2019.10.04
1日の終わりにふと人生を振り返る。
複雑な人間関係に振り回される日々、やりたくもないことを強制させられる人生、使い捨てにされ続ける自分。
そしてそんな苦しみとは無縁そうな人々に、恨みすら募ってくる毎日。
自分はもう永遠に幸せにはなれない気がする。
そんな時、こんな気持ちにかられることはないですか?
もう無理。生きていることに疲れた。もうこのまま消えたい。
生きているだけで恵まれているなんて、そんな言葉は聞き飽きた。
死にたくはないけれど、生きていたくもない世界。誰のためになんのために生きているのか。
もうこんな人生疲れた。
そんな感情を持ってしまう世界はとても辛いもの。
生きていることに疲れた時は、焦らずに自分の気持ちと向き合ってみましょう。
人の苦しみは多種多様で、自分の痛みを本当に理解してあげられるのは、自分しかいません。
本当は生きていたい。そう思うけれど、もうこの辛い現実から逃げだしたいと思う時。
「感情なんてなくなってしまえばいいのに。」「こんな自分、いっそのこと消えた方がいい…」
そんな風に考えてしまうことがあります。
他人や、今抱えている問題を変えることは、自分を変えることよりも難しいこと。
いっそのこと自分が消えたらすべてがうまくいくように感じる。
未来に希望が持てなくて、楽しいという感情さえどこかに消えてしまった。
消えたい時はすべてのことが色褪せて見えるもの。
たとえ、誰かの好意や差し伸べられた手があったとしても、信頼できずに拒んでしまい、そんな自分にまたイライラして落ち込む。
こういった悪循環から抜け出せない苦しさから、「消えてなくなりたい」という感情が生まれてくるのです。
自ら「死にたい」と思うのは、どうしようもないくらい苦しいから。
「死にたい。いや、いっそ消えたい」と願う自分だって、心のどこかでは生きたいと叫んでいるはず。
そんなことなんか、とっくに気づいている。
それでも、やっぱり現実は辛いもの。
こんな自分いなくなってしまえばいいのに。もういっそのこと消えてしまいたい。
「死にたい」「消えたい」と絶え間なく考えてしまう。気がつけば自分がいなくなった後の世界を考えている毎日。人生に疲れた人は、マイナス思考に支配され、悪い未来しか思い描けなくなってしまいます。
そんな悪循環から抜け出すために、次の章では「死にたい」という気持ちを「生きたい」に変える方法についてご紹介していきます。
全てに疲れた、もう消えたいと願う人は、絶望的になりがちです。ちょっとした他人の言動にも深く傷つき、自分の存在を否定するための材料にしていきます。生きていていいことなんて何もない。世の中嫌な人ばかりだ。そんな感覚に取り憑かれていってしまう恐れがあります。
しかし、人生は変化の連続です。少し環境を変えただけで良い人に出会えたり、自分が心から打ち込みたいと思える素敵なものに出会うこともできます。
「もう消えたい、生きることに疲れた。」そう言って世の中をあきらめてしまうと、せっかくのチャンスや人からの好意を無無駄にしてしまいかねません。
人生に疲れたと感じる人は、全ての原因が自分にあると思いがちです。「自分がダメだからこうなるんだ。」「自分はいるだけで迷惑なのではないか。」そんな自分を責める言葉は、やがて諦めの言葉に変わっていきます。
自分を責めすぎると、自分のことを好きになれなくなったり、好意を寄せてくれる人に嫌悪感を抱くようになります。人の性格や行動には、周囲の環境が大きく影響を及ぼすもの。人はいつだって変わることができます。自分に見切りをつけずに、問題へ真摯に向き合ってみましょう。
死ぬことよりも、今ある現実の方がはるかに地獄。死の苦しみや恐怖は一瞬で終わるから。
そう思っても、やはり死ぬことは怖いものです。恐怖が頭を駆け巡るときは、死ぬことよりも生きる方が楽だと思うようにしてみましょう。
大きな決断には思っている以上のエネルギーが必要になります。エネルギーを使うと当然疲れてしまいます。心が弱っているときは、生きていた方が楽だと思いませんか?
消えたいと思うとき、沈んだ考えに心を囚われているときは、思ったより自分が疲れたと感じている証拠です。
「なんだか毎日疲れた…」「理由はわからないけれど、ずっと憂鬱だ…」このように心身ともに疲れたと感じているときは、どうしても物事を暗く深く考えてしまいがちなものです。人生への疲れはやがて生きていることに意味をみいだせなくなり、消えたいという新たなマイナス思考の要因にもなります。
疲れたという感情は心身からのSOS。疲れや暗い考えに自分が支配されていると気付いたら、しっかり休息をとることが大切です。
「もう疲れた消えたい。」「誰にも会いたくない。」「世の中全員敵だらけだ。」このように人生にひどく疲れたときの「消えたい」という感情は、実は”生きたいの裏返し”なのではないでしょうか?
