2019.12.17
「何でも一人でできて、凄いね」って言われる私。
言われてみれば確かにそうなのかもしれない。
人に頼るなんてもってのほか。”何でも自分でやらなきゃいけない”って思ってるから。
他力本願なんて、何もしていないのと同じ意味でしょう?
誰かの力を頼るなんて、ずるい。
それに、誰かの力を借りるということは、相手に負担をかけるということ。
そう思ったら人に頼るなんてとてもできない。
自分のために迷惑をかけるなんて、考えただけで嫌になる。
だから結局、何でも自分でやるしかないんだ。
自分とは正反対の“他力本願”な人。
どうして悪気もなく、あんなに笑っていられるんだろう。
他力本願な人には、どんな意味があるんだろう。
私もあんな風にあっけらかんと、他力本願に生きられたら、もう少し楽になれるのかな。
他力本願な人が羨ましい。
誰かに頼ることはない。
どんなことだって自分一人の力で実現してきた、自力本願な私。
自分の人生なんだから、自分の力でどうにかするのは当然のこと。
人の力を借りるなんて、弱い人がすること。
人に弱みを見せるなんて、ありえない。
何でも一人で抱えこんで、全力で突っ走ってきた今までの私。
でも、本音を言ったらこんな自分が正直しんどい。
弱音を吐く場所はないし、ひたすら自分を追い込んで頑張るしかない。
責任感を捨てることはできない。
私には、そうする他に前に進む手段がないから…。
他力本願なあの人みたいに、誰かに甘えることができたら。
このしんどい気持ちから解放されるのかな。
責任感が強く、自力本願なあなたが疲れてしまった原因は何でしょうか。
他力本願になれず、自分の力だけで進んでいこうとする人には、自分一人への負担が大きくなってしまいます。その結果として、さらに責任が重くのしかかり、ぐったりと疲れてしまうのです。
ここでは、自力本願でいることによって疲れてしまった原因を深掘りして4つ紹介します。
あなたが他力本願になれない理由にも繋がるので、じっくり考えてみましょう。
人に頼らずどんなことも全て自分で解決しようとする姿勢は、自分を精神的に追い込み、疲れてしまう原因になります。
強い責任感と自立した考え方を持つことは素晴らしいものですが、時に自分に過剰な負荷をかけることにも繋がるのです。
前提として”他力本願になる”という選択肢がないため、どこまでも自分一人で頑張ってしまいます。
一人で頑張らなくちゃ。一人で何とか目標を達成しなくちゃ。
自分で決めたことは、絶対にやりきる。
そうやって、人に迷惑をかけずに自分の力だけで頑張ろうとする、真面目すぎるところが疲れてしまう原因になるのです。
“一人で頑張るのが美徳”と思っている人は、他力本願になれず、頑張りすぎて心が辛くなってしまうことがあります。
日頃から他人に気を遣って生きている人は、他力本願になることに対して罪悪感を持ってしまいがちです。
あの人だって忙しいし…。
お願いするタイミングが悪かったら、嫌われてしまうかもしれない…。
自分で限界だと感じていても、人に気を遣ってしまい頼ることができません。
そして結局「だったら自分でどうにかしよう」と考え、気持ちが疲れてしまうことになるのです。
本当は他人に甘えたいという気持ちがあっても、どうやって甘えればいいのか分からないということがあります。
ずっと自分一人で頑張ってきた人ならなおさら、上手く人に頼ることができません。
甘え方が分からないから、自力本願にならざるを得ない。
他力本願の使い方を知らないと”やっぱり、自分一人の力で生きていかなければいけない”と考え、疲れてしまう原因になります。
自分にはできない”他力本願”な生き方をしている人たち。
人の力を借りて上手に生き、しかもなぜか周りから好かれている。
「あの人は、どんな意味で”他力本願”を使っているんだろう?」
「私はたった一人で一生懸命頑張っているというのに、ズルい…。」
そんな他力本願なあの人の「ズルい」行動には、どういったものがあるのか知ってみましょう。行動を知ることで”他力本願”の本当の意味と、あの人が上手くいっている理由が見えてきます。
他力本願な人は自分一人で責任を抱えこまず、何でも他人任せにできます。
“全部自分がやらなきゃいけない”という負担から解放され、気楽な気持ちで生きているのです。
「誰かにやってもらおう」「自分よりも得意な人がいるから」と、責任を上手に放棄しています。他力本願な人は”自分一人で頑張るよりも、その方がはるかに上手くいくことがあり、意味がある”と知っているのです。
必要以上に頑張らずに楽をしているにも関わらず、楽しい思いをしているのも他力本願な人の特徴です。
「自分がやらなくてもいいことは、誰かにやってもらおう」と、当たり前のように手を抜いています。
だから一人で疲れることもなく、毎日笑っていられるのです。そこに悪気はなく「みんなで楽しくいこうよ」という前向きな姿勢があるため、周りの人からも嫌われません。
人一倍努力してきた自力本願な人よりも、なぜか他力本願なあの人の方が評価される。
社会ではよく見られる光景です。
自分一人の努力量以上に結果を出している、他力本願な「ズルい」人。
他力本願な人は上手く他人に頼ったり、お願いしたりしながら、夢の実現や出世を叶えているのです。それでいて愛嬌と可愛げがあるため、周りの人から応援し続けてもらえます。
誰にも頼らず、ずっと一人で走り続けてきた自力本願なあなた。
そうやって頑張ってきた姿を、周りの人たちはしっかり見ています。
だからこそ、もう、他力本願になってもいいのです。
あなたが努力してきた過去を知る人なら、きっと喜んで手を差し伸べてくれるはず。
自力本願をやめて、他力本願になれたとき、今まで以上に前へ進む手応えを得られます。
自分一人の力じゃない。誰かの力を借りて、勢いを増すことができるのです。
これまで頑張ってきた自分を褒めたたえましょう。
そして、これからは他力本願の使い方を知って、人に甘えることを覚えましょう。
もう十分、一人でたくさん頑張ってきたから。
今こそ勇気を出して、自力本願をやめるとき。
周りの力を借りながら、上手に生きている他力本願なあの人。
「私もあんな風に気楽に生きられたらなぁ…。」と羨ましく思うなら、あの人の行動を参考に、今日から他力本願を実践してみませんか?
