2019.11.13
男性と女性の大きな違いの一つに、「何を敵とするか」があります。
男性は自分自身を敵とし、それを克服して進化していくことに喜びを感じます。
一方、女性は同性である女性を敵として、他の女性よりも自分が優位に立っていることを自他共に認めることに喜びを感じます。つまり、「女の敵は女」なのです。
言葉にしなくとも、暗黙の了解になっている、この「女の敵は女」という図式。
女性であるからには、好むと好まざるとに関わらず、その中を上手に泳いでいく必要があります。そして、それは意外と難易度の高いものでもあります。
では、なぜ「女の敵は女」になってしまうのか。また、どうすれば女性から敵認定されず、自分の心地よさを手放さずにいられるか。今回はその対処法をご紹介します。
「昨日まで仲が良かったはずなのに、今日になったら急に険悪になっていた。」「何かをしたつもりはないのに、知らない間に地雷を踏んでいたらしく、突然不機嫌をぶつけられた。」
そんな経験は誰しも持っていることでしょう。
これらは女性に特徴的な心理傾向が原因で起こることが多くあります。
そういったことに鈍感でいられたら平穏に過ごせるのですが、なかなか思うようにいかないのが女同士の関係のさらに怖いところでもあるのです。
女の最大の敵は女だ
そんな風に言うと「そうだよね」と強く同意する人と、「そんなことないよ」と否定する人と明確に分かれます。
もちろん、女性同士で協力し合う場面も日常の中には多くあります。ですが、仲良くしているはずなのに、水面下で足を引っ張る人がいることも事実。
ここでは「女の敵は女」という世界が広がっていることを示す場面を紹介します。
誰にでもミスはあるものです。ミスをしたのは自分であっても、そう何度もネタのように揚げ足を取られるとやはり気分は良くありません。
しかも、そうして得意げに人の揚げ足を取る人に限って、自分のミスを指摘されると不機嫌になったり、腹を立てたりする身勝手さを発揮します。そういう不条理を振りまく女性に遭ったとき、女の敵は女だと実感します。
●●さん、こんなことしたって噂があるけど、ホント?
身に覚えのないことが自分のしたこととして、知らない内に広まっていることがあります。
こちらとしては何とも思っていないのに、自分の敵と見定めた相手の評判を落とすのに、根拠のない噂話をさも真実であるかのように、効果的に広めていくのが得意な女性も「女の敵は女」を強く印象付けてきます。
昨日までは同じグループで仲良く話していたのに、ある日突然、グループの誰に話しかけても目を逸らされ、離れられることがあります。
気に障ることや失礼があったときは、それを相手に的確に伝え、相手からのリアクションを経て、仲直りに至るのが大人の関係です。しかし、自分が気に食わないことをされたら、周囲も巻き込んで相手を無視するという幼い行動をする人もいます。
そんな目に遭ったとき「女の敵は女」であることを知らされるのです。
会話をしているときに、こちらが何かを言うと必ず「私の方が上」という自慢話をかぶせてくる女性、いませんか?
自慢話もたまに聞くならばよいのですが、会話するたびにマウンティングされるとこちらもうんざりしてきます。こういう人との会話からも「女の敵は女」を実感させられます。
どんな些細なことでもマウンティングしてくる人は、自分が一番でないと気持ちが収まりません。また、そういう女性はそれを周囲から認められたいという幼い欲求がとても大きいので、会話の空気を壊すのも構わず、マウンティングしてくるのです。
何事においても、自分より上の人がいることが許せない女性は、同じスペックか、できるなら、自分より少し劣るくらいのスペックの人を周りに置きたがり、自分がいちばん上の階層にいられるようにします。
そして、自分より上のスペックの人を見ると、あからさまにマウンティングしたり、陰口悪口を広めたり、何とか落とそうと躍起になります。
努力をして乗り越えるのではなく、悪口や批判を繰り返すばかりしている女性の姿を見ると、その標的が自分ではなくとも「女の敵は女だ」と思わざるを得ません。
ちょっとした失敗談や恥ずかしい話を、異性の前でわざとされた時も、女の敵は女だと痛感させられます。
「今、それ言う?」という絶妙なタイミングで、それらの話を異性の前で披露される。たとえ、その相手が意中の異性でなくとも、やはり気持ちのいいものではありません。
仲良しであろうとも、さりげなく落とすような発言をし、同時に自分の株を上げる。「女の敵は女」という場面はこんなところにも潜んでいます。
自分が一番でないと気が済まない彼女は、明らかに勝てない優秀な女性とは距離を置きます。
自分から優秀な女性と仲よくしたり、努力してその女性の良いところを取り入れたりすることで得るものはたくさんあります。しかし、自分に比べてはるかに上等なスペックを持っている女性に努力して近づくことや、教えを乞うことは自尊心が許さない人もいます。
このような人が「女の敵は女」の世界を創り出していくのです。
職場にはいろいろなかわいい子がいます。そんなかわいい子をさりげなく無視する女性がいます。そのような女性を見るとき、「女の敵は女」であることをまざまざと知れます。
なぜ、無視という消極的な方法を採るのか。それは、そんな子の悪口や批判をしたら、自分の器量の小ささが露呈してしまうからです。
