2019.06.23
生まれてから、これまで。
何日間、何千時間、何億秒を過ごしてきただろう。
毎日さまざまな壁にぶち当たる。
幸福感に包まれながら生きていたと思ったら、ある日突然不幸の波に飲まれることもある。
苦しくて前が見えない毎日だったのに、ある日突然視界が明るくなることもある。
私たちは、そんな日々を重ねながら、自分の心の中に「後悔」も重ねていく。
あの時ああすればよかった。
今だったらこうするのに。
どうして私は、僕は、もっと上手く出来なかったのだろう。
どんなに悔やんでも過去に戻ることはできない。
分かっているのに、後悔ばかりを募らせながら生きている。
できるのならば、後悔することは出来る限り避けたい。
想定できる後悔とは、なるべく出逢うことなく人生を過ごしたい。
人生に後悔はつきものでしょう?
すべての後悔がなくなることはないって分かってる。
それでも、悔いのない人生を歩みたいと願う気持ちはなくなりません。
どうせ生きるなら、後悔よりもやりきった気持ちを大切にしたい。
私たちは、ふとした瞬間に大きな後悔の念にぶつかることがあります。その当時は一番良いと思って行動していたことが、後になってみると自分でも不思議に思えてならないことも。そんな時には、「どうしてもっと考えなかったんだ」と自責の思いに駆られてしまうものです。
避けられるものは避けながら過ごしたい、後悔の気持ち。私たちが後悔したことを感じる瞬間とは、どんな時に訪れるのでしょうか?ここでは9つの後悔を感じる瞬間をご紹介します。
私たちは、大きな失敗にぶつかった時に後悔を感じることがあります。失敗をする前に「これは失敗するな」と気づいていることってあまりないですよね。事前に気づいていたら、失敗を避けるための行動ができます。いざ失敗にぶつかった時になって初めて、自分の過去の行動や言動を反省するものです。
特に失敗をした時は、気持ちも落ち込みがちです。自分の良くない部分ばかりが目立って感じられます。そして余計に後悔を強く感じるようになるのです。
恋愛は、私たちにとって人生に必要な大きな要素の一つ。その分、うまくいかなかった時や相手との気持ちが通じ合わなかった時には、辛い気持ちや悲しみを強く感じるものです。
中でも、恋人との別れが私たちの心に与える影響はとても大きなもの。
別れた瞬間は悲しみに包まれ、なぜ上手くいかなかったのかと後悔の気持ちに苛まれます。もっと他の付き合い方をしていれば、別れることにはならなかったのではないか。そう考えて、過去の自分の行動を後悔します。
人間関係において、相手の気持ちを考えて自分の意見を主張できないことは多々あるものです。
相手を思いやるばかりに、自分の気持ちを素直に伝えられなかった時には、後から振り返って「どうして素直な思いを言えなかったのだろう」と後悔することがあります。
自分の気持ち全てを素直に伝えるのは難しいことです。話を合わせておいた方が、事を荒立てることなくその場をしのげる場合もあります。しかし、自分の気持ちを抑えたことで結果的に物事が思うように進まなかった時には、後悔が強くなります。
何かを我慢したにもかかわらず、結局上手く物事がいかなかった時も、私たちは後悔の気持ちを抱きます。たとえば、遊ぶのを我慢して猛勉強したのに、結局試験には受からなかった時。友達と遊ぶ予定をずらしてデートの予定を立てたのに、恋人にドタキャンをされた時。私たちは、自分の気持ちを我慢したのにそれが結果に反映されなかった時には、後悔を感じるものです。
「いっそ我慢しなければよかった」とあとで感じる可能性があることについては、「本当にその行動でいいのか?」と予め自分の中で疑ってみることが大切です。
ただ我慢をするのではなく、自分の中で納得した上で我慢をしましょう。
そうすれば、我慢の結果が芳しいものでなかったとしても、自分の選択を後悔することは少なくできます。
私たちにとって、大切な人の存在はとても大きなものです。家族、恋人、気の許せる友人、同僚、先輩、など。大切な人の対象は人それぞれです。
しかし、大切な人であると思っていても、毎日を過ごしていく中で相手を思いやる気持ちを忘れてしまう瞬間があります。忙しくしていて家族との時間を取れなかったり。恋人とのデートの時間を大切にできなかったり。友人に八つ当たりをしてしまったり。
自分に余裕がない時は、大切な人の優しさに甘えて「分かってくれるだろう」と勝手に思ってしまうことがあります。
