2019.11.08
自分に自信がない。何をしてもうまくいかない気がする。
「自分なんか…。」
そんな言葉が口癖になっている。自分でもネガティブだとわかっているけれど、自分には価値がないのなんて当たり前。いつもそう思っていた。
でも、これはもしかしたら自己肯定感の低さが原因なのかもしれません。
もっと周囲の人のように自信満々な生活を送れるようになりたい。自分らしさをもっと大切にしたい。周囲の人の声に負けないくらいの自己肯定感を身に付けたい。
そんな人のために今回は、自己肯定感を高める方法についてご紹介します。
自己肯定感を高めるためには、自分のことを今以上に認めてあげることが大切です。でも、自分の見方をすぐに変えることはとても難しいこと。
自己肯定感なんて自分には縁のないことだし自分を認めるなんて調子に乗っているみたいで恥ずかしい。
でも、もうこんな自分を変えたい!
そう強く望む気持ちがあれば、いつでも自分を変えることはできます。自分を無闇に傷つけることは一旦やめにして、素直な気持ちで自分を見つめてみましょう。
次の章では上手く踏み出せない人のために、自己肯定感を高める思考方法についてご紹介していきます。
自己肯定感の高め方にはいくつかの方法がありますが、この章ではそのうちの思考方法についてご紹介していきます。
思考方法で自己肯定感を高めることで、心の中で自分を傷つけることをやめてみましょう。
あなたの心の中には、今まで他者によって投げかけられた自分を傷つける言葉がたくさん蓄積されています。自己肯定感が低い人は、その言葉を自分の言葉として使い、自分で自分を傷つけてしまいがちなのです。
この章ではその悪循環を止める方法についてご紹介していきます。
自己肯定感を高めるには、人と比べることをやめる必要があります。つい人は他者と自分を比べてしまいがちな生き物です。
「自分と比べてあの人は裕福だ。」
「自分よりもあの人は得意なことがたくさんある。」
「自分よりもあの人は可愛い…。」
他者と比べて自分にジャッジを下す日々は、自分にストレスを与え続けることと同じです。
自分は自分。人は人。そう心構えを持って戦う相手を自分自身だけに定めることで、自己肯定感は少しずつ高めていくことができます。
自己肯定感が低い人は、ことあるごとに自分を強く責めてしまいがちです。
何か上手くいかないことがあるとすぐに「自分のせいでこんなことになってしまった。」と必要以上に自分を責めたり、失敗する前から「自分はダメそう。絶対成功なんかできない。」と自分を過小評価してしまうのです。
自分自身のことは他者よりも厳しく接してしまう。このような人が自己肯定感を高めるには、自分で自分に優しくすることを覚えることが重要です。
「こんな自分」
「どうせ私なんか」
そんな言葉が浮かんできたら自分を自分でいじめることをやめ、他者に接するように優しい言葉をかけることを意識することが大切です。
自己肯定感を高めるには、幼い子どもに声をかけるように接することが大切です。
自己肯定感を高めたいと思った場合は、自分の小さな成長に気づいてあげられるように意識してみて。
ゴミをきちんとゴミの日に出せた。
友人に挨拶ができた。
朝目覚ましの音で起きることができた。
こんな小さなことも、立派な成功の証です。小さな成長を褒めることで、自分の行動は無駄ではないと再認識することができ、自己肯定感を高めることにつながります。
小さな幸せに気がつく人は幸福感度が高いと言えます。自然や暮らしの中には、自分が思っているよりも多くの幸せが転がっているものです。
日常の何気ない部分から幸せを感じ取ることができる人は、喜ぶ能力が高いということが言えます。喜ぶ能力が高いということは、幸福感度が高いということ。そのような人は、人生の質を高めることができ自己肯定感の向上につながっていくのです。
自己肯定感の低い人は、過去のトラウマや失敗にがんじがらめにされてしまう傾向があります。
自己肯定感を高めるためには、未来は自分でコントロールできると信じることが大切です。前に進むことは確かに怖いことでもあります。もしかしたらまた昔のように辛い思いをするかもしれない。もっと悪いことが起きるかもしれない。
