2019.12.23

休職したい。給料は?休職届や診断書は?会社と仕事の知るべき11のこと

久保佳奈子

久保佳奈子

会社の制度を活用して、心身をゆっくり休めよう。

心身が辛い。休職したい…。

仕事が辛い。

忙しすぎて、もう身体が悲鳴を上げている。

心が休まる時間がない。

人と会うのも、会社に行くのも、毎日辛い。

このまま仕事を続けて、何の意味があるのだろうか。

無理をし続けてまで、この会社に居る必要はあるのだろうか。

起きることすらままならない身体は、いつまで持ってくれるのか。

そんな不安がよぎればよぎるほど、心の渦は大きくなるばかり。

「休職したい。」

何となく聞いたことがあるだけの、休職制度。

できることなら、休職してしばらく会社を休みたい。

でも、休職ってどうすればできるの?

休職期間中、給料は支払われるの?

会社には休職の希望をどうやって伝えればいいの?

結局、休職に関する知識も情報もなく、頭でぼんやりと考えているだけ…。

「休職制度」とは?

会社に勤めている人々の中で、心身の疲れを感じたことがある人はきっと多くいることでしょう。

また、仕事が原因による病気や怪我を経験した人もいるはずです。

心身ともに疲れ切ってしまった。

今の状況で会社への出勤は難しいと感じた。

怪我をしてしまい、入院を余儀なくされた。

そんな状況で活用できるのが、「休職制度」です。

実は、休職の制度は全ての会社に設けられているわけではありません。

企業側は法的に休職制度の設定を求められてはいないのです。

しかし、現在では休職制度を設けている会社は増えており、会社ごとの就業規則に記載がされています。

休職をしたいと思った時、まずはご自身の会社は休職に関してどのような規則を設けているのか、把握する必要があります。

休職期間を不安なく過ごしたい。

休職は、制度としてあったとしても、まだまだ浸透していない会社も多いものです。

だからこそ、自分が休職を検討する時・休職が決まった時には、対応に悩まされることでしょう。

「いざ休職すると決まったら、どうすればいいのか。」

「休職したいけれど、そもそもできるのか。休職せずに過ごした方がいいのか。」

「休職期間中は、どのような過ごし方を心がければいいのか。」

この記事では、休職したい人や休職を決めた人に向けて、休職にあたって注意すべきことをご紹介します。

せっかくお休みの期間を取るのです。

心の中の不安をできる限り小さくして、穏やかに休職期間を過ごしましょう!

