2019.10.25

フェミニストの意味とは?私たちは”男”とか”女”の前に一人の人間だ。

「フェミニズム」を知っていますか?

知っているようで知らない。分かっているつもりだけど、いざ説明しようと思うと難しい。

あなたは「フェミニズム」を知っていますか?

フェミニズムの始まりはフランス18世紀末と言われています。

フランス革命後、「人間と市民の権利宣言」が制定されましたが、それは男性を主眼として明文化されたものでした。

なぜ男性ばかりに権利が認められるのか?それに疑問を感じたところからスタートしています。

フェミニズムとは、女性が”男性と同等の権利を求める”ための社会的な運動だったのです。

しかし時代を経て、フェミニズムの活動が広まる中で、
「女性の権利を主張するもの」ではく、「男女の概念を超えすべての人が垣根なく暮らせる”差別のない社会”を作る運動」
へと解釈が変化していきました。

 

フェミニストの意味とは

それでは、フェミニストとは一体何でしょうか?

男尊女卑が社会的な問題として認知され、フェミニズムという思想が生まれた当時は、「女性の権利」や「男女同権」を主張する活動家のことをフェミニストと呼んでいました。社会の中での女性の役割や立場、主張が認められる可能性が今よりもずっと少ない時代です。

しかし、現代では女性に限らず「差別のない社会」を望む人をフェミニストと呼ぶ風潮が高まっています。性別を意識することなく、だれもが平等に活躍できる社会を望む人のことです。

性別による差が完全に無くなるのは難しいかもしれません。「男性だから」「女性だから」特定の配慮が必要な場面はあるでしょう。しかし、性別を理由に人間としての優劣をつけることはできないのです。

 

フェミニストは男性を敵視している!?

特定のタレントや活動家が強い口調で、女性の権利を主張している。フェミニストと聞いた時に、そんな姿を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。

フェミニストには、「女性の権利を守りたい」という共通した想いがありますが、フェミニストの中でもそれぞれ考え方は細分化されています。

特に女性の権利を守ることに主眼を置き主張していると、男性を敵視しているように聞こえがちです。

フェミニストから言動を受け取る側は、フェミニズムとは何なのかを自分なりに解釈すること。そして、自分以外のフェミニストがどんな想いを持って主張しているのかを意識して聞くことが大切です。

 

誤解してない?フェミニズムの5つの思想

200年以上もの歴史があるフェミニズム。時代の流れとともに、フェミニズムの定義にも変化がありました。現代におけるフェミニズムとは何なのか、フェミニストが持つ思想とはどのようなものなのか、紐解いていきましょう。

また、フェミニズムのゴールはフェミニスト一人一人により主張が異なる部分もあります。もう一度、自分にとってフェミニズムとは何なのか考えるきっかけにしてみてください。

1.性別にとらわれない

近年の「フェミニスト」とは、性別にとらわれない思想を持っています。人生には性別特有の異なるライフステージがありますが、全ての人が社会を形成する一員です。社会をよりよいものにしていくためには、性別以前に地球市民の一人として関わりを持っていくことが大切です。

特に複数の人で形成される地域や会社や学校などのコミュニティーでは、男女の差を感じる場面に多くぶち当たります。性別ではなく、能力によって正しく評価され、だれもが自分の力を発揮できる社会にしていきたいとフェミニストは考えています。

2.人種にとらわれない

フェミニストは、人種にとらわれない思想を持っています。旅行や留学や出張など外国の人と頻繁に交流する時代になり、私たちの日常でも日本語だけでなく色々な国の言葉が聞かれるようになりました。企業によっては社内公用語を英語にするなどの取り組みを行なっている企業もあります。

異なる文化で生まれ育った人が混ざり合う社会は、より多くの違う知識や経験が集まるということにつながります。自分と違った考えだからと敬遠するのではなく、「手を取り合うことでより可能性が広がる」「考えもしなかった新たな発見が生まれる」とフェミニストは考えます。

3.多様性を受け入れる

フェミニストは多様性を受け入れます。他人を尊敬し、自分と違う考えを尊重します。人との違いは外見や、心にも生まれます。その違いは、自分だけのオリジナルの色となって現れます。いろんな色があるから世界は鮮やかで美しいのです。

しかし、”世間の常識”に囚われ、個性を隠して生きなければならない人もいます。フェミニストは、全ての人が好きな服を着て、好きな文化に触れ、自由に生きる社会を望んでいます。

4.他人を尊重する

フェミニストは、他人を尊重します。どんな状況であろうとも人は尊重されるべきであり、自分が望むのと同じように相手にも接することが大切です。この世界は命の連鎖で成り立っています。この地球上に存在している全ての命はとても尊いものです。

人から過小評価を受けたり、意味のないようなものとして扱われたりするようなことがあってはなりません。フェミニストとは、そんな人の命を大切にしていることを行動に移している人です。

