2019.06.01
同世代。20代諸君よ。
なぜそんなにも、つまらなさそうに生きているのだ。
「もうオバサンだから」
「もう歳取ったから」
「もう若くないから」
何度こんなセリフを聞いただろうか。
誰かが誕生日を迎えるたびに、「私たちも歳を取ったね」と誰かが言う。
待って待って。
私、現在25歳。
まだまだバリバリ若いと思っているんだけど。
寿命を全うできたなら、あと60年近くは生きるであろうこの命。
こんなに序盤で、もう賞味期限切れですか?
学生時代から、不思議に思っていることがあった。
高校生になれば、中学の同級生は「中学は楽しかった」と言う。
大学生になれば、高校の同級生は「高校は楽しかった」と言う。
社会人になれば、大学の頃の友人は「大学時代は良かった」と言う。
単純に疑問なんだけど、どうしていつも過去を見つめているのだろう?
どんなに楽しかった時間があったとしても、その時に戻ることはない。
過去を美化しつづけて振り返っていても、今が変わることはない。
過去を生きている人の姿って、全然美しくない。
歳を重ねるごとに、「もう若くないから」の一言で色んなことを諦めている人も見るようになった。
自分のやりたいこと。
仕事以外の時間を充実させること。
お酒以外で楽しいことを見つけること。
自分の心をワクワクさせること。
「夢を見よう」なんて、大きなことを言うつもりはさらさらない。
でも、毎日にワクワクできないって、最悪じゃない?
自分にワクワクできないって、自分に対して失礼じゃない?
そもそも、人生の賞味期限を迎えちゃってる時点で、もう人生終わっちゃうじゃん。
そりゃ生きてれば、色んな責任感とかやらなきゃいけないこととか、重くのしかかってくる瞬間だってある。
「自分の思うようになんて生きられない」って、言いたくなる気持ちだって分かる。
でも、それを言ったらもう人生が美味しくなることは、二度とないよね。
だって、自分で「不味くても良い」って言ってるんだもん。
自分で賞味期限切れってことを認めちゃってるんだもん。
そんなの、美味しいわけがない。
そんな人生、私は食べたくない。
私の人生?
25歳現在、今もなおめちゃくちゃ美味しいよ。
高校生の頃よりも、ずっとワクワクしている。
大学生の頃よりも、さらに現実味を帯びている。
いつまで続くんだろうって、ハラハラもしている。
だって、自分の人生って、一生をかけて味わうフルコースメニューでしょ?
私は、私の人生の、たった一人のシェフ。
どんどん美味しくしていかなきゃ。
どんどん味に深みを持たせなきゃ。
どんどん彩りを加えなきゃ。
自分の人生くらい、美味しく仕上げないと。
賞味期限切れを迎えるのなんて、まだまだずっと先。
私は一生、美味しい女として生きていくよ。
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