2019.07.14

「どこでもいいから、浮かれた奴のいないところまで連れてって。」

Ayano

Ayano

タクシーの運転手に1万円札だけ渡して、行けるところまで走ってもらった。

恋人との別れ。告げる方も辛いんだ。

恋人との別れ。

振られた方も辛いけど、振った方も辛いんだ。

別れを選ぶということは簡単ではない。

運命を信じて、付き合って、ずっと一緒にいたいと思って…

付き合うときは、別れることなんて想像してない。

だから辛いんだ。

恋人との別れ、告げる方だってよっぽど辛い。

自分で決断したからには、後戻りすることもできない。

「なんで別れるなんて言っちゃったんだろう」と、「この決断は間違いじゃない。これでいいんだ。」が、交互にくる。

きっとどんな決断をしても、別れたらどこか後悔が残るんだ。

別れを告げて、すぐ心が終わる。

別れを告げてすぐに心が壊れてしまう。

雨が降ったりなんかしたらなおさら、心が疲れてしまう。

相手の泣いている顔を見たら、心が張り裂けそうになる。

相手の傷ついている顔を見たら、心に刺さった針が抜けなくなる。

もう恋なんていいや。しばらく、一人でいいや。

恋に疲れた女のフリして、カッコつけたこと言ったりする。

友達に「大丈夫?寂しくない?」「次に行こう」なんて言われても、「大丈夫。」「しばらく恋愛はいいかな。」なんてカッコつけてしまう。

本当は辛いのに、本当は全然大丈夫なんかじゃないのに。

早く次の恋に落ちて、全部忘れてしまいたいのに。

一人でいいや。一人がいいや。

どこでもいいから、浮かれた奴のいないところまで連れてって。

別れを告げて、タクシーに乗り込んで、行き先なんてどこでもよくて、ただただ猛烈に一人になりたくなる。

カップルが腕組んだり、手を繋いで歩いているところを見たくないや。

幸せそうなカップルを見ると、心が終わるから。

誰かに泣きついたりもしたい。友達に会いたくもなる。

でも一人でいいや。一人がいいや。

今は一人でいい。別れた彼氏と過ごした日々を走馬灯のように思い出して、タクシーの後部座席でひたすら泣いて。

タクシーの運転手に1万円札だけ渡して行けるところまで走ってもらった。

心が空っぽになって、体も空っぽになるほど泣いた。

それでいいんだ。

もう永遠に、別れるのは嫌だ。

失恋は、別れを告げられた側だけじゃない。

別れを告げた側だって、恋を失ったことに変わりはないんだ。

どちらも同じだけ辛いんだ。

人は恋人がいなくても生きていけるのに、わざわざ好きで一緒にいた恋人。

その人を簡単に忘れることなんてできない。

簡単に離れることなんてできない。

その人と離れることを選んだ自分は正しかったのか、不安になる。

もう永遠に、誰かと別れるなんて嫌だ。

毎回毎回、別れが来るのが嫌だから。

それならいっそ、もう大切な人と恋人関係になりたくない。

 

Ayano
Ayano
株式会社DariaMe代表|22歳 バイセクシャル 『生きるという当たり前に真剣に向き合います』

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