“他力本願な人”の意味は、”物事を他人に押し付ける人”ではありません。”上手く他人に頼りながら力を合わせて生きていける人”を意味しているのです。
だから、遠慮しなくても大丈夫。
他力本願になるためにこれから取りたい行動について、詳しく解説していきます。
他力本願なあの人のように、思い切って全て自分でやることをやめてみましょう。
ただしやめようと思っても、責任感が強い人はどうしても気が引けてしまいがち。そんな時はまず、小さなことからやめてみると簡単です。
例えば会社で働いている人なら「誰もやらないからやっている仕事」があれば、当番制にしてみる・得意そうな人にお願いしてみる。
最初はそうやって、やめやすいことから順番に手を放していきましょう。少しずつ肩の力が抜けて、気が楽になります。
自力本願な人は、他人にお願いすることを”迷惑がかかる”と捉えがち。
でも、日頃接している人からお願いごとをされたら、意外と悪い気はしないものです。むしろ大半の人は「頼ってくれて嬉しいな」と感じるでしょう。
相手が忙しかったり、あるいはできないことだったり、どうしても力になれない時は断られる可能性もあります。そんな場合でも”自分が悪かった”と思わなくて大丈夫。
相手は「ただ断るだけ」、そしてお願いされたことは大体次の日には忘れているものです。
申し訳ないと思わず、他力本願になって気軽にお願いしてみましょう。
勇気を出して他人にお願いごとをしてみたら、その後は必ず感謝しましょう。
人の力を借りっぱなしでは、相手に「いいように使われたのかな?」と不安な気持ちを抱かせてしまいます。全く同じお願いをされた場合でも、”押し付けられた”と感じるのと、”喜んでくれて嬉しい”と感じるのとでは、180度違うもの。
他力本願は”ただわがままになる”という意味ではありません。
他人から好かれ、上手に他力本願な生き方をしている人は、何かしてもらった時に心から感謝することを忘れません。
これまで自力本願で生きてきた人も、他力本願の本当の意味を知れば、”人に頼ることは決して悪いことじゃない”と思えるはず。
他力本願の意味は、自分も他人も生きやすく生きていくということ。
お互いがお互いを支え合って、上手に生きていくということ。
自分だけが他人を頼るわけじゃない。他人と頼り頼られ、感謝し合う関係がそこにはあるのです。
だから、全てのことを自分でやる必要はありません。
何でもかんでも一人でやろうとしたら、やらなくてもいいことまでやってしまいます。
一人きりで頑張って、疲れなくてもいいのです。
他力本願の意味する”支え合う力”を使って、人生から無駄を省き、生きやすい毎日を送りましょう。
他力本願って、責任を放棄して”他人の人生を生きる”ことを意味すると思ってた。
それは「自分には力がない」「自分の意思がない」と認めることだと、後ろ向きな意味で捉えてた。
だからどんなに辛くても、自力本願で頑張ってきた。
でも、他力本願の意味は”自分の人生を生きやすくすること”にあったんだ。
他力本願な人になれば、有限な人生の時間を大切にできる。
なにも、人生の全てを人に任せるわけじゃない。
たまには気を張るのをやめて、他力本願になってみよう。
そうすれば、もっと自分らしく生きられる。
“全て自分でやること”が自分らしさなら、誰だって疲れてしまうから。
みんなが上手に他力本願を使って、楽な気持ちで生きていこう。
他力本願な人の意味とは、思っていたのとは正反対だった。
その意味は「自分も他人も愛すること」だったんだ。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。
今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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