたり、大好きな彼氏がいれば、「少しでも会う機会を増やしたい」と感じるもの。ですが、相手の都合もあり、どうしても約束するにも制限が出てきます。
そんな時、「恋の病」を発症していると、「偶然を装って彼を待ち伏せ」することも…。
待ち伏せする時点で、自分のプライベートが彼中心になっているといえます。
そして、「会う約束をする」という正規ルートを飛ばして、無理矢理会う状況を作り出す点において、彼にのめり込みすぎな状態です。
人生において「恋愛」はどれくらいの重要度なのか、振り返ってみましょう。そして、恋愛が無くなった人生において、意味を見出すことは可能かどうかも要チェック。
「恋愛をしない人生なんて無意味」と感じるなら、恋愛に依存することで、自分の存在価値を見出しています。いわゆる「恋愛依存」の症状。
本来恋愛は、人生を豊かに彩るためのスパイスとしての役割です。「恋愛していない自分も素敵」と思えるくらい、自力で人生の価値を見出せた方が、「恋の病」に苦しむことが減ります。
該当する項目が0個〜3個だったなら、「恋の病」の症状はほぼ無しといえます。
「恋の病」は心の状態次第で症状が変わるもの。少しぐらいあっても、それが人間らしさに繋がるので、気にする必要はありません。
合わせて、「彼との今が幸せ」「彼との未来にワクワクする」「彼を大切にしたい」「毎日が楽しい」という感情がある場合、素敵な恋愛をしている証拠です。
程よい距離感で、自分も相手も大切にできていると、ポジティブな感情が不安を吹き飛ばしてくれます。そして、不安を満たすための恋愛ではなく、お互いを高め合う恋愛になるのも大きな特徴。
恋愛することで毎日が充実する。恋愛することでお互いが強くなれる。このように思えるとベストといえます。
該当する項目が4個〜6個だったなら、「恋の病」の症状は注意レベルといえます。
これ以上に恋愛にのめり込むと、一気に重症化する可能性もあるので、早い段階での対策が重要。重症になると、彼との関係性が揺らいだり、自分らしさを失うことになります。
「恋の病」の症状に当てはまる思考が過った時、冷静に自分を客観視してみましょう。
もし友達が自分のような状態だったら、自分はどうアドバイスするのか考えると判断しやすいです。
衝動のままに行動すると、後々後悔します。「恋の病」に侵されている最中は、判断力が低下しているため、本心のままに行動できているとは限りません。
また、「恋の病」が注意レベルのうちは、ちょっとした心がけや工夫次第で、安定した恋愛感情を取り戻せます。
該当する項目が7個〜10個だったなら、「恋の病」は重症といえます。
恋愛している最中に「苦しい」「辛い」と感じていませんか?
相手を失う恐怖に支配されていませんか?
「恋の病」の症状が重症化すると、恋愛の幸福感がネガティブな感情でかき消されてしまいます。そして、わずかに残った幸せを失わないために、必死で愛を求めるように…。
重症になった「恋の病」は、自然に治療することが困難です。
新しい考え方を取り入れ、行動して、現状を変えていくことが何より重要。
そうすることで、本来の恋愛の楽しさを思い出します。
「恋の病」になるほど人を好きになれるのは素敵なこと。でも、恋愛は2人が幸せになるためにすること。もう少し楽に、自然体に、相手を愛する方法を見つけましょう。
状況次第で「恋の病」の重症度は変わります。共通していえるのは、「恋の病」から脱却した方が、本来の恋愛を楽しめるということ。
そこでここからは、「恋の病」の治し方をご紹介していきます。
「恋の病」が重症化するきっかけや、加速する前に「恋の病」を断ち切る方法を身に着け、自分らしさを失わないようにしましょう。
「恋の病」の症状を乗り越えた時、きっとそこには本来のあなたの姿が待っています。ネガティブな反応をしている自分を責めることなく、解決へと向かうことが重要です。
片思いの状態は「恋の病」を発症しやすくなります。片思いのワクワク感を楽しむのは素敵。ですが、長期戦になると、やり場のない愛情ばかりが自分の中に溜まってしまうのです。
好きな相手がいるのであれば、思い切って告白する。
振られた彼が忘れられないのなら、「次振られたら諦めよう」と覚悟してリベンジで復縁を提案する。
きっぱり別れたなら、他事に熱中したり次の恋愛に向かう。
片思いに決着をつけることで、現状が変わったり、新しいチャンスが生まれるきっかけになります。
恋愛はタイミングが重要。片思いを成就させるために、グッとこらえてチャンスを待つこともあります。でも、そんな時ほど「恋の病」の症状も重症化してしまうもの。
行動を起こす時期ではないのなら、片思い以外のことにエネルギーを注ぎましょう。
仕事や勉強に熱心になるほどに、達成感が自分に自信を与えてくれます。
いつもより念入りに部屋の掃除をすると、不思議と心も綺麗な状態になることも。
煮詰まった時ほど、こうした気分転換が有効です。
恋愛における負のエネルギーは、恋愛でのプラスの行動に変換することが重要。「恋の病」が辛い時は、自分磨きを継続することで、少しずつ心の変化が伴います。
ファッションやメイクに力を入れたり、スキンケアやヘアケアを入念に行ったり。
料理を頑張って、栄養満点で美容に良い食事を心がけたり。
また、「外見磨き」だけでなく、勉強や自己啓発といった「内面磨き」もセットで行うことで、自信を手に入れることに繋がります。
恋愛経験が少なかったり、失敗経験が多いと、自力で恋愛することが難しく感じることも。その場合は、信頼できる友人を頼って相談するのもアリです。
人はどれだけ理性があっても、「自分のこと」になると判断力が低下するもの。客観的な意見を貰うことで、冷静な思考を取り戻すことに繋がります。
悪い未来ばかり考えてしまう「恋の病」の状態では、一人で抱え込みすぎず、信頼する誰かに助言を貰うことも重要です。
辛い恋愛やすれ違いを経験すると、「恋の病」に陥るきっかけになります。「彼しかいない」と思えば思うほど、どうしようもない現状に苦しくなるのです。
諦められるわけがない。忘れられるわけがない。彼以上の男性なんて存在しない。
こうした思考は、そもそも彼以外の男性を一切見ていないからこそ生まれるもの。彼中心の思考になっているうちは、全てを彼と比べてしまいます。
他の男性にも目を向け、少しでもいいので心の扉を開いた状態にしましょう。
「恋の病」は本当に辛くて、苦しくて、自分が崩壊してしまいそうになる。
病気ではないって分かってるのに、辛くてたまらないから、いっそ恋愛から逃げ出したいと願ってしまうんだ。
でも「本当に逃げ出したいのか」と問われたら嘘。好きな人がいるって素敵なことだと思う。
本当は私、あなたみたいな人と出会えて幸せでたまらない。
感情の渦に飲み込まれて見えなくなった、大切な何かがある気がする。
彼への真っすぐな愛情を思い出せるように。恋愛している自分自身を好きになれるように。
ネガティブな思考に隠れた「幸せ」を取り戻すため、「恋の病」へ上手に対処してみよう。
いつか「恋の病」という霧が晴れた時に、素敵な価値観が生まれると信じて。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
次に読みたい記事は?
人気の記事