2019.12.14
何も手につかなくて、本当に困っている。気が付くと彼女のことが頭を過るし、頑張るための原動力がどこかへ消えてしまったみたい。
彼女とケンカした。喧嘩をするのは初めてじゃない。
でも、好きな人と喧嘩するのって、すごく神経が磨り減るから、できるなら避けたかった。
喧嘩の発端は、自分の何気ない言動。悪気はなかったけど、彼女の逆鱗に触れてしまったみたい。
彼女は怒りのスイッチが入ると、簡単には許してくれない性格。一度喧嘩して怒らせたからには、もう言い逃れはできないだろう。自分から謝るしかない。
彼女と喧嘩したままは嫌だ。仲直りするために、何をすべきなのかは分かっている。
傷つけてごめん。
この短い一言がなぜ言えないのだろう…。
怒らせてしまった相手に謝る時、原因と向き合うことが重要です。「私の気持ちを理解してくれた」と思うと、人は自然と気持ちが穏やかになるもの。
ですが、喧嘩の原因が分かっているのに、なかなか謝れないこともあります。
「喧嘩したらどう仲直りするのか方法が分からない」「タイミングを逃した」「なぜか素直に謝れない」「折れてしまうと傷つく気がして怖い」
こうした考えが時に、仲直りの機会を遠ざけてしまうのです。謝る際に「迷い」や「不満」があると、たちまち相手に伝わり、喧嘩が長引くことに…。
また、ただ謝るだけではなく、効果的な「正しい謝り方」をするのもポイント。彼女の心に響く謝り方ができると、喧嘩はスムーズに収束します。
勇気を出して謝ったはずが、火に油を注いで怒らせてしまうことも。こうした経験は、「謝っても意味が無いのではないか」という感覚を植え付けます。
謝る際に相手に不快感を与えると「許してもらうために、とりあえず謝っている」と思われてしまいかねません。
謝るコツを押さえているかどうかで、相手の受け取り方も変わるのです。そして、「正しい謝り方」を知っていると、謝ることへの抵抗や恐怖が軽減されます。
喧嘩したカップルが仲直りできる「正しい謝り方」を見ていきましょう。
喧嘩が起きる時というのは、お互いの「正しい」と思う価値観がぶつかって、解決できずに押し付け合っています。いわば、お互いに意地を張っている状態。
「自分は悪くない」「間違っていない」という気持ちが強いあまり、守りの姿勢に入ってしまうと、謝る時にも保守的な言葉が出てしまいます。
「喧嘩で謝ること=自分が悪いと認めること」とは限りません。相手が傷ついたという事実について謝るのであって、勝ち負けを決めるための謝罪ではないのです。
謝罪は「相手の心に寄り添うこと」が一番の目的です。怒ってしまった相手に対して言い訳してしまうと、必ず喧嘩がヒートアップして、さらに事態が悪化します。
まずはいち早く素直に謝る。この一手間があるだけで、相手も「自分にも悪い点があったな」「お互い様かも」と考え直してくれるようになるのです。
喧嘩した相手から許してもらいたい場合、自分の言い訳をするよりも、早い段階で謝る方が結果的に上手くいきます。
彼女と喧嘩してしまう時、多くの場合は、お互いに自分の感情に目を向けています。
「自分が嫌な気持ち」「自分が正しい」「自分は悪くない」といった感情を優先するあまり、相手の感情まで配慮する余裕がないのです。
このやり取りの流れを変えるためには、どちらかが相手の感情を察して、謝ることが重要。片方が非を認めることで、もう片方も認めやすくなります。
喧嘩中の彼女を謝りやすい状況に導くためにも、先に謝ることは有効です。
彼女の怒りが頂点に達していると、なかなか喧嘩が収束しないことも。特に女性は、ホルモンバランスなどの変化が原因でイライラすることもあり、自分自身でも制御できなくなったりします。
ここまで紹介したポイントを押さえているなら、後はただひたすら謝るのも一つの方法です。
初めは「謝られても納得できない」と感じても、何度も謝られるうちに「喧嘩を続けても意味が無いな」「ここまで真剣に向き合ってくれたのなら、もう許そう」という気持ちになります。
人とコミュニケーションを取るうえで「怒り」はプラスな要素が一切ありません。相手に「威圧感」「恐怖心」「傲慢」などの印象を与え、委縮させてしまいます。
彼女と仲直りして、円満な関係性を維持するのが目的なら、「怒り」に身を任せて反論するのはNG。
怒っていると、相手を否定したり傷つける言葉が出ます。もし喧嘩中に相手の人柄や考え方を批判してしまえば、彼女は深く傷ついて、仲直りしても元の信頼関係に戻れなくなる危険があるのです。