しかし、無視をするだけでも相手にダメージを与えることは往々にしてあります。そしてさらに、これが積もり積もった時、この無視が悪口や批判などにもつながりかねません。
友達やグループの子に幸せなことが起こったら、やはり嬉しいものです。みんなで一緒に喜ぶことで、幸せはさらに増して、波及していきます。
しかし、一方でそのようには考えられない人もいます。その人は、自分以外の人が幸せになると、自分が負けたような気持ちになってしまうのです。だから、幸せを喜んでいる子がいても話題に水を差したり、自分の自慢話を始めたりして、空気を壊してしまいます。
相手の幸せを素直に喜べない。そういう女性も「女の敵は女」を痛感させてくれます。
どんなことであっても、自分が1番でないとイヤだと感じ、その不機嫌をあからさまに見せる女性がいます。
どんな人にもできることとできないことがあります。でも、何事も自分が1番であることを求める女性は、自分のできないことを自分以外の人ができるということが許せません。
だから、自分が1番を取れない場面では必要以上に攻撃的になってしまうこともしばしばあります。
女性への表情は剣呑であっても、男性へ向ける表情はやわらかく優しくなる人もいます。
その顔の変化は同性から見るとかなりあからさまなのに、異性は意外と気づいておらず、そのことにもなんとなく苛立ちが募ります。
まして、それを当の本人に伝えようものなら、鬼の首を取ったようにマウンティングされてしまいます。そんなとき「女の敵は女だ」と痛感します。
自分では攻撃的なことをしているつもりは全くないのに、いつの間にか周りから敵認定されていることがあります。
きっと「なぜそんなことになったの?」と悩み悲しんだことも数知れずあるでしょう。
女性からの嫉妬や敵認定は、あなたが何をしても、していなくても勝手に起こるものです。
相手があなたのどこかに反応したからこそ、嫉妬や敵認定は起こります。
もちろん、あからさまに敵意を向けられるのは気分のいいものではありません。
でも、それは相手が反応せざるを得ないようなキラリと光るものをあなたが持っていることを教えてくれるものでもあります。
ですから、周囲から嫉妬されたり、敵認定されたりしたら、私には光るものがあるのだと逆に自信を持ってしまいましょう。
女同士なのだから、協力し合えばきっと大きな力になるのに、なかなかそうはならないのが現実です。それはなぜなのでしょうか。どうやら女性の本能的な部分にその理由がありそうです。
ここでは「女の敵は女」になってしまう一番の理由、女性の女性に対する嫉妬の本能的な理由を6つ挙げます。
たとえば、すっきりと姿勢よく行動し、きびきびと仕事のできる女性は誰から見ても「いい女」。でも、嫉妬してしまうのです。
これは、女性が他人と自分とを比較しがちであるために起こる現象です。人には人の良いところがあり、自分には自分の良いところがある。そう割り切れればいいのですが、なかなかそうはいかないのが女性の心理なのです。
そのため、「いい女」に出会うと、そうなりたい憧れの気持ちを持ちながら、嫉妬にも駆られ、「女の敵は女」となってしまうのです。
女性は、自分への評価を他人の視点からしてしまう傾向があります。つまり、他人から評価された自分が本当の自分なのです。
だから、どうしても他人から見た自分は一番でいたいと感じてしまいます。
自己承認欲求は誰にでもあるものですが、これが強い女性はマウンティングしたり、攻撃的な言動をしたりして、自分の優位を他人に認めて欲しいしまうことがあるのです。
女性の中には、同性である女性を全員敵と思い込む人がいます。そういう女性は同時に、男性は全員味方であると心から信じている傾向があります。ここに理屈はありません。そういう心理の傾向なのです。
このように思い込んでいる女性は、同性には意地の悪い表情をしたり、足を引っ張るような言動をしたりします。一方、異性にはかわいい表情で甘えたり、猫なで声でかわいいらしさをアピールしたりしてしまうのです。
自分を認めることを自分ではできず、他人からの評価によってする女性は多いです。そのように他人軸で動いている女性は、自分の優位を示すことが躍起になりがちですし、そのために何事においても他人と比較せずにはいられません。
そして、自分より上である女性がいたら、自分の存在価値が貶められるような気持ちになってしまいます。
自分以外の周囲からの称賛や優位を認める言葉を、自分の存在価値の支えにしている女性はとても多いです。
「私を認めて欲しい」「私を褒めて欲しい」そんな思いが心の奥底に眠ってる。
そのような傾向の強い女性は、自分自身が自慢だと考えることについて褒めてほしいし、脚光を浴びたいと思っています。
だから、そのような女性は、周囲の注目を集められず不機嫌になってしまうだけでなく、自分の自慢以外の所を褒められ、気分を害していることもしばしばあるのです。
幼いころから、女性の集団には格付けが付きまといます。自分がどの階層にいるか、相手がどの階層にいるか。それらの格付けは微妙なバランスで保たれています。だからこそ「女の敵は女」になってしまうのです。
また、女性は何事においても格付けをする傾向があります。自分がどのランクにいるのかによって、立ち振る舞いが変わってくる。
