2019.11.11
あの子とは今まで、仲の良い女友達として関わってきた。いつまでもこの関係が続くと思っていた。
だけどつい最近、2人の関係を変える出来事が起きた。
女友達とセックスした。正直、もともとアリだと思ってた節はある。
女友達がどう考えているのか分からない。自分がどう振る舞えばいいのか分からない。今さら「これからも仲の良い友達でいたい」なんて言っていいのかな?
セックスしたら友情は無くなるんじゃないか。そんな考えが過って、あの子との未来が見えない。
確かに女友達とセックスした。でも、この先も前までの友達関係を続けたい。
一線を越えた後も友情関係を持続することは可能なのか?今の自分にできることは何なのか?
一つずつ考えていこう。
実際のところ、男友達・女友達とセックスすることについて、どんな意識を持つ人が多いか?
一般的には、男女の友情を壊さないために、一線を越えないように努力する男女が多いです。セックスすることで、自分も相手もどんな気持ちになるのかは、確実なことが言えません。
人の心は複雑なので、相手やシチュエーションによって様々な心情を抱えます。
異性として意識する人。罪悪感を抱く人。傷つく人。心を閉ざす人…。
様々な反応があって未知数。だからこそ、まずは「一線を越えない」ことで問題が起きるリスクを回避しているのです。そのため、一線を越えた後は、相手の友達に合わせた繊細な対応が必要になります。
友情関係で結ばれている男友達・女友達が、一線を越えてセックスするのには、どんなきっかけや事情があるのか?
一線を越えるには「相手を異性として見ている」という前提があります。でも、友情関係も大切だから、理性で踏みとどまっている。それが、とある弾みで進展するのです。
どんな時に友情よりも異性としての意識が上回るのか。どんなタイミングで物事が進展するのか。その具体例を、一つずつ見ていきましょう。
お酒に酔うと理性が麻痺します。普段理性で押しとどめている本能が表れ、自身の思惑とは別に、衝動的な行動を取ることに…。
そのため、酔った勢いで男友達・女友達とセックスするのに「深い理由がない」「なんとなく」という場合が少なくありません。
友情関係を築いているのは、理性的な思考を持った自分。本能としての自分と必ずしも一致しないのです。日常的に本能を強く抑え込んでいる人ほど、このギャップは顕著になります。
男友達・女友達の友情の中に、少なからず恋愛感情を伴うことがあります。
友達のことが好き。好きとまでは言わないけど気になっている。好きだったけど彼氏・彼女の存在を知って我慢する…。
様々なシチュエーションで、相手を異性として意識したまま、友達であり続けていた可能性があります。そして、ずっと抱え込んでいた気持ちが弾みで制御できなくなり、セックスという形で実現するのです。
「この人なら受け止めてくれるんじゃないか」「この人になら本来の自分を見せられるんじゃないか」
信頼関係から生まれた「安心感」の延長から、一線を越えてセックスすることも…。リスクなどを踏まえつつも、「この男友達・女友達であればきっと大丈夫」と認識しています。
また、居心地の良さから、長年付き合った彼氏・彼女のような感覚でセックスする場合も。こうしたケースは、心の拠り所を求めてセックスしているとも考えられます。
誰かに知られる心配を懸念して、セックスを我慢していた場合。「この男友達・女友達なら秘密にしてくれる」という確信が得られれば、一線を越えることもあります。
もともと、男友達・女友達とのセックスはアリだと思っていて、後々負うリスクがネックで行動に移していなかった。それが可能になった時、本心のままに行動しているのです。
仲良しの友達だからこそ、自分の価値観を理解してくれる期待もあります。
一線を越えて女友達・男友達をセックスすれば、2人の関係性は少なからず変わります。
自分の中でもモヤモヤとした感情があるし、相手の考えも分からないし、どんな風に会えばいいのか…。
まず、相手が恋愛対象になり得るかどうか、しっかりと線引きすることが大切です。中途半端な対応になれば、付き合う場合も付き合わない場合も、相手を傷つける結果に。
相手に期待をさせてから「付き合わない」となれば、友情が壊れる可能性も高いです。早い段階で「今後どう関わっていくか」を意思決定することが、関係性を維持するのに必要といえます。
ここからは、女友達・男友達とセックスするメリットとデメリットに迫ります。まずはメリットから。
恋愛関係からのセックスと比べ、友情関係からのセックスは「気楽でいられる」「無理をしなくていい」といった、メンタル面でのメリットが挙げられます。
2人の関係性が割り切れるものであれば、一概にデメリットばかりとも限らないのです。では、具体的にどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
あくまで男友達・女友達とのセックスであれば、恋人になった時の煩わしさがありません。恋愛関係に発展すると、恋人中心の生活になり、交友関係が制限されたり、「自由が無い」と感じる人もいます。
こうした価値観を持っている場合、「友達とのセックスの方が面倒でないから良い」と感じるのです。
恋愛に発展しないかどうかは相手の価値観次第。お互いに恋愛感情のないセックスを求めている、という前提があってこそといえます。
「友達同士でセックスした」という事実は2人だけの秘密。そうなると、ちょっとした特別感やスリルを味わうことができます。
また、セックスに対するコンプレックスを持っている場合、「友達であれば素直に伝えられる」というメリットも。恋人相手だとなかなか言えない趣向もあります。
悩んでいる事実や趣向を受け入れてもらいつつ、誰かに情報が洩れる心配がない。状況次第でセックスに対するプレッシャーが和らぐこともあるのです。
男友達・女友達とのセックスだと、セックスをするだけのセフレとは違い、しっかりとした友情を持っています。