いざ大切な人が悲しい顔を見せたり、自分のことで辛そうにしている瞬間にぶつかった時に初めて、「どうしてもっと大切にできなかったのだろう」と後悔を感じることがあります。大切な人は、常日頃から大切にしつづけることが重要です。後から気づいても手遅れ、なんてこともあります。
歳を重ねるごとに、付き合いのある友人が変化していったり、昔仲の良かった友人との付き合いが減っていくことがあります。また、自分の状況や環境が変化した時に、ずっと仲良くしていた友人が離れていくこともあります。そんな瞬間に、私たちは友人を失ったことで後悔の気持ちを抱くこともあります。
人と人は、距離が近くなりすぎると、お互いのことをなおざりにしてしまいがちです。友人であっても、雑な対応をしてしまったり、不快にさせることを言ってしまったりすることもあります。
どんなに仲が良い友人であっても、そんなことが続いていれば自然と距離を置かれてしまいます。
いざ友人が離れてしまった後になって、「自分は彼・彼女に対して失礼なことをしてしまった」「大事な友人がいなくなってしまった」と後悔することがあります。
私たちにとって、仕事は人生における重要な一つの要素です。お金を稼ぐためだけに働いている人もいれば、仕事そのものに生きがいを感じている人もいます。しかし、どんな人にとっても、仕事ばかりの毎日が長く続いたあとには後悔が襲ってくることがあります。
仕事に夢中になっているその時には、それ以外のことに目が行きません。自分はとても重要で人生に欠かせない価値をもたらしていると信じてやまない瞬間もあります。それが、ふと周りを見渡した時に「自分には仕事しかなくなってしまった」と感じる瞬間がやってくることもあるのです。
そうなった時にはじめて、自分がこれまで仕事のために犠牲にしてきた存在の大きさに気付き、後悔することがあります。
人間誰しも、健康であることは何よりも重要なことです。健康でなければ、仕事も出来ず、プライベートを楽しむことも出来なくなります。健康があってこその充実した毎日です。
しかし、健康である瞬間にはなかなか「健康の尊さ」には気づかないもの。いざ健康を損なった時になって初めて、「心身ともに健康であることは素晴らしかった」と気づくのです。
健康は決して当たり前ではありません。もし今あなたが健康的な生活を維持できているのであれば、その事実に感謝してください。そして、健康が続くような生活を心がけてください。それだけで無用な後悔を生むことなく日々を過ごすことができます。
一日一日は、とても大切なものです。かけがえのない時間の積み重ねです。しかし、毎日を過ごしている身としては、当たり前に過ぎていく毎日が「代わり映えのしない日々」のように感じられてしまうことがあります。そう感じた瞬間に、私たちは「どうしてこんなにつまらない毎日になってしまったのだろう」と後悔を感じることがあります。
毎日がつまらないと感じる時には、一歩引いて客観的に考えてみてください。
本当に自分の毎日はつまらないのか?つまらないのだとしたら何がつまらないのか?何が変われば面白くなるのか?
そうやって一つ一つを丁寧に考えていくことで、つまらない毎日を変えていったり、その有難みに気づくことができたりするのです。
悔いのない人生は、絶対に存在しない。
人生には後悔がつきもので、私たちは大きな後悔かた小さな後悔まで、色んな悔しさと共に生きている。
でも、後悔するのは決して悪いことじゃない。
だって後悔しないと、次に進むことができないでしょう?
後悔があるからこそ、私たちはより良い未来を過ごすための方法を考えられるでしょう?
人には、失敗の数だけ後悔がある。
そして、後悔の数だけ未来がある。
後悔を悪者にせず、後悔に感謝すればいい。
失敗したって、別にいい。
そりゃ失敗したら苦しくもなるし、辛くもなるし、泣きたくもなる。
そしたら素直に、苦しくて辛いと叫べばいい。たくさん泣けばいい。
その時間こそが、私たちをまた強くしてくれる。
失敗して、後悔できるから、また一歩先が見える。
次はどうしよう?と未来に目を向けることができる。
人生が終わるのは、まだまだずっと先のこと。
一番最後、命が終わるその瞬間。
なんて思いたくないじゃない?
だったら、今のうちに後悔しまくろう。人生が終わる前に、たくさん後悔しまくって、後悔の先を見つけにいこう。
命が終わるその瞬間。
そう笑って言い切れるくらいに、人生の実験を繰り返し続けよう。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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