【完全版】休職する時にすべき11のこと

休職する際に、気をつけるべきことにはどんなことが挙げられるのでしょうか。

ここからは、休職する際にチェックしてほしい11の注意点をご紹介します。

休職を決める際には、心配なこともたくさん生じます。

だからこそ、備えられることは備えて、心の負担を少しでも軽くしてあげましょう。

1.会社の就業規則を確認する

休職する際にすべきこと1つ目は、会社の就業規則を確認することです。

すでにご紹介しましたが、休職の制度は全ての企業に義務づけられたものではありません。

各企業ごとに就業規則があり、そこに休職に関することも記載されています。

休職したいと思ったら、まずはご自身の会社の休職制度を確認しましょう。

もし休職ができなかったとしても、有給制度などを利用して給与を発生させながら休日を取ることができることもあるため、必ずチェックするのがおすすめです。

2.上司と休職の相談をする

休職する際にすべきこと2つ目は、自分の上司と休職に関して話し合いをすることです。

例えば心身のストレスなどが原因で休職を考えている場合には、事前に自分の上司と相談をするのもおすすめの手段です。

ただし、その上司自身がストレス要因となっている時は、上司に対する相談は必要最低限で大丈夫。

信頼できる上司に自分の調子が優れないことをまずは相談してみる。

それによって、業務内容や拘束時間の変更など、柔軟に対応し配慮をしてくれる可能性もあります。

一人で悩みすぎて、「休職しようか否か…」と頭を抱え続けず、まずは相談してみる。

休職せずにバランスを見ながら仕事を続けられることもあるでしょう。

3.休職願い・診断書を準備する

休職する際にすべきこと3つ目は、休職願いと診断書を用意することです。

休職に際しては、休職願いの提出が必要となる会社が多くあります。

また、かかりつけの病院で発行してもらえる診断書の提出を求められる場合も。

休職するにあたって必要な書類となりますので、なるべく早く準備し、心に負担がかからないように気をつけましょう。

4.休業補償給付・傷病手当で受け取れる金額の確認をする

休職する際にすべきこと4つ目は、休職期間中に受け取れる手当について確認しておくことです。

基本的に、休職期間中は会社からの給与は発生しません。

代わりに、労災により休職が必要となった場合には、休業補償給付が受け取れます。

業務外の病気やケガなどが原因となって休職する場合には、傷病手当金が受け取れます。

ただし、いずれも受け取るためには条件があったり、給与と同額がもらえるわけではありません。

ご自身の条件では、休職期間中にどれだけの金額が受け取れるのか。

予め把握し、必要な手続きを済ませることで、休職期間中の金銭面での不安を解消することができます。

5.休職期間に自分の体調を相談できる医療機関を探しておく

休職する際にすべきこと5つ目は、休職期間中に通う医療機関を決めておくことです。

そもそも休職に入るにあたって、診断書などをもらう必要があるため、医療機関にかかることとなります。

休職期間中は心が不安定になることも多いです。

これまでの毎日と生活も変わります。当然、これから先のキャリアに対しても不安を感じる瞬間は増えます。

だからこそ、体調について相談しやすい医療機関を事前に探し、一人で悩まない状態を作りましょう。

6.休職中の連絡方法を会社と決めておく

休職する際にすべきこと6つ目は、休職期間中の会社への連絡方法を決めておくことです。

休職期間に入ると、会社に出社することもなくなるため、当然のことながら職場の人と顔を合わせる機会もなくなります。

それによって、休職期間中に会社側とのやりとりが必要になった時、連絡しづらい状況になってしまうことも。

休職期間中、誰に連絡をすればいいのか。

対面、電話、テキストメッセージ、いずれの方法を取るのか。

頻度はどのくらい必要なのか。

休職に入る時、予めこういった不安要素を解消しておくことで、復職に向けて会社の人とのやりとりが円滑に進められます。

7.休職中にも社会保険料が発生することを知っておく

休職する際にすべきこと7つ目は、社会保険料の発生について把握することです。

会社員をやっていると、給与明細に記載があるだけで特別意識することが少ない、社会保険料。

給与の受け取りができない休職期間中であっても、社会保険料の支払い義務はあります。

そのため、休職期間中にもらえる手当金の中から支払う必要が生じるのです。

金銭的な不安も生じやすい休職期間。

自分が実際に使える金額がどのくらいになるのかは事前に把握しておきましょう。

8.休職中は無理な予定を立てない

休職する際にすべきこと8つ目は、無理な予定を立てないことです。

実際に会社を休職することになったら、休職期間中は「自分だけの時間」が発生します。

それは当然休むための時間ですが、「ただ休むこと」は実はとても難しいことです。

特に、身体的な病気ではなく、うつなどの精神的な症状によって休職する時は、「休むこと」がより難しく感じることでしょう。

早く復職したいと気持ちが焦って、予定をたくさん詰めてしまうこともあるかもしれません。

休職中に外出などのトレーニングが効果的に作用する場合もたくさんありますが、無理は禁物です。

自分の心に負担がかかりすぎないように、様子を見ながら過ごしていきましょう。

 

 

9.会社を休む自分を責めない

休職する際にすべきこと9つ目は、「会社を休んでいる自分」に罪悪感を感じないことです。

会社を休むことになれば、仕事を他の誰かに負担してもらうことにもなります。

同僚に嫌味を言われることもあるかもしれません。

しかし、それで自分を責めてしまっても、辛い症状が改善されるわけではありません。

休職をするのは、健やかに働けるようになるためです。

決して自分に罪悪感を植え付けるためではありません。

「ごめんなさい」の気持ちを持ちつつ、それ以上に「ありがとう」の気持ちを持っていれば、大丈夫。

今のあなたは、休むことが第一の仕事です。

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10.一定な生活リズムを心がける

休職する際にすべきこと10個目は、規則正しい生活リズムを心がけることです。

会社への出社がなくなったり、病気の症状によって夜眠れなくなってしまうと、生活リズムが乱れやすくなるものです。

生活リズムが崩れてしまうと、それだけで心身の健康が損なわれやすくなります。

できる限り一定な生活リズムを意識しましょう。

ただし、夜寝付けない・眠れないことが原因で一定な生活リズムが保てない時には、自分を責めない意識も忘れてはいけません。

少しずつ、自分のペースで改善を重ねていけば大丈夫です。

11.休むことを第一に考える

休職する際にすべきこと11個目は、「休むこと」を何よりも大切にすることです。

休職期間中は、様々なことが頭をよぎることもあるでしょう。

「このまま休職し続けていていいのかな。」

「会社の人に何て思われているんだろう。」

「いつになったら復職できるかな。」

いろんな不安が生じるのはおかしなことではありません。

しかし、不安ばかりが頭にあると、心はなかなか休まりません。

「休んでいる期間なのに、全然休まらない。」

きっとこのような経験をすることもあるはずです。

そんな時には、この言葉を思い出してください。

あなたの今の仕事は、休むこと。

しっかり休んで、また健やかに働こう。

会社や仕事のことは、復職してから考えよう。

休職期間中も、会社や仕事について考えてしまう時間はきっとたくさんある。

不安で心が休まらない瞬間もきっとたくさんある。

この先のことで悩みを抱えてしまう時間ばかりになるかもしれない。

でも、一度「考えること」を手放してみよう。

考えても変わらないことが頭にあり続けると、心はさらに疲れてしまう。

「考えること」が「悩む時間」になってしまえば、身も心も全然休まらない。

 

もう随分休めたな。

 

自分の心が自信を持ってそう言えるくらいに、まずはゆっくり休むことが大切だから。

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休職期間は「ゆっくり休む」を練習して。

働くことは、当たり前。

仕事は責任をもって、必ず最後まで遂行するのが常識。

休むことよりも、絶対に成果を出すことが重要。

そんな風に、心が「休むこと」を否定し続けてしまうと、どこかで折れてしまう瞬間がやってくる。

体にも、心にも、お休みする時間は絶対に必要。

今、休職したいと考えているあなた。

これから休職期間に入るあなた。

もしかしたら、これまでずっと「休むこと」が苦手だったかもしれない。

だったら、休職期間中はゆっくり休むことの特訓期間にしよう。

私たちが元気で居られるのは、ゆっくり休める時間があるからこそ。

「休んでいないのにずっと元気」なんて、存在しない。

長い時間じゃなくてもいい。短い時間でゆっくり休むことだってできる。

短い時間じゃなくてもいい。必要とする休憩時間は、人それぞれ違う。

大切なのは、自分にとって必要なお休みの量を知ってあげること。

休職する時間を使って、「休むこと」と向き合ってみよう。

きっと、あなたがまだまだ生きていく「これから」にとって、大きな財産になってくれる、大切な時間になることでしょう。

 

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※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

 

人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。

久保佳奈子
久保佳奈子
1994年生まれのライター・エッセイスト。不安障害/うつの経験から、生と向き合うようになりました。健やかに生きるための方法や、メンタリティについてをメインに書いています。

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