それを少しでも間違うと、非難の的となる。女性が格付けを大好きなのは、そのような社会に生きている時間が長いことも理由の一つなのでしょう。
女性に特徴的な心理傾向があり、女性が複数集まるとどうしても敵認定される人が出てきます。まさに「女の敵は女」。
でも、そんなぎすぎすした空気の中に長い時間いるのはやはり息苦しいものです。仲良くするのが難しい状況であっても、できるだけ心地よく楽しく過ごしたい。
では、どうすれば「女の敵は女」の標的にならないで済むのか。ここでは8つの方法をご紹介します。
女性が複数集まったとき、仲良く楽しく過ごすための秘訣の一つに、お互いに適度な距離を保つことがあります。距離が遠すぎるとよそよそしくなりますし、必要以上に距離を縮めると今度はマウンティングや格付けの餌食になってしまいます。
もちろん、大切にしたい友達との距離は縮まるのがベストです。しかし、職場でつき合うだけの知り合いであれば、自分が心地よくいられる距離感を保つことが敵認定されず平穏に過ごすコツです。
女性は噂話が大好きですし、自分の優位を示すために人をさりげなく落とすことも厭いません。それは「女の敵は女」という社会の中で生き抜く一つの方法であるとも言えます。ですが、その標的になるのはやはり避けたいもの。
そのため、さほど親しい付き合いをするのではない相手には、自分について多くを教えない方が良いと言えましょう。
相手から自慢話をされたり、マウントを取られたりすると、やり返したくなるのが人情です。ですが、そこはぐっと我慢しましょう。
相手と張り合い、一瞬勝ちを収めたとしても、再び相手から同じことをされ不愉快になり、「また自分も……」とキリがないし、「女の敵は女」の社会を加速させてしまうだけです。そして、そんなことで気持ちを消耗させてしまうのは、正直時間の無駄です。
限りある時間を心地よく過ごすためにも、相手の自慢は受け流し、なるべく張り合わないようにしましょう。
嬉しいこと、幸せなことがあると、SNSにアップしたり、職場で話したりしてアピールしたくなります。それを見たり聞いたりした人が一緒に喜んでくれれば、幸せも倍増します。
しかし、そういったアピールを快く思わず、あなたを下げるネタにする人がいることも事実です。
ですから、自分のことを知っている、仲の良い大切な友達同士以外の場所で、必要以上に幸せアピールはしないようにするのが良いでしょう。
他人からの評価を自分の評価として採用している人は、褒められるのが大好きです。そういう人が周りにいたら、適度に持ち上げておくのが平穏に過ごすコツです。
わざとらしくなく、相手が褒めてほしいポイントを持ち上げると、うまく関わることができます。
女性が複数集まると、どうしても始まるのが噂話です。その場にいない人についてあることないことを話題にする。でも、会話がそうなったときは、その場を離れるのが得策です。
様々な人間関係を円滑に進めるためには、中立でいることが必須です。噂話に加担して、悪口を平気で言うような人に見られないようにすることも、中立を保つコツの一つなのです。
自慢したり、マウンティングしたり、悪口や批判で相手を下げたりする人は、基本的に思考の仕方が幼いままであると言えます。
自分の評価を自分自身で決められず、他人からの称賛によって自分を支えるのは、子どもと同じです。しかも、自覚症状がないことが多いです。つまり、それを伝えても理解されないことがほとんどなのです。
ですから、こちらが諦める方が手っ取り早いことが多いです。それはとてもストレスのかかることですが、「子どもと争っても…」と自分に言い聞かせる方が平穏に過ごせるのです。
相手の怒りや注意は、もちろんもっともなときもあります。そんなときは素直に謝りましょう。
ですが、理不尽な八つ当たりのような怒りや注意は、さらりとかわしてしまって構いません。自分が悪くなければ、謝る必要もありません。笑顔でうなずきながら聞くだけ聞いて、忘れてしまいましょう。
下手に出ると、相手に「この人は攻めてもいい相手」と認定されてしまいます。
だからと言って、反論すれば火に油を注ぐだけです。ですから、さらっと流すのが得策なのです。
女性が嫉妬するのは「いい女」です。
もし、今あなたが誰かから嫉妬されたり、敵認定されたりして息苦しくなっているとしたら、それはあなたが「いい女」であると相手から認められた証拠です。
なので、胸を張って過ごしてください。
もちろん、気分はよくありません。落ち込むこともあります。
でも、それらは相手があなたの存在を認めているからこその副産物なのです。「私ったら、嫉妬されちゃってる」とにっこり笑顔で、楽しく過ごしてくださいね。
女同士の関係は、知らない間にいろいろな要素が絡み合う。
また、相手の気分なども変数として加わるため、正直とても面倒。
でも、きっとそこからも学びはありますし、何よりその頭脳戦を自分なりに制することができれば、あなたにその場所での心地よさを齎してくれます。
面倒でも、ゲームのように楽しむ。それが女同士の関係を乗り切るコツであり、あなたを「いい女」にする心構えでもあるのです。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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