激しい喧嘩になるほど「どうやって謝ればいいのか分からない」と悩んでしまうもの。でも、こうした喧嘩の時ほど、態度や謝り方次第で2人の仲を深めることに繋がります。
恋人やパートナーと全く喧嘩しないのは困難。
何かしらすれ違いや衝突は生まれてしまうもので、2人でいかに問題に向き合うかどうかが、その後の交際を左右します。
彼女との喧嘩は、お互いの本質を知るためのきっかけです。彼女はあなたの謝り方や、素直になれるかといった「行動」も、喧嘩によってチェックしています。
上手に喧嘩や仲直りができるカップルは、お互いに不満を溜め込みません。
素直に感情を出す機会があるからこそ、結果的に幸せなカップルに近づきます。
喧嘩した時の態度や謝り方次第で、彼女と仲直りできるかは変わるのです。
喧嘩中に彼女をさらに怒らせると、必要以上に喧嘩が長引いたり、別れ話に発展してしまうリスクもあります。
女性が別れを決断するきっかけになりやすいのが、喧嘩した時の態度。散々傷ついた後、「二度と同じ経験をしたくない」「結婚したらずっとこの苦痛を味わうことになる」と悟るのです。
前述した「正しい喧嘩の方法」を試みると同時に、「喧嘩した時にNGな言葉」も知っておくことが大切。彼女を傷つける可能性が減り、仲直りへと近づきやすくなります。
「うるさいな」という一言の裏には、様々な意味が込められています。「あなたの言葉には価値が無い」「話し合うつもりはない」「黙れ」など、相手の感情を完全に拒否した表現なのです。
仲直りするためには、相手の感情に働きかける必要があると前述しました。「うるさいな」という発言は、その逆の行為といえます。
理解しようとする姿勢が無いことを察した彼女は、「分かってもらう」ことを諦めるように…。
そして、「諦め」は恋愛感情そのものを喪失させます。
彼女がなぜこの程度のことで怒るのか、理解できない。そう思ったとしても、彼女には彼女なりの価値観や背景があります。人によって怒りを感じるきっかけは違うもの。
また、彼女は「怒りたい」と思って怒っているわけではありません。
できれば喧嘩したくない。怒りたくない。でも、怒りという感情は無意識レベルで湧き上がります。喧嘩中の彼女の感情を否定しないためにも、「こんなことで怒るの?」という発言はNGです。
彼女が怒りをぶつけて喧嘩するのは、彼氏と向き合う意思があるからです。「嫌われたくない」という恐怖を認識したうえで、不満などを言葉にしています。
そんな彼女に「もう別れよう」と告げれば、「文句を言うなら付き合わない」「思った通りの彼女像しか認めない」という圧力に…。
怒るのを我慢した彼女は、自分の意見が言えないまま交際を続け、ストレスを抱え込むだけです。それが本当の幸せとはいえません。
彼女がなかなか自分の意見を理解してくれず、喧嘩が長引くと、次第にイライラしてしまうことも。
でも、彼女は彼氏の言葉を聞いていないわけではありません。彼女が納得できる説明方法や理由が得られないだけです。
「だから」という言葉には、「いい加減理解しろ」「こちらの意見は絶対」というニュアンスがあります。彼女の心には一切寄り添わず、突き放しているのです。
理解を得られない時は、彼女が何に納得していないのか、適格に見極めましょう。
これ以上話しても埒が明かない。ピリピリした空気感の中に身を置きたくない。そう思って、2人がいる場所から立ち去るのは、正解とはいえません。
彼女が納得していないのに中断して立ち去るのは、彼女との話し合いを拒否したということ。「あなたと向き合うつもりはありません」という意思表示になります。
喧嘩の最中に一方的に「出てくわ」と告げるのではなく、「考える時間がほしい」など、前向きな理由を伝えて理解を得ましょう。
喧嘩中に温度差を感じて「めんどくさい」と言えば、たちまち彼女の心が離れてしまいます。めんどくさがっている彼氏に対して、わざわざ向き合う意味が見い出せません。
「めんどくさい」という言葉には「向き合う価値が無い」「理解するメリットが無い」などの、打算的な思考が読み取れるのです。
恋人とのやり取りに、「面倒か面倒でないか」は関係ありません。労力の要らない関わりだけを選択していけば、深い信頼を掴み取ることはできないのです。
想像以上に喧嘩が深刻なものとなり、彼女との仲直りが難しい場合もあります。特に彼女が「別れ」を悩んでいる可能性がある場合は、自然な解決は困難。