そのため、「友情だけ」「セックスだけ」にならず、両方を楽しめるというメリットがあるのです。
恋愛においても信頼関係を築くことは可能ですが、やはり友達関係の方が気楽で素の自分を出せます。恋愛よりも友情を求めた結果、男友達・女友達とセックスするという結論が出てくるのです。
恋愛関係にあると「嫌われないように」「相手が良い気分になるように」「理想の恋人像に近づくように」と考え、気を使って空回りしてしまうことも。ですが、友達関係なら変な気を遣う必要がありません。
今まで恋人とのセックスに不満があったり、本来の自分が出せずに悩んでいた場合、友達とのセックスでは自然体の自分でいられるのです。この場合、心の底では「素で関われる恋人関係を求めている」可能性もあります。
「性欲=愛情」に直接結びつかないこともあります。特に男性の場合は、必ずしも恋愛感情と性欲は一致していません。また、そもそも「人を好きになることが難しい」という人もいます。
ところが、「性欲=愛情」を考える人が多いのも事実。この価値観が一致しない場合、「セックスしたい」と思う相手を「無理に好きにならないと」と考えて苦しむこともあるのです。
無理に好きになる必要がない男友達・女友達とのセックスは、プレッシャーが無いといえます。
女友達・男友達をセックスした場合、どうしてもデメリットも付きまといます。
メリットだけに目を向けて、最終的に後悔してしまうことも…。そして、一度壊れた人間関係の修復は、本当に大変で、成功する確証も持てません。
友達とセックスしてみたい。一度セックスした後、どう関わるのか考えている。そんな時は、必ずこれからご紹介するデメリットを思考して、大切な友達との関わりをどうしていくのか、判断していきましょう。
相手の女友達・男友達が了承していたとしても、実際にセックスしてみないと、どんな気持ちになるのか分かりません。誰が相手だとしても、今までの関係性が崩れる可能性があります。
築き上げた友情を犠牲にしてでも、セックスを優先するかどうか…。しっかりと考えて、納得したうえで行動した方が、失った後に後悔するリスクと向き合えます。
共通の知り合いがいる場合、関係が崩れて自分の立場が無くなる事態も想定しましょう。
恋人関係であれば、他の人にセックスしていることを知られても、問題はありません。ですが、女友達・男友達とのセックスは異なります。
多くの人は、付き合っていない人とのセックスに寛容とはいえません。友達と一線を越えないようにしている人たちにとって、自分たちの価値観と逆の行動をしていることになります。
そのため、人に気付かれないように隠し通し、次第に罪悪感に苛まれてしまうこともあるのです。
セックスした後も、今までどおりの友情を維持したい。お互いにそう考えても、全く同じ関係性でいることは難しいです。
友情関係での空気感は、セックスが無いからこそ成立しています。セックスが絡めば漂う空気感は変わり、前までの関係性ではなくなるのです。また、どちらかが恋愛感情や罪悪感を抱えれば、前までのリラックスした振る舞いができなくなることも。
友情関係は絶妙なバランスがあってこそ、成り立っているといえます。
実際に女友達・男友達とセックスした後、次第に罪悪感が育っていく場合もあります。相手の心の動きを目の当たりにし、人に気付かれないように隠すうちに、後ろめたい感情が沸き上がってくるのです。
友達とセックスするメリットのメインは「気持ちが楽」であること。ですが、罪悪感が膨らめば、このメリットをも打ち消すようになります。
さらに、関係性が崩れてしまえば、罪悪感だけが残る結果に…。その後の友達関係や恋愛にも、この罪悪感は影響します。
ここまで、女友達・男友達にパートナーがいない前提で解説してきました。ですが、パートナーがいると分かった途端、状況は一転して修羅場になります。
パートナーがいる場合、そのセックスは浮気や不倫です。セックスすることで、深く傷つく誰かがいます。既婚者であれば、慰謝料請求される場合も…。
浮気や不倫になると、味方を得ることも難しく、孤独の中で辛い思いを抱え続けます。罪悪感も大きなものとなり、1回のセックスで負うリスクは計り知れません。
セックスをきっかけに、女友達・男友達と恋愛に発展することも。今までの友情ではなく、恋人としての恋愛感情に切り替わるのも、それはそれで一つの愛情の始まりといえます。
もし相手や自分に恋愛感情が芽生えた場合、「友達だから」という理由だけで抑え込んでしまうのは、とても勿体ないです。
お互いにパートナーがいない状態であれば、そのまま想いを打ち明ける選択もアリ。
大人になれば、セックスから始まる恋愛も少なくありません。
もともと友達として仲の良い相手なら、気の合う彼氏・彼女になる可能性を秘めているといえます。
様々な愛の形があるので、友達の心としっかりと向き合ったうえで、お互いを尊重できる結論を出すことが大切です。
セックスをきっかけに変わってしまう関係は多い。でも、変わらない友情があるなら、それは本当の友達といえる。
世間の意見を変えることは簡単ではない。私たちがお互いの価値観を理解し合って、仲の良さを貫くかどうか。全てはそれに尽きる。
もちろん、友情を裏切るようなセックスはしていけない。だけど、恋愛とは関係なく「セックスしたい」と思うことは、必ずしも悪い事ではない。
セックスだけが目的じゃなくて、友情も欠かせない。これが私たちの辿り着いた結論。
お互いの幸せを心から願っているから、相手の声に耳を傾け、セックスする前以上に相手を大切にしていきたい。
セックスしたからこそ知ることのできた、新しい絆がある。これからも、私たちにとって最善の選択をしていこう。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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