5.博愛主義

フェミニストは、博愛主義者です。国や人種や宗教を超えて人を愛することが出来る人です。人と人との境界線は人が作り出したものです。国境や県境など誰もが認識している境目の他にも、目に見えない一部の集落や人の集まりを蔑視する境目などがあります。

境目に関係なく、それ以前に人は同じ地球上に生きている生命体なのです。フェミニストとは、そんな境目を気にしない愛に溢れた人です。

 

 

フェミニストが「怖い・過激」と誤解される理由

あなたはフェミニストにどのようなイメージを持っていますか?「怖い・過激」というイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。

実際に、ニュース番組で取り上げられているフェミニストは過激に報道されていることがあります。しかし、強い信念や想いがあるだけで、受け取る側が誤解をしているだけかもしれません。

1.女性の権利ばかりを主張していると思われている

フェミニストが「怖い・過激」と誤解される理由に、女性の権利ばかりを主張していると思われていることが挙げられます。その昔、女性の権利を訴えて始まったフェミニズムですが、一番の問題は、男女を区別して考えたことです。

確かに、今も女性の権利ばかりを主張している政治家や活動家は存在します。でも、その発言が「一部なのか」それとも「全部においてそうなのか」はよく聞いてみる必要があるでしょう。フェミニストの多くは男女同権、男女差のない社会を求めているだけなのです。

2.男性嫌いだと思われている

フェミニストが「怖い・過激」と誤解される理由に、男嫌いだと思われていることが挙げられます。男性嫌いのフェミニストがいるとすれば、それは「フェミニストであること」と、「男性が嫌いであること」は別の問題と捉えてよいでしょう。さらに、男性嫌いである理由を掘り下げて、無理にフェミニズムと紐付けないように注意が必要です。

世の中は男性女性両方いないと成り立たない。そのため、男性も女性も分け隔てなく尊重される必要があるのです。

3.被害者意識が強すぎると思われている

フェミニストが「怖い・過激」と誤解される理由に、被害者意識が強すぎると思われていることが挙げられます。しかし、フェミニストは「誰が被害者なのか」を訴えているのではありません。社会の仕組みそのものの変革を求め行動しているのです。

女性の権利が認められず、苦しい思いをした経験があることで感情的になってしまう部分があったとしても、決して被害者意識を振りかざしている訳ではないのです。

4.男vs女の過激な運動だと捉えられている

フェミニストが「怖い・過激」と誤解される理由に、男vs女の過激な運動だと捉えられていることが挙げられます。

男女間に比較も戦いもありませんし、また、男女だけの問題でもありません。あるのは多種多様な人が共存したいという志です。フェミニストは人を男女という単純なくくりで区別することを望んでいません。

5.主張が攻撃的だと思われている

フェミニストが「怖い・過激」と誤解される理由に、主張が攻撃的だと思われていることが挙げられます。社会という大きな存在を変えるべく自らの主張を訴えるには、硬い意志や強い信念が必要です。そのため、攻撃的だと捉えられてしまうこともあるのです。

攻撃から生まれるのはさらなる攻撃です。フェミニストは人を攻撃するのではなく、愛することを好みます。

6.ヒステリックで、すぐにキレると思われている

フェミニストが「怖い・過激」と誤解される理由に、ヒステリックで、すぐにキレると思われていることが挙げられます。残念ながら、そういった自称フェミニストも存在します。この場合、なぜその人がヒステリーを起こしたか考える方がいいでしょう。

フェミニストは理想の社会になることを願って時に熱く、活動をしています。

 

日本でもフェミニズムを身近なものに

フェミニズムは誰の中にもあります。

学校や会社などのコミュニティーで感じる小さな違和感があれば、それはフェミニズムの一部かもしれません。

そして、その違和感に意識を向けてみてください。

普段選ぶ言葉や、なにげない行動をとっても、フェミニストであることを意識しながら生活することで大きな変化へと変えていくことが出来ます。

日本では、男性の三歩後ろを歩くのが女性の務めだと言われた時代の名残が今でも残っています。

しかし、時代の流れとともに性別に対する考え方は確実に変化しているのではないでしょうか。

性別や国籍などに囚われず、ただ一人の人間として平等に扱われるのが当然の社会になることを願って、少しだけ意識を変えてみませんか?

 

性差別のない社会へ

男の子なんだから泣かないの!
女の子なんだからお行儀よくしなさい!

幼い頃から、性別ありきで生きてきた。

それが当たり前だと思ってた。

男だから強くなろうと弱音を吐くことをやめ、女だから間違った意見に噛み付いたりしなかった。

でも、大人になった今ならわかる。

男だって悲しい時は思いっきり泣いて、女だって自分の正義のためになりふり構わず戦う。

それでいいんだって。

男とか女とか関係なく、一人の人間として生きていきたい。

 

yossy
yossy
専業ライター。酒場での語らいが大好き(酒場でなくても語らいます)

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