人は1人では生きていくことができません。他人に助けを求めることや、誰かにそばにいてほしいと願うことは、ごく当たり前のことです。
本当に自分が欲しているものは、消えることではなく、誰かと心から笑いあえる居場所のようなものではないでしょうか?生きてさえいれば可能性は無限大です。いつか自分を理解してくれる人が必ず現れます。
人間は1人で生きていくことができない。ということは、このちっぽけに思える自分という存在も、知らず知らずのうちに誰かに影響を与えているのではないでしょうか?
人生に疲れたと感じる反面、自分もまた疲れた人の役に立っているのかもしれません。自分が何気なく放った一言や行動に、救われた人もいるでしょう。コンビニで物を買うそんな些細なことだって、社会の一員として立派に生きている証です。
もし人生に疲れた、今この瞬間消えてしまってもいいと思ったら、やりたいことを全てやってからにしませんか?
辛い日々の中にいると、欲望も消えていってしまうものですが、心に浮かんだ好きなことや、好きだけれど挑戦できないこと、自分に合っていそうだけど挑戦できていなかったことなど、今こそ実行してみましょう。
「失敗して当たり前」と思えたら、大きいと感じていたその一歩は、とても小さな一歩に感じることができるのではないでしょうか。
人生に疲れたと感じる人は、思い切って仕事を変えてみてはいかがでしょうか?
疲れたと感じる原因は、もしかしたら日々の仕事にあるのかもしれません。そんな感情は自分を変えるチャンスになります。
人生に疲れたと感じる人はこれを機に思い切って転職をしてみるのもいいかもしれません。憧れを感じていたけどできなかった仕事。挑戦してみたかった仕事。
もういっそのこと消えたい。そう思う毎日だからこそ、生き生きと自分が働くことのできる仕事を探してみてはいかがでしょうか?
人生に決まった答えはありません。人は何かと正解を求めてしまいがちですが、あまりに正解を求めすぎると自分の感情や欲望がなくなり、次第に人生に疲れたと感じるようになってしまいます。
誰かの基準や理想、完璧な答えを追い求めるあまり、他人の言葉で心が満たされた気になり自分の意思や芯が消えてしまうのです。そしていつのまにかどんな人生にも満足を得られないようになってしまいます。
人生には正解も間違いもない。だからこそ人は自由なのです。
人生に疲れたと感じた時は、過度に自分を責めたり他人の言葉をそのまま鵜呑みにするのではなく、じっくりと自分の心の声を聞いてあげることが大切です。
人は何歳からでも自分の人生をリセットすることができます。
「あなたにそんなことできっこない。」「いい歳なんだからみっともない。」
そんな世間の声も行動を妨害してくる原因の1つとなります。
こんな声を浴び続ければ、「疲れた」と感じてしまうのも、「もう消えたい」と全てが憂鬱に感じられるのも当然のことです。
成長の対義語は失敗ではありません。成功の逆の言葉は停滞なのです。人生に疲れたと呟く前に行動することが大切です。もがく姿は停滞している姿よりも魅力的に映るもの。傷つくことを恐れるよりも、停滞を恐れましょう。
「いっそのことこんな自分なんかいなければ…」「心底消えたいと思う。」このように人生に疲れたと感じたり、深い悲しみが長く続いてしまうと、人は災いの原因を自分だと思うようになります。
疲れたという感情からマイナス思考に陥ると、挙句の果てには逃れられない苦しみを激しく自分にぶつけてしまうようになります。自分のことが心底憎くなり、自分のことを嫌いになってしまうのです。自分を一番大切にし存在を許してあげられるのは自分自身だけ。
「生きること」とはただ呼吸をすることを指しているのではありません。
人生に疲れた、もう消えたい。そんな苦しみの果てにいても、生きているのです。
本当に死にたい、消えたい。でもなによりも、この寂しさや傷を癒したい。
消えたいという感情の裏側には、強く幸せを望む欲望が隠れています。
人生とは、ただ呼吸をしていれば幸せな暮らしを送れるわけではありません。
そこには苦しみや自分では抱えきれないほどの痛みを伴うこともあります。
しかし人は、踏みつけられればその痛みを知り、成長する生き物です。
痛みを知らない人間よりも、何倍も素晴らしい人間に成長することができます。
そんな自分を愛しいと思えた時、やっと人生の目的が見えるようになるのかもしれません。
消えたい、疲れた。そんな感情も自分の一部。
痛みを味わうこと、自分のいる環境を辛いと思えること。
「こんなこと思ってはいけない」「自分より辛い人はたくさんいる」
そんな風に自分の感情をシャットアウトするのではなく、受け止めることからはじめてみてはいかがでしょうか?
『人生に疲れた、消えたい』から、『生きたい』へ。そう思える日は遠く感じることでしょう。
しかし、自分を愛すれば愛するほど、幸せへの道は近づいてくるものです。
本当の自分と向き合いながら、生きたいと思える毎日へ少しずつ歩んでいきましょう。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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