ここからは、様々な手を尽くしたけど仲直り出来ない場合、どんな行動をすればいいのかご紹介していきます。
解決が難しい喧嘩は、2人の今後が左右される重要な節目。深刻なすれ違いが生まれるほどに、2人の関わりも深まったともいえます。喧嘩を解決した先の未来を思い描きましょう。
第三者が介入することで、喧嘩でヒートアップした気持ちを静める効果が期待できます。
また、2人だけの意見では偏ってしまうもの。共通の友人の力を借りて、客観的な立場から助けてもらいましょう。
喧嘩の原因がデリケートな話題の場合、むやみに話すことははばかられることも…。
誰かを頼る時には、彼女のプライバシーを配慮したうえで相談するよう、注意が必要です。
また、何度も喧嘩して友人を頼ることが無いよう、しっかりと喧嘩の原因と向き合いましょう。
喧嘩はお互いの思い描く価値観が一致していないから起きるもの。「どちらが正しいか」を決めるのではなく、「2人のルール」を決めて一緒に従うようにしましょう。
一度喧嘩に発展した問題は、今後も衝突の原因になります。お互いの反省点を見つめなおし、次からどうするのか決める。この過程を経る間に、お互いの気持ちに向き合うこともできます。
意見がすれ違う時は、少しずつルールを増やしていけば大丈夫。彼女と円満な交際を進めるための環境を、2人で整えていきましょう。
女性は男性からのプレゼントを喜びます。特に喧嘩中は、問題ばかりに目が向いて、なかなか彼からの善意や愛情に気付けないもの。思い切ってプレゼントを贈ることで、流れを変えることができます。
言葉で「ごめんね」と伝えながら、反省のプレゼントを渡しましょう。お花やケーキなど、女性心を掴むちょっとしたアイテムがおすすめ。
プレゼントが食べ物であれば、一緒に食べながら仲直りのきっかけを掴むこともできます。
どれだけ謝っても彼女が許してくれないのは、喧嘩の根本にある原因が解決していないから。謝られたとしても、何度も喧嘩を繰り返したら意味がありません。
喧嘩の原因になった失敗を「二度としない」と彼女に約束すれば、嫌な出来事であっても許そうと思えます。
その代わり、「二度としない」と言って何度も繰り返すと、逆効果になるので要注意。
「嘘だったのかな」「都合がいい人だな」と思われると、印象を覆すことは困難です。
喧嘩を解決するためには、「彼女が何を求めているか」を知り、適格にアプローチすることが最も有効です。
喧嘩中の彼女が、言い訳を求めているとは考えられません。彼女の心と向き合おうとする「誠実さ」が必要といえます。
そのため、ここまでご紹介した「彼女の意見に寄り添う姿勢」や「解決へ向けた提案」などが、仲直りには効果的です。
怒っている相手と向き合うのは大変なこと。ですが、目を背けるよりも、向き合った方が望んだ未来へと近づきます。
恋愛は楽しい事ばかりではありません。相手の短所を知り、意見が衝突した時は、どんな行動を取るのか彼女に見られています。2人の命運を分ける重要な時期だと捉え、慎重に行動しましょう。
大好きな彼女だからこそ、「自分を理解してほしい」「なんで理解してくれないの?」なんて思ってしまう。
でも、彼女には彼女の価値観がある。意地を張って喧嘩を押し通したところで、彼女が無理をする未来へと近づいてしまうんだ。
確かに自分の意見が「正しい」ことにはできる。でも、それって本当に正解?
彼女と自分が求めていたのは「勝ち負けを決めること」ではない気がする。分かり合える未来を信じて、今まで向き合ってきたはず。
傷つくのは怖いし、プライドを守りたいと思ってしまう。でも、今の自分はそれ以上に、「彼女との絆」を守りたい。
覚悟は決まった。後は、彼女にあの言葉を伝えるだけだ。
傷つけてごめんね。これからはもっと大事にするから。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容になります。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラーなど専門家にご相談の上、ご自身の責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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