しかし、そのような苦境や心配事を乗り越えられるのは今の自分にかかっています。辛かった過去に救いを求めるのではなく、未来を見つめましょう。
自己肯定感が低い人は、つい自分の欠点を責め続けてしまいがちです。
「どうせ自分はダメなんだ。」
「自分は誰からも必要とされない人なんだ。」
そんな自分を傷つける言葉が心の中にいて、自分を褒めてあげることができない。
欠点ばかりを責めそうになったらそう自問自答し、長所に目を向けることを意識しましょう。
「本当に自分は、自分のことを価値のない人間と思っているの?」
「自分にも長所があるんだ。」そう自分を認めてあげることで自己肯定感を高めることができます。
次に、この章では自己肯定感を高める行動について紹介していきます。
自分の心とうまく折り合いがつけられない時は、一度行動してみましょう。
行動するのは初めは誰でも恐怖を感じるものですが、頭の中だけで考え続けるよりも気持ちが晴れ晴れとする場合もあります。自己肯定感を高めるには自分から動いてみることが大切です。
自己肯定感の低い人は成功体験が少ないという原因があります。自分で何かを選んで行動して、うまくいった!そんな経験が少ないために、なかなか自信を持つことができないのです。
しかし、そうは言っても何かに挑戦するのはとても怖いこと。そんな時は、自分に
「成功しなくても大丈夫だよ。」
と声をかけてあげることが大切です。大事なのは自分で何かを選んで行動することです。
結果ではなく何でも挑戦する心を持つことで、自己肯定感は高めることができます。
1日をどう過ごすか。それだけでも自己肯定感に大きな影響を与えることができます。何もせず1日中布団の中にいて日が沈むのを見つめる。だらだらと携帯を見続けて夜明けがきてしまう。
毎日そんな生活が続くと、健康的な生活を送れていないことに徐々に罪悪感が積もって逆に心は疲れてしまいます。
自己肯定感を高めるためには、まずは早寝早起きをして活動的な1日を作るようにしましょう。
自己肯定感を高めるために、自分に1つルールを作ってみるのも1つの手です。毎日継続できるものを見つけて自分にそれを課してみましょう。
例えば、毎日10分は読書をしたり、夜会社から帰ったあと毎日ランニングをする。1ヶ月自炊をする。このように毎日続けることができる目標を作り、達成することを目指しましょう。
毎日継続できるものを見つけることで、自分を褒めやすくなり自己肯定感が向上し、自分の成長にも繋げることができます。
自己肯定感が低い人は、自分から発言することに抵抗感を感じる人がいます。
「自分の意見なんか誰にも聞いてもらえない。」
「自分の意見には周りの人ほど価値がない。」
このように自分が発言することに対してネガティブな考えを持っているのです。
自分の発言は決して無駄なものではないと同時に、意見に優劣なんかないということを言い聞かせることが大切です。自己肯定感を高めるためには、このように自分の意見をまずは自分が大切にしてあげることが重要です。
次の章では、自己肯定感を高める方法を、人間関係に焦点をあててご紹介します。
自己肯定感を高めるには周りの良好な人間関係は欠かせません。嫌な人と付き合っていたり自分らしくいられない場所で過ごすことは、自己肯定感の低下につながります。
自己肯定感を高めるには自分らしくいられ、それを受け止めてくれる環境を自分自身で作ることが大切です。
自分を受け入れてくれる人は必ず存在する。
そう心に言い聞かせながら自分がリラックスできる人間関係を作りましょう。
自分の自己肯定感が低いのは、もしかしたら身近な友達に原因があるかもしれません。
友達といることで嫌な気持ちになったことはありませんか?
なんだか自分の悪口を言われている気がする。
利用され見下されていると感じる。
「でも、自分の居場所はここだけだから。」
誰といるかではなく、大切なのは自分らしさを受け止めてくれる友人と出会うことです。ストレスを感じる友人関係は自己肯定感の向上には繋がりません。自分が無理をしていると感じたら、その友達と距離をとるようにしましょう。
自分の意見を聞いてくれることはない。好きなものを見つけても批判ばかりされる。趣味や服装がダサいとバカにされる。このように否定ばかりしてくる友人が身近にませんか?
