2019.06.08

「辛いのはあなただけじゃない」=「死ね」に聞こえる世界

ぼんちゃ

ぼんちゃ

うつを経験して、この言葉の重みを知った。

「辛いのはあなただけじゃない。」

人の気持ちを考えたこと、ある?

いつも自分のことばっかりじゃん。

どうして悲劇のヒロインをやめられないの?

私だって、俺だって、辛いんだよ?

分かってる。

分かってる分かってる分かってる分かってる。

ごめんなさい。

辛いのは、私だけじゃないんだよね。

みんなだって、苦しい中でもがいて必死に生きているんだよね。

それなのに、「死にたい」なんて言ってごめんなさい。

「もう無理」なんて叫んでごめんなさい。

あなたにも、みんなにも、迷惑ばかりかけてごめんなさい。

私だけじゃないのに…。

私ばかり苦しいフリをして、ごめんなさい。

人の気持ちを考えろと言われるたびに、自分を責める。

私は、本当に苦しいのか。

病気なんて言ってるだけで、ただの甘えじゃないのか。

みんなは頑張ってるんだから、私だってまだ出来るんじゃないのか。

パニックだって、止められるんじゃないのか。

電車だって、乗れるんじゃないのか。

「死にたい」なんて、嘘なんじゃないのか。

そう問うては、自分を責める。

きっと私は、甘えているんだ、と。

生まれて、生きてしまって、ごめんなさい。

こんなに甘えている自分は、きっとこの世に要らない存在だと思う。

そして、生まれたことを後悔する。

悔やんでも悔やみきれなくて、自分を叩く。

力の入らない握りこぶしで、必死に叩く。

誰にも聞こえない場所で、静かに涙を流しながら、つぶやく。

生まれてきて、ごめんなさい。

生きていて、ごめんなさい。

本当は消えたいです。

でも、消え方も分からなくて、ごめんなさい。

この世のすべてに土下座をしたい気持ちで。

次第に嗚咽は大きくなって。

周囲にバレて、また困らせる。

一人で解消できなくて、ごめんなさい。

うつに蝕まれると、「死ね」に聞こえるの。

私は、不安障害だ。うつ病とも言われた。躁うつ病とも言われた。

診断名は病気と付き合っているうちに変化していく。

でも、一貫して付き合っている、「うつ症状」。

うつに蝕まれる時、多分私は正常な判断が出来なくなっている。

パニックを引き起こす時は、他人に迷惑をかけたくない気持ちが大きくなって、結果症状は悪化する。

そして、この病気になってから、度々言われたことがある。

「自分だけが辛いと思わないで」

そりゃそうだ。

辛いのは、私だけじゃない。

あなただってきっと辛い。
こんな私の姿を見て、どう対処すればいいのかも分からず、途方に暮れることもあるだろう。

ごめんなさい。私も、本当は自分の「辛い」を主張したくはない。

でも、「辛い」と叫ぶことが許されない時、私に残されるのは、この世から消えることだけだ。

私が今過ごしている世界。

ここは、「辛いのはあなただけじゃない」=「死ね」に聞こえる世界だ。

「あなたが辛ければ、辛いと叫んでいい。」

たとえば、私が誰かに「死にたい」と言われたら。

私はきっと、共感をする。

たとえば、私が誰かに「苦しい」と言われたら。

「苦しい」の膿を出し切ろうと提案する。

たとえば、私が誰かに「辛い」と言われたら。

好きなだけ「辛い」と叫ぼうと伝える。

私は、今も生きながら、苦しい。しんどい。辛い。

でも、生きている。

「辛いなあ」と叫びながら、生きている。

「辛いなあ」と叫べるから、生きていられる。

あなたも、「辛い」と叫んでいい。

大丈夫。

私たちは、辛いと言って、泣けばいい。

ぼんちゃ
ぼんちゃ
人生について思考することが大好きな20代ウーマン。 モットーは「素直に生きる」こと。 Daria Meでは、人生やメンタリティに関する記事をメインに書いています。

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