2019.06.18

いつも気づくのは少しだけ遅い。最後に一度だけ「好き」だと伝えたい。

あーやん。

あーやん

いつだって、気づくのは少しだけ遅くて。時計の針が左回りに回ることを願ってしまう。

いつも少しだけ…

いつも少しだけ、伝えるのが遅かった。

いつも少しだけ、気づくのが遅かった。

失ってから気づく。本当に大切だった人。

「お願い、帰ってきて…」

「もう一度だけ、私のことを愛して。」

そんなわがまま並べては、自分の中で掻き消してきた。

浮気した過去も、浮気された過去も。

帳消しにすることはできなくて、お互いの溝は深まっていくばかり。

お互いの心に空いた穴は、他の誰かが埋めていく。

LINEしてはいけない。

電話してはいけない。

会いに行ってはいけない。

そんなこと言われたって、できるはずない。

「好きだ」って感情は、そんな簡単に消えるものじゃない。

日常から消えていく。少し先の未来にあなたはいない。

彼の明日に、私がいない。

私の明日に、彼がいない。

突然失ったものは、また突然現れるはずもなくて。

日常から少しずつ消えていく。彼の残像が今でも見える。

目を閉じたら彼の声が聞こえて、彼の笑顔が見える。

あの笑顔が好きだった。ふざけて笑わせてくれるところも好きだった。

低くて掠れた声で「好きだよ」って言われるのが好きだった。

厚い胸板に頭を乗せて腕枕されて寝る夜が好きだった。

私の明日にあなたがいない。

もう永遠に帰ってこない。

気づいた瞬間、心の中で何かが壊れた音がした。

誰よりも愛しているから。

誰よりも愛しているから、あなたがいなくなっても生きていく。

あなたが心配しなくてもいいように、私は少しだけ大人になる。

あなたが不安にならなくていいように、私の香水を置いていってあげる。

あなたが私を早く忘れられるように、私は笑っていてあげる。

 

また寂しくなったら、戻ってきたらいい。

嘘。

早く寂しくなって、戻ってきてほしい。

私がいなくなった悲しみに溺れて、壊れてほしい。

一緒にいても、離れても、苦しいなんて…

一緒にいることがこんなに苦しいなんて。

これはもう、恋愛じゃない。

離れることがこんなに苦しいなんて。

これはもう、恋愛じゃない。

浮気も見て見ぬフリした。

携帯を見たら苦しくなることがわかっているから、携帯は絶対に見なかった。

会っていない時間、あなたがどこで何しているか気になっても聞かなかった。

SNSに乗せていた動画。聞こえる微かな女性の声。言及することが怖かった。

問い詰めたらボロが出る。

彼の口から「浮気してる」なんて聞くことは耐えられない。

昔から、こういうことには弱いんだ。

愛されていない事実を受け止めることが、できないんだ。

この先ずっと一緒にいても苦しい。

この先離れていくのも苦しい。

どこに進んでも、苦しいことに変わりないのね。

いつも気づくのは少しだけ遅いみたいだ。

あーやん。
あーやん
株式会社DariaMe代表|21歳 元精神疾患 バイセクシャル 『生きるという当たり前に真剣に向き合います』

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