「本人は冗談のつもりだろうけど、地味に傷つく。」
ネガティブな言葉ばかり浴びせられ続けると、自己肯定感は下がり、次第に自分は価値のない人間なのだと、気づかぬうちに思うようになってしまいます。
自己肯定感を高めるためにはこのような友人から離れるようにしましょう。
自己肯定感を高めるためには、自分の気持ちを考えてくれる人と過ごすことが大切です。逆に、人の気持ちを考えない人といることは自己肯定感の低下に繋がります。
ふとした言葉に傷つけられる。自分の話を聞いてくれない。このように人の気持ちを考えない人と一緒にいることは、その人の行動から「自分は価値がないんだ」と思い知らされるようになります。
自分でそんなレッテルを貼る前に、自己肯定感をあげるにはそのような人とは距離をとるようにしましょう。
自己肯定感が低くて辛い。そんな時は自分と似た価値観を持つ人と話してみることがおすすめです。
価値観の近い人と話すことで、自分が肯定されていることを実感できますし、飾らず素直な自分でいられることができます。
飾らないで一緒にいられる人。そんな価値観の近い人と話をする時間を作ることで、次第に自分でも自分のことを認めてあげられるようになります。
人から出る言葉は、強くその人自身を表しています。自己肯定感を高めるためには、発言に共感できる友達と関わることが重要です。
いつも言っていることに共感できなかったり、話が合わないと感じる人といると自分らしくいられることはできません。
人には様々な価値観がありますが、自分の価値観を遠慮せずに発言できる環境や、自分をもっと成長させてくれる人の存在は大切です。
自分の意見に自信を持ちたい。自己肯定感を高めたい。そのためには、発言に共感できる友人と関わることがおすすめです。
自己肯定感は恋愛にも大きな影響を及ぼします。
「自分らしくいたい。」
「自信を持って堂々としていたい。」
そう望む場合、恋愛においても妥協してはいけません。むしろ恋愛だからこそ、自分を大切にし自己肯定感を高められるような人と過ごすことが大切です。
お互いが幸せに過ごすためには、まずは自分自身がどうしたら幸せでいられるのかをはっきりと知っておくことが大切。そのためにはどうしたら良いのかを、次の章でご紹介していきます。
自己肯定感を高めるには、周囲の人との充実した豊かな人間関係が必要不可欠です。そこにはもちろん恋人も含まれます。
自分のことを認め、受け止めてくれる恋人の存在は自己肯定感を高めてくれることに繋がりますが、逆に自分のことを否定してばかりの恋人からは別れることも考えに入れることが大切です。
自己肯定感を高めるには、自分のことを否定するのではなく、自分らしさを認めて愛してくれる人と付き合いましょう。
恋愛においても人付き合いにおいても、相手を人として尊重するのはコミュニケーションにおいて重要なことです。
相手から軽んじられていたり適当な付き合いをされるのは、気持ちを憂鬱にさせて自分自身が価値のない存在になったかのような錯覚を引き起こします。
付き合っているいないに関わらず、相手を思いやり謝らなければいけないことはきちんと謝るなど、対等な関係が大切になっていきます。
そんな関係が築ける人といることは自己肯定感の向上に繋がります。
自分ばかりが期待をしてしまう。あれもこれもつい面倒を見たくなって、困った時にしか会ってくれなくなった。
「こんなに強く想っているのに、あの人はまったく振り向いてくれない。」
一方的な感情は相手ではなく自分を苦しめるもの。尽くしてばかりの恋愛は、自分よりも相手を過度に尊重してしまい、自分のいる意味がよくわからなくなり自己肯定感の低下に繋がります。
自己肯定感を高めるには、尽くしてばかりの恋愛を避けることが大切です。
恋人がもしかしたら浮気をしているかもしれない。自分は浮気をすると公言している人を好きになってしまった。
「もしかしたら自分は捨てられるかも…。」
「自分は浮気相手より魅力がないんだ…。」
浮気はされた側の気持ちをひどく追い詰めるものです。
このような鬱々とした状態は自分への攻撃に繋がり、やがては自己肯定感が低くなってしまう可能性があります。自己肯定感を高めるには、付き合う前にあらかじめ浮気をされたら別れると決めることが大切。
自己肯定感を高めるには自分の気持ちに正直になることが重要です。
一緒に過ごす恋人が暴言をよく吐く。言葉遣いが荒く、話しかけられる時もひどい態度の時が多い。このような人が恋人の場合、近くにいる人は小さなストレスを受け続けます。
恋人のご機嫌とりに必死になったり小さな一言で傷つく。暴言の標的になると自己肯定感は下がります。「言われても仕方ない」と次第に暴言を受け入れてしまうようになる前に、暴言を吐く人からは距離を置くことが大切です。
自己肯定感を高めるためには、生活に密接に結びついている仕事との関係を見直すことも大切です。
自己肯定感が高い人は仕事の面でも充実している傾向があります。
「職場でも堂々としていたい。」
「社会人としてもっと自分らしい仕事ができるようになりたい。」
そう思った時、自己肯定感は自分に大きく影響を与えます。
次の章では仕事に焦点をあてて、自己肯定感を高める方法についてご紹介していきます。
自己肯定感が低い人は、少しのミスに対して深く考えてしまいがちです。
「もうこんな自分は終わりかもしれない。」
そう取り返すことができないことで延々と悩んでしまう。
自己肯定感を高めるにはミスをプラスに捉える必要があります。ミスをしてもそれはその場できちんと反省することで、成長につながるミスだと考えることがポイントです。
成功は失敗がなければ得ることができない。自己肯定感の高い人はそれをよく理解しているのです。
自分のミスで社内の人全員を巻き込んでしまった。
ミスをした時、自分を叱ってくれる人はいるでしょうか?
