2019.11.25
「はぁ…」もう何回ため息をついたかな。
「つまらない」「何をしても楽しくない」「何も楽しめない」もう何回思ったことだろう…。
特別なことは何もなく、ただ時が過ぎるだけ。楽しいことなんて一つもない。
昔は楽しかったはずなのに、今は全然楽しくない。
ただただ人生を消費していくだけのような気がしてならないし、かといってどう足掻いたらいいのかもわからない。
「誰か、このぬるま湯から引っ張り出してほしい」「人生、こんなはずじゃなかったのに…」そんなことばかりが頭をよぎる。
こんな人生はこりごり。
幼い頃に描いていた青写真はもっと美しかったはずなのに、現実はありあわせの絵の具でやみくもに描きつぶしたようなありさま。
なんでこうなってしまったの?どうすればいいの?
でも誰が答えを教えてくれるわけでもないし、自分じゃ分からないし、もう無理。誰でもいいから、光をください。
何もかも楽しくない…。つまらない。楽しめない。なんで?
日々の生活がつまらないのには、その感情を引き起こしている原因があります。それは1つではなく、多種多様な原因が入り混じっています。ここからは、毎日をつまらなくしている原因を8つご紹介します。
1つ目は、夢や目標がないことです。
小さい頃は「あれになりたい!」「これになりたい!」と色々思い浮かんでいたはずなのに…。
志望校にどうしても行きたい!部活で優勝したい!そんな想いを抱いていたあの頃のあなたは夢中だったはず。
今夢中になれるものなんて何もない。
成長するにつれて現実を知ったり挫折を経験してしまったことで、キラキラしていた夢をどこかで手放してしまったのかもしれません。
夢中になれるものがないから人生が楽しくない、と感じてしまうのです。
2つ目は、過度なストレスを感じていることです。
仕事、プライベートで無理をしている場合は危険です。
嫌なこと、悲しいこと、辛いことなど、避けたいようなできごとがある時人間は強いストレスを感じます。
そのストレスが、あなたの人生をつまらなくしている原因かも。
頭の中や心の中に、あなたの感情を邪魔しているものはない?
3つ目は、時間に追われる生活をしていることです。
スケジュール帳は予定で真っ黒。見るのも嫌で、正直しんどい。
時間や予定に追われ、目の前のことをただこなすだけの生活では心に余裕がなくなってしまいます。
少しでも心を落ち着けられる余裕がないと、生活も楽しくなくなってただ辛いだけ。
4つ目は、失恋をしたことです。
フラれた。もうどうしていいかわからない…。
もうどうにでもなっちゃえばいい…。
何もかも嫌になる!
失恋は時に消えてしまいたくなるほど人生を苦しめるものです。
失恋をしても、「もう過ぎた過去とはさよなら!」とすぐ切り替えられるタイプだと良いのですが、すぐ立ち直れるものでもありません。
失恋したことを引きずり、関係ないことにまで感情を持ち込んでしまうことも。
そんなマイナスな行動を無意識にするうちに、何も楽しく感じられなくなってしまうのです。
5つ目は、理想が高いことです。
「あの人みたいになりたい!」「こうなりたい!」夢や目標を持つことは素敵なことで、努力をする原動力として欠かせないものです。
しかし、なかなか理想に近づけない自分にイライラしてしまったり、他人と比較するあまり自己肯定感が低くなってしまったりするのはとても残念なことです。
無理をしずぎず、でも自分を満足させて楽しく感じられる目標設定が大切なのかも。
6つ目は、刺激に対して免疫がついたことです。
前はもっと色んなことにときめいていたのにな。
年齢を重ねると知っていることや経験することに慣れが生じて、以前は刺激だったことでも感動を感じなくなってしまう場合もあるのです。
昔ならもっと感激していたはずなのに、「こんなものか。」と感じることも多くなってしまった。
それはいわゆる「慣れ」というものです。刺激に慣れてしまうと心が動くことが減ってしまい、楽しいと感じにくくなってしまうのです。
7つ目は、人の目を気にしていることです。
いつも人と比べてしまう。
人にどう思われているのか気になってしまう。
こんな自分に引け目を感じて、自分はダメな人間なんだと落ち込んでしまう。
この繰り返しでは、なかなか楽しい気持ちにはなれません。
人の目を気にしてしまうと、そこにあなたが想像する他人の感情が入ってきて、あなたの心を揺るがしてしまいます。
楽しい、楽しくないは、他人ではなくあなたの心が決めることです。
8つ目は、仕事が忙しいことです。
別に辞めたいほど仕事が嫌なわけじゃない。楽しくないわけじゃない。
でも、毎日仕事ばかりで楽しいと感じることが少なくなってしまった。
仕事が忙しいと頭を切り替えることが難しく、次第に楽しいと感じる感情を抑え込んでしまう場合もあります。
どこかでOFFに切り替えなければ、身も心もなかなか落ち着くことができません。
ONとOFFを切り替えるタイミングを見失っていませんか?
本来楽しめるはずのこと
他人は楽しんでいること
以前の自分なら楽しかったこと
その全てが楽しくない。
楽しくないことが増え、楽しいことが人生から消えていくことほど辛いことはありません。もしこの状態が続いて、「何のために生きてるのかわからない」となってしまうのは怖いこと。
楽しいはずのことを楽しむことができない人の心には、楽しいと感じる感性の邪魔をするものが存在します。
ここからは、楽しいことを楽しめない人に共通する特徴を見ていきましょう。
1つ目は、感情表現が苦手なことです。
心が動くものに触れて感情が湧き上がってきても、うまく表現できない。
そんな感情表現が苦手な人は、無意識に自分から楽しいと感じる感情を抑えつけてしまいます。
本当はもっとこの感情をシェアしたい!と思っているのに、なんとなく恥ずかしかったり変に思われないかと周りを気にしてしまうあまり、喜怒哀楽を表に出せないのです。
せっかくの楽しいできごとも、気持ちに蓋をしてしまって楽しくない気持ちになってしまう。
2つ目は、トラウマを抱えていることです。
過去に心に負った傷。それは一生消えない辛い過去。トラウマを克服するのは極めて難しいことでしょう。
それが特に人間関係で負った傷なら、人間関係に臆病になってしまいあなたから「楽しい」と感じる感情を奪ってしまいます。
そんなトラウマが原因で、心から楽しむことが難しくなってしまうのです。
3つ目は、プレッシャーに弱いことです。
「頑張れよ!期待してるから」と言われて、「よし!やってやるぞ!」ではなく、そんな声があればあるほどプレッシャーを感じてしまう。
絶対に失敗できない、失敗したらどうしよう…
どんどん気持ちは滅入っていき、押しつぶされてしまう。そんな性格の人は楽しいことを楽じるタイミングを逃してしまいがちです。
前者はいい緊張感を持ち楽しさを味わうことができる性格ですが、後者ではプレッシャーによって楽しくないと感じてしまうのです。
4つ目は、ネガティブ思考なことです。
私って見た目も性格も能力も全然ダメな人間だ…と何事もネガティブに捉えてしまい、
「どうせ私なんか…」
「何も楽しくない」
「つまらない」
が口癖になっている人は要注意。
ネガティブな言葉は自然とあなたをマイナスの空気に包んでしまい、悪循環が原因で楽しめなくなってしまうのです。
5つ目は、人付き合いが苦手なことです。
人との出会いは新しい世界への扉を開けることに繋がり、視野が広がり楽しいことが見つかることも多くなります。
「初対面の人は苦手で…」「大勢いる場所はちょっと…」など人付き合いが苦手な場合は、楽しいことに出会える可能性を自ら狭めてしまっている場合も。
無理をして人付き合いをするのではなく、自分が楽しいと感じられる人とじっくり向き合ったりすることも大切です。
6つ目は、生活が不規則なことです。
食事を取る時間も量もその時々でばらばらで、普段は気づいたら値落ち。疲れが溜まるので休日には寝溜めをする。
生活が不規則で気づくといつも疲労を感じている。
このような不規則な生活は健康にも悪く、仕事でもプライベートでもパフォーマンスが落ちてしまいます。
まずは、限りある時間を有効的に使えるように、生活リズムを立て直すことから始めましょう。
私は何を楽しんでいたのか。何が楽しかったのか。何も思い出せない。
楽しくないできごとが溢れすぎて、楽しい感情が見つけられない。
周りの人たちみたいに人生を謳歌できないし、ただ辛い。
自分がこんな楽しくない人生を歩むなんて思ってもみなかった。昔の自分が今の姿を見たら…と考えると悲しい現状にため息が出る。
何で自分だけ楽しくない思いをしなくちゃいけないの?
「楽しい」ってどんな感じだっけ?
ここまでは日々をつまらなくしている原因を6つご紹介していきましたが、その原因をどう取り除けば楽しい気持ちで人生を送れるのでしょう。
ここからは、楽しくない人生から脱却し、楽しく生きるための方法を7つご紹介します。
具体的にどんな行動をしたら良いのか、どんなモチベーションで持てばいいのか、簡単に実践できるものを取り入れて少しずつ楽しいと思える感情を取り戻しましょう。
あなたの人生を楽しく豊かにできるのは、他でもないあなた自身です。
1つ目は、新しいことに挑戦してみることです。
楽しくないと感じる生活から一度距離を置いて、新しいことにチャレンジしてみましょう。
大勢の人がいるイベントに参加してみたり、大自然の中でキャンプをしたり、登山をしてみたり。小さいことでもいいので今までの自分では決してしなかったようなことに挑戦することで、視野が広がり価値観や人生観に変化が訪れるチャンスが訪れます。
新しいことにチャレンジしてみない?
2つ目は、疲れた体を癒すことです。
睡眠、マッサージ、温泉、瞑想…リラックスを促してくれるものは色々ありますが、思い浮かんだ欲望に素直に従ってみることがあなたにとって最高の癒やしになります。
思いのまま、ありのまま、心の思うままに過ごし、少しの間自分の欲望に身を委ねてみてください。
大切なのは、心も体も一度ゆっくりと癒やすことです。
3つ目は、恋愛をすることです。
自分のことを好きでいてくれる相手、自分が愛する相手と過ごす時間は、何にも代え難いほど楽しく幸せに満ち溢れたものです。
必ずしも付き合えるところまでいかなくても「片思い」も効果的です。フラれるかもしれない、という不安もなく「誰かに恋をしている」という事実が楽しくない人生を一変してくれます。
気持ちが後ろ向きになりがちな時こそ、誰かと一緒に過ごす喜びで「楽しい」と感じる時間を作ってみましょう。
4つ目は、感情を押し殺さないことです。
難しいことは何も考えずに、楽しい、嬉しい、悲しい、辛い、あらゆる感情を素直に表現してみましょう。
そんな急にはできないし、方法が分からない…
そんなときは、家族や友人と一緒にいるときにそうできるように心がけてみましょう。あなたが本当に信頼している人の前なら感情を表現しやすく、自然と感情を素直に表現できるから。
自分の気持ちに蓋をせず、心は素直に。感じたままに。
ゆっくりと、等身大の自分を取り戻しましょう。
5つ目は、転職することです。
自分に変化が欲しいと思う時は、「時間」「人付き合い」「環境」に変化を起こすことが重要なポイントです。
仕事は人生の大きな部分を占めるものなので、今いる職場を離れて転職をすれば周りにいる人や時間の使い方も変わってきます。
ストレスを感じる環境を一度リセットすることで、自然と楽しいと感じる気持ちを取り戻せます。
少し勇気がいることですが、違う道を歩んでみるのも人生の大切な選択の1つです。
6つ目は、健康な体を作ることです。
仕事に追われて忙しい毎日を過ごしているとつい自分の体のことを後回しにしてしまいがちですが、人生何をするにも健康でなければことはうまくいきません。
心身ともに強いストレスを受けているうちに、いつの間にか体だけでなく心も不健康になり「楽しい」と感じる感情が失われてしまいます。
まずは体を第一に考え、健康な体作りに役立つことを取り入れてみましょう。
7つ目は、小さな目標を立てることです。
どんな小さなことでもいいのです。あなたの小さな望みや目標を紙に書き出してみてください。
「こんな自分になりたい」という感情と向き合いましょう。
自分と向き合い小さな目標をクリアしていくうちに、次第に自分に自信を付けられて、健康な心を取り戻せるから。
「何も面白くない」という感情は、自分が自分に出したSOSのサインです。
まずは、今の精神状況に気づけた自分自身を認めてあげましょう。
面白くない、楽しくない、辛い、悲しい、自分の気持ちに気づき、正直に吐けることはまだ立ち上がれる証です。
しかしSOSを出すということは心は疲れ切ってもう限界である状況なので、まずはその事実を認識して受け止めること。それが大切です。
今あなたは人生の中でもどん底にいる、そう思っていることでしょう。
でも今、事実を受け入れたことで、スタート地点に立つことができたから。
あとは上を向いて光を探して出口に向かって、ゆっくり自分を励ましながら少しずつ前に進めばいいのです。
何もしないままでは状況は何も変わりませんが、急に無理をすることはNG。
ここで大切なのは、急がず、焦らないことを意識して、自分を休ませてあげながら前を向くことです。
半歩ずつでもいいので、あなた自身の力で着実に踏みしめながら自分の心と向き合いながら進んでみましょう。
楽しいことを楽しいと素直に感じる心を取り戻していくには時間がかかりますが、静かに無理なく「楽しい」と感じる心を取り戻せるように意識的に時間を過ごしてみましょう。
人生は、あなたの考えや行動次第でいくらでも楽しく、面白くしていくことができます。
あなたのすぐ近くに人生を楽しく面白くするヒントはたくさん転がっているのです。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。
今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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