怒りという行為はとてもエネルギーを使うものです。自己肯定感の低い人は誰かに怒られると、自分の人格を攻撃されたような気分になり、閉じこもったり怒りで自分を守ろうとしてしまいます。
しかし、怒ってくれる人がいるということは、それだけ自分に期待をかけてくれている人がいるということ。
怒られたり叱られたりするということは、自分を否定する感情なのではなく期待だということを忘れないで。
会社という大人の世界ではなかなか自分を認めてくれる存在がいません。
お客様から褒めてもらうことも上司に目をとめてもらうことも、よほどのことがないとなかなかないもの。
「仕事をしている自分の自己肯定感をもっと高めたい。」
そう思ったら小さな成功にご褒美を用意しましょう。朝起きて出勤するのが辛い人は、通勤途中にスマホで映画を観ることを朝起きられた自分へのご褒美にする。嫌なことや緊張する案件をこなしたら好きなスイーツを買って自分を褒め称える。
そんな小さなご褒美を作ることで、自分を自分で認めて上げられるようになります。
自己肯定感が低いと、強く自分を責めてしまいがちです。
「なんでこんなこともできないんだ。」
「また失敗した自分はダメなやつ…。」
自分の悪いところは探せばキリがありません。
欠点ばかり探すのではなく、自己肯定感を高めるためには頑張っている自分に注目してあげることが大切です。自分の褒め方がわからない人は、褒める期間を決めたり紙に自分を褒める言葉を書き出してみたりしましょう。
定期的に自分を褒めることで自然と自己肯定感をあげることができます。
自分を責め続け、自分は価値のない人間だと思い込んで来た人にとって、急にその思いを払拭することはできません。
自分を好きになり自己肯定感を上げるにはゆっくりと時間をかけることが大切です。
自己肯定感の低い人にとって、自分をいじめる行為はごく無意識下で行われるものです。まずはそんな自分を自覚することから始めましょう。ゆっくりで大丈夫。問題は少しずつ解決していきましょう。
自己肯定感を高めるといっても、そこには人それぞれに合った方法があります。恋愛面からアプローチしていくのか、それとも仕事の取り組み方や考え方か。自己肯定感は幼い頃から積み上げられてきた他者の言葉や経験の上で成り立っています。
自己肯定感が低いのは、もともとの性格ではないので、自分の考え方次第でいつでも自己肯定感を高めることができるのです。
自分が自分を愛せるようになるまでには時間がかかることかもしれませんが、ゆっくりと自分を受け入れていくことができるよう自分にあった方法で自己肯定感を高めていきましょう。
自分の人生は自分でコントロールすることができる。自己肯定感が低い人はこの事実を忘れがちです。他人の言うことを聞くのではなく、自分の人生は自由に生きる権利があります。どんな人にも自分や人生を変える力は元から備わっているのです。
自分で自分を痛めつけないとどうしようもなかった。
でも、もうそれもおしまい。
今度は自分で自分を愛してあげましょう。
何事も心の持ち方1つで変えることができます。自己肯定感を高めて充実した人生